HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

内線「松平健」

2005年02月01日 | スポーツ/芸術/コラム
私の微妙な心身のバランスは3つのテレトリーを持つことで保持される。1つは家族との日常生活での自分。2つめは仕事場での自分。そして3つめは好きなことにひたれる場所にいる自分。最近では3つめはもっぱら音楽、特にライブがその場所を多く占めているが、以前は映画あるいは芝居がその場所を占めていた。ゆえに月から金までは仕事。土曜日は友達と遊び、日曜は自分が目指す映画人になるべく京都東映撮影所にシナリオの勉強をしに行っていた。このひとときはものすごく楽しかった。実は今はシナリオ科は通信科になっているので通えない。でも、私の時はまだ通いだった。しかも良心的で私が行こうとした時のクラスの人数が少なすぎて成立しなかったため、すでに始まっている半年前のクラスに途中から入れてもらった。でも、次の新しいクラスは成立したので、そのまま1年半通っていた。なのに月謝は1年分だけでいいと残りの半年は月謝を払わなくてよかった。今の東映養成所のシステムではあり得ないし、最近の月謝を見るとすごく高い。ゆえに今なら行けなかった。よい時に勉強できたものだ。撮影所内にある1つの建物の2階で授業を受けていたのだが、その横の事務所に電話があった。そこに「内線・松平健」とあったのだ。そう、今や話題のマツケンサンバの健さんだ(笑)実は私がシナリオの書き方を教えてもらってお世話になった先生は松平健がまだ新人の頃「松平健を売り出すプロジェクト」の一員だったわけで、もちろん「暴れん坊将軍」の脚本家だ。あのスクールウオーズもそうだ。何せ先生はラガーだったんだから。この先生の授業を聞いているとほんと映画が大好きになる。3時間なんてあっという間に終わってしまう。ときどき、近くのカフェというか喫茶店(の方があう)に授業が終わった後で皆で行って、いろいろ映画の話をする。それもすごく楽しくて、しあわせなひとときだった。今はある大学の映像科で教鞭をとられているので、東映に行っても会えないし、私ももう何年も太秦の撮影所に行ってない。でも、自分の書いたシナリオで映画を作るという夢は今も色あせてない・・・

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