2017年2月号
表紙は、『うらら迷路帖』より、千矢さん&くろう!
持っているのは弓始めの弓でしょうか、ちょっぴり新年ムード。
そして来年より、ついにアニメ放映開始! 楽しみです!!
今月の「すごい世界で賞」は、『桜Trick』より、しずく&コトネ!
ついに、コトネさんが父上に・・・?
まず、空さんとの結婚はできないことを、父上に伝えたコトネさん。
しかし、空さんの性別の話ではなく、しずくさんとの関係をはっきりと
カミングアウトしたことに驚かされました。(切り出したのはしずくさんですが)
空さんの性別について語ってしまえば、女性同士だからダメということになる。
それでは、しずくさんとの関係まで否定してしまうため、あえて茨の道を突き進む
決意を固めたという点に、感服せざるを得ませんでしたね。
父上の「何が何だか分からないのだが・・・」という反応は、いわば普通のもの。
一般常識的にはそうなるのが当然でしょうけど、それでも否定したりしない所は、
なかなか立派な父上なのではないでしょうかね? 混乱はしてましたけど(^^;
それにしても、女性同士の結婚という課題が見えてきた本作品。
どう描かれてゆくのか・・・ 楽しみかもしれません。
【新作登場!】
●アーケードバトラーカケル (清瀬赤目 先生)
ゲームセンターのゲームをやったら、女の子になっちゃった!?
新作アーケードをプレイしに来た男子大学生・カケルくん。
しかし、そのゲームを始めた途端、体が吸い込まれ・・・と始まるお話。
ゲーム世界へ入り込んでしまったカケルくんが目覚めると、
そこには、ニナさんとミヤビさんという2人の少女が。
彼女たちも、カケルくん同様にゲームへ吸い込まれて困惑中・・・
の割には、着せ替えを楽しんだりしていて、馴染んでいる様子(^^;
可愛い洋服を手に入れて、それ着て楽しむゲームのようで、“女の子”向けっぽい。
でも、カケルくんは「拳を燃やすような・・・熱い男のゲーム」がしたいらしく、
女の子になったうえに、着せ替えを楽しむゲームには不満げ。
でしたけど、どうやら敵も出現するようで、着せ替えゲームなのに武闘派なのが
面白かったりでしたね(´▽`;) この少年漫画っぽいノリ、珍しいかも。
さらに、ニナさんやミヤビさんも、“女の子”というわけではないようで、
そのあたりのキャラクター性も、面白味になっていました。
本当は男性なのに、可愛い服を着るのが夢だったとか、しぐさが可愛いとか・・・
などなど、オシャレを楽しむ着せ替え要素と、熱血バトル要素の融合した4コマ作品。
しかもTS(性別転換)まで加わって、尖った内容になっている所が興味深い。
ゆえに、つづきに期待大です!
【12月27日、コミックス3巻・発売!】
●ビビッド・モンスターズ・クロニクル (キキ 先生)
ギルドバトルつづき!
最終試合は、ボスに多くのダメージを与えた方が勝ちになるため、
両ギルドとも気合入ってますが、対戦相手が、わこさんたち「スーパー☆ノヴァ」!
でも、わこさんがじょそ天さんを知らないため、「あんたは誰よ!!?」状態で笑!
そして、チェリムさんの指南により、死なないことを優先する戦い方へ。
攻撃よりも死なないようにすることが大事というのは、別にやさしさではなく、
1人やられれば、集中攻撃によって一気に崩壊させられる恐れがあるため。
そこで、じょそ天さんに攻撃を任せるものの、武器を忘れて鉄拳で戦っているし(^^;
また、キャロさんが攻撃魔法をかけますけど、そのスキにやられていれば世話なし!
そんな風に苦戦しつつも、チェリムさんの的確な指示で立て直し、ようやく安定化。
そこからビビモン投入タイムへ突入すると、「キャロライン親衛隊」の独壇場!?
