HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Rainbow Singing~渡會将士、岩崎愛、井上陽介~at 公○食堂 in KYOTO

2014年09月23日 | FoZZtone
2014年6月21日(土)京都
晴れのち雨のちくもり

7ヶ月ぶりぐらいにFoZZtoneの渡會さんの歌声を聴いて来ました。
その間、彼は金髪にしていて、黒髪に戻したと聴いていたので
金髪の彼が見れなかったな~って思っていたら、この日金髪でした。

カートゥンネットワークにでてくるアメリカンボーイっぽい雰囲気で
また違う感じの渡會さんがそこにいました。

このイベントは最初行くのは無理かな~ってあきらめていたのですが
チケットが残りわずかという時に行けることになり、ギリギリセーフで
行けることとなりました。

このイベントはよく考えてみたら、皆さんゴッチと関わっている方達ばかり。
Turntable filmsはアジカンのナノムゲンで初めて見て、聴いて一番印象に
残ったバンドだったので、回り回ってフォズの渡會さんといっしょにイベントで
見れるなんて、なんて不思議なんだろうって思いました。

井上さんのバンドTurntable Filmsと出会った日のことは以下に書いています。
http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/35c21e5c4dc7600c7df58fa75b6f9eed

岩崎愛ちゃんはお兄さんとのライブとフェスでのアジカンのライブで見させてもらって
いつもすごくきれいな声と声量で一度聴いたら忘れられないボーカリストなわけで
しかも愛ちゃんのアルバムやライブにサポートとしてthe HIATUSのmasasucksやテナーや
ナッシングスのひなっちが参加しているところも「繋がってる!」って感動するわけです。

その二人と愛すべきFoZZtoneのボーカリストの渡會さんが共演っていうのがなんか
ゴージャス極まりないわけで。

ここまで書いて言っておきますが、このブログきっと長くなります。

京都の二条駅に近いこのライブハウス。京都の老舗ライブハウスが移転して新たに立ち上げた
グローリーの同じビルの上にある同じ系列のカフェでこのライブはありました。

もちろん、初めて行くわけですが、このあたりは昔の職場の近くなので
懐かしい場所でもありました。

結構、ライブに行く場所が自分の昔探し的な場所にあるのを最近感じます。

トップは井上さん。

ライブの時のイメージとはちょっと違って、
正直、見た目くるりの岸田さんでした。

実際に本物の岸田さんにも「似てるな~」って言われたそう。

このライブの前日にも京都精華大学で岸田さんの講義に参加してきて
チューリップの歌を何度も歌わされたという話をされていました。

バンドの時は英語詩ばかりだったので、そういう歌なんだろうなと
思っていたら、ほとんどが日本詩でした。その日本詩の世界観も
どこかくるりと重なる部分がある気がしました。京都出身のバンド観なのかも
しれませんね。

この井上さんのバンドからもソロからも感じるのは
スコットランドのバンドのトラヴィスの空気感。
私はトラヴィスが大好きなので、やっぱり惹かれるんだろうなって
感じました。

一曲目はその日のイベントのタイトルからその日に作ったという曲を
披露してくれました。rainbowを入れこんだこれは英詩の曲ですが、
同じフレーズがくりかえし歌われるのですが、トラヴィス感満載でした。

くるりの曲の「ハイウエイ」もカバーしてくれました。

1時間持ち時間があったようでたくさん歌を歌ってくれました。

2番目は愛ちゃん。

この日愛ちゃんと実は渡會さんが同じ新幹線だったようですが、
何度も通路を通りすぎる渡會さんに手を振ってもまったく反応がなくて
「きらわれている」というようなツイッターをされていて
それであとで「まったく気がついてなかった」と弁明をする
渡會さんでしたが、どうやら渡會さんは新幹線で自由席で席をとれなかったようで
東京から京都まで大変だったようです。ゆえにきっと彼には座席しか見えてなかった
とその大変さを想像いたします。

愛ちゃんの声はほんとうに分厚いのに美しくて
気持ちよい厚みをもって心に入って来ます。
何度もしつこく言うけど、彼女の歌声聴いているとリンダ・ロンシュタットを
思い出すのです。

