mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

今日は寒い、でもうれしい、不思議。

2016-03-26 11:08:56 | 日記
 
 月初めの痛風以来、晩酌は止めた。止めるのはつらいだろうと同情されるが、実はそうでもなかった。お酒を飲むというのが、単なる生活習慣になっていたわけですね。痛むときに止めたものを痛みが去ってから復活しようというときになって、バカだなあ、癖になってるだけじゃないかと思ったら、それほど飲む気がしなくなった。そう、山を歩きながら山仲間のKwさんに話すと、「体が弱ってきているからじゃないの。うまくないと身体が応答しているのよ」という。
 
 飲めないわけではないから、お付き合いのときはちゃんと飲む。八重山諸島へ行った5泊のあいだは、その主宰者が好きな方であったから、毎晩のようにビールと焼酎を飲んだ。おいしかったが、少しくたびれもした。帰ってきて、晩酌をすることにこだわらない気分になっている自分に気づいた。どちらでもいいなら、飲まない方を選ぶことにした。カミサンはワインを空けると3,4日かけて飲むことになる。私の傍らで「いいですか?」と気遣いしながらグラスを持ち来り、「ああ、どうぞ、どうぞ」というのを待つ間でもなく、とくとくと注いでいる。飲めないことが悔しいでも残念でもなく、むしろ得意な気分も少し混じって、私は食事に取りかかる。
 
 昨日は、ご近所の「運動仲間」の月例飲み会。近くのイタリア料理店で、ワインを傾け世間話をしながら、2時間ほどを過ごす。久々の安ワインが、うまい。私の痛風を気遣ってワカメサラダを採ってくれたが、話を聞きながら、気分良く過ごした。今日は、二月に一回のSeminarの日。そのあとの会食に備え、私は自分の飲み代として石垣島の43度の焼酎を持参する。昭和大学病院の17階レストランは、そこの教授を務める友人のおかげで、飲み物は自分で持ち込める。
 
 昨日から、Seminarで皆さんに配布する「付属資料」を制作している。9ポイントの小さな活字にしてA4判6頁のもの。講師は別の方だが、4年目に入るこのSeminarの仕上げとして、2012年に提案して以来保ちつづけてきた「古稀の構造色」を文章化する段階に入ろうと、「呼びかけ」を提示することにした。「提案」の趣旨を明確にして、経過をつけ、制作の「時代区分」と「テーマと領域」のイメージをつけ、少しばかり実務的な手順を記して、まとめた。
 
 だが今朝ほど寝床で考えていると、あれはまずいここは手を加えた方がいいと、思い当たることが噴き出して、今朝あらためて手を加え、プリントしなおした。どういうわけか、熟慮するのは、朝方の寝床のなかが多い。お酒が入ったものの、一晩寝て身体が力を回復してきて、頭も動くようになったのだろうか。いずれにせよ、有難い話。
 
 先ほどちょっと買い物に出た。寒い。暖房していない室温は(陽ざしも受けて)20度ほどあるのに、外は8,9度しかない感じだ。寒の戻りというのだろうか。開花宣言のあったサクラが長持ちするから悪くはない。それにしても私たちはサクラが好きなんだなあ。サクラの花開いているのを見ただけで、うれしくなる。西行じゃないが、「花の下にて春死なん」という気持ちにもなる。どうしてだろう。不思議。

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