朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

ジョナサン・アイブ

2015-02-22 | もろもろの事
iPhone、iMacなどで現代のIT文化を牽引しているAppleの天才デザイナー、アイブの半生記が活き活きと描かれています。

彼はイギリス、ロンドン郊外の住宅地で生まれ、父は銀細工職人、母は心理セラピストでした。その父は工芸学校の教師となり、「デザイン・テクノロジー」(DT)のカリキュラムを確立しました。

さらにそれを総合的に方法論として「デザインストーリー」の概念にまで高めていったそうです。



イギリスで工業デザインの教育を受けた彼が、どのようなことから米国カリフォルニアのシリコンバレーに移住したか。

Apple社の成功には、経営者のジョブズ、初期の技術パートナーであった天才スティーブ・ウォニアック、経営サポートのティム・クックが特に有名ですが、こんなデザイナーが彼の仕事の重要な部分を担っていました。



初期のiPod。この製品で、PC会社から消費者向けIT企業に大きく脱皮したと思います。



iPhoneのプロトタイプ、初期の製品。

つい最近のことのように、ボクには思えるのですが、もう何年もたって、全世界で生活文化の革命を引き起こしました。

2000年ころ、ベンチャーキャピタルの教科書に、ビジネスプランを評価する時には、書面や基本アイディア、特有技術だけでなく、マネジメントチーム(創業者・幹部社員)の能力・性格が極めて重要だと知りました。でも、それほど実感はなかったのですが、こんな本を読むとなるほどと感心します。

~~追記 2015-02-26~~

日経新聞の書評が出たので、記録しておきます。

(引用:日経新聞2015-02-22朝刊)


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