蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『満留賀・静邨@神田・神保町』さんの「海老入り卵焼き」

2015-11-13 14:55:00 | 東京23区(千代田区)

所用で都内へと出向いたことから、懐かしく思い出の多い町「神田・神保町」にある『手打蕎麦 満留賀・静邨』(せいそん)さんに立ち寄ってみました。

お店に到着したのが平日の15時前ということもあってか、柔らかい明かりに包まれた落ち着いた店内に先客の姿は無く、通し営業のはずですが、いかにも「これから中休みに入るところです」といった雰囲気です。


そんな静かな店内で、一人4人掛けテーブル席にゆったりと着いて早速料理のメニューに目を向けると、思いのほか品数も多く、いずれも良心的な価格に設定されているように感じられます。そして、あれこれ悩んだ結果、「あさり煮」と「海老入り卵焼き」をいただくこととし、お酒は、ビールの次に日本酒をいただこうと思うのでグラスビールをお願いすることにします。


グラスビールを飲みながらいただいた「あさり煮」は、クニュっとする浅蜊の食感と、それとは対照的にアッサリしたキュウリのシャキシャキっとした食感がなかなか良い感じです。また、浅蜊の旨味がしっかり感じられる甘さ具合も程良く、とても美味しい「あさり煮」でした。


グラスビールを飲み終え、追加でお願いした純米大吟醸「天鷹 心・生酒」を飲みながらいただいた「海老入り卵焼き」は、甘さの抑えられた玉子焼でしたが出汁がしっかり効いていて、プリプリっとしたほんのり甘い海老がとても美味しい玉子焼でした。

なお、いただいた栃木県の地酒「天鷹・生酒」は、辛くキリリとした口当たりがサッパリ飲み易く、スッキリ爽やかでありながら旨味の感じられる美味しいお酒でした。


美味しい料理とお酒に満足したところで蕎麦をいただきます。
いただいたのは「田舎せいろ」で、蕎麦刺しのように幅の広い、しっかり噛んで食べる硬目の麺で、1本1本じっくり噛み締めながらいただくことのできる蕎麦でした。なお、蕎麦汁はやや甘目ではありましたが出汁の効いた濃い目の汁で、食べ応えのある蕎麦と相性の良い美味しい蕎麦汁でした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『手打蕎麦 満留賀・静邨』さんは、青々と生い茂った緑色の葉がアクセントになっている趣のある店構えで、一見高級そうに見えて入り難い雰囲気も感じられますがそのようなことは無く、親しみ易く丁寧な接客が好印象の落ち着いたお蕎麦屋さんでした。

また、日本酒は「天鷹」のみではありますが、中休みも無く料理も多彩であることから、神保町界隈をブラブラしながら昼下がりのマッタリした時間にフラリと立ち寄って、一人昼酒を楽しむことのできるお蕎麦屋さんではないかと思います。

ごちそうさまでした。



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