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朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

デパートの京都展(東京、新宿)

2012-01-11 | 京都の文化(冬)
伊勢丹新宿店から、京都に住む私のところにダイレクトメールが定期的に届きます。

新春一番の案内は、伊勢丹新春祭「伝統とモダンの競演 京都展」(1/11~1/16)でした。



ここからわざわざ、新宿まで買い物に行く気持ちはありません。

ですが、東京のお客さんにどの様にアピールしているか興味が湧いたので、子細に見てみました。

”舞妓さんがよう来はる 祇園切通し 老舗京フレンチの おもたせなんやわぁ”
 >> 祇園おくむら「ビーフステーキサンドセット」15品目の野菜とトリュフソース添え(かにのフラン・ドリンク付き)1,890円”

※本物の舞妓さんは、たぶん、私服に着替えて食べにくるのでしょう。店内で見かけるのは、コスプレ変身舞妓かな

ビーフカツ・サンドイッチは、しかし、確かに京都名物です。

~~

”お店では出されへん 食べきりサイズやから 嬉しいわぁ”
 >> 新福菜館「ミニミニミニセット」ミニラーメン・ミニ焼きめし・ミニ餃子 1,050円



”あの有名女優も こういうの 食べはったんかなぁ”

村上開新堂「ロシアケーキ」も出品するようです。

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京都の平熱

2012-01-10 | 伝統芸能
京都市バス「206番」は、京都駅から出発して、東本願寺、三十三間堂、智積院、清水寺、八坂の塔、安井金比羅宮、祇園八坂神社、知恩院、熊野神社、知恩寺、大徳寺、建勲神社、千本釈迦堂、釘抜地蔵、出世稲荷、壬生寺、西本願寺と有名寺社の門前をぐるりと周回しています。



こんな市バス206系統が通過する町と人々を「まえがき」で紹介する鷲田清一先生のエッセイ集「京都の平熱」(講談社、2007年)を読み始めました。

モノクロの写真もとても興味深い。(写真撮影:鈴木理策)

京都で生まれ育って、京大に学んだ哲学者。哲学者らしい文章も時にはでてくるけれど、ちょっとインテリ好みで軽い文体、日々の京都ローカル文化の紹介です。

京都人が言う「先の大戦」とは「応仁の乱」のことだ、とはよく聞く話ですが、鷲田先生によれば、

「十何代か続かないと京都人とは言えないというのはまっかな嘘だ。(中略)そもそも京都の支配層は関東をはじめ他国から来たひとばかり。藤原、平、源、足利、豊臣、薩長、・・・と、京都を荒らしたのは、外のひとばかり。湯川秀樹はじめ代々のノーベル賞受賞者として、あるいは京大「名物」教授として鳴らしたひとも、京都出身者はほとんどいない。あってもせいぜい三代目くらいである」(同書、p.4)

 とのご宣託。

「「都」が東京に移っていったときも、「第二の奈良になるな」をかけ声に、内国勧業博覧会を開き、平安神宮を建て、疎水を開き、市電を通し...とつぎつぎに近代的な設備に手をつけた。都が移ってさびれるという不安がこんな侮辱的とのいえる合い言葉として流布したわけだが、そういうふうにこけにされた奈良人のその孫たちは、「うちらの近所、日本史の教科書の最初のほうにいっぱいでてくるもんねえ...」と、ちょっとうら悲しいというか、やけくその自慢話をする」(同書、p.136)

”うどん”とは決して言わず、”おうどん”となるとの説明に続けて、

「ここで、もう一言つけ加えさせていただきたい。それは、「おみおつけ」。味噌汁のことだが、「御御御付け」と書く、そうな。ここまで「お」をつければほとんど異常の域である。けれどもどこか慎みというものもたしかにあるようで、「おみおつけ」と言いながら、奈良漬けのことは「オナラ漬け」とはけっして言わない」(同書、p.155)


 ちなみに、現在の京大総長は奈良出身です。

「幼少の頃わたしは、「京女」(筆者注:きょうじょ)とは京都大学の女子校舎だと思いこんでいた。うちの家主さんのお嬢さんがここに通われ、「えらいかしこいひと」だという噂で、声をかけづらかった」(同書、p.31)

残りは、同書を購入されてお読みください。



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大原三千院2

2012-01-09 | 京都の文化(冬)
三千院の境内は案外広いようでした。



よく知られたかわいい「わらべ地蔵」さんも雪に埋もれていました。



観音堂の前に赤い木の実に雪が積もっていたので一枚パチリ。



もう一度、往生極楽院の前を通り出口へ。このあたり紅葉の頃は鮮やかな庭になります。

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大原三千院

2012-01-08 | 京都の文化(冬)
紅葉の季節には参拝客でいっぱいですが、雪の朝はさすがに少ない。



庭をゆっくりと鑑賞しました。



お堂は見学者のために障子などを開放してあるので寒い。畳や床がきりりと冷たい。昔の人々、僧侶は大変だったと想像しますが、我慢する以外に方法がなかったので平気だっかかもしれません。



