エゾビタキは、夏季にシベリア南部、サハリン、カムチャツカ半島南部等で繁殖し、冬季はフィリピン、セレベス島
(インドネシア)、ニューギニア等へ南下し越冬する。
日本では旅鳥として春と秋の渡りの時期に飛来するが、秋の方が多い。
「単独もしくは10数羽の小さな群れを形成して生活している。」と記されているが、今日は、20羽程度の群れが
飛んでいるのを確認した。しかし、数はそれほど多くなく、国際自然保護連合(IUCN)により、レッドリストの軽度懸念
(LC)の指定を受けている
エゾビタキ(蝦夷鶲)Grey-streaked Flycatcher
全長約15cm、翼開長は約26cm 雌雄同色
英名についているstreakといえば、一時期流行ったストリーキングを思い浮かべるが、やはりそのストリークである。
ヒタキ類はよく空中で昆虫を捕食するので、英名はFlycatcher。そのヒタキ科のエゾビタキは、胸から脇にかけて暗褐色
のはっきり縦斑があるので、Grey-streaked Flycatcherと付けられたのではないかと思っている。
streakを英語辞典 「英辞郎」で調べると、
名詞
〔地と色が異なる細長い〕筋、縞、線
〔一続きの〕幸運、災い
〔垣間見える普段と異なる〕性格、性質
稲妻、稲光
【自動詞】
筋がつく、ひらめく
猛スピードでやる、猛スピードで走る、続けざまに経験する
ストリーキングをする