朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

天下ご麺  佐野実

2012-01-30 | 食べること、レストランなど
名前に惹かれて、入ってみました。

ラーメンではなくて、支邦そば。



「支邦」という言葉は、戦前の日本で中国を表す言葉でした。石原慎太郎都知事は今でも中国をこう呼びます。この言葉は、英語China、フランス語Chine[シーヌ]、ドイツ語China [シーナ]など、中世からの発音を日本式漢字で表記したといわれます※。

一方で、「支」は(枝わかれしたもの)という意味があり、「邦」は(国)ですから、一種の差別語という意見があります。

※ 《王朝名の秦(しん)が西方に伝わりそれが変化したものという》外国人の中国に対する古い呼び名。出典:デジタル大辞泉

それはともかく、「佐野実 贈」のれんも気になりました。



外のカンバンに、ラーメン大賞2009で優秀賞をとった塩ラーメンとあったので、これを注文しました。

佐野実が出演したラーメン職人を鍛えるテレビ番組を見たことがあります。

意図的な演出でしょうが、信じられないくらいに時間をかけて鶏がらの下準備をさせていた場面です。ささいなことで気に入らないと、水をかけたり、強く叱る。そんなことありえないだろうと感じさせる映像でした。

さて、この「塩ラーメン」は、まあ美味しいけれど、自分が想像した今までの期待の味ではありませんでした。

叡電一乗寺駅から東に5分、ここは1年毎にラーメン屋の店名が変わる建物です。さて、このカンバンはどのくらい定着するのでしょうか。

コメント
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