HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

colors

2006年10月01日 | Weblog
私がステージに立ったのはピアノの発表会だったり、学校の演劇の発表だったり、あるいは会社の技術発表会のステージでの司会を任された時ぐらいなもので、めったにない。

ほとんどは見る側にいる人だ。

だから思うんだ。

あのステージからはどんな色が見えているんだろう?って

ステージにあがり最初に目に入る色はいったい何色なんだろう?って

赤・青・深緑・紫あるいは銀色?

その日によっても見える色は違うんだろうな。

それならば、その日に見えた色がその日のライブを象徴するのかもしれないね。


素敵なライブができた日にはどんな色が最初に目に入ったのだろう?




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ミニサマソニのよう

2006年10月01日 | インディーズ
Velvet Mellowさんのレコ発ライブのその日の対バンに出たのが私が日頃からずっと大事に思っているアーティストの山口茂さんとvanillamanさんだった。なんという偶然。あまりにもすばらしいメンバーでまさにミニサマーソニックのようだった。あと一組かりんかれんさんというバンドがオープニングに出たんだけど、ここのベースとギターのお二人は以前私が好きだったバンドのメンバーさんでそれはそれで驚きなんだけれど、このバンドはちょっと残念だ。ギターもベースもいいのになぜにあのボーカル?っていうほど、まれにみるボーカル(どういう意味か想像におまかせします)あのボーカルでは・・・見えないな~光が。


vanillamanさんの音楽を生で聴くのはもう一年半以上経っている。でも、その世界というのか彼にしか出せないものがやはりそこにあった。彼はひとりでボーカルギターと打ち込みで魅せる。ひとりなのにスケールがでっかい。そんなアーティストだ。バックに写し出される映像もすべてひとりで作り、それと音楽が見事にリンクして言葉ではないメッセージを見る側に伝える。以前より歌が少なくなり、演奏が多くなっていた。

言葉でなくサウンドで何かを伝えること・・・これが彼の新たな挑戦なのかな~ってふと思った。どれだけ音だけで感情が伝わるか・・・これってクラシックと共通するのかもしれない。スモークがたかれて、そこにシルエットのように浮かぶvanillamanさん。不思議な世界にどんどん引寄せられる。こういうライブに出会えることはそうない。きっと初めて見た人は新鮮な衝撃を覚えるだろうな。彼の中に渦巻く何がこういう曲を生み出すのか・・・知りたくなる。

見終わった時はすごいステージをひとつ見たようなそんないい意味での脱力感があった。


次にthe pillowsの曲で登場したのが山口茂さん。そう私のここでのHPネームでもある「FunnyBunny」も流れた。なんかうれしかったな~。

曲は最近の曲が多かったけれど、大好きな「月 満ちる間に」「終着駅」はやってくれた。どの曲も心に1曲1曲ゆっくりとじんわりと滲みて行く。新曲の「flow」も前の新曲「歓びの種」も「桜交差点」もそれぞれが違うタイプでありながら、名曲としての佇まいがある。

でも、今回二ヶ月前のライブと比べて、一段と歌力(うたぢから)が強くなっていて、それが新たなステップに彼が突入したことを示していた。彼には「まやかし」はいらない。自然体でいい。変な工作もいらない。そのままで自分が歌いたいと思える歌を誰かに伝えたいという歌を歌い続ければきっと自然に多くの人のもとに届くと思う。

いつもあっという間に終わってしまう彼のライブ。おもいっきり2時間ぐらい聴いてみたいな~ワンマンで。何曲ぐらい必要なのかな~。きっといつかそういうライブをやってくれると信じている。

足の先にまで感情がいって、思わず弾き語りなのに足があがってしまう彼・・・そこから♪が会場にシュートされているようで、見事に胸の奥のゴールにきれいな放物線を描いて入って行く感じなんだよね。「負けた」って思うんだ。「やられた」って・・・そうそのメロディには太刀打ちできないんだ。跳ね返すなんて絶対に無理なんだ。

それでいい。そのままで。このままで。


こんな感じで金曜日のライブは最後のVelvet Mellowをとりにして終わった。


その後、帰る途中に京都のとある場所で私の音楽の師匠のエルレの弾き語りがおまけとしてついたのは予想外だったけど・・・
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