HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ある吟遊詩人の場合

2005年10月28日 | インディーズ
吟遊詩人とは中世ヨーロッパで各地を回って、そこで詩を朗吟(ろうぎん)してた人のことをいいます。朗吟というのは詩にメロディをつけて歌うこと・・・そうストリートライブをしていたわけです。言い換えると吟遊詩人はストリートミュージシャンであったわけです。

それでもって、斉藤和義なんかをよく人は吟遊詩人なんて呼びますよね。彼の歌も結構好きなのがあって、いつもではないけどたまに聴くんです。そうそう、まさやんこと山崎まさよしなんかもそういう感じですよね。

さて、この間、とある吟遊詩人(とあえていわせてもらいますね)の歌を京都VOXHALLで聴くチャンスがありました。彼は以前はバンドをやっていた人なんですが、解散後、今の時点ではソロで活動されています。いずれどのような展開を見せるのかはまだ未知であり、楽しみでもあるのですが、バンドの時も素敵でしたが、ソロで歌う彼はまさに吟遊詩人でありました。

かなりのメロディメーカーであって、曲の運び方や展開の仕方なんかがうまくて、これはやっぱり天性のものなのでしょう。

ちょっと脱線しますが、音楽の師匠がある時、200人くらいの10代の学生を対象に作曲教室をしたことがありました。もちろん、それほど長い曲ではありませんが、主旋律だけの簡単なものを作らせたわけです。その中で、光っているものをいくつか選んで、師匠がそれをより引き立てるために伴奏をつけて、皆の前で披露したわけです。自分の曲が皆の前で披露された人はすごく喜んでいたみたいです。その時に師匠が私に言ったのは、やはり天性の才能のある子は2、3人はいる(いいかえれば、2、3人しかいないということになりますが)それは案外、まったく音楽なんてというようなスポーツ少年だったりする。反対に小さい頃からクラシックとかのピアノのレッスンをしていた子は型にはまりすぎて、面白みのないふつうの曲になってしまっている。そういう教育も受けてない子の方が自由な発想で曲を作り出して、そこに天性のセンスが加われば、すごくいい曲を生み出す。と・・・もちろん、教育受けている人の中にもすごいセンスがある人もいるので、誤解しないでくださいね。

また話を戻しますが、その吟遊詩人さんが昔から音楽教育を受けてきたかどうかは知らないのですが、サッカーが好きだったということだけは知っています(笑)。最初は曲なんて作ることも考えていなかったようです。ところが、ある時から曲を作りはじめられました。それから、今に至るまでにもう何十曲もあるいはそれ以上、外に出たもの、まだ温めているものも含めて、たくさんの曲を作っているのです。

才能はある日突然に目覚めるのですね。

・・・・・つづく

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« BIG | トップ | ある吟遊詩人の場合・続 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

インディーズ」カテゴリの最新記事