自分の出身地が大阪なので、今回の震災で被害にあったであろう知り合いは少ないのだが、その中でもずっと気になっていたW氏の震災関連記事をケンプラッツ(日経BP社のWebsite)で目にし、無事であったことに心の中で小躍りする。
被災しながらも記録を残し発信する姿に研究者の宿命を感じる。彼とは6年ほど前、代官山にある槇文彦氏設計の在日デンマーク大使館で、お互いが奨学金留学候補生として出会ってからのご縁。彼はオーフツで経験を積まれた後、仙台で設計と研究活動を続けておられる。一方の貴重な機会を辞退した自分は、スリランカの次はハイチと島流しの漂流生活をしている。
あの分岐点で、自分がデンマーク行きを選択していたら、どんな将来があっただろうかと、たまにふと思う時がある。
被災しながらも記録を残し発信する姿に研究者の宿命を感じる。彼とは6年ほど前、代官山にある槇文彦氏設計の在日デンマーク大使館で、お互いが奨学金留学候補生として出会ってからのご縁。彼はオーフツで経験を積まれた後、仙台で設計と研究活動を続けておられる。一方の貴重な機会を辞退した自分は、スリランカの次はハイチと島流しの漂流生活をしている。
あの分岐点で、自分がデンマーク行きを選択していたら、どんな将来があっただろうかと、たまにふと思う時がある。