朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

輪島のおばちゃん

2015-02-17 | 食べること、レストランなど
白米千枚田イルミネーションを鑑賞した後、ホテル戻ったのですが食事は外ですることにしました。ホテルのフロントで近所の飲食店パンフレットをもらいました。昔は景気のいい港町だったので、飲み屋街は確かにありました。「観音町」地区で、そのパンフレットによれば”古くは遊郭などもある歓楽街として賑わっていました”とのことです。

しかし、実際に歩いてみるとその地域はかなり暗くて、なぜか「スナック」看板(あの昭和時代の簡易酒場)が多数目につきました。

もらった地図をたよりに、でも地味なところがいいかなと、地区の一番はずれにある居酒屋に行くことにしました。ダメなら外側からもどって、別の店を戻って探せばいいと。

でも、なんとかその場所を発見して入店しました。そして、カウンターに座ったところ、目の前にこれが・・・



魚の干物です。名前を聞くと「めぎす」だとか。

店の外観はこれです:看板にはなんと「割烹」と修飾語がついています・・・



入った時には、店主のおばちゃんがいるだけで他に客はなし。



メニューは黒板に。

しばらくすると、トイレに行っていた常連近所の爺さんが出てきてカウンター席に戻り、多少の会話が成されました。



これが、突き出し。なんとかの海藻(左上)、イワシの腹におからが詰めてありました。美味。

黒板を見て、刺し身盛り合わせを注文しました。



黒板にはなかったけれど、寒ブリ、さらに「がんど」(ぶりの幼魚)、タコ(丁寧に皮を剥いて)の三種刺し身が出てきました。うまい!

次に頼んだのが、頭上に吊るされた干物の焼いたん。



「めぎす」でした。

これらを、地酒の清酒を燗酒、その次には冷酒で楽しみました。



地元野菜のゴボウの唐揚げに小芋のフライ、サラダ付き。



いしる(伝統の魚醤)で、おばちゃんの家庭菜園で採れたジャガイモの煮物。これもうまい!



しめは、海藻の汁。名前?



海藻の名は「かじめ」でした。

楽しい一夜の夕食と飲みでした。(店名:じゅん采、石川県輪島市)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラッピング列車

2015-02-16 | 国内各地の風物
電車やバスの車体に、広告やキャラクターなどを印刷した粘着フィルムを貼って装飾する方法が普及したので、各地で活用されています。



能登半島の路線でも見かけました。これは「花咲くいろは号」(のと鉄道)、アニメ番組『花咲くいろは』のキャラクターをモデルにしています。石川県の架空温泉地で仲居見習いとして働く女子高校生をヒロインとするお話のようです。





こちらは、同じく「のと鉄道」を走る「マジンガーZ号」。輪島出身の漫画家永井豪が描いたキャラクターです。

「のと鉄道」は旧国鉄能登線廃止により、JRから離れて第三セクターとして運営されている鉄道です。ただし、和倉温泉駅から穴水駅までで、その先の輪島までの区間は廃止されています。


(引用:JR西日本「能登ふるさと博フリーきっぷ」パンフレット」)

能登には、こんなに数多くのキャラクターが創造されています。


(引用:同上)

さらに、ラッピング列車の勢揃いです。



金沢駅で発見した「UFOのまち羽咋号」(JR普通列車)


「七尾とうはくん号」(JR普通列車)


「和倉温泉わくたま号」は、発見できなかったので、駅構内にあった看板です。



ついでに、雪の降る和倉温泉駅前で見かけた「ひょこり能登島」バス。

今回は間に合わなかったので乗車できなかったのですが、北陸新幹線開通にあわせて、ラッピングではなくて車内の設備と内装を豪華に改装した「のと鉄道観光列車」が製作されています。



「のと里山里海号」と「花嫁のれん」、単なる移動手段としては自動車の利点が多いのですが、このような娯楽設備として活用するのも鉄道の一つの応用でしょうか。

事例:「指宿のたまて箱」の記事はここ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近江町市場(金沢)

