朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

アパラチアン・トレイル

2015-12-31 | 外国の風物

ヘルシンキから関西空港までは、約9時間半。ジェットストリームの追い風で往路よりは1時間ほど短いので助かります。

座席のモニター画面の表示に「追い風100キロ/時」と出ています。 東に向かう航路は、中国領空と北朝鮮領空を通過しないようです。



長時間フライトが、狭い座席で動けないしシンドくて苦手だという声をよく聞きます。

しかし私には、この程度の時間であれば、飛行機の中で食事をしてお酒を飲んだり、居眠りなど適当に過ごせるので、辛くは感じません。

楽しみの一つが映画です、画面は小さいですが。外国エアラインでは、日本語(吹き替えを含め)の映画は少ないのが弱点です。少なくとも英語はあるので、英語の思出し訓練だと思って、適当に類推しながら聞いています。

適当に選んだこの映画は、退屈しませんでした。

"A Walk in the Woods"




高年齢に達した元の旅行作家が、ふと思い立ってアメリカ東部の「アパラチアン トレイル」と呼ばれるかなりハードな長距離で一部に高山があるトレキングルートを歩くことを決心します。2000マイル(3500km)でこれを自力で歩き通します(複数回に分けてもいい)。主演はロバート・レッドフォードとニック・ノルティ。

ですが、奥さんからは単独での行動は絶対不可、だれか友達を連れて行くならば良いと強くいわれてしまいます。何人もを誘ってみるのですが、すべての友人がNO。

諦めかけていた時、大昔の悪友が向こうから申し込んできました。・・でも、相当にヨボヨボです(実はアル中の治療中)。

それでも、最新のトレッキング用具と服装、バッグ、テント、マットレスなどを買い集めて、ともかく出発します。

この断崖絶壁の上にひさしの様に広がる岩が、映像としての見どころでした。



もう、てんやわんやの老人チームのトレッキングでしたが、有名なルートなので、若い人もそれなりに通過していきます。活動を手伝ってくれたり、助けてくれたりすることもあります。

予想外に、興味深く、眠らずに見ることができました。

数年前に、ニュージランドに行った時、人気があるトレキングルートがあって歩きたいなと思いました。でも、米国にも自然に恵まれたこんなルートもあることをしりました。

米国にはここアパラチアン・トレイル(Appalachian National Scenic Trail: A.T.)以外にも、

パシフィック・クレスト・トレイル(Pacific Crest Trail: PCT)

コンチネンタル・ディヴァイド・トレイル(Continental Divide Trail: CDT)

の三大トレイルがあることを知りました。体験談は、例えばここ

いつかその一部でも歩いて見たいと思います。

 

コメント
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