mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

山は満杯?

2024-07-04 06:51:17 | 日記
 夏に、槍ヶ岳への裏銀座ルートを歩こうかとおもって、一週間の計画を立てた。去年の笠ヶ岳は、梅雨明けの3泊4日で順調に運んだ。でも一週間はどうだか、わからない。私の体力も1年前とは違っているだろうと、不安が忍び込む。
 そうだ、梅雨明けに黒部五郎岳へ行ってみよう。4泊5日。これを歩けたら、お盆明けに裏銀座ルートをセットできるかどうか判断もつくだろう。そう考えて、梅雨明けの山行計画をたて、山小屋の仮予約でもしておこうとネットの予約サイトを開いた。
 いや、驚いた。新穂高温泉から入るのにつかいたい山小屋の「宿泊予約カレンダー」は、7月20日過ぎはすべて「満」の字で埋め尽くされていた。いっぱいなのである。どうしよう。ところが20日以前は、土日以外は「○」、空きがある。そうか、夏休みになる。それにしても、この予約状況は、すさまじい。
 一寸思案して、「今年は梅雨が短いかも」という長期予報を思い出し、7月中旬からの4泊を予約した。ま、雨でも毎日6時間程度の歩行。一番長いのも7時間半ほどだから、なんとかいけるだろう。
 宿が予約できたので、登山口までのバスを確保しよう。ところがネットの表示は「松本~新穂高温泉」とあるのに、サイトの予約手順を踏まえて進めると、「平湯」で降りるところまでしか予約できない。去年もそこで乗り換えはした。はて、その先はどうしたっけ。乗り換えたことは覚えているが、チケットを買い求めたのか、最初に手に入れたチケットが、そのまま通用したのか、思い出せない。
 もう一つの問題。はじめの「予約」を見返すと、松本で乗るバスが一本後のヤツになっている。それを修正しようと、サイトの手順に従って「変更」手続きをした。ところが今朝、メールを見ると、「予約受付メール」が2通届いている。最初の予約と修正予約。最初の予約を取り消さなければならない。それは構わない。それより、デジタルが使いこなせていないことが、私にはショックであった。
 実を言うと、「変更手続き」をしたとき、うまくいったのかなという疑念が残った。なぜかは、わからない。手続きが順調に終わったという感触がなかったのだ。何となく、どこかでヘマしてるんじゃないかと感じていたが、なんと二件も「予約」してしまったってことであった。たぶんその、上手く行かなかったという感触が、デジタルセンスなのだろう。
 送られて来たメールには「問い合わせ先」として電話番号が記されている。ここへ電話をして、疑問を尋ねてみよう。こういう「わだかまり」を抱えていると、もうそれだけで眠れないほど、気になる。世の中に適応できていないというのは、ワタシが承認されていない証しのようなこと。言葉を換えれば、ワタシの存在そのものが疎外されていると感じているのであろう。
 チケットも、プリントアウトするのか、スマホに保存するのか、二通りある。これも、スマホ保存の方法をまったく知らないから、謂うまでもなくプリントアウトを選択する。そうするにしても、でも、疎外感はかわらない。
 本当にアナログ時代は終わった。アナログ育ちは、ほんとうに化石になろうとしている。わずか1年2年で、ここまで時代は変わってしまう。ワタシはどうなるのだろう。
 ははは。そんな心配することないよ。ただただ、消えていくのさ。ふむふむ。そうですか。

コメントを投稿