彼女の「東京LIFE」という曲を聞いて、私がもし今東京に行って一人暮らしを
始めたりしたなら、この曲をきっと毎日のように聞くのだろうなって
なんか漠然とではありますが、感じました。(まあ、今のところその予定はないですが)

「ALL RIGHT」っていう曲をみんなでかけあいながらの歌う愛ちゃんの笑顔が
すごく好き。でも、やっぱり兄妹だな~って思うのは、どこかこの曲は
お兄さんの慧さんのセカイイチの曲に繋がる感じがあって、いっしょに
聴きたいな~って思ってしまう。


そうそう、ユーミンのカバー「ひこうき雲」も歌ってくれました。
この曲聴くときゅんとなりますよね。


そして、
彼女のアルバムをライブ後やっと買えたのでよかったです。
すごく素敵な歌ばかり。
しかもアルバムに参加しているメンツが凄い。
まず、プロデューサーがアジカンのゴッチで
サポートメンバーにthe HIATUSのマサや
Nothing'sのひなっち、アジカン伊地知さんに
バンアパの荒井さんとか豪華過ぎます。

ここでthe HIATUSと繋がった~!
Nothing'sとも繋がった~!

不思議ですよね。こんなに世には沢山音楽があるのに
好きな人たちはやっぱり繋がってて。

そして、
久しぶりに渡會さんの歌声を聴くチャンスが巡って来ました。

何度もしつこいようですが、髪の毛が金髪になっていて、昔からというか
彼らフォズトーンと出会ってからのライブごとに
彼の髪型がいっしょだったことはなかったな~って。
もちろん、同じツアーに何度も行く人はそういうことは
ないのだろうけれども、私は1回のツアーで行けるのは
1回だから、そう感じるのでしょうね。
行けないツアーもあったし。

肌の色が白いから金髪も清潔感をもって彼に似合ってました。

一発目が私が初めて聞いた曲。
「ひとりぼっちのミュージカルスター」
この曲は初めて聴いてすぐに好きになりました。

その歌詞にある「ためいきは酸素の無駄だから
かわりにマイケルジャクソンのマネして吐き出そう(フォー)」

っていうのを聴いて、懐かしくなりました。

4年ぐらい前かな、渡會さんがツイッターでこれを
ツイートされていて、「これっていいかも」って自分も実践してみたものだな~って。
そして、ついついいろんな人にそれを言いたくなってしまったな~って。

なんか心で「くすっ」としてしまいました。

私はこういう曲がすごく好きです。FoZZtoneらしいというか
渡會さんらしいというか、日常を包み込む感じの曲が大好きです。

この曲が最初なのにすごく盛り上がって、なんかみんなで合唱になったのが
おもしろかったし、彼のエンタティナーな側面が出ていて楽しかったです。

「Morning Glory」も初めて聴きました。
タイトルからはオアシスを思い出しましたが、曲はまったくもって
違いましたが、フォズとしても渡會さんとしても新しい要素が入っている
感じがしました。

愛ちゃんとの新幹線でのエピソードからか、
「ひかり」を久しぶりに聴けてよかったです。
これもすごくフォズらしい曲ですよね。

「slow flicker」を久しぶりに聴いて、
なんか胸の奥が詰まりました。
あのアルバム『NEW WORLD』の頃が私が
すごくフォズの好きな時代のひとつだったなって。
フォズ自体は苦しかった時代から抜け出そうとしてた
時期だったのかもしれないけれど、そういう時って
人間にはみんなあって、そういう時の自分に重ね合わせられる音楽が
あの『NEW WORLD」の音楽たちでどれだけ支えてもらったかと
思い出し、心が熱くなったのです。

「ベーコンエッグとシェービングヒーロー」は
ほんとにほんとに大好きな曲。
これを久しぶりに聴けて本当に幸せでした。

もし、セットリストで叶うなら
「黒点」「口笛男」「Enemy」「Sir Isaac!」「ブランケット」
そして「ベーコンエッグとシェービングヒーロー」を同じ時に
聴きたいです。


「Stairway to you」も初めて聴きました。
これはちょっと大人なテイストな曲で
イメージがなぜか湘南という不思議なかんじです。
あくまで私の感じ方ですが。
洋楽っぽいふりをして、しっかり日本の空気感の曲だな~って思いました。