いや、これは納得(´▽`;) あのビビモンがいましたね~。
ボンさんたちの切り札が、ついに本領発揮! 豪快!爽快!痛快の大活躍でした。
結果、順位が上がり、報酬がけっこうなものになっていたのが、ほくほく感。
「スーパー☆ノヴァ」というか、わこさんには気の毒でしたけど!
けれど、ギルドの人数集めのために参加したじょそ天さん、再び風となったのは驚き。
気の向くままに・・・といった感じでしょうか、面白い人だけど、つかめませんね~。
でも、そこが魅力なのかな、レベルも高いし(ォィ
などなど、ギルドバトルが盛り上がりつつ、愉快だった今回。
いかにもゲームらしい攻防と、切り札による爽快感が良い感じでありました。
そんなこんなで、コミックス3巻を待ちながら、今後も楽しみです!
【最終回!】
●音無さんは破壊神! (ちゅー太 先生)
コミックス2巻は、1月27日発売! ・・・ですが、最終回!!
最後は、ついに神となってしまった音無さん。
神様の家で目覚め、慌てて登校するなど、生活もだいぶ様変わりしているようで・・・
すずさんとやしろさんは、一緒に登校しようと待っているものの、
音無さんは忙しい身らしく、なかなか時間が合わないようで、すれ違いが多いとか。
そんな日常が当たり前になりつつある所は、妙に面白かったですね。
それにしても、元神様。
名前はあるようですが、それが明かされることなく、知っているのは天使さんだけ。
そのことに、やしろさんは何か思い当たることがあったのは気になりますね、何だろう。
そして、音無さんが神様になったことを、多くの人が知っていたのは笑!
そのことを、クラスメイトがあっさり受け入れているのも可笑しかった(^^;
また、元神様と天使さんが先生と再会して、なごやかな食事をしていたのはよかった。
はじめ地球を破壊しようとしていた元神様も、何かを感じていたのではないでしょうか。
しかし、神様になった音無さんには、やることがいっぱいあって、
そのため、すずさんたちとしばらく会えなくなってしまうという展開は、寂しかった。
と言いますか、普通の女の子だった音無さんが、力を得てしまうまではともかく、
そこから神様にまでなる物語というのは、私にとっては予想外でしたね~。
日常へ戻ってゆく話になるかと思っていましたから。
でも、最後はちょっとした日常への帰還を感じさせるシメで、安心感ありました。
などなど、破壊の力を得た少女が、やがて神になるまでの物語。
きらら系にしては「破壊」という要素が珍しいというか、尖った感ありましたけど、
そこをコミカルに融和させていたのが、面白味になっていましたね。
私は好き作品でしたし、1月27日発売のコミックス完結2巻も待ち遠しい。
そして、ちゅー太先生の次回作に期待しつつ・・・ 楽しませていただきましたー!
【ゲスト作品】
●はねいろ after-school! (なし蔦 先生)
アトリエの少女たち。
「はねのみやアトリエ」へやって来た、高校2年生の風乃さん。
しかし、そこはまるでカフェのようで、2人の少女がお茶してますが・・・
と始まるお話。
一応、カフェではなくアトリエで、蓬さんと鈴芽さんの2人も生徒さん。
先生もいて、風乃さんもきちんと説明を受けています。
デザイン系の学校の実技試験の対策をする画塾が、「はねのみやアトリエ」。
風乃さんも、美大を目指しているらしく、好きな絵を描いていた人が、
ここに通って美大へ行ったことが理由とのことで、なかなか微笑ましかったり。
蓬&鈴芽さんは、まったりお茶ばかりで、緩い雰囲気になっているのは面白い。
はたしてここで風乃さんは、美大へ行く勉強ができるのか?
3回連続掲載とのことで、楽しみです!
●きのあす日和 (まえじま 先生)
しっかり少女と、ものぐさ女性の関係は・・・?
