今年は行けなかったが、昨年の堀切先生クラスの大垣への旅もいい旅だった。学んで、その場所を訪れると、「ここは芭蕉があの句を作った」「西行があの歌を詠んだ」ところだと、感慨深い。同行したクラスの人達と和やかな楽しい時間を過ごし、先生も私達にできるだけたくさんの場所を見せようと汗をかきながら案内してくださった。想い出いっぱいの旅だった。
今回の旅も普通の観光旅行ではなく、一緒に行った人達からも学ぶこと多く、毎日の、時間に追われる日々の中に、日常とは違う豊かな時を、考える時間を持つことができた。
私の目の前で向こう側に旅立った人達が、まだこちら側にいる私の人生観を変えたのかもしれないと思うことがある。死は、歩いている先だけにあるものではなく、横からも後ろからもやってくる。人生は、特急列車に後ろ向きに座らされているようで、過ぎ去った風景は見えるが、行き先が見えない。急ブレーキがかかり、いきなり降ろされ、そこが終着駅のこともある。
『月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり・・』
人生の旅はあっというまに過ぎる。信貴山の舞台から見た朝日、西に沈んでいく夕日のように、悠久の時の流れからは、一日も、人の一生も同じ長さなのだろう。
今までも、仕事、家事、子育て、介護・・と走り続けてきたが、短い人生の旅だからこそ「今」を精いっぱい生きること。毎日を大切に生きること。これからも、残された命と時を、季節の風を感じながら、生きていきたいと思う。(終わり)
今回の旅も普通の観光旅行ではなく、一緒に行った人達からも学ぶこと多く、毎日の、時間に追われる日々の中に、日常とは違う豊かな時を、考える時間を持つことができた。
私の目の前で向こう側に旅立った人達が、まだこちら側にいる私の人生観を変えたのかもしれないと思うことがある。死は、歩いている先だけにあるものではなく、横からも後ろからもやってくる。人生は、特急列車に後ろ向きに座らされているようで、過ぎ去った風景は見えるが、行き先が見えない。急ブレーキがかかり、いきなり降ろされ、そこが終着駅のこともある。
『月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり・・』
人生の旅はあっというまに過ぎる。信貴山の舞台から見た朝日、西に沈んでいく夕日のように、悠久の時の流れからは、一日も、人の一生も同じ長さなのだろう。
今までも、仕事、家事、子育て、介護・・と走り続けてきたが、短い人生の旅だからこそ「今」を精いっぱい生きること。毎日を大切に生きること。これからも、残された命と時を、季節の風を感じながら、生きていきたいと思う。(終わり)