2018年もあと1日となりました。毎年恒例の今年1年を近畿の鉄道を中心に振り返ってみたいと思います。
【JR西日本】
2018年3月17日にダイヤ改正を実施。JR京都線摂津富田~茨木間にJR総持寺駅が開業。阪急京都線総持寺駅と競合する駅が開業し、JRと阪急に新たな競合駅が生まれた。
JR京都線では土休日朝の下りで琵琶湖線新快速を増発。毎時3本の運転の新快速を土休日朝の2時間だけ毎時4本の運転に増発された。湖西線新快速を別立てで運転することにより琵琶湖線新快速を増発しており、今後の新快速のダイヤの展開にも注目される。
おおさか東線ではJR長瀬~新加美間に衣摺加美北駅が開業しました。来春には新大阪までの延伸も予定されており、おおさか東線も新たな段階を迎えることになる。
JR阪和線では225系5100番台の増備が完了し、103系、205系の置き換えが完了。羽衣支線にも225系が投入され、国鉄車両が多かった阪和線のイメージが一新された。
【阪急】
阪急では2018年7月7日に阪急宝塚線、箕面線でダイヤ改正を実施。平日朝ラッシュ時、平日夕方ラッシュ時を中心にダイヤが変更され、朝ラッシュ時では箕面線直通の準急を廃止。池田始発の普通を新設するなど宝塚線ダイヤが強化された。平日夕方ラッシュ時でも箕面線直通の普通を急行雲雀丘花屋敷行きに変更して、優等列車を強化した。宝塚線では9月8日から十三駅下りホームでホームドアの稼働を開始しました。上りホームにも設置準備が行われており、阪急でもホームドアの設置が進められている。
【阪神】
阪神では大きな動きはなく5505Fがリニューアル改造されたぐらいだった。阪神電鉄が親会社となるプロ野球阪神タイガースでは2001年以来17年ぶりの最下位となったのは大きなトピックスと言える。とは言え、シーズン途中まではAクラス争いをしていたので、阪神電車の利用者数にも影響を与える観客動員数はそれほど大きくは落ち込んでいない。
【山陽電鉄】
山陽では5000系リニューアル車の5700系が登場した。5000系は先頭車がロングシート化されているが、リニューアル車では中間の2両を除いてロングシート化された。
【京阪】
京阪では9月15日にダイヤ変更を実施。平日ダイヤではライナーが増発された。朝には出町柳発のライナーが増発。夕方と夜には出町柳行きが各1本新設された。
土休日ダイヤでは快速特急洛楽が8000系に戻され、土休日の定期洛楽はプレミアムカー連結となった。また、3000系へのプレミアムカー連結も発表され、新車が増備される予定である。
【近鉄】
近鉄では3月17日にダイヤ変更を実施。大阪線を中心にダイヤが変更された。大阪線では急行の停車駅に大和朝倉、長谷寺が追加され、区間準急の運転が拡大された。急行の停車駅増加により、区間準急、普通は大和朝倉折り返しが設定された。
近鉄京都線では特急が増発され、奈良行きと橿原神宮前行きの分割併合特急がなくなった。
【南海】
南海では8300系増備が続いた。ダイヤ変更はなく、高野線では大きな変化はなかった。
夏には泉北12020系と南海12000系が交換で運用され、12020系が特急サザンに運用された。
台風20号の影響により関空連絡橋がタンカー衝突により破壊され、しばらくの間空港急行はりんくうタウン折り返しで運転された。
【大阪メトロ】
大阪市交通局が民営化され、4月1日に大阪メトロが発足した。それに先立ち3月24日には御堂筋線、中央線でダイヤ改正が行われた。