本堂から庭に出て、有清園を歩きました。



往生極楽院。阿弥陀三尊像があり、そのお堂の天井は船底型に折り曲げてあります。かつてこの天井には極彩色の天井画が描かれていました。現在は宝物殿でその復元画を見ることができます。

もう一つ著名なことは、仏像の「大和座り」(中国伝来の仏像形式と異なり両膝をまっすぐに折った正座)です。中尊が阿弥陀如来。左右には勢至菩薩と観世音菩薩は共に少し前屈みに跪いています。


 (ポスターより引用)




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雪の大原三千院へ

2012-01-07 | 京都の文化(冬)
大原に行ってみると、京都市内よりも雪の降り方が強くなっていました。



雪が具体的なものを隠してくれます。



雪だるまの右後ろには、「女ひとり」の歌碑がありました。
♫ 京都 大原 三千院 ♫



ねこが手招きしています。



竹やぶの竹を切った上にほっこりと雪が乗っています。





暖かい「ぜんざい」の誘惑を振り切って、、、



御殿門に到着。

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八瀬の雪

2012-01-06 | 京都の文化(冬)
雪の朝、飛び起きて、八瀬にいってきました。



わき水の池に雪の木々が映っていました。



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デジタル・ネイティブ

2012-01-05 | もろもろの事
iPadなどタブレットPCが、広く発売された2011年でした。



まだ言葉や文字が不自由な幼児でも、触って映像や画像を操作することのできるタブレットは強力な情報機器です。



次世代の書籍やパーソナルテレビはこうなっていくのでしょう。

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尼連禅河(インド、ブッダガヤ-)

2012-01-04 | 油彩水彩画、雑誌の表紙
 昔、天竺と呼ばれたインドは仏教が始まった国である。
 シャカ族王子のブッダは出家しこの河周辺にて数年にわたる厳しい修行をおこなった。しかし悟りを得ることができず苦行を断念。村娘スジャーターから乳粥の供養を受けた。 その後ブッダは降魔成道により悟りを開く。(ITUジャーナル Jan.2012)


参考文献引用:丸山勇「ブッダの旅」岩波新書1072、p.73
"6.前正覚山 ー 悟りの場を求めて
 ブッダガヤーから東北を眺めると尼連禅河の対岸に菩提樹やマンゴー樹、そして棕櫚(しゅろ)などの木立が往事を偲ばせるように折り重なっている。
 樹林の向こうには田園を遮るように標高およそ150メートル、長さ5キロほどの細長い岩山が南北に連なっている。
 「ガヤー・カーシャパが火に事(つか)えた所より東して大河(尼連禅河)を渡り、プラーグ・ポーディ山(前正覚山)にいたる。如来(釈迦)は修行すること六年におよんだが、まだ悟りをひらかなかった。その後、苦行を断念し乳粥を受けた。東北より進みこの山に目をやると幽寂の感あり、ここで悟りをひらこうと思った」と玄奘が記しているように、ここが、スジャーターが捧げた乳粥をとって体力を回復した釈尊が悟りの場を求めて向かった前正覚山(ぜんしょうがくさん)である。"

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除災招福、 狸谷山不動尊

2012-01-03 | 京都の文化(冬)
お寺に初詣しました。



一乗寺、詩仙堂の前を通ってさらに数百メートル坂を登って行きます。



除災招福



積善余慶



家内安全



つまり、現世利益をお願いするのが庶民に気持ちでしょう。



250段の石段を家族で登りました。



おみくじを引いてみました。



小吉。この程度が、ちょうどいい運勢でししょう。いいきになってぶっ飛ばしてはいけない、慎重にことを運ぶべしと。

運動もできたし、有名で無いのですいていたし、とても満足した初詣でした。





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ご先祖さま

2012-01-02 | もろもろの事
元旦から、車で走りまわっていました。

まず、母をおくって郷里までいき、お墓参り。



菩提寺が昨年、全面的に建て直して本尊も新しく購入したのでしたが、まだ拝んだことがなかったので本堂の扉を開けると、和尚さんと檀家幹事さんたちがお勤めの後の懇親会を数人で開催中。



本尊を参拝してその後しばらく和尚さんたちと歓談しました。息子もついて来てくれたので集落の有力者たちに紹介することができました。

~~

少し「甘い」お話しを。

神社への初詣でができなかったので、替わって、京都駅売店で購入した「伊勢名物赤福」。



この中の紙片に、お伊勢さんの初詣での版画がありました。

この紙によって、遙拝とします。

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