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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

猫の居る生活

2007年07月01日 | Weblog
今住んでいる家には、リビングに面して6畳ほど中庭がある。庭の3方は、大家さん宅、大家さんの母親邸、大家さんの妹夫婦宅にそれぞれ囲まれている。だから庭に出てくつろぐことは気分的にはできないが、自分の家のリビングに面しているので扉を開放してソファに座ると、風が入ってきてとても気持ちが良い。

昨日のこと、いつものように扉を開けっ放しにして、部屋でくつろいでいたら、庭の塀を歩いていた猫がずり落ちてきて、庭に着地、そのまま家の中に入ってきた。そのうち出て行くだろうと思ってほっておいたら、ニャアニャア鳴くばかりで出て行こうともしない。逆に家の中を探検しはじめる始末(写真)

数時間ほどして、出かける用事があったので、つっついて出て行ってもらおうとするが、頑なに動かず、鳴くばかり。仕方ないので、中庭の扉を開けっ放しにして外出した。

夜になって戻ってみたら、いすの下に居て動く気配なし。仕方がないので、ミルクと貴重な鰹節(日本からのお土産)を与えることにした。見ていると食べないので、テレビを見ながら見てないふりをすると黙々と食べていた。よく見るとかわいい。結局、扉を開けっ放しにして、一日そのままにしておいた。

朝になっても同じ調子なので、誰かの飼い猫だろうと思い始める。昼前になって、隣の大家に相談してみると、大家さんの妹夫婦の愛猫であることが判明。妹さんが涙ながらに迎えにきた。16年一緒に暮らしていたのに突然居なくなったので、悲しくて昨晩は寝られなかったらしい。そんなこととは知らず、うちの家で一日過ごした猫の気分はどうだったのだろうか。まあ、飼い主が見つかってよかった、よかった。

居なくなって、ちょっと寂しくなった。苦笑