小林恵のNY通信

NY在住47年、2011年より東京谷中に居住。創造力をのばすためのエッセンス、スパイスをいれた私の暮らしの手帖です。

「コミュニティマインド」

2005-05-04 22:39:47 | ニューヨーク暮らしの日々


「近所の助け合い」 
まちに待った美しい5月。ブロックごとにマネージメントは違うが、に
なるとグロックの住人が集まって街路樹の下に花を植えたり抜け
た街路樹を植えたりする。30年前に植えた71丁目のプラタナスの
街路樹は5階の高さまで伸びている。お金を集める人、労働を提供
する人。マネージメントをする人によってストリートの美観が変わって
来る。
会合は教会やシニアシティズンセンターなどが、あき室を提供してく
れる。ストリートにあるレストランからピザが届いたり、個人の雑貨店
から水のボトルが提供されたりする。ブロックには何百軒も住んでい
る人がいるが集まるのはいつも50人ぐらい。結果は住む人ばかりで
なく通行人も楽しませてくれる。
私の住んでいるブロードウエイの角、ウエストサイド70丁目の隣は
カソリック教会。週末にはスープキッチンになり、ホームレスばかり
でなく誰にでも無料でスープやコーヒーを提供している。近所の学校
の校庭は日曜日フリーマーケットにはや代わり。其の収入で校舎を
改善している。 
「3分間の自分広告」会が開かれた。自分は何をしていて何を社
会に貢献していけるか皆で知恵を出し、協力しあう集まりだ。ショッ
ピングのエージェントをしたいというアフリカンアメリカンの女性が、
「人種差別なし。赤、黄色、ブルーの人でも大歓迎です」と発言し笑
いと拍手が湧いた。 驚く位さまざまな職業の人がいて、興味のある
人は連絡しあう。伝統的なアメリかの相互協力、助け合いは今も少
なくなったとはいえ、身近なところで生き続けている。