2015-02-15 | 国内各地の風物
雪の兼六園とお城をゆっくり散策した後、近江町に歩いていきました。



日本海の魚、カニや貝がところ狭しと並んでいます。





殻付きの牡蠣をその場で殻を外して食べることもできます。





野菜も並んでいます。





遅めの昼食は、やはりにぎり鮨。



回転すし店ですが、ピーク時間が過ぎていたので、すべて注文で握ってくれました。



ノドグロあぶり。



白エビ。



トロの中落ち。

満足、まんぞく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひゃくまんさん

2015-02-14 | 国内各地の風物
あと1ヶ月、3月14日に迫った北陸新幹線開業にむけて、また新しいマスコットキャラクターが誕生しています。





和倉温泉駅で買ったカップ酒ですが、フルカラーの豪華ラベルに惹かれて手が伸びました。

調べてみると、


(引用:http://hyakumansan.jp/

”輪島塗のおひげ、金沢箔を全身に施し、加賀友禅柄の菊やぼたん、色彩には赤・黄・緑・紺青(こんじょう)・紫の九谷五彩を使用し、全国に誇る石川の伝統工芸の技術が取り入れられています。
また、全身には、兼六園のことじ灯籠や白山、能登キリコなど、県内各地域の観光資源が描かれており、県内のマスコットキャラクターを代表するような風格を備えています。”
(引用:http://www.pref.ishikawa.lg.jp/shutoken/hyakumansan/ )

「いしかわ百万石物語」が観光キャッチコピーだそうです。加賀百万石、前田藩というのは日本史で習ったけれどね・・。

「ひこにゃん」「せんとくん」「くまモン」に続く人気者になれるかな?

~~


(引用:http://hokuriku-w7.com/

今日の午前10時から、一番列車の発売です。何秒で完売するのでしょうか。

~~追記2~~


25秒で一番列車は完売。
窓口では最初の人だけですね。ネットの方が可能ある。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兼六園(金沢)

2015-02-13 | 国内各地の風物
雪が降ってきたので、和倉温泉から少し早く金沢に行って「雪の兼六園」を見物しました。



もっとも有名な「徽軫灯籠(ことじとうろう)」・・見たこともない難解な漢字ですが、形が楽器の琴の糸を支え音を調整する琴柱(ことじ)に似ているため、この名がついたと書かれています。しかも片足が折れたので別の石の上に乗せているという不思議さです。



霞ヶ池に枝を広げる唐崎松。琵琶湖の唐崎から十三代前田藩主が取り寄せた黒松です。



これが「雪吊り」、樹の枝が雪の重さで折れてしまわないように稲縄で支えています。



池の対岸からの眺めです。



時折、雪が強く降ってきました。



梅園にある紅梅に少しだけ花が咲いていいました。

加賀白梅は、まだ固いつぼみ。





雪のわびすけ。



江戸時代に作られた日本最古の噴水です。この庭の霞ヶ池との高低差を利用してその水圧で噴出させています。

水しぶきが右手の樹の枝に降りかかって、斜めにできたつららが並んでいました。




お城の広い公園も散策しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北陸乗り放題きっぷの旅、「おとなび」発売記念

2015-02-11 | 国内各地の風物
今回の輪島、和倉温泉、金沢の鉄道旅行は、この割引きっぷの広告を見たからなのです。



2泊3日京都発着、北陸までのサンダーバード特急指定席、「おとなび」の会員登録をすると9000円で購入できます(発売期間限定)。(京都・和倉温泉の往復特急指定券・乗車券、正規では15560円)

※JR西日本の「おとなび」会員とは、50歳以上が対象です。各種の企画型割引きっぷに加えて、101キロ以上の長距離きっぷを3割引きで常時購入可能となるようです。しかもネット予約可能。

旅館、ホテルは、ネットで場所と目的によって自分で選択しました。

観光バスや列車と旅館や観光地がセットされた団体パッケージは、安いのから豪華なものまで山ほどありますが、やはりそれではつまらない。

・・新幹線がつながる直前の(多分空いているであろう)北陸に出かけてみることにしました。それも全面的に鉄道と路線バスだけで。



北陸をキーワードにして、この季節の特徴あるイベントを検索で調査したところ、「白米千枚田イルミネーション」がヒット。・・穴水駅での「焼き牡蠣」は、金沢駅で乗り継ぎ時間に発見。そんな、自作のミステリーツアーでした。笑

金沢駅ではJR七尾線を走る別の特急「はくたか」自由席に乗り継ぐつもりでしたが、となりのプラットホームにUFOを描いた電車が止まっているのを発見したので(急ぐ旅でもないので)、あわてて階段を降りてとなりのホームに移動して乗り込みました。



