朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

修学院離宮2

2013-06-03 | 京都の文化(夏)
上御茶屋からの眺望です。



突然、この眺めが目に飛び込んでくるように登ってくる石段の両側は刈込まれた灌木で目隠しされていました。

この浴龍池は、谷川を土堤と石垣でせき止めて造ってあり、それらを目隠しする高い生垣が植えられています。



この建物は隣雲亭。意図的に室内の装飾を省いて、自然に立ち向かう気持ちを醸しだしていました。

外国人枠があるようで、その比率が高いです。オーディオテープによる音声ガイドがあり外国語でも案内していました。



足元のたたきには、鴨川の石を集めて漆喰に一つ、二つ、三つと埋め込み「一二三石」(ひふみいし)と言われています。



この方角は京都の中心部に向いています。



楓の赤い実。



この花の名は? あじさいの一種かな。



風雅な石灯籠です。



雄滝。この日はほとんど流れなし。



池の畔に降りて来ました。



千歳橋。
この中国的意匠の石橋は、後になって江戸時代後期文政七年(1824)に京都所司代が献上したものです。後水尾上皇創建時の建物は、実はほとんど残っていないそうです。別の場所にあった建物を移設してきたりして現在の姿になっています。



楓橋。

この奥が紅葉谷と呼ばれています。青もみじが実に見応えありました。



窮邃亭(きゅうすいてい)、これは創建当時のまま残っている唯一の建物です。この扁額も上皇の宸筆だとのことでした。



上皇が座る畳は一段高くなっており、窓際には一枚板が渡してあって御肘寄としています。



舟遊びをするための乗り場があり、上皇たちは三つある島々をめぐって管弦や詩歌の会を催していました。



右手奥に千歳橋、その左手の島の緑の木々の中に窮邃亭があります。



対岸の上にあるのは、隣雲亭です。ここから眺望を楽しみました。



一巡して入り口に近い場所に戻ってくると、隣の水田でトラクターによる農作業が見られました。どのように美味しいお米ができるのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする