朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

三助

2010-01-28 | もろもろの事
もう死語になっているのでしょう、三助(さんすけ)とは銭湯で背中を流してくれるオトコシ(男性)のことです。まだ子供の時に、親に連れて行ってもらった湯屋にはいたようなおぼろげな記憶が。

 なんと、京都の市内、嵐電「有栖川」の近くにあるスーパー銭湯「天山の湯」にて今回、経験しました。



 なかなか設備の整った良い日帰り温浴です。地下1200メートルから汲み上げる薄赤色の温泉があり「金閣の湯」と名づけた露天風呂もあります。露天も4種類、美濃焼湯壷の湯とか趣向を凝らしています。大きなサウナ、韓国あかすり、畳休憩所、エステサロン。さらに広いレストランには、多数の家族客がはいっていてビール、ソフトクリーム、軽食が良く売れていました。飲食での売上もかなり多そうです。

 もはや普通の家やアパートには風呂は必ずある時代なので、寒い外気の中をお客に来てもらうために、懸命なプロモーションをしている様子が見てとれます。新聞掲載の広告に1月末まで有効の半額クーポンがあったので、仕事帰りに立ち寄りました。といっても、地理的には京都市内もかなり西なのでバスとトラムの乗り継ぎです。時間も運賃も少々かかりました。



 話しを戻して、その三助なんですが、平日の週2日の夕方限定で、「無料」サービスでした。さっそく、洗い場でお願いしましたよ。

 へちまタワシで、背中を石鹸つけてしっかりとこすってくれました。ま、3分間くらいですが。なかなか気持ちいい。息子と一緒に温泉に行った時以来、20年ぶりくらいかな。

 若い男の子です。てきぱきとして、その働きぶりも見ていて気持ちいい。

 この浴場やサウナ、洗い場には若い店員が頻繁に出入りして、水質測定、洗剤詰替え、敷物取替えなど真面目に働いていました。3K職種は人気ないとは言われていますが、小ぎれいな制服(Tシャツ)や勤務の柔軟性、店長・マネージャの気配り(店員やアルバイトへの)などきっちりマネージすれば、若い人も働きに来るのですね。

 古くからの銭湯、こちらも好きなので無くなっては困るのですが、こんな運営ノウハウと経営、設備投資には勝てません。

 
コメント
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