午後1時に試合開始となる社会人ラグビーの試合を観戦するために千葉県市川市へと向かいました。
そして、試合開始前に昼食を取ろうと思い、JR京葉線・新浦安駅で途中下車しました。
今日訪れたお蕎麦屋さんはJR京葉線・新浦安駅から徒歩15分程度の、住宅街の外れにある『蕎麦処・砂場』さんで、以前訪れた東京・虎ノ門にある「名代 虎ノ門 大坂屋 砂場」さんで修行を積まれご主人が営んでいるお蕎麦屋さんとのことです。
お店に到着したのは開店間もない11:05で、扉を開けてお店の中に1歩足を踏み入れると、思っていた以上に広いフロアが目の前に広がり、併せて全ての椅子に付けられている白い座布団が目に止まります。
お店のお姉さんに1人であることを告げると、先客はありませんでしたが8名程度が座れる相席用の大きなテーブル席に案内されます。席に着いて早速メニューを広げ、「おつまみはお昼でも大丈夫ですか?。」と念のため確認すると、「何言ってんの?。当たり前じゃないですか!。飲んで行って下さい。」と言わんばかりの笑顔で「大丈夫ですよ。」と即答で答えが返ってきます。
ということで、ビールと一緒に「玉子焼」と「冷奴」、そして「いいだこのうま煮」をいただくことにしました。
料理を待っている間に店内を見渡すと、静かに時が流れる落ち着いた雰囲気で、美味しい蕎麦前と蕎麦をいただきながら楽しい休日を過ごすことが出来そうです。
そんなことを感じながら料理を待っていると、まず「冷奴」が運ばれてきます。
その大きさに少々驚いた「冷奴」は、単に豆腐を切って器に入れただけのように見えますが、やや固めの食べ易く美味しい豆腐で、薬味を控え目に使いながら美味しくいただきました。
続いて甘い香りを漂わせながら登場した湯気の立ち上るアツアツの「玉子焼」。
焦げ目の付いていない綺麗な「玉子焼」を見掛ける機会が多いように思いますが、やはり焦げ目が付いていた方が美味しく感じられるように思います。
その「玉子焼」を1つ食べてみると甘いです。甘い方が好きなので全く問題ありませんが、甘い玉子焼の好きな者が「甘い」と感じる甘さです。でも美味しい「玉子焼」でとても満足です。
そして「玉子焼」を食べている最中に運ばれてきた「いいだこのうま煮」。
しっかり味付けされた温かく美味しいイイダコで、その温かさがそのままお店の温かさにつながっていると思える嬉しい一品です。
美味しい料理が続いたので、もう1品頼んで冷えた千葉県の地酒でもいただきたいところですが・・・。
今日はこの後予定があることから日本酒は頼まず蕎麦をいただくことにします。
迷わず頼んだ「もり」は細麺で量が多く、やや固めの歯応えで美味しいです。
また、蕎麦汁は引き締まった辛口で、蕎麦を美味しく食べさせてくれる蕎麦汁です。
最後に、鉄瓶で運ばれてきた蕎麦湯をいただき、今日の蕎麦前と蕎麦が終了となりました。
今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた浦安の『蕎麦処・砂場』さんは、お酒を飲むお客さん慣れした花番さん達の気さくで温かい接客がとても好印象で、おまけに料理も蕎麦も美味しく、「料理」と「蕎麦」と「接客」の三拍子揃った、町のお蕎麦屋さんとは思えない素晴らしいお蕎麦屋さんでした。
そして今日、改めて「砂場」さんの実力をじっくり味わうことが出来たように思います。
ごちそうさまでした。