福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は久我高照法華寺門跡御逝去の日

2024-10-31 | 法話
久我高照門跡1921年生まれ。旧侯爵・久我家出身。昭憲皇后の姪にあたられる。36年奈良時代に総国分尼寺として創建され、代々皇室ゆかりの女性が門跡を務める法華寺(奈良市)に入寺。39年門跡に御就任、70年以上お勤めになる。69年光明宗大僧正。書道、絵画などにも秀で、華道「法華寺小池御流」家元も務められた。2011年10月31日没、享年90歳。「『(入寺にあたっては)かなしいとか、つらいとかは少しも思 . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 13/14巻の7/9

2024-10-31 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 13/14巻の7/9 七、清和院の像 洛陽清和院は清和天皇の御開基なり。本尊は観音菩薩なり。堂中に延命地蔵尊を安んず。即清和皇帝の御長を模して六尺二分(約182㎝)なり。叡山一階僧正一刀三礼の刻彫なり。腹心に金泥の法華経八軸を篭られたり。御眼の瞳仏舎利なり。材木は鞍馬寺の毘沙門と一つ木なりとぞ。彼の縁起の中に毎月五日ずつ影向ましまして佛法擁護し玉ふと云々。地蔵毘沙門は一体分 . . . 本文を読む
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お陰があるのは自分の善根が佛の縁の力を呼び起すから

2024-10-30 | 頂いた現実の霊験
明恵上人伝記「習慣的に善根を修めた人がすぐれた意欲を起して、お経を誦え仏を祈ると、目の前の災いや障害が取り除かれて、怨みを持った仇敵でさえも降伏させることがあるのは、この人の心の力が道理と融け合い、自ずから生む善因の作用で、仏のすぐれた緑の力を感じ、速やかな利益があるのである。」 . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 13/14巻の6/9

2024-10-30 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 13/14巻の6/9 六、光勝寺の像 紫雲山光勝寺、四条坊門堀川通東入、極楽院空也堂(現在も蛸薬師通堀川東入亀屋町288に在り)の開基は延喜帝第二の皇子寛平法皇の御孫空也上人の草創なり。行状元亨釈書幷に彼の縁起を尋ねて知るべし。地蔵御座すは定朝法師の作なり。子細ありて人王六十六代一條院の御宇に平定盛入道の安置し玉ふなり。此の本尊は修羅の苦を除き玉ふ方便を現じ玉ふ奇瑞古今新た . . . 本文を読む
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今日30日は天龍寺開山(夢窓国師)忌です

2024-10-30 | おすすめ情報
今日30日は天龍寺開山(夢窓国師)忌です。夢窓国師は建治元年(1275年)に生まれ - 観応2年/正平6年9月30日(1351年10月20日))に入滅されています。天龍寺では毎年10月30日に開山忌を行っています。夢窓国師は、夢窓国師・正覚国師・心宗国師・普済国師・玄猷国師・仏統国師・大円国師と7度にわたり国師号を歴代天皇から賜与され、七朝帝師とも称された人です。元弘、鎌倉幕府滅亡、建武の新政、南 . . . 本文を読む
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今日は蒙古襲来に際して叡尊が百座仁王会を修した日

2024-10-29 | 法話
今日文永十一年1274十月二十九日は蒙古襲来に際して叡尊が亀山天皇行幸の下に四天王寺に於いて百座仁王会を修した日。西大寺勅諡興正菩薩行實年譜には「文永十一年・・菩薩七十三歳。春二月(叡尊伊勢神宮参籠記には四月十一日)勅を奉じて伊勢神宮に参籠。般若を転読し国家を祝祷す。十月五日蒙古賊船四百五十艘,兵三万人襲来して既に壱岐対馬に到る。十月二十九日、菩薩詔を報じて天王寺に於いて百座仁王会を修す。亀山天皇 . . . 本文を読む
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今日は覚如法皇に寛朝が三昧耶戒を授け奉った日

2024-10-29 | 法話
  「高野春秋」「(永延元年987冬十月)二十九日、東寺に於いて三昧耶戒を授け奉る。(円融天皇覚如法皇の)御歳二十一、僧正(寛朝)七十三」 円融天皇は村上帝の第五皇子。同母兄冷泉の譲位により11才で即位。藤原氏実権を持ち始める最初の帝。花山帝に譲位するが寛和の変で花山帝は円融帝の息一条天皇の譲位。円融帝は幼帝を指導して強い発言権を持ったという。 寛朝。祖父は宇多天皇(寛平法皇)祖父 . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 13/14巻の5/9

