
仮設住宅の竣工戸数がようやく5,000戸を超え、お互いの健闘を称えるとともに事務所前の広場で記念撮影(私は写っていない)。カメラのファインダーごしに見る同僚らの達成感あふれる笑顔を見ていると、「ハイチで震災復興するよりも、日本でしたほうがよいのではないか」と迷い、国は異なるが同じ人間を天秤にかけていたここ数週間の自らの考えの未熟さに気がつく。
いろんな困難を乗り越えて、ハイチの5,000世帯の家族に仮設住宅を贈ることができたのは素晴らしいことで、今の仕事を全うすることが自分に与えられた使命と自らに言い聞かせる。