「Return to Earth」も初めて聴きました。
こういうマイナーメロディで入る感じがすごく好きです。
これは洋楽の香りがすごく漂って、海外の風景を思い浮かべてしまいます。

地球ならthe Earthになるけれど、Reach to Marsと語数を合わせたら
Return to Earthになって、これだと「土に帰れ」ってことになってしまったって
渡會さんが言ってたけれど、ふとイエモンの「球根」を思い出しました。
まったく関係はないけれど、その歌の「土の中で待て命の球根よ。」という言葉と
なぜかリンクして、FoZZtoneが今、球根になって、力強い花を咲かそうとしている
気がして、なんかまたぐっと気持ちに迫って来るものがありました。

事務所も変わって、ロゴも変わって、きっとこちらの知るよしもないいろいろな
大変な事もあった時期にこの曲はできたのかな~って。
でも、それは悲観的なものではなくて、もっと前向きな未来に向かって行くそんな感じで。

アンコールの「Shuni-Hum-Yoro-Kobiwo」
これが聴けてほんとうによかったです。
これを聴くと昔、お芝居見て、とても悲しい結末であっても
幕がふたたび上がった時には明るい曲とともに出演者たちが笑顔でみんな
そろって登場して、また幸せな時がやってくるんだと思わせてくれる
あの時の感じを思い出して、
「まだまだ続くんだ。」と思えるのです。

FoZZtoneはこれからも続く。
アンコールで「また次ね!」っていう感じがほんとに余韻として残る曲を
してくれたのが本当にうれしかったです。

めずらしく「LOVE」が無かったけれども
私はその方がこの日はよかったです。

「LOVE」もとても素敵な曲なのですが、
ときどきその力強さに押しつぶされそうになることもあって
心が弱っている時には優しいテンポでそっと包んでくれる
「Shuni-Hum-Yoro-Kobiwo」のような曲が元気をくれるのです。
不思議ですね。こうして曲にもそれぞれの時があるのですね。
聴く人に寄り添う曲はその役割を担ってくれた時に
より大きく感じられるのを知りました。

ライブ後久しぶりに渡會さんとお話しました。

彼とお話していると新しいことを知れて
なんかまたひとつ世界が広がった気がします。


Return to Earthが何かを耕すっていう意味もあったりするのかな~とか
土というもの土臭い自然というものに彼が今、どこか心惹かれているのかな~とか
お話の中から感じました。

私は昔、こんなストーリーを書いてたことがあります。

小さなケースにいつも土を入れて持ち歩いている男の話。
彼は仕事で歩き回る営業マン。彼はときどき疲れてきたら
そのケースの中の土のにおいを嗅ぐことで心を穏やかにする。
その土は自分の故郷の田舎の土。
都会にはすぐそばに土がたくさんなくて、あっても子どもたちが遊ぶ公園の
土も糞やごみで汚かったりする。都会の子どもや大人たちが
イライラするのは土のせいではないかと彼は考える。
そこで、いつもきれいな土の公園を作ろうと奔走する話。

なんか今書いていて思い出したのだけど、細美さんも東北で公園作ってたなって。
汚染されてない土で。なんかもう10年以上前に書いていた自分のこのストーリーが
こうして渡會さんや細美さんに繋がるのも不思議な気がしていますが、
あくまで個人的に書いていたもので(シナリオ科の学生だったころ)
また、ちゃんと書いてみようかなって思いました。いつになるやらですが。

今年はまだフォズのライブに行けてません。
とても残念な事ですが、また行ける時は来ると思うので
それを待っていたいと思っています。

このライブレポートが書きかけのまま何ヶ月も置かれていて
(日々に追われて時間がなくて)今頃の投稿になりました。

でも、私は夏の始まる前の素敵な時間を
また思い出して、心をふんわりさせているかんじです。

最後まで読んで下さった方ありがとうございました。



セットリスト

ひとりぼっちのミュージカルスター
Morning Glory
ひかり
slow flicker
ベーコンエッグとシェービングヒーロー
Stairway to you
She said
Return to Earth
夕立ベッドイン
TWILIGHT

En) Shuni-Hum-Yoro-Kobiwo

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