GAMAの菜園&フォト日誌

SINCE JUNE 2005・・・菜園情報と写真で綴るGAMAの雑記帳

健康な植物は病気にも害虫にも強い

2016年02月08日 20時08分49秒 | 菜園ティスト日記
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農薬を全く使わない農法が上辺だけの解釈でもてはやされていますが、実際に農業で生計
を建てている人に言わせれば「アホか」の一言で接点すら生まれません。とにかく病害虫
による生産性の低下は深刻で、仮に農薬使用を一切禁止すると価格高騰だけでなく絶対量
が不足することになるでしょう。品質も低下します。

一方で減農薬や無農薬の栽培は全く不可能なのかと言うとそうでもないという実証も生ま
れつつあります。これをマニュアルで解説しろと言われても多分無理。何故かというと栽
培の環境というのは自然界が相手であるから常に一期一会。それで原理原則を述べるに留
まるから、ほとんどの人はわけがわからなくなって結局「無理!」で終わる。
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その原理原則ですが、我々「安全で美味しい農産物」を追及する仲間内で良く耳にするの
が、表題の健康な植物は病気にも害虫にも強いという事実です。

病気は胞子が飛んで広がるもの、虫や動物によって運ばれるもの、環境不適正で生理障害
を起こすものなどありますが、少なくとも細菌やカビ、ウイルスなどは人間と同じで負け
る場合と勝つ場合があります。つまりは体力ということです。従って体力のある野菜を栽
培すればリスクを低下できます。
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体力のある野菜は健康優良児ということですから、作型にそって適期に栽培するとか、根
本である根の発達を促す発育環境とか、適正な水分、気温、日照という要素になります。
専門的には直接検体を分析して調べることもありますが、一般的には成長点が黄緑色をし
ているとか、徒長していないとか、樹ボケ、蔓ボケ状態になっていないとか外観でも観察
することできるようです。
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Heyモー)
2016-02-08 21:09:42
こんばんは!ガマさん

<<作型にそって適期に栽培する>>
適期より早く 人より早く種蒔きして早く収穫する 適期よりう遅く 人より遅く種蒔きして遅くまで収穫する 両方とも健康な野菜は望めないですね
作型に沿って適期に栽培するのが良いのですね
ブログで周りの方々が早く種蒔きした記事を読ませていただくとなんだか後れを取るようで同じく早蒔きしてしまう傾向になりがちですね
適正な水分、気温、日照 もしっかり考えないと
健康な野菜は栽培出来ないのですね 勉強になりました



 適正な水分、気温、日照という要素になります。
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Unknown (HAL_K)
2016-02-09 05:49:37
おはようございます HAL_Kです。

商品を栽培して生活の糧を得る農業と、楽しみとして野菜を栽培する家庭菜園とは根音的に違いますからね。
「安全で美味しい農産物」を消費者は求めてますが、同時に「安さ」も求めてるから一層複雑になってしまいますね。

オイラは目の前で採れる旬の採れたて野菜ばかりの食生活ですし、農薬の使用量も自分で分かってるから良いかな(笑)
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Unknown (らうっち)
2016-02-09 07:18:30
つくばのガマさん おはようございまーす♪

農家さんは、生産性を高めなきゃいけないし家庭菜園とは違って培地が広い。
農薬使うのを否定はしないよ。
でも家庭菜園クラスでは、無農薬を目指すのも出来ないことじゃないので「アホか」は野菜作りする全ての方に対しては適してないですよね(^^)
人と同じで野菜も体力のあるものは強い。
判りやすかったです。
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Heyモーさん (つくばのガマ)
2016-02-09 07:37:16
理屈で書くと当たり前なんですが、それが難しいから
大変なんですよね。適正な水分、気温、日照って
数値的に表現すると何? 大根もほうれん草も人参
も同じでいいの? そこへ行くと全部厳密には違うん
ですよ。それで自然に定着した作型に沿うのが一番
簡単ということになる。それが数値的にデータ化できれ
ば、今度は人工的に同じような環境を作ることで
作型を前とか後ろへずらすことができるようになるという
ことです。でも、異常気象とかでちょっと環境がずれる
と一斉に抵抗力が低下し一気に病気が蔓延する
という結果になるのです。だから無農薬有機栽培に
挑戦する人は種蒔きから収穫まで一日も、極端
に言えば1時間も気を抜けなくなるんですよ。それで
安かったらあまりに気の毒ですよねぇ。
返信する
HAL_Kさん (つくばのガマ)
2016-02-09 07:45:01
自分もガマ菜園だけの時は化学農薬なんてマシン油
とかHCでも売っているスプレーのようなものを初期の頃
使っただけですね。あとは自分で作ったり、やられるに
任せたり。トウモロコシは虫が出る前に収穫したり雄花
を減らしたりしましたが。周りのネギ農家が潅水のように
薬をかけているのを見てゾッとしていましたが、今は
かけられているネギやそれを食べている消費者よりも
かけている農家の人の健康の方に同情してしまいます。
あんなことしていたら長生きなんて夢のまた夢です。
ブログでは自然農薬、農事気象予測、土壌管理
など植物そのものを強く育てる薬以外のノウハウで
学んだことを紹介していくつもりです。
返信する
らうっちさん (つくばのガマ)
2016-02-09 07:52:50
仰る通りです。「アホか」は農業で生計を立て、一定
の品質と最低限以上のおだやかな家庭生活を両立
させようと考えている人たちが一方的に農薬使用を
避難される時に出てくる本音です。^^
家庭菜園で農薬使っていたらそれこそ「アホ」かもですね。^^
でも30株作ったら10個くらいは収穫できるかなと
無農薬で育てた白菜が全滅した時には沈みましたが。^^ 
白菜は真っ白で直径10㎝、高さ25㎝くらいのもの
と知らされました。^^
返信する
Unknown (すぎさん)
2016-02-09 12:48:55
つくばのガマさん、こんにちは(^^)/

私たちは趣味で楽しんでやってますからね♪(⌒ー⌒)
生活のかかっている農家さんとは次元が違いますよね。
旬のものを旬に栽培するのはもちろんですが、
ほうれん草を食べたいから第3弾も第4弾も栽培する。
ハウスが有れば早くからスイカやとうもろこしを栽培する。
その方が美味しいし虫の被害も少ないし。
何より自分が嬉しいので。
これからも楽しんでやっていきます♪(⌒ー⌒)
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すぎさん (つくばのガマ)
2016-02-09 18:22:23
菜園でいろんなことをやっている頃良く中の良い農家
の人が茶話に立ち寄って「おめえらは食う心配がない
からいいよな」って言ってました。本当にその通り。これ
が商売だったら大変だろうなとは思いましたね。
まさか自分が商売で関わろうとは思いもしなかったですが。^^
でも、家庭菜園での経験がいたるところで生きてます。
もっとたくさんの人が体験できるといいんですがね。
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