団塊Gの気ままな野菜作りと写真日誌

のほほんとした田舎暮らしの毎日。家庭菜園よりは少し規模の大きな野菜栽培やデジカメphoto等々・・・。

西穂山荘~独標へ

2011-07-27 | 山歩き

去年の12月に新穂高温泉からロープウエイを使い西穂山荘に1泊、そして翌日は積雪の中西穂に向けて山登りをしたのですが独標手前で雪に阻まれルートを間違えてしまい危険を感じ引き返したのですがそのリベンジということで今回も同じメンバーで山登り。

朝4時に起きて中津川で合流、3名で出発し9時前には新穂高温泉へ到着。登山者用の無料駐車場があるのでそこに車を止めて支度をしてロープウエイを利用して標高2000mを超える高さまで一気に運んでもらいます。これがなければ一日がかりで西穂山荘まで歩かねばならず、お気楽登山グループとっては本当に有り難いことです。というか今は登山道が荒れているので歩いて登るのは危険の表示がありました。

新穂高ロープウエイ 2階建120人乗り

ロープウエイの山頂駅から西穂山荘までは我々のような日頃鍛えていない人間でも1時間余りで着くことができます。なので昼前には難なく小屋到着することができました。当初の計画では昼ご飯を食べてから独標までの往復をする予定でしたが急に激しい雨が降ってきてしまったので雨宿り。暫く軒下で待つも止みそうもなかったので明日の朝登ろうということにし小屋に入ったのですが約1名は行ってくるといって一人で丸山方面へ登り始めます。夕方帰ってどこまで行ったのかと聞いたら「ピラミッドピークまで行ってきた」とのこと。しかしその代償は買ったばかりのレインウエアがカギ裂きになってしまい泣きべそをかく羽目に。だからいわんこっちゃないと居残り組で冷やかしていたのですがあの雨のなかよくピラミッドまで行ったものだと本音では感心。

その夜は夜半過ぎから激しい雨で本当の目的である筈の天の川の写真撮りができずにがっかり。何のために重い三脚やカメラ2台もザックに入れ持ってきたのか。本当なら梅雨明けの今頃は一番天候の安定している時期なのだけれど。う~ん残念無念!

 

朝起きてみると周囲はガスで真っ白ですが雨は止んでいたので朝食のあと独標方面に向かいます。前回のときは我々だけで貸切状態の小屋も夏山シーズンということで相部屋で結構ツアーで来ているおばさん団体客が多くそれらの人がみな独標方面に登っていきます。山ガールを期待していたのに全くの期待外れ。

丸山に登る頃にはガスも時々晴れるようになってきたので気分よく登ることができます。これが夏山の醍醐味です。左下には梓川と上高地が見えます

途中のハイマツ帯を越えてガレ場を過ぎ、独標手前までは危険個所はないのですが最後の登りで鎖場があります。しかしゆっくり登れば危険と言うほどでもなく誰でも登ることができます

独標にむけて歩く登山者の列々・・・

独標手前で

 

独標直下より

ルートは独標までは大丈夫ですがここから先は峻嶮な岩稜地帯で痩せ尾根・鎖場など登山道も危険個所の連続。特に西穂から奥穂へのジャンダルムを超えていくルートは日本でも屈指の難易度の高い危険地帯で、限られた人々しか立ち入ることはできません。無論、我々ははなから無理と判っているので西穂に向けていける所までと考えていました。実際独標まで来て殆どの人が引き返していきます。独標から先の下りを見ると垂直の壁を降りる感じなので確かにビビリます。ここで恐いと感じたら先には行って行けないとありますがその通りですね。まあ実際は3点確保をしっかりして慎重に下れば大丈夫なのですがそれでも危ないことには変わりありません。

独標からピラミッド方面をみるとそびえ立つ岩肌が迫ります

こちらは独標を過ぎ下ってからピラミッド側9峰から独標方面を見た所 そんなに危険なようには見えないけれど・・・

独標を慎重に下り、そしてピラミッドピークを登り始めたらまたガスが掛かり始め眺望は一切きかなくなってしまったのでここで先に行くことを諦め引き返すことにしたのですが登ってくる老人チームが3人、聞くと78歳ということ、足取りはびくついている感じですが相当山慣れているんでしょう。ゆっくり、極めてゆっくりですが着実に登って行くのです。見事な物です。我々はあの年まで山登りすることができるだろうか?

そんな訳で西穂まではいくことが出来なかったのですが雨に降られることがなかったので良しとしないといけないのかな。

再び山荘まで下り名物の西穂ラーメンを食べて新穂高まで下ってきたのです。途中、平日でも登ってくる人が沢山いましたが、このコースは手軽に3000メートル級の山に登れるので人気があるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

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