2024-10-29 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 13/14巻の5/9 五、汁谷福田寺の像 洛東汁谷東臺山福田寺(現在の京都市下京区の時宗 東岡山 福田寺)は往昔尊氏将軍文和四年(1355年)十一月二十八日に加賀爪甲斐の権の守行貞隠岐守秀村二人の寄進せるらるる地なり。古は六條の末東山汁谷妙法院御門跡の境内なりしが天正の比(1573年から1592年)洛中の寺院を遷す事ありて唯今の地になりき。凢そ當寺の本尊は参議小野篁の作なり . . . 本文を読む
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今日は叡尊が西大寺を結界して弘律道場とした日。

2024-10-28 | 法話
嘉禎四年1238十月二十八日叡尊が西大寺を結界して弘律道場とする。(招提千歳伝記) . . . 本文を読む
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円融天皇の即位に伴う一代一度仏舎利使が派遣された日

2024-10-28 | 法話
日本紀略・天禄二年971十月二十八日庚寅「五畿七道の名神五十五社に、僧一人を差しつかはし、社毎に舎利一粒を銀壺にいれて奉ず。宇佐八幡には法服を奉らる。」天皇は円融天皇。此の時も円融天皇即位後の一代一度仏舎利使です。 . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 13/14巻の4/9

2024-10-28 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 13/14巻の4/9 四、祇園仲源寺の像 祇園仲源寺(仲源寺は、今も京都市東山区にある浄土宗の寺院。山号は寿福山。本尊は地蔵菩薩。目疾地蔵とも称されて眼病に霊験があるとして信仰されている。観音堂は洛陽三十三所観音霊場第16番札所)の地蔵尊は人王六十六代彼の一條院の御宇(在位:986年〈寛和2年〉- 1011年〈寛弘8年〉)法橋定朝の作なり。抑々當寺の濫觴を尋ねるに人王八十五 . . . 本文を読む
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今日は僧侶の山林修業が許された日

2024-10-28 | 法話
・宝亀元年770十月二十八日、僧侶の山林での修行を許す。(続日本紀に「丙辰,僧綱言:『奉去天平寶字八年敕,逆黨之徒,於山林寺院,私聚一僧已上,讀經悔過者,僧綱固加禁制.由是,山林樹下,長絕禪迹,伽藍院中,永息梵響,俗士巢許,猶尚嘉遁.況復出家釋眾,寧無閑居者乎.伏乞,長往之徒,聽其脩行.』詔許之」 . . . 本文を読む
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今日は吉田松陰処刑の日です

2024-10-27 | 法話
松陰は処刑の日も堂々としていたと伝わっています。その背後には深い仏教の理解がありました。 . . . 本文を読む
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今日は大師が「国家の奉為に修法せんと請ふ表」を書かれた日

2024-10-27 | お大師様のお言葉
「国家の奉為に修法せんと請ふ表」(性霊集第四)「沙門空海言す。空海幸に先帝の造雨に沐して遠く海西に遊ぶ。儻灌頂の道場に入て、一百余部の金剛乗の法門を授けらるること得たり。其経は佛の心肝、國の霊宝なり。是の故に大唐開元よりこの己来、一人三公、親り灌頂を授けられて、誦持観念す。近くは四海を安むじ、遠くは菩提を求む。宮中に長生殿を捨て内道場とす。復七日毎に解念誦の僧等をして持念修行せしむ。城中城外に鎮國 . . . 本文を読む
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今日はお大師様が乙訓寺別当に任ぜられた日です。

2024-10-27 | お大師様のご足跡寺院
今日はお大師様が乙訓寺別当に任ぜられた日です。今日弘仁二年811十月二十七日はお大師様(38歳)が乙訓寺別当に任ぜられた日です。「高野大師御廣傳」に弘仁二年811「十一月九日。下太政官符於治部省云々。僧空海。右検案内。太政官去十月二十七日下彼省符に偁(いう).件僧、山城の国高尾山に住む、しかしながら其處不便、省宜承知。同国乙訓寺に住ましむ。今右大臣宣して偁(い)はる。今當に彼の寺とは別に永く豫修造 . . . 本文を読む
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