夏休みにうちの奥さんと二人で信州を訪れた際、一度訪れてみたいと思っていた『安曇野・翁』さんに立ち寄ってみました。
お店は、席を待つお客さんの列ができる人気店であることは容易に想像できるため、早目に移動して開店時間の15分前に到着しましたが、既に10名程度の方が開店を待っています。
そして、まぁ、10名程度なら1巡目で着席できるだろうと思っていると、店内への案内が始まり開店10分前には満席となってしまいました。
残念ながら眺めの良い窓際テーブル席に着くことはできませんでしたが、広々とくつろげる座敷席について早速メニューを眺めてみると、メニューは限られているようですが、車で移動している途中でいただく昼食なので問題はありません。
ということで、せっかくなので「ざるそば」と「田舎そば」の両方をいただこうと思い、若い女の子の花番さんに「ざると田舎を1枚ずつ」とお願いすると、「ざるそばと、少し遅れて田舎そばですね」としっかりした対応です。
蕎麦を待ちながら店内を見渡してみると、一般家庭の広めのリビングと座敷にテーブルを並べたという印象ですが、やはり窓から見える風景の素晴らしが特長の一つではないかと思います。
店内を見渡したり窓から見える風景を眺めながら蕎麦を待っていると、しばらくして配膳が行われ、まず「ざるそば」が運ばれてきます。
目の前に置かれた細麺の蕎麦は、キリリと引き締まった蕎麦汁の個性が強く、蕎麦汁を付けずにそのままいただいた方が蕎麦の風味が感じられ美味いしいかな?と感じる蕎麦でした。
追っていただいた「田舎そば」は、しっかりした歯応えの感じられるやや太麺の蕎麦でしたが、食感も喉越しも良く、ざるか田舎のどちらか一方のみをいただくとするならば、田舎かな?と思うなかなか美味い「田舎そば」でした。
今日、蕎麦をいただいた『安曇野・翁』さんは、夏休みということもあり年配の方を中心とした家族連れのお客さんが多数来店していましたが、後から後から続々と他県ナンバーの車が途切れることなく集まってくる人気店で、場合によっては長い時間待つことも考えられますが、信州らしい美しい風景を眺めながら美味しい蕎麦をいただくことのできるお蕎麦屋さんでした。
ごちそうさまでした。