2016年9月号
表紙は、『うらら迷路帖』より、千矢&小梅!
水着姿でスイーツに囲まれた光景が、素敵んぐです。
まさに「ごちそうSUMMER」!
今月の「あと3回で賞」は、『幸腹グラフィティ』!
コミックス7巻は、9月発売! ・・・ですが、あと3回で最終回!?
そんな今回、ついに受験結果の発表のとき。
それぞれの受験番号が「89」「29」「55」ということで、
「やきにくごーごー」とは、これいかに(^^;
結果を待つ緊張感も、「にく」のおかげで妙にコミカルでしたけど、
リョウさんたちにとっては、一大事ですからね、お疲れさまでした。
その後、焼き肉ゴーゴーだったわけですけども、美味しそうだったのは良いとして、
笑顔だった3人の会話が、やがて涙へつながってゆく流れには、しみじみ・・・
「2人がいない生活」が待っている。
その寂しさが伝わってくる3人の表情と言葉が、心に響きましたね。
それでも、間違いなく3人の絆は本物だと確信できますし、何も心配はないだろうと
感じられるラストが良いですね~。 あと2回、寂しいけれど、楽しみです!
【新連載!】
●お願い!ロイヤルニート (ちろり 先生)
お嬢様ニート集団と、共に暮らすことになった少女と・・・
お嬢様の集う七ツ星女学園へ入学した、田中ほたるさん。
しかし彼女はお嬢様ではないため、学費に苦しんでいる様子。
そこで、ある条件により、ロイヤルニートなる少女たちと暮らすことになりますが・・・
といったお話。
ロイヤルニートと呼ばれる少女たちは、いわば学園の問題児。
寮にこもって暮らしていて、不登校を決め込んでいるのだとか。
ロイヤルニートは、いずれも屈指のお嬢様ばかり。
金剛桜花さんは、財界に名をとどろかせる金剛グループのご令嬢。
平珊瑚さんは、有名な不動産会社のご令嬢。
源瑠璃子さんは、名の知れた呉服屋のご令嬢。
そんな3人は、はじめ田中さんを「学園の回し者」と拒絶するのですが、
お腹を空かせて倒れた田中さんを介抱しつつ、話をするうちに、
まず金剛さんがほだされ、平さんも面白がって、何だかんだで一緒に暮らすことに。
そして学費で苦しむ田中さんは、金剛さんを登校させることで、学費免除になるという立場。
なので、金剛さんとの関係が気になりつつ、面白味になりそうですね。
田中さん、金剛さんをはじめ、個性的かつ可愛らしいキャラクターぞろい。
源さんだけは、まだ田中さんを認めていないようですし、さらにもう1人、誰かいるようで、
何やら楽し気な予感。
『箱庭になたぼっこ』のちろり先生による新作ということもありますし、
連載スタート、期待です!
【ゲスト作品】
●広がる地図とホウキ星 (描く調子 先生)
魔法使いの修行をするため、旅立つ少女のお話。
リンさんは、立派な魔法使いになるため、魔法学校に通うことになった少女。
両親に別れを告げ、バスに乗って旅立つことに・・・
と始まったお話。
リンさんは一応、ホウキに乗って飛ぶこともできるようですが、
長距離の場合は、バスなどを使うというあたり、何となく現実感あるかも(^^;
とはいえ、見送ってくれる人々に、挨拶するため、飛んでメッセージを送るなど、
魔法使いらしいところも見せてくれて、なかなか楽しかったりもします。
燃料漏れしたバスの運行を手伝ったり、運休した渡し船の代わりに荷物を届けたり、
途中で様々なトラブルに巻き込まれつつも、魔法の力で一生懸命お手伝い。
そうした様子が、けなげで微笑ましい光景でありました。
全体的に、のどかな印象を受ける作風で、なおかつ出会う人々もどこか温かく、
ファンタジーな雰囲気に包まれた本作品に、魅力を感じます。
描く調子先生は、某艦ゲームの創作で知った方なのですが、その作品世界は素晴らしく、
毎回感激させられっぱなしで、期待の作家先生でありますので、連続ゲスト、大いに期待です!
【最終回!】
●かんきつパンチ! (しぐれうい 先生)
入れ替わり姉妹の物語も・・・ 最終回!
ついに、柚さんが成仏してしまう!?
といった展開で迎えた最終回ですが、一同は成仏を阻止すべく行動する様子・・・?
蛍さん、実桜さん、すずさんと、張り切って成仏阻止を宣言してますが、
何やら柚子さんにクイズを出して、しかも姉の蜜柑さんと一緒に解くよう伝えています。
そこで問題を確かめてみると、それは英単語の穴埋めで、“アイドマの法則”をもじって、
“アイサスの法則”なるものを書かせる内容。
それを姉妹で解く、蜜柑さんと柚さん。
そして出た答えに導かれるままに、部屋へ入ると、そこには待ち受けていた3人が・・・
そこでは、柚さんのための送別会の準備がされていて、柚さんを見送る心構えが
感じられる様子に、少ししみじみとしちゃいましたね。
柚さんもそれを感じて涙を見せたり、湿っぽい雰囲気になりつつも、
それでも前向きな姿勢をみせる柚さんが、素敵でありました。
それから、姉妹の別れ。
蜜柑さんと柚さん、不思議な関係になった双子でしたけど、その絆は強いもの。
きっと生まれ変わった柚さんを見つけられると、確信する蜜柑さんの心が、響きました。
ラスト、教室を出て、帰って来ただけの蜜柑さん。
もう、そこに柚さんはいないのに、笑顔で迎える3人と、涙ではれた目で笑みを浮かべる
蜜柑さんの姿が、たまらなくよかったですよ!
