11月12日(日)晴れ【永平寺参拝】
先日7日にご本山永平寺にお参りに行ってきました。昨年は8月の末に伺いました。
この2回は雲水さんたちに特別講義ということで、道元禅師様の著述を通して、一緒に学んできました。
今回は、道元禅師様の和歌は道歌(どうか)と表現しますが、数首を解説させてもらいました。
この講義のために、浅学の私は、毎日、道元禅師様の『正法眼蔵』や、『法華経』を参究する機会をいただきました。
教えるというのはおこがましいですが、一応そのようなことですが、教えるということは、教えられるということと同じです。浅学な者にとっては、より教えられたことが多いです。この度は『正法眼蔵』「渓声山色」巻、「法華転法華」について参究することになりました。『法華経』も「方便品」を学びました。
雲水の皆さんにどれだけ伝えられたかは、わかりませんが、一人は赤ちゃんの時から、もう一人は少年時代から縁のある二人の雲水さんに、2年続けてお聞きいただけたことは有難いことでした。
何事も自分のはからいを越えためぐりあわせです。自分で何かしているようでいて、天に働かされている、と感じています。
この間、母は、ショートステイ-に行ってもらいました。介護も自分ひとりではなく、周りに助けられながらなんとか頑張りたいと思っています。
今月は檀務も忙しいです。やはり頑張りましょう。少々疲れすぎているかもしれませんので、気を付けます。
皆さんもいろいろとお忙しいでしょうが、くれぐれも無理をしすぎないように、かつバランスを大事にお過ごしください。今年も残すところ、一か月半です。月日の経つのは早いですね。「白駒過隙(白い馬がわずかの隙間を走り抜けていくように月日の経つのは速い)」と『荘子』の中にある言葉だそうです。どうぞお元気で。
(永平寺法堂より)
#永平寺