展覧会場・国連ビル 入り口・平和を象徴したピストル
ニューヨークの国連でマーク エドワードの写真展 HARD RAIN(激し
い雨)が6月12日まで開催されている。
同じく本も出版され、60年代ヒットした社会派・ボッブ ディラン(Bob
Dylan)の詩と共にめくるページは40年前、放射能の危険を歌ったその
ときの言葉が現実となって飛び込んでくる。
この展覧会は写真家当人が各国の首相にメールを出し、その結果
主な市長、ビジネスやユニオンの指導者から反応があり、実現した。
地球破壊は何処かの国で起こっている、お気の毒な遠い問題では
なくなった。我々の日常の暮らしに押し寄せ、我々人間が破壊してい
ることを警鐘している。
自然には勝てないが災害の多くは人間が作っている。世の中を変
えるには勇気がいる。その危機感も背に火がつかないと行動に移ら
ないのが大衆真理かも知れない。
ーそのとき人間が立ち上がったーという事が近いうちに起こるように
皆と一緒に祈らずにはいられない。問題提起の時代は終り、行動す
る、皆で立ち上がるときが来ている。
精神が崩れるとき国もつぶれる。そのことは歴史が証明している。
そして地球までつぶれる。考えさせられる展覧会であった。
会場にサイン帳が置いたあった。
多くの中国人たちが何ページも続いて同じことを書き、サインしている。
「世界平和。最強中国」と書いてあった。
垂れ流し中国。暴力と世界平和。精神不在。ここでも展覧会と違う
恐ろしさを感じた。