mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

孫とアリジゴク

2014-08-10 20:16:31 | 日記

 一昨日から小学生の孫2人が来ている。夏休みには学童保育がなく、娘夫婦が難儀するので、毎年預かることにしている。例年なら、山へ連れていくのだが、今年から孫娘が参入する。孫兄は「今年は山は無理やで」と、昨年の槍ヶ岳のようなプランにしないよう牽制している。

 

 2人はしかし、ゼミを取りに出たりゲームをしたり、兄が妹を泣かせたり、妹が兄にちょっかいを出したりして、わが家は急ににぎやかになった。

 

 ばあちゃんは小学生の孫娘の「自然観察」を引き受けて、アリジゴクを採取に近くの神社の境内へ足を運ぶ。紙箱とスコップをもって、鳥居の先にある斜面の、雨の当たらない砂地を探る。あるある。漏斗状のかたちが3つほどずつ並んでいる。小さいから、まだ小さなアリジゴクなのだろう。孫たちは興味津々で覗き込む。その底のあたりをまるごと掬い取って、紙箱に入れる。

 

 4つか5つほどを採取して砂を少しずつ避けると、アリジゴクが驚いて後ずさりする。それを、観察用のプラスティックの小さな容器に入れる。上からのぞくと、ルーペになっていて、大きく見ることができる。「わあっ」と孫娘が声を出す。あまりの大きさにギョッとしたのだろう。そうしてもう一度、覗いて足が何本ある、お尻が大きい、後に歩くみたいと、見たことを声に出す。「どれどれ、見せてよ」と兄孫がプラスティックケースを取り上げる。「えっ、まだだのにぃ」と妹孫が泣きそうな声を出す。

 

 家に帰ってからアリジゴクはもう一度漏斗状の住まいをつくる。アリをとってこなくちゃと、孫たちを連れてばあちゃんは疲れを見せない。逃げ回るアリが漏斗に落ちて砂がパッパッとかけられて底に吸い込まれるのを、孫たちは深刻な顔をしてみている。

 

 台風がやってくるというので、今日からの奥日光の予定をキャンセルして、明日明後日の2日間に変更した。ときどきの強い雨、夕方になってからの強風。予報をみると、明日は早朝から好天になるようだ。できれば明日は、切込湖刈込湖を回る湯元から光徳へのルートを歩かせたい。だが、この雨がどの程度現地のコースに影響しているかわからないから、歩くルートも決めかねている。天候条件と孫2人の力量とを測りながら、適当な2コースを決めなければならない。戦場ヶ原と光徳牧場を歩いて湯ノ湖を経て湯元に行くルートも、面白い。さて、どうするか。

 

 今日私は、孫と少しばかり遊んだだけで、新しい車の値段交渉に出かけた。3度目である。その都度、新米セールスマンの相手は、奥に引っ込んで上司と相談して、値段の下限を提示する。私は、スノータイヤのサイズや値段を聞いたりして、新米さんの優位性を揺さぶる。そうして今日の訪問で決着をつけようと考えていた。おおむね私の思惑とそう外れていないところへ、相手も降りてきて、「いくらくらいなら……」と相手に言わせる。私が提示すると、ついに、そこまで下りてきた。まあ、そんなところだろうと、折り合いをつけて、契約書に署名をしてきた。手に入るのは、12月。人気なのだろうか。

 さて、そういうわけで、明日明後日と、また、このブログはお休みする。ごきげんよう。