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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

群響512回定期

2015-10-24 21:50:23 | 演奏会
○モーツァルト ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ
○モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第3番
○ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
○ビゼー 「アルルの女」第1組曲から「アダージェット」(アンコール)
 オーギュスタン・デュメイ(Vn、指揮)/群馬交響楽団

こんな凄い「運命」初めて聴きました。個性豊か、いや好き放題やったという感じでしょうか?
1楽章のいわゆる運命の動機。最初は、早め。いったん弦楽器で主題の提示が終った後、管楽器でまた運命の動機を奏するときは、ちょっと遅めのテンポ。おやっ、ちょっと変わっているなと思っていたら、再現部に移るときは、もっと遅く、それも2回目のダッダッダッダーは大芝居を打ったという感じ。ティンパニも凄い。さらには、最後のコーダ。再現部のときよりももっともっと堂に入った遅いテンポ。のけぞりそうでした。
2楽章も同じようにテンポに変化を持たせていました。特にゆったり、時に止まるようなテンポになることもあり、印象的でした。クライマックスでは、1楽章の終わりと同様、堂に入ったもので、ここでものけぞりそう。
3楽章の出だしもゆったり、ホルンの主題が出る前は、また止まりそうになったり・・・
一転して、終楽章は早いテンポで、しかも力強く、激しいことこの上ない。
フルトヴェングラーもフリッチャイをも超えたのではないかと思われます?もう普通の運命が聴けなくなってしまいそうです。
来月の「音楽の友」の演奏会レビューが楽しみです。絶賛か酷評か?

アダージョと協奏曲は、ヴァイオリンの音色が艶やかで、早いテンポのときも余裕を感じさせ、素晴らしい演奏でした。
(群馬音楽センター)

高崎駅の自由通路に、えびす様が鎮座していました。
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2 コメント

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Unknown (バルビ)
2015-10-24 23:11:07
 おっしゃる通りです。「こんな運命」初めて聴きました。私はこういう演奏は大歓迎です。実演だからこそ、聴けるのですよね。
 第一楽章から、私もまるでフルトヴェングラーの演奏かと思えるほどの、緩急・強弱の激しい表現でした。デュメイさんは、一度だけオッコ・カム指揮の日本フィルでブラームスのコンチェルトを聴いたことがありましたが、あの時もステージを踏みならす熱演でしたね。
 お客さんも、オーケストラメンバーも喜ぶ公演だったようの思いました。
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Unknown (信越線住民)
2015-10-25 19:45:38
何を今さら「運命」を定期に?と思っていたのですが・・・まさに定期で取り組む曲でした。
彼の指揮で他の交響曲も聴いてみたいものです。
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