東京都心での仕事を終え、冷えたビールでも飲んでから帰宅しようと思い、JR東海道線・新橋駅から人混みの中を7~8分程度歩いたところにある『新橋ときそば』さんに立ち寄ってみました。
お店に到着したのは18時半近くで、駅から離れているとはいえビジネス街にある人気のお蕎麦屋さんであることから、既にビジネスマンで盛り上がっているかな?と思いましたが、先客は年齢の若いお客さんが5名程度と、「まだ、時間が早いのかな?」といった感じです。
そして、勧められたカウンター席に着きながらとりあえず瓶ビールをお願いし、一息ついたところで「塩たこぶつ」と「厚揚げ味噌焼き」をお願いします。
拭っても拭っても溢れ出てくる汗を更に拭いながらいただいた「塩たこぶつ」は、その名前からしょっぱいのかな?と思いましたが、しょっぱさを感じることは無く、赤星(瓶ビール)と一緒に美味しくいただきました。
日中は暑さも厳しく喉が渇いていたことからビールの進みも早く、アッという間に瓶ビールが残りグラス1杯になってしまったことから、静岡県の地酒「超辛口純米・花の舞」をお願いします。
いただいた「超辛口純米・花の舞」は、口当りこそ柔らかく穏やかな印象でしたが、辛さがしっかり余韻に残る日本酒でした。
次にいただいた「厚揚げ味噌焼き」は、「厚揚げの間に味噌が挟まっているので醤油をつけずにそのまま食べてください」という花番さんの説明に従いそのままいただいてみると、熱々でカリッとした食感とほんのり甘い味噌の味わいが程良く、とても美味しいです。
美味しい料理とお酒に気分も良く、更に5勺でいただいたということもあり「超辛口純米・花の舞」が見る見るうちに無くなってしまったため、再び日本酒のメニューを眺め、福島県の地酒「生貯蔵 純米・奈良萬」をお願いします。
なお、日本酒は一合や二合でもいただくことができるとのことですが基本は五勺となっており、どれにしようか迷った時やあれこれいただきたい時などには嬉しいメニューとなっています。
お店は、まだまだ空席がみられるものの多くの席が埋まってきていることから、早目に「だし巻き玉子」(卵2個)をお願いし、残っている料理をいただきながら玉子焼の出来上がりを待っていましたが、もしかしたら時間が掛かるかな?と思ったことから、直ぐに出てくると思われる「花わさびの醤油漬け」を追加でお願いします。
すると、直後に玉子焼が・・・。
いただいた「だし巻き玉子」は、熱々で焦げ目の無いとても綺麗な玉子焼で、美味しいです。
ちなみに、玉子焼のサイズは卵の数が2個と3個の2種類があるようですが、1個や4個以上のサイズも受けていただけるとのこと。一人で訪れ少しだけあれば良い時や、数人で訪れてみんなでいただく時に良いのかもしれません。
さて、「だし巻き玉子」をいただいたところで空腹も満たされてきたことから、「花わさびの醤油漬け」をいただいたところで蕎麦をお願いします。
蕎麦のメニューを見てみると、「剣客そば」という、岩のりがのった生姜風味のぶっかけ蕎麦に目が止まり心が引かれましたが、細打ちの「ざる」と太打ちの「田舎」とが普通盛りサイズでセットになった「二色そば」をいただくことにします。
蕎麦の注文を終えると、お酒はよいですか?と花番さんに声を掛けられます。
「もう、お酒は終わり」と考えていましたが、声を掛けられると不要と思いながらもついつい「じゃあ、もう一杯だけ。五勺があるし・・・」と思ってしまい、福井県の地酒「純米・雲乃井」を五尺をお願いしてしまいます。
五勺というサイズは、重宝であり嬉しいサイズと思いますが、ついつい「もう一杯、五勺なら・・・」と飲み過ぎてしまうサイズなのかもしれません。
若い女性の花番さんとお酒の話をしながら蕎麦を待っていると、カウンター越しに笑顔のご主人から細打ちの「ざる」が差し出されます。
受け取った蕎麦を見ると量も多く、2枚は多かったかな?という思いが湧いてきましたが、まず蕎麦汁を付けずに一口いただいてみると・・・。
おっ、なかなか美味しいじゃないですか!。
蕎麦汁を付けても美味しいですが、蕎麦汁を付けなくても十分に美味しいです。
追って差し出された太打ちの「田舎」は、太打ちでありながら喉越しが良く食べ易い蕎麦でした。
1枚目の「ざる」を受け取った時は、多かったかな?とも思いましたが、なかなか美味しい蕎麦で、ツルツルっと2枚を一気に食べてしまいました。
ごちそうさまでした。