寝ている希乃さん、小学生の根古田明日さんに起こされています。
働いているようですが、どう見ても明日さんの方がしっかり者で、
大人と子供の関係が逆転しているような2人。
そんな希乃さんと明日さん、2人の交流と生活が描かれます。
同居しているようですが、一体どのような関係なのか気になりますね。
というのも、まるで夫婦のように、お出かけのキスをしたり、
お風呂に一緒に入ったり、いわゆる「おねロリ」な関係が目立ちます。
また、学校では明日さんが「お嫁さん部」に入っていて、友達と交流する様子が
可愛らしく面白かったりと、その生活模様が穏やかに楽しい内容になっています。
まえじま先生の作風は、前作でも感じましたが、この穏やかな空気の中での
人と人とのやりとりに雰囲気があって、そこが魅力になっているように思えます。
なので、そのあたりに注目しつつ、つづきに期待したい所です!
【その他】
●うらら迷路帖 (はりかも 先生)
コミックス4巻は、1月発売! そんな今回、合同合宿。
八番占試験に向けての修行がおこなわれる合宿で、占力アップをはかる一同。
修行メニューをこなせなかったら、師匠が解雇というのは笑いましたが(^^;
そして、厳しい修行をこなす皆の様子が面白おかしかった・・・のですが、
他の面々が成果を上げる中、千矢さんだけは変わらずで、悩んでいたのが切ない。
そこで、臣さんが「夢さぐりの術」で、千矢さん向上のためのヒントを探ろうと
してますけど、その方法がふしだら(?)すぎて、一体どーなってしまうのか!?
また、先月号に引き続き、はなこ先生によるアニメ制作現場レポートも。
監督のお仕事、そして作品に対する真摯な姿勢をうかがえて興味深かったですね。
アニメ放映、楽しみです!
●ななつ神オンリー! (うちのまいこ 先生)
さっそく、ファーストシングルCDを売りに出す神様たち。
布袋さんの持つノルンのCDを参考にジャケットを作ってますが、布袋さんの
ノルン愛が深すぎて、とくにセンターであるヴェルダンディーについて語る所は
熱かった(´▽`;) いかにもなアイドルオタクっぽさが可笑しかったですね。
そして、路上ライブで売ることになるものの、想定していたよりも人が来ず困惑。
けれど歌を歌って、頑張る神様たちの可愛らしさは、プライスレスでしたよ!
布袋さん感激のゲストさんもやって来ましたが、この下積み感覚、面白いです。
●ラストピア (そと 先生)
医者のレミさん、実は記憶が戻っている・・・?
レミさんも島の外の人で、最近まで記憶がなかったらしいのですが、
それを取り戻せたというのは、リッタさんにとっても驚きの情報。
ただ、記憶が消えた理由も、戻った理由もわからないとのことで・・・
それでも、レミさんが記憶を取り戻したのは、もしかすると悲しい記憶を
思い出しても大丈夫なくらいになったから、ということなのかもしれないと
感じさせる内容でしたね。
つまり、現在記憶をなくしている人たちは、悲しい記憶を持っていて、
それを受け入れられるまで思い出せない場所が、この島なのではないか?
なんて考えたのですが、さて。
●魔王城のお姫様 (上下 先生)
魔王開催のパーティ!?
ついに魔王と面会が果たせるのか? という展開が気になる所でしたが、
魔王と直接会えるのは、ハルベル様ほか限られた者だけらしく、
ジーナたちも会えていないとは、意外でした。
そして、パーティでは、メルルさんは演劇をすることになるのですが、
そこでどさくさに魔王の顔を見ようと企んでいたのが、また悪い癖で(^^;
意外なものを見たようなメルルさんでしたけど、一体何を見たのでしょうね?
何だかんだで楽しいパーティの後、迫る影も気になります!
●広がる地図とホウキ星 (描く調子 先生)
今回、クエストにチャレンジするリンさんたち。
その前に、雷魔法を使うヴェリさんと仲良くなっていましたが、
彼女、雷魔法を使うと性格が変わるという個性派で、強気と弱気の落差が激しい。
しかも、褒められるとチョロイ所も可笑しかったですね~。
そして、リンさんとゼルダさんにヴェリさんと加えた3人で「クエスト」挑戦。
街の美化運動で、3人それぞれの魔法が役立つ展開が楽しいものでした!
いつか最高難易度の「千年竜の鱗の採集」にも、参加できるのでしょうかね?