HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ROOM FOR THE LIFE

2006年05月17日 | インディーズ
KATE BUSHのデビューアルバム『天使と小悪魔』の中に「ROOM FOR THE LIFE」(放題「生命のふるさと」)という曲があります。これはすなわち赤ちゃんの育つ場所である子宮のことなんです。この曲自体は女性のタフさについて歌った曲なんですが。そうスマップも女性について歌うなら、こんな曲を歌わないとね。

彼女はこの中で「女性は一人二役できるのよ」と歌い上げています・・・そうお腹の中に赤ちゃんが宿っている時、女性はふたつの生命を持てるんです。これってミラクルだと思いませんか?これは昔から今に至るまで、私には不思議で不思議でしかたがありません。

って、実はこういう事を書こうと思ったわけではなくて、先日行った京都のライブハウスのMOJOの事を書きたかったんです。ぜんぜん関係ないやんって思われた方もいるでしょうね。

でも、あそこのライブハウスはなんか洞窟っぽい感じがするんです。ステージが狭いんですが、妙に心地よい空間で、バンドやアーティストがステージに登場すると洞窟からそれこそアマテラスオオミカミが出て来たような神秘さがあるんですよ。そして、一番に心に浮かんだのは、そう「ROOM FOR THE LIFE」・・・ここは子宮だって。なんか安心できるんですよ。中にいるだけで。そしてそこでゆったりと音楽が育っていっている・・・そんな感じがするんです。言い換えると「ROOM FOR THE MUSIC」ですよね。

このMOJOから何人のミュージシャンが生み出されたのでしょうか?そして、これからもどれぐらい生み出されるのでしょうか?

ほんと半年ぶりぐらいにやってきた京都MOJOでライブ見て、しみじみ温もりを感じましたね。

さて、まず第一弾はフォギーメランコリックとブライパスの出るライブを見てきました。フォギーももう気付くと半年ぶりくらい?もう記憶が遠くなるくらい前?そんな感じで久しぶりにステージを見ると、かなりグレイドアップしてました。最初に出会った頃のようなか弱げなその歌い方やステージングとは違って、かなり力強いステージングとなって、曲調もロック色が強くなってました。CDでしか聴いたことがなかった曲もステージで見るとパワーが増していて、こんな感じになるんだとなぜかじわ~って感動が押し寄せてきました。半分はCDで知っていて、半分は初めて聴く曲だったので、まるで初めて見るバンドのような新鮮さがありました。

それぞれが、それぞれのパートでますます腕前を上げ(素人がこんな事言って申し訳ありませんが、そう感じました)、ちゃんと伝えられなかったけど、こういち君のギターは聴くたびに大好きな音になっていって、ステージを見るたびにうれしくなります。生まれて初めて(って大袈裟?笑)フォギーを見た時に「ここのドラムはすごい!」って知り合いに言いまくっていた私ですが、そのうえじさんのドラムがますますエッジがきいたメリハリのあるドラミングになっていて、もう顔がほころんできました。ベースの寺崎さんも以前のふわふわ感が重量感と変わっていて、より音楽への真剣さが伝わってきました。ボーカルのマオさんの歌い方も「こんな歌い方してた?」と思うような迫力が出て、自分をさらけ出すようになられたのかな~それともそう努力されているのかな~って感じました。狭いライブハウスなのでスピーカーからの音が体に当ります(目には見えないけど、当るの・笑)ドラムやベースの振動はもちろん、びっくりしたのが歌う言葉自体が体に絡んでくるんです。

「幸せな命とは どういうものだろう・・・」というその歌詞は「シアワセナイノチトハ・・・」とこの胸を物理的に揺らすんです。言葉で体が物理的に震えるのを初めて体感しました。

そういういろんな発見があったわけですが、よく考えたら、ほとんどがライブでは初めて聴く曲だったのではないかしら?彼らはこれから東京にツアーに出たりするので、関東地方の方でチャンスがあれば是非見てください。

トリを飾ったのがブライパス。かつてノスタルストーヴとして活動されていたバンドです。メンバーが一人抜けられたので3人で違う名で再出発されたわけです。ノスタルさんの音源はもっていて、以前にもこのブログでも書いたのですが、すごく好きなメロディを奏で、歌詞も独特の雰囲気があって好きなバンドだったのですが、ライブに行きたいと思いながら、ついに行けなくて、ブライパスになって初めて見たわけです。もちろん知らない曲ばかりだったんですが、やっぱりいいバンドでした。3人がその洞窟のようなステージに上がっただけで、なんかオーラが出ているっていうのか、パワーを感じましたね。かつてギターを担当していた岸田さんがベースになったのですが、そのベースも元からベーシストみたいな・・・感じで存在感がありましたし、ボーカルギターの柏原さんは高音ボイスで歌いながら、あのギターさばきというのでしょうか、指使いが細かいし、繊細な音を出されるんですよ。歌うリードギターって感じで。ドラムの肥田さんも安心して聴けるドラミングでまさに鼓動・・・生命を宿す鼓動です。

音源もいただいて、大事なものが1つ増えました。

これから先、またいつこの2つのバンドのライブに行けるかわかりませんが、いつまでも私の中で新鮮なイメージのままでいてほしいバンドであります。

では長くなったので第2弾は次回へ・・・

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