Kオジサンの気の向くまま

日々のあれこれ・・・・・思いつくまま

青春18キップで京都へ  京都鉄道博物館へ

2017年01月07日 23時55分37秒 | 京都へ

青春18キップ
青春18キップが使えるのが1月10日までとなっています。
18キップは5枚綴りとなっていますが、それだけの枚数は要らない。欲しいのは2枚残りの18キップです。タウンページでアチコチの金券ショップへ電話で尋ねましたが、2枚残りの18キップが有る店が、中々有りませんでた。少し足を伸ばしたところの金券ショップまで行って買ってきました。青春18キップは11,850円で1枚当たりにすると2,370円です。金券ショップで買って来たのは2枚分で5,600円でした。1枚当たりは2,800円で500円ほど割高となっています。それでも、私の最寄の駅から京都駅までの往復が4,540円ですから、少しおトクと言えます。
昨年4月に京都鉄道博物館が開館しました。開館したばかりの時は混雑するだろうと思っていました。もう、半年以上経ったので落ち着いてきているのではないかと思い、出掛けました。その京都鉄道博物館へ出掛けるのに青春18キップが欲しかったのです。
京都鉄道博物館
ここが梅小路蒸気機関車館の時に訪ねたことがありました。それに大阪の弁天町の交通科学館へも訪ねたことがあります。2館を集約して新しくなった鉄道博物館です。ディーゼル特急の「くろしお」は見覚えのある車両です。この車両以外でも大阪から京都へ運び込まれました。それに、そのままの状態でなく、お化粧を施して車両を搬入してきたと思います。もの凄くお金が掛かっているのだろうと想像できました。
この博物館は鉄道の歴史は勿論ですが、鉄道の保線作業から信号の仕組みなどを紹介していました。それに運転シュミレータや大型の鉄道ジオラマが有りました。凄い規模です。鉄道博物館と言うより鉄道総合博物館と言う印象を持ちました。
発見が面白い
ディーゼル機関車や電気機関車の車体の下に入り構造を知ることが出来ました。DD51のギアボックスがオートバイのエンジンのように空冷の出っ張りが付いていることを知りました。レール幅で新幹線や大阪の私鉄の標準軌とJRや名鉄などの狭軌が有ります。その間のレール幅で、京王電鉄などに1,372mm幅ゲージが有ると紹介していました。このようなことは新しい発見です。

京都駅へ

左は岐阜駅に入線して来た米原行きの特別快速です。
特別快速と言っても、岐阜駅から先は各駅に停車します。
右は穂積駅に向かっている車内です。この先に長良川橋梁が見えます。



米原駅で乗り換えです。
列車が米原駅に到着したときに、新快速はまだ入線していませんでして、少し待つと姫路行きの新快速が到着しました。
右は先頭車両に乗車したところです。
編成した列車に乗る場合、どうしても中央部が混雑します。それですから、先頭部或いは最後部に乗るようにしています。




京都駅に着きました。
ここで、乗り替えします。




嵯峨野線のホームに来ました。
亀岡行きの普通列車が待っています。




丹波口駅に着きました。

京都鉄道博物館に着きました

丹波口駅から博物館まで15分程歩いてきました。
梅小路公園中を通って来たのですが、丹波口駅と京都駅の間に新駅を設置すると言う看板が出ていました。




博物館の表示。一般の家で言うなら表札です。
右は入場券の自販機です。




こちらから館内に入ります。




京都鉄道博物館のパンフです。


プロムナード

0系の新幹線です。
ここでは写真撮影をしていて、希望者に撮影した写真を販売していました。






プロムナード。
右が80系電車。左はC62です。




プロムナードには寝台車や食堂車も並んでいます。
上は食堂車の車内です。反射して上手く撮れていません。
下は説明板です。
スシのシは食堂車を表しているのだとカミさんに講釈をたれました。




お昼の時間で駅弁を買い、中庭のイスに掛けてとりました。
上が「昔ながらの幕の内弁当」で、下は「北山」と言う弁当です。


本館に入ります

本館の1階。
迫力有る列車たちが迎えてくれます。


鉄道のあゆみ

明治期。
日本の鉄道網がどのように成長して行ったかを表しています。




右は官鉄と関西鉄道が競争したのを表していました。
左は山陽鉄道と瀬戸内海航路の競争です。競争が有って、サービスの向上につながりました。
右上は初めて食堂車を導入したのは?です。
他に初めて寝台車を導入したのはと言う問題も有りました。




大阪駅のプラットホームの模型です。
蒸気機関車の時代はススで顔が汚れるので、プラットホームに洗面所が有りました。
「こだま」が停車している状態を再現しているのですが、懐かしい風景です。