七尾線の中頃にある「羽咋」で、なぜか、度々UFOが目撃されているそうです。日本海の特殊な雲かな、それとも北朝鮮の風船爆弾やグライダーかも・・

我らオールドタイマーには、松本清張の推理小説「ゼロの焦点」のヒントとなった場所です。松本清張は鉄道トリックも度々使っています。例えば「点と線」。

鉄道の旅は楽しいですね。



車窓から海が見えます。後で知ったのですが、海面に浮かぶのは牡蠣の養殖イカダです。



電車の終点、穴水駅では、駅の構内でこの日限定で「焼き牡蠣」の店をやっていました。



お客さんがいっぱい。でもゆっくりと牡蠣を焼いて楽しむことができました。



食べ終わると、足元のバケツに牡蠣殻をボンボンとほり込みます。

パリで、ムール貝の殻をバケツに積み重ねたことを思い出しました。



カキフライと炊き込み御飯も頂きました。

蛇足:フランスやスイス(フランコ地区)では、カキフライの料理がなくて、牡蠣はほとんど生牡蠣(殻付き)のみ。・・日本流のカキフライをつくるために、魚屋で殻に入った牡蠣をたくさん買ってきて殻を剥いて(大変でした)身だけを取り出すのに苦労しました(20年近く前の話しです、今は殻なし牡蠣も売っているのでしょうか?)



これは安い。・・2日後、金沢の近江町の魚屋では、1個500円~700円(その場で剥いてくれるのでマナ牡蠣を食すること可能)でした。価格差、約10倍。



フライと炊き込み御飯つきで、1500円。鉄道利用者は自己申告で殻付き牡蠣が7つもつきます。お見事。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミステリーツアー(自称)の目的地

2015-02-10 | 国内各地の風物
JR特急「サンダーバード」、JR七尾線ラッピング列車(UFOのまち羽咋号)、のと鉄道(花咲くいろは号)、ローカル路線バス、再び路線バス(企画往復チケット)で、ようやく到着しました。



ここで、日が沈むのを待ちました。



西の岬に日が沈むと、・・・


日本海の濃紺、水田の畦にLEDの光が点灯し始めました。夕刻のマジックアワーです。



淡く赤い光が棚田の折り重なった水田のヘリを縁取ります。





白米千枚田イルミネーションです。

しばらくすると、色が変わりました。





デジタルカメラの高感度撮影モードで写すと、西の空のかすかな明かりとそれを反射する水田が写りました。

すこし高台に登って、棚田全体を俯瞰しました。



LEDライトはこんな仕組みになっています。



PETボトルの中に円盤形の太陽光電池を入れ、充電式電池、LED2種(黄色、ピンク)、太陽光発電電圧を測定して点灯開始・タイマー機能(4時間後には自動消灯)の制御回路ICが組み込んであります。地元企業の製作。

「ペットボタル」との愛称。

全てのペットボタルは、自律式なので個々を連結する電気コードや制御線はついていません。しかも故障したPETがあっても少数ならば問題ありません。これはとてもいい設計アイディアです。



21,000個のライトを棚田の畦に取り付けました。その作業に多くののボランティア「ほたるびと」が参加したそうです。

パノラマ写真も掲載します。(クリックで拡大)





寒かったけれど、圧巻でした。

参考ウェブ:「あぜのきらめき」http://senmaida.wajima-kankou.jp/calendar/lightup/

~~追記~~

ペットボタルのクローズアップを掲載します。


(引用:上記公式「あぜのきらめき」web)

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長谷川等伯 生誕地

2015-02-09 | 国内各地の風物
能登半島の七尾市、途中下車しました。



駅の線路で見かけた「とうはくん号」です。



でも、 なんだかねえ。



このゆるキャラも、全くイメージが合致しませんが。

県立七尾美術館に行ってみました。

どこの美術館も時期によって展示が変わります。

この日の展示の等伯作品は非常に地味で暗い初期の展示が2点だけでした。周辺には作品を持つ寺院がいくつかあるので、寄託するとか見学の便宜を図ってくれるとありがたいと感じました。


(引用: 長谷川等伯生誕の地 七尾、七尾市教育委員会)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

輪島

2015-02-08 | 国内各地の風物
名物朝市です。



あいにくの雨。



カメラよりも、買ってと言われました。





今朝は特別に年に一度の汁のふるまいでした。



「めぎす」のつくね汁、あったかで美味しい。
別の場所では、カワハギ、かじめ(海藻)、大根の味噌汁。これもすばらしい。

漆器の塗りも名物。



永井豪、、、



廃止された国鉄輪島駅。





もう少しで、金沢に新幹線がつながります。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミステリーツアーに

2015-02-07 | 京都の文化(冬)
一仕事の区切りがついたので、



暫し京都を離れましょうか。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする