朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

木屋町の島原太夫道中

2009-04-03 | 京都の文化(春)
4月1日、四条から下がって高瀬川木屋町の桜がどうなっているかなと、夕方に出かけたところ、沢山の人が歩道に群がっていました。
 なんだろうと。
 島原の太夫道中が、午後6時30分から始まるとのこと。
 高瀬川の桜はまあ3分咲きかな。

それで、15分ぐらい歩道の皆さんに混じって待ちました。
 人力車に乗って登場です。(左上写真、クリックで拡大)
 今年は、若い太夫が生まれたので、島原に3人となったそうです。この日は、行列にお二人。終点の鴨川脇の公園では、京都エッセイストの麻生圭子さん公開対談に、一番先輩の太夫さんが出演していました。



「かむろ」の赤い着物の幼女がかわいかった。
 かむろの背中には、太夫の名前をかいた布を掛けていました。



 雅楽の楽団が先頭を歩きます。



 一番若い太夫さん。足の捌きが特別でした。

 対談では、「太夫」と「芸舞妓」の違い、「太夫」と「おいらん」の相違について話していましたが、いまいち応答がかみ合いません。麻生さん、文章と写真だけのほうがいいですね。

花街、かがい、遊郭、あそびめ。
 時代背景が大きく変わり、ジェンダー差別の感覚が変化したので、もはや若い人たちには理解できないでしょう。
 実際、欧米ではいまでも「芸者、フジヤマ」の刷り込みがあります(芸者=プロスチチュート)。
 相当以前のことですが、国際的プロジェクトの会議で、次回は京都で会議を開催することになりました。フランスの参加予定の人に、次回は京都ですがどうですかと質問しました。楽しみにしていますとの返答を予期していたのですが。
 「ゲイジャの町なので、ワイフがいい顔しません」「では、奥様もご一緒にどうですか」「彼女は、地震が怖いといっています」(笑)
コメント
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