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『法華経』メモ

2019-02-05 09:41:52 | Weblog

2月5日(火)曇り【『法華経』メモ】

昨日の暖かさはどこへやら、今日は寒いです。ご訪問の皆様のところはいかがですか。

さて、先日駒澤大学で辛嶋静志先生による『《法華経》—「仏になる教え」のルネサンス』という題の講演がありました。なんとしても聞かせていただきたいと思っていましたので、当日は深谷まで行かねばなりませんでしたが、ホームに入っていた電車に飛び乗って、なんとか間に合いました。これから生涯の学びは『法華経』だと思っています。

辛嶋先生については、どのようにご紹介したらよいでしょう。仏教文献学の大家と一言でいうにはあまりに多くの御研究があるようですが、ドイツ語や中国語による著書もおありの大学者という表現でお許しいただいておきます。

『法華経』はご存知のように全二十八巻がありますが、その成立年代にはかなりの幅があり、紀元前一世紀から後三世紀頃に及んでいるということです。(私は、学び初めの者ですので、分かり切っていることを書くと思いますが、ご了承ください。)

先生の講演内容を、私が〈かいつまんで〉で紹介するような失礼なことはできませんので、植木雅俊先生の『法華経』の現代語訳を読んでいて、その「序品」はたしかに『般若経』の影響が強いことを確認しました。辛嶋先生の講演内容には、『法華経』「法師品」から「如来神力品」、と「序品」、「嘱累品」「薬草喩品」後半は、『般若経』の影響を受けて創られた、ということがありました。

「序品」の書き出し部分は『八千頌般若経』の書き出しとほとんど同じという植木本には詳しい注釈がついていました。『法華経』の「序品」は二世紀頃ガンダーラ地方で成立したであろうと、辛嶋先生のお話でした。

学びたいことは山ほどありますが、さあ、私に残されている時間は????私は今、なにしろお寺の運営に一生懸命ですから、あの世の存在を信じている私は、いかにしてお寺を次の世代に引き継いでいくか、また、ご葬儀についても法事にしても、僧侶、宗教者がしっかりと責任をもって勤めなくてはならないか、と、いうことを伝えていきたいと考えています。

ということで、メモはこれにてやめまして、学びに入りたいと思います。今まで、この一文を書くのに、五人もの来客にお邪魔?されました。住職とは、そういうお役ですね。

皆様、寒いですから風邪にはご注意ください。隣のおじさんはインフルエンザになりました。

(我が家の内猫、タロー君です。ママや兄弟のいる小屋の中にちょっとお邪魔していました。)

#『法華経』メモ

#『法華経』「序品」