HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

オーダーメイド協奏曲

2011年01月23日 | FoZZtone
あまりに深くオーダーメイドアルバムに
入り込み過ぎて、ある意味中毒症になった感があった。

好きすぎたらこうなるんだ。
恋煩いのように。

何度も書くけれど「ノルウエイの森」を最初に読んだときに
微熱を帯びたようなまるで風邪をひいたような感覚になったのと
似ている。そのときは島田雅彦氏の「未確認尾行物体」という
本にその病を治してもらったんだけれど

今回、オーダーメイドアルバムに深くのめり込みすぎた自分を
ある程度のいつもの自分に戻すべく,聞いていたのは

coldplay「Viva La Vida」
LINKIN PARK「A Thousand Suns」
My Chemical Romance「Danger Days」
Olivia Newton- John「Clearly Love」

最初は日本のバンドの曲はちょっと聞けなかった。
あまりにFoZZtoneの曲が濃厚に入り込んでいて
まずは日本語を薄めなきゃって

でも、なるべくあまり聞いてない新しく買った曲とか
をメインに聞いた。

coldplayは好きなんだけれど、なぜか
いつも輸入盤を買ってしまう。あれだけヒットした
アルバムで曲は何度も聞いていたんだけれど
2枚組の限定盤で買ったのはつい最近。
でも、やっぱりすばらしい。

このタイトルの「Viva La Vida」は
メキシコの女流画家フリーダ・カーロの絵のタイトルから
取ったらしい。この画家は交通事故の後遺症から
下半身不随であったのにもかかわらず、いつも奔放に
そして自分を描き続けて来た。

というような話をたまたま見ていた「アナザースカイ」で
臼田あさ美ちゃんの話から知ったんだけどね。

最近よく聞いてたから、偶然にしてもちょっと不思議だった。

ちなみに私は臼田あさ美ちゃんが好き。といっても
彼女の載っている雑誌を買うとかそういうのはいっさい無いけれど
スカパーで彼女のMJの番組が結構好きで見ている。
前のバージョンのときにNICO Touches the Wallsがゲストに
出たんだけれど、光村さんが彼女からクイズか何かに勝ったからだったか
彼女のカレンダーをもらったら、すごく喜んでいて、それが
すごくインパクトがあった。そこからなぜかあさ美ちゃんを見ると
光村さんを思い出す。なんかこの2人似ているような気がして。

さて、こうして洋楽を浴びるように聞き、
日本語がだいぶ薄まって来た頃に
両方が飛び出す
Fat Propの「DIE IS THE CAST」と
ONE OK ROCKの「Nicheシンドローム」を聞き、
エレファントカシマシの「昇れる太陽」を聞いたところで

なんだかふつうに戻ってきた気がした。

そしてUESAの「Where is love」を聞き、
ようやくオーダーメイドアルバムを聞いても
微熱は出なくなったようだ。


ということで落ち着いた感じで

あの長々と書いた選曲理由ストーリーの補足ができる。

白鯨の章のところは
実際にメルヴィルの「白鯨」を読んだ人はわかると思うけれど
ちょっとシュプレヒコール的なシーンがあるんだ。
いろんな国の水夫たちが言葉を紡ぐところ。
そのシーンをフォズの「白鯨」を聞いたときに思い出したんだ。

レインメイカーの章のところは
グレープフルーツっていう言葉から
梶井基次郎の「檸檬」を連想してしまったので
ああなってしまった。

あと、Stone in the black bootsの章は結構短いんだけれど
どこか子どもの頃読んだバニヤンという作家の「天路歴程」っていう
話を重ねていた。あれだけではわかんないんだけれど
子どもの頃読んだ海外の話にはよく幸せを掴むために主人公が旅をして
石ころがいっぱいころがっているような道を歩いていくシーンが
あって、靴がボロボロになったり、石を踏んだりするところがあるんだ。
いろんな人との出会いや善と悪との対立や自分のふがいなさを嘆きつつも
それに打ち勝って、人間として何かを掴むような話。

どうしてそういうのを読んだのかわかんないけれど
分厚い本の中にいろんなお話が入っていて
そんな中にそういう話もあったんだ。

小学生の頃だったと思うけれど、すっごく印象に残ってる。
今は手に入れられない本みたいだけれど、図書館とかにいけばあるのかな?
「天路歴程」はもう一度大人になった今読んでみたい話だ。

そういえば土曜日にNHKの「Q~わたしの思考探求」というのに
お笑いのピースの又吉さんが出ていて、大学で言語学を研究してる町田先生と
「自分の考えは言葉でどこまで正確に楽しく伝えることが
できるのか、そもそも言葉の正体とは何なのか」と対談してたんだけど
そこにあのPr.俵田の研究している言語学の博士の話も出た。
この対談も弟子Aが私に見ろというので、見たわけだけれど
なかなかおもしろい内容だった。

それにしても、Pr.俵田ともいろんなところで繋がっていくのが不思議。
というか、きっと好きなものが似ているんだろうね。

私がオーダーメイドアルバムから外した2曲の
「猿飛」と「4D」はPr.俵田の曲だと私は思っている。

あの選曲ストーリーはかいつまんでのものだけれど
あれにはPr.俵田も登場するんだ。実はね。
彼はちょっとした狂言回し的存在で
シェークスピアのロミオとジュリエットでもマクベスでも
なんでも必ず登場する大事な役割をもつ人物。
それが狂言回しと言われる。(文学を研究する人たちの間で)
それがこのPr.俵田なんだ。

彼は独自の研究をする中で
「猿」と「4次元」も関わっている。

でも猿と4次元が重なると「猿の惑星」ができちゃいそうだね。

このPr.俵田のDJ選曲はなかなかかっこよかった。
やっぱり「猿飛」と「4D」外してなかったね。
さすがだ。これは彼の曲だもの。

また、彼は「鯨」にもすごく詳しいらしい。
彼の話を渡曾さんを通して読んだら
どこかコナンドイルの海洋小説を思い出す。
あの小説から漂う空気感がすごく渡曾さんの文体から
漂って来て、あ~好きだこういう感じって思ってしまった。

皆さんはドイルっていえば「シャーロックホームズ」って
思うだろうけれど、彼は海洋小説も書いているんだよ。

私が水族館が好きだとか海が好きだとか言っているから
きっと好きだろうっと、そしてそれは素晴らしいからと
ある方が教えて下さって、私も初めて
ドイルの「マラコット深海」を読んだら、ほんと
よかったんだ。その主人公が同行する教授と
Pr.俵田って似てるんじゃないって思わず思った。

変な人だけれど、探究心旺盛。
周りを巻き込んで、やりたいことをやる。

どうですか?似てますか?


なんだかまた長くなってきたので
このへんで今日は終わります。





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