車両の近代化で、新しい車両が次々に登場しました。
下側は、上の「こだま」がホームに停まっている風景です。




鉄道のあゆみの全体図です。
ヘッドマークが展示して有ります。




興安丸の模型が有りました。
終戦後、引揚船として使われた興安丸です。
興安丸の名は知っていましたが、関釜連絡船だった事は知りませんでした。
引揚者には懐かしい興安丸です。
ニュースで、広島県の三原で解体すると報じていたのを覚えています。

車両のしくみ

ディーゼル機関車、DD51が展示して有ります。




DD51の下に潜り込みました。
エンジンからの動力を台車に伝えているのが判ります。
シャフトで動力を伝えていますが、ギアボックスを使っています。
そのギアボックスは放熱のためなのでしょう。オートバイのエンジンのように突起が出ています。
こんな場面が見れて良かったです。



ディーゼルエンジンからの動力の伝達は発電機で起こした電気をモーターに送って動くのと、液体変速機を使って動力を伝えるのとに大別できます。
こちらは液体式の説明です。



DD51の模型です。
エンジンルームが見えるようになっていて、動力の伝わり方が判ります。




DD51の車体が一段、高い場所に設置して有ります。
カミさんの横の四角い箱。燃料タンクだと思います。
こんな一段高い場所に良く設置したなと思います。




電気機関車のEF66が展示して有ります。
搬入に際し、塗装をしなおしていて光っています。
車体の下に潜る事が出来ました。
下からは大きなモーターが見えましたが、デーゼル機関車ほどの面白味を感じませんでした。



非常ボタンを押す体験が出来る場所です。ボタンを押すと、左のランプが点滅しました。
普段、駅のホームのボタンは押せません。
このような場所でしか体験できまない事です。
ここの横には電車の車体を分解したものが有りました。
屋根が透明になっていて、上下させたパンタグラフを見る事が出来ました。また、自動ドアを開閉させる体験も出来ました。




車両の構造を示す記号の解説です。
シが食堂車。ネは寝台車ですが、グリーン車は「グ」でなく「ロ」で表示しています。


鉄道の施設

線路の保線の場面が再現されています。
自転車のように漕いで走る保線区用のダブル自転車が展示して有りました。
今の時代ではエンジン付きが当たり前ですが、この物には付いていません。




北陸トンネルと旧北陸線のジオラマです。
旧北陸線は海岸寄りに作られていましたが、勾配のキツいトンネルが続きます。
手前の旧北陸線部分が下に降り、北陸トンネルが現れました。




こちらは余部トンネルを新しくする工事の紹介です。DVDで流しています。
余部鉄橋で風のために列車が落下する大事故が発生しました。
大事故が有った事は知っていましたがトレッセル橋で、確か輸入品の筈です。何故新しい橋にするのかと思っていました。
風の対策のためだと言う事が判りました。


鉄道ジオラマ

広い鉄道ジオラマの部屋ですが、満員状態です。
それだけ皆に人気があるのでしょう。
ファミリーが多かったです。




正面から見たジオラマです。




ドクターイエローが入線してきました。




サンダーバードが出発しました。



私鉄の列車も並んでいます。
手前の青いのは近鉄の「しまかぜ」です。
そして向こう側の列車は名鉄電車の空港を結ぶ特急列車です。

鉄道ジオラマの上演時間は全体で15分間でした。
鉄道の24時間を再現していて、新幹線は勿論ですが、貨物列車や寝台列車が駅から出て再び駅に戻るパターンとなって運行していました。


企画展示室

THE  SLEEPER  TRAIN  ~寝台列車の軌跡~  と言う企画展が開かれていました。
これは、そのパンフです。




企画展示室の入口です。




「日本の寝台車の始まり」  から解説しています。
この場面は終戦直後の寝台車と言う解説です。



系列だてて解説しています。



こちらは往年のスターたちです。




寝台特急電車「月光」型の解説です。
記念切符やパンフが並んでいます。




沢山の模型群。
この中のサンライズ瀬戸・出雲は現役ですが、それ以外は何れも往年のスターです。




スターを正面から見ました。




これからの寝台列車。
JR九州の「ななつ星in九州」は既に走り出して居ますが、JR西日本のTWILGHT EXPRESS瑞風とJR東日本のTRAIN  SUITE 四季島はこれから走り出す列車です。新しいタイプの寝台列車を紹介しています。


列車に乗ろう

このコーナーには、かつての硬券切符の印刷機や裁断機が展示して有りました。
写真は紙の切符や各社のカードの紹介です。
切符のガラが各社で異なる事を知りました。
違って当たり前なのですが、このような事が無い限り気が付きません。