正直、成仏は先のことだと思っていたので、こうした最期を迎えるとは、感慨深いものを
感じずにいられませんでした。
本作は、デザイン科を舞台に、幽霊となった双子の妹に身体を貸す少女と、
友人となった3人の少女が、面白おかしくデザインの授業を受ける風景が楽しかったですね。
私としては、キャラクターもそれぞれ魅力的だったと感じていたのですが、
コミックスが出ないようで残念・・・ それでも、しぐれうい先生の次回作に期待しつつ、
楽しませていただきましたー!
【その他】
●うらら迷路帖 (はりかも 先生)
「大島&塩沢の迷路町案内」第1回、人物紹介が載っています。
そんな今回、花占いの授業・・・なのですが、論文を読んでからでないと
授業が始まらないという鬼っぷり(´▽`;) でも、紺&臣さんに称賛されて、
ごきげんとなった先生が、授業を開始していたのは、愉快でしたね。
椿先生が披露したのは、相性占い。
先生とノノさんは相性抜群で、先生がノノさんを嫁に迎えようとしていて笑!
小梅さんと臣さんも、なかなかの友情運でしたが、千矢さんと紺さんは意外にも相性悪し!?
といった風に、それぞれの相性占いが面白かった今回。
千矢&紺が占いの結果を気にして、ギクシャクしてしまったものの、この2人なら大丈夫と
思わせる仲良しっぷりがよかったですね~。 異質だからこそ、通じ合う関係なのでしょう。
●桜Trick (タチ 先生)
今回は、美月さんと理奈さんの話。
大学にて、キャンパスライフを満喫する2人に、話しかけてきたのは空先輩。
空先輩は絵画で賞をとったことがあるらしく、美月さんにヌードデッサンを
頼もうとしてますが、すかさず理奈さんが阻止していて笑!
そして話は、空先輩がフラれた話になってましたけど、相手が男性女性どちらか
気になるのは理奈さんだけではないはず(^^;
美月さんもフラれたことを思い出しつつも、今平気なのは、里奈さんがいるから?
なんて流れに、新しい関係の予感が湧き上がってくる楽しさがありました。
さらに今回の“キス”が、これまたシャレていて、甘酸っぱい素敵さでしたね~。
●しましまライオン (はなこ 先生)
なぜ、いおんさんがまこさんを狙い続けるのか・・・
その真相が明らかになる今回でしたが、りんさんが神への反逆のため、
全裸ですごしていたのは、ぜひとも全員に推奨したい所ですね(ォィ
「動物は服なんか必要ない」 そう、その通り!(ォィ
そして、学校で熱を出してしまったいおんさんを、介抱するまこさん。
そこから、なぜ、いおんさんはまこさんを追いかけるのか、という話になり、
りんさんが真相を知っているらしいのですが・・・
なるほど、動物時代にそんなことがあったのですね~。
つまり食糧ではなく、仲良くなりたいことが大きな動機だったのは、微笑ましい。
それにしても、39ページラスト2コマ、まこさんの表情変化、良いですね。
●ビビッド・モンスターズ・クロニクル (キキ 先生)
今回、佐藤さんと光理さんと千絵理さんで、リアルお出かけ!
隣町のアニメショップへ行きたい佐藤さんですが、お出かけのハードルが高くて尻込み。
そこで、光理さんが一緒に行こうと誘うのですが、やはり中学生女子だけでは不安。
ということで、千絵理さんを伴って行くことになるのですが・・・
一方で、ボン&あんこは2人でゲーム世界。
そこでジョブについての解説がありつつ、ボンさんの今後の方向性が気になる内容でした。
しかし魔法剣士って、そんなに中途半端なんだ・・・ あんこさん( ノД`)
それにしても、相手がチェリムさんと知らないとはいえ、千絵理さんに敬語な佐藤さんが
何となく面白かったり、それでいて結構、距離を縮めていたりと、楽しかったですね。
ところが、ここで大変なことになってしまい・・・ どうなることか、次回が楽しみです!
●音無さんは破壊神! (ちゅー太 先生)
文化祭でやる演劇の練習をする一同でしたが・・・
「白雪姫」の魔女役になったやしろさん、悩みつつもノリノリで可笑しかったり(^^;
さらに、音無さんはキノコ幼女、すずさんは魔女四天王の1人・爆炎のヴァルヴァレヴィーア
というオリジナルキャラになっていたのが愉快! なんだ四天王って!
しかし、まさか神&天使が、白雪姫と王子様役とは驚き。
でしたけど、マイペースで破天荒な2人には重荷だったようで、急きょ代役を立てていたのは笑!
代役は、音無さんとすずさんでしたが、おかげで四天王が三銃士になっていたのに大笑いでした!
そして、終始やしろさんが気にしていた音無さんの「やる気」。
何だかとんでもない感じでしたが、文化祭で何かが起きる前触れだったりするのでしょうか。
神様も気にしているようですし、不安を覚えつつも、楽しみです!