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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

コンゴの未来よ開けゴマ。

2012年05月22日 | Democratic Republic of the Congo
雑誌AERAのコピーみたいだが、思いついたので忘れないうちに残しておこう。さて、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の都市ゴマ(Goma)という町にやってきた。隣国Rwandaとの国境に接し、90年代にRwandaで大虐殺が行われた時に難民が大量に押し寄せた町。鉱山で有名な国だが、まさか自分がここまでやってくるとは。

今回の任務は、国境警察関連施設の建設事業(進行中)の見直しなど等。あまりここに詳しく書けない事情もある。職場で自己紹介をすまして、さっそく事業の進行状況についてブリーフィングを受ける。それにしてもでかい、DRコンゴ。西ヨーロッパがそっくり入ってしまうぐらいの面積らしい。

写真は、昨日着いたKivu湖沿いに建つ宿の窓から。予想に反して、リゾート地のような印象。南緯1.4度とほぼ赤道付近に位置するが、高度1,400メートルほどあるので、涼しく気持ちが良い。

大移動と時差と緊張で、頭の回転ももう一つやし体もだるい。海外出張で毎回思うのだが、スポーツ選手やアーティストが国際試合やコンサートで活躍されるのは並大抵のことではないととても感心する。

故郷は遠きにありて思うもの

2012年05月21日 | Rwanda
朝はRwandaの首都Kigaliでルワンダ事務所代表と歓談。本当は素通りしてもよかったのだが、後から知られて水臭いと言われるのもあれだし、これから向かう隣国でビザが下りなかったときにお願いするかもしれないので、自己紹介も兼ねて事務所にお邪魔する。この先、どこか別国でばったり出会ったりすることもあるだろうし(一度と自ら出向いて挨拶しておくと後がスムースになる、この辺は日本の組織でも一緒か)。Kigali事務所ではRwandaの概要を聞いて、紛争後に自国に戻ったルワンダ人の生活再建を日本政府が支援している事業についての説明を受ける。

その後、Kigaliから車で隣国へ移動。Rwandaの国土面積は四国と九州の中間ぐらいの大きさで、道路も舗装され電気も通っていて緑が多く、思っていた以上に国が機能している印象を受けた。小国なので国を統率しやすいと、ここで会った同僚が教えてくれた。ハイチも小国なんやけど。

四国をイメージしたからか、道中は夏休みでよく訪れた愛媛山間部を走っているように感じる。アスファルトで舗装された道が伸び、川沿いに集落や畑が並んでいるのを見ると(写真)、地元に近い能勢や亀岡に通じるものがあって「故郷は遠きにありて思うもの」とはよくうたったものだなあと思っていると、当時あの辺を一緒にうろうろしていた大学同期らからの「遠すぎ!」という声が今にも聞こえてきそうで、一人にんまりしていた。

そのうち茶畑も広がってきて、スリランカの山間部を思い起こさせる。国境間近かになって、昼食休憩で立ち寄った外国人向けの喫茶店のテレビが偶然にも、スリランカで刑務所に入っていたフォンセカ氏(前国防参謀長)が釈放されたとニュースで言っていた。あれから2年か。

Rwanda(ルワンダ)に到着。

2012年05月20日 | Rwanda
長い旅路を経て、Rwandaに到着。アムステルダムから乗った便はRwandaを経由して、再搭乗することなくそのままUgandaまで飛んでいた。機内放送では聞き間違いやすいからか、Kigali(Rwanda)に行くかKampala(Uganda)かと再三アナウンスしていた。それを聞いてハイチ出国前に思い違いをしていたのは自分だけではなかったとちょっと安心。

飛行機のタラップを降りて、空港ターミナルまで300mほど歩く(写真)。VisaもOnlineで事前申請していたからか(どうだか)30米ドルを払ってすんなり終了。スーツケースも無事にすぐに出てきた。そして出口で出迎えの現地スタッフと合流する。こんだけ長旅をしても初めての国でも、自分の会社のロゴを見るとほっとする。

JFK

2012年05月19日 | United States
ニュー・ヨークJFK空港にあるエーロ・サーリネン(Eero Saarinen)設計の空港ターミナル(1962年竣工)はいつ見てもかっこいい。周囲は増築や建て替えが進む中、この建物は空き家(ターミナル)になってしばらくたつ。なんとか使いながら残してほしいが、規模や設備的に難しいんかな。

Time to move

2012年05月18日 | Haiti
プロジェクトの最終報告書を提出した翌日の今日、今から数週間の予定で出張へ。修繕がぼちぼち進んでいるターミナル(写真)は思いのほか快適で、以前まで暑すぎてかいていたほんとの汗も、きちんと並ばない群集を前に搭乗時間に間に合うか心配でかいていた冷や汗もかくことなく、搭乗口に到着した。

地元ネタ

2012年05月10日 | Haiti
スリランカで、阪急千里線沿いに実家のある日本人と遭遇した時も驚いたが、今日はハイチで、コロンボの同じ通りに住んでいたスリランカ人と遭遇した。

仕事帰りにシンハラ語の入った会社のシャツを着たまま、最近UNの敷地内にできたジムで汗を流していると声をかけられた。話していくうちに、かなりご近所同士だったらしいことがわかった。あの角にある寺が派手すぎる、あそこのカレー屋が旨いなど、地元ネタ満載の会話をしているうちに、当時のことがとても懐かしくなった。