2階から1階を見下ろしました。
特急列車が見えます。
左の黒い屋根は貨物車両です。



運転シュミレータ

運転シュミレータは人気があり、長蛇の列となっていました。




1階から2階にかけての大きな壁にナンバープレートが貼られています。
右はナンバープレートに付いての解説です。


スカイテラス

3階まで上り外のスカイテラスに出ました。




テラスから見える東方。
京都タワーが見えます。
嵯峨野船の列車が京都駅に向かって行きます。




列車位置情報システムです。




アップしました。
この場所から「はるか」や「はしだて」が見えます。
鉄道好きなら一日中、この場所に居る事が出来ると思います。



列車位置情報システムの凡例です。
博物館から見える列車状況の解説です。




テラスから降りてきて本館の壁の場所に来ました。
こちらも往年のスターたちです。
この列車たちが何処から何処まで走っていたか。
半分以上を知っていたら、鉄道ツーと言えるでしょう。


トワイライトプラザ

本館から出て扇形車庫に向かいます。
ここはトワイライトプラザと言う所で、かつての寝台列車が展示して有ります。





トワイライトエキスプレスの前面とヘッドマークです。




トワイライトエキスプレス。
この車両はスシ24で食堂車です。



扇形車庫

扇形車庫に来ました。
箱の上の人。
機関車をバックにしてカメラマンに撮影して貰っていました。
自分のカメラのシッターも切ってもらいます。それにカメラマンに撮影された写真ですが、気に入れば買うと言う形になっていました。
撮影の希望者が多く列に成っていました。






C62.
SLスチーム号として動いています。
この機関車。スワローエンジェルと呼ばれています。
かつて函館本線のニセコ峠を煙を吐いて驀進していました。



扇形車庫の全景。
勢ぞろいと言った感じです。




私の好きな機関車。C59。
幹線が電化されて、非電化区間の幹線で余生を送っていました。
この機関車を広島の呉線で見た事が有ります。




扇形車庫で一番端っこに置かれた義経号です。




扇形車庫を後にします。




孫へのお土産にガラガラを買うカミさん。





ミュージアムショップ

カミさんはこちらのミュージアムショップでも買い物をしました。


岐阜に戻ります

岐阜に戻るので、京都駅のホームで列車の到着を待ちます。
長浜行き列車が近付いてきました。
16時31分発なのですが、神戸線の沿線火災で10分程遅れていました。
12両編成ですが、前の4両が長浜行きで、後ろ8両は米原止まりでした。
前から4両目の車両に乗車しました。早くから列に並び列のトップと成りましたので、座席に座る事が出来ました。この時、車椅子の男性が後ろに居ました。それにアルミ板を持った介添えのJR職員が居ました。男性を優先して乗せたほうが好いのかと思い、職員に聞きましたら、先に乗ってしまってと言われました。





感想
私の地元であるJR東海の「リニア・鉄道館」に行った事が有ります。それに、上で述べましたが、かつての交通科学館と梅小路機関車館へも出かけた事が有ります。また、大宮の鉄道博物館や門司の九州鉄道記念にも行きました。
各地の鉄道博物館。それぞれの特色が有ります。
今回の京都鉄道博物館。楽しむ事が出来ました。
それに、JRだけでなく関西の私鉄を紹介する部屋も有りました。近鉄や南海など、関西の私鉄です。車両の模型と制帽。それに記念切符などが展示して有りました。色々な点において見ごたえが有りました。

撮影した画像の時間を見ると、入場券を買うときが11時19分でミュージアムショップのが16時07分となっています。博物館の中に4時間以上居た事になります。それだけ、見所が有ると言えます。シッカリ、館内を廻ってきました。それでも見落としたところが有りました。
長い時間、一緒に付き合ってくれたカミさんに感謝です。


おまけ
古いアルバムにC59の写真が貼って有りました。まさしくC59164そのものです。古い事なので記憶が薄くなっています。広島の方へ行って呉線に乗った事が有りました。
若いときのユースホステルの会員証には昭和45年5月23日24日と尾道友愛山荘のスタンプが押して有りますので、そのときだったのでしよう。恐らく糸崎機関区だったのでしよう。今ならこんなに機関車に近付いて撮影する事は出来ないと思います。






C59164を横から撮影しています。



その旅行の時の写真です。
何処の駅か判りません。
それに写っている機関車の種類も判りません。
ターンテーブルの無い所への往復でバック運転になっているのでしょう。
電化工事が進んでいるのだと思います。電柱が立ち、架線を張るように進めています。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする