英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

LPSA前代表理事の暴露記事(LPSAサイト上)

2014-02-28 21:48:42 | 将棋
はあぁ~……
 これを読み終えた後の感想(溜息)……

 私は、連盟支持者ではないが、
≪青野さん、宇宙人と会話しているような気がしたんだろうなあ…≫

 長文記事だったので、例によって「その1」「その2」…とシリーズで論述しようと思っていたが、時間の無駄のように思える。(なので、思ったことを羅列して、その後、まとめる意欲が持続できていたら、まとめますが、期待しないでください)

(大まかに見て)米長前会長や西村理事による“嫌がらせ”はあったのだろうなあ、大人げないなあ……

①大泉氏(LPSAサイド)の普及指導員資格取り消しの際の、西村氏の主張は“我が儘なお嬢様の無茶な要求や理屈”のように感じた。
 大泉氏に両団体の調整役を期待するのなら、逆に厚遇するのが賢い施策であろう

②IT担当松本氏排除の連盟の嫌がらせはやり過ぎだし、藤森事件については常識を逸脱した行為で「脅迫」と言ってもよいだろう

③LPSA主催イベントへの連盟棋士参加差し止めは、「(対局やイベントにおける両団体間の)合意書」には『協会から連盟所属女流棋士への依頼』の項で「対局以外の企画、イベントなどの出演依頼については事前に連盟事務局に通知し」とあるが、男子棋士については取り決めがない。
 しかし、連盟からすると、男性棋士に関しては「言うまでもないこと」であると思われる。個人レベルで依頼するのならともかく、公益社団法人で将棋に携わる団体であるならば、きっちり連盟に依頼するべきである。
 棋士と認知される人物が、将棋イベントに参加した場合、その人物は所属する団体の名を背負っていると考えるのが一般的である。しかし、その団体がその件を認知していないというのは、諸々の危険をはらんでいる。たとえば、その人物が問題を起こした場合、その団体が認知していなかったで責任を問われないのだろうか。
 まあ、普通、勝手に所属棋士が競合団体のイベントに参加したら面白くないだろう。

④イベントなどで、LPSAに主催者から出演依頼を差し止めるというのは、やりすぎであろう。
 主催者側は連盟とLPSAは兄妹の関係ぐらいしか認知していないと思われ、深く考えずに依頼した可能性も多分に考えられる。経緯はともかく、主催者が決定し、公表してしまったものを差し止めるのは、やりすぎで大人げない。

★LPSAは、思考回路がおかしい
公益法人と認定されたことで、何かの特権を得たと考え、それを盾に都合の良い理論を展開している
⑤「内閣府より公益法人として独自規程を設ける必要性を求められたこともあり、法人専権事項としてLPSA初の新人女流棋士を誕生させるに至りました」とあるが、自団体が主催する棋戦での独自のプロを認定するのは構わないが、他団体が運営している棋戦に対しても通用すると考えるのは無理がある。

⑥マイナビ社は連盟とLPSAの女流棋士認定に関する行き違いに巻き込まれた。
 「当社は、マイナビ女子オープンという棋戦のスポンサーであり、各団体のスポンサーではございません。両者が双方仲良く棋戦を盛り上げることができないのであれば、棋戦のスポンサーを降りるだけのことでございます」という主張は至極当然である。

⑦マイナビ女子オープン準決勝での石橋氏の対局放棄
 これについては「残念な対局放棄」「LPSA声明「日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について」について」でさんざん述べているが、どんな事情があろうともこれは暴挙というほかはない。

⑧谷川会長への質問
「新谷川会長体制になって、正直女流棋界のことはどう運営していくのか。うち(LPSA)とのことは過去に嫌がらせや妨害をしたほうとされたほうであっても、今後どのように団体間でのお付き合いをしていくのか。以前の米長体制と連盟は変わるのか。」ということでした。ですが、谷川会長のお答えは「わからない」ということでした。「会長になったばかりで、女流棋界がどうだったのか、そちらに対して何があったか無かったか、わからないので何とも・・・。今は以前からの体制を踏襲していくとしか言えない」というものでした。私としては「以前のことは以前のこととしても、自分が会長の上、新体制になったからにはLPSAに対して嫌がらせや妨害行為はしない。」という回答を期待していたのですが。大変、残念でした。(暴露記事より引用)
 谷川会長は、これまでのLPSAへの対応を把握しておらず、「以前からの体制」=「両団体がより良い関係で機械発展に尽力する」であったと推測できる。

⑨新聞三社連合の王位戦・女流王位戦担当者である藤本裕行氏の行為に対する曲解
 えらく、捻くれた受け取り方である。

⑩この後も理解しがたい行為を繰り返すLPSAだったが、青野理事の働きかけにより修復方向に動き、LPSAは謝罪の文書を表明した。
 しかし……
謝罪するに当たっての、LPSAが連盟に出した確認書がひどすぎる。

「 当協会は被害者的立場であり、加害者的立場であるM社ならびに貴連盟に謝罪する立場にはありませんが、現状の鎮静化ならびに将棋界の発展、そして新人女流棋士認定やその取扱いの件を第一に勘案し、その方策として、貴連盟ご要望の謝罪ならびに謝罪文の掲載が妥当であると判断したことを御留意いただくことをここに確認する。
 ついては、当協会が誠意をもって履行した際には、すみやかに『新人女流棋士の取り扱いについて解決を前提に』協議する。
 ならびに協議期間中は、当協会所属女流棋士渡部愛については、『主催者(スポンサー)の掲載を将棋連盟は黙認
することとし、妨げたり、主催者に対して推薦をしないように、などと妨害する行為などをしないこと』を信義誠実を旨とし、厳守していただくものとします」


 あきれ過ぎて、脱力してしまう。
 石橋氏は、対局放棄は当然の行為(対局を放棄したという自覚すらないようだ)で、まったく悪いとは思っていないようだ。
 「私は少しも悪くないけれど、将棋界のため、あなたのために形式的に謝罪はしてあげる。このことをよ~く覚えておきなさい」と言っている。
 こういう文書を書いておきながら、『当協会が誠意をもって履行した際には』などとよく言えるものだ。「誠意」という言葉の意味を知らないのではないだろうか。
 それに、「将棋連盟は黙認すること」という表現自体、正式でないということを自ら言っているようなものである。


 暴露記事には、
「 株式会社マイナビ様への謝罪掲載文(現在は削除)は、6月19日(水)22:00にホームページにアップしましたが、あの掲載文の内容は当協会の組織としても、個人としても本意でなく、以下にお知らせするように、マイナビの意向を仲介連絡役である、渡辺局長の解釈と指導を踏まえて、作成された文章でございました」

 どうりであの謝罪文には誠意が感じられなかったはずだ。(「LPSA、ようやく謝罪したが……」

さらに、暴露記事で
「一回、契約違反として主義を通したものを、それを取り下げて謝罪するという行為は、当協会の信用をそこはかとなく失墜させました。これがLPSAとして、一番の誤ちであったと、その責任を痛感しております」

 いやはや……この石橋氏が女流棋士を名乗っていたこと、いや、将棋を指していたという事実を抹消したい。

⑪青野・石橋対談
 青野理事は連盟の行為を客観的に認識する努力をしているが、石橋氏とは会話が成立しなかった。



 対局放棄の一連の行動、そして、今回の暴露記事、これは、スポンサーや世間の将棋に対する信用を失墜させた。
 「将棋を指す者は、自分の理屈だけを押し通し、社会の常識が通用しない人種なんだ」と。

 
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『福家警部補の挨拶』 第7話「オッカムの剃刀」 前編

2014-02-27 21:32:04 | ドラマ・映画
連続通り魔強盗の事件に見せかけた殺人
しかし、例によって、福家が疑問を持ち細かい推理によって容疑者を特定していく

①人通りの少ない通りでの強盗
 人がいつ来るかわからない所で強盗犯はずっと待っていた
 人が通らないからこそ、犯行現場に選んだ
②犯行手口が違う
 正面から殴打し、計3回殴打して死に至らしめた。
 気配を悟られてしまい、被害者と相対して、顔を見られ口封じのため殺したと考えられる。これまでの犯行と違い、稚拙である。最初から命を奪う目的だったのでは
③被害者の所持品のキーリングに、自宅とシールが貼られた1本だけがあった
 シールが貼られていたのは他のキーと区別するため。そのキーを犯人が持ち去った。そのキーは被害者の研究室のモノ?

更に、柳田教授への疑惑が濃くなっていく
④所属を名乗らなかった福家を“一課の刑事”と判断した
⑤研究室のパソコンがまだ温かかった
 誰か(犯人)が少し前まで研究室にいた
⑤警備員の足跡の上に研究室の鍵があった
 警備員が見回った後に捨てられた。見回りの時刻から、犯行後だと考えられる。
⑥犯行時刻直前、助手の川本も現場を通っている
 女性の川本を狙うのが普通なのでは?(羽振りもよさそうだった)
 最初から被害者の命を狙っていたのでは?

「被害者は、自分の車を使わず、近くでタクシーを降り、歩いて目的地に向かった」という事実
被害者を狙ったと仮定すると、「その時刻に被害者が現場を歩いて通る」事を知っていたのか?……「“偶然”を装った“必然”」
Ⅰ.被害者の煙草は、その日の午後、女子学生の悪戯で捨てられていた(柳田はその事実を知っていた)
Ⅱ.被害者の愛飲していたタバコは珍しい銘柄だった(柳田は知っていた)
Ⅲ.被害者はメモ魔で、煙草に良くメモっていた
Ⅳ.被害者の所持品の煙草にはメモ書きがなかった→購入したばかり
Ⅴ.タクシーを降りた付近のバーで煙草を購入した(被害者の購入先を柳田は知っていた)
Ⅵ.そのバーで、被害者はメガネを掛けていなかった(メガネを柳田が隠したのでは)
Ⅶ.犯行現場にあった被害者のメガネは正面から殴打されたにもかかわらず、無傷だった(振り向いた時に外れた可能性もある)
Ⅷ.被害者の目的地を柳田は知っていた

 状況証拠はそろっていたが、決定的証拠がない
                   と、ここまではいつも通りだったが……

今までの通り魔事件と、今回の事件の凶器が一致した。
今回の現場で発見された毛髪が、通り魔の者と一致した。
更に、通り魔犯が死体で見つかり、所持品から被害者(池内)の物も出てくる。


稲垣吾郎の怒り
 今まで、俺は何をやってきたのか?
 いつも嫌味を言うだけ、見せ場なし、存在意義なし。俺はお前の引き立て役か!


                     ………ま、間違えた!


石松警部の怒り
 現在、警察は今井の行方を全力を挙げて追っている、全刑事、全警官が不眠不休で……

 お前は何をやっているのかと聞いているんだ!

 いつも勝手に動き、指示は聞かない、連絡はしない、報告も遅い、足並み?(怒りが凄くて聞き取れなかった)は乱す、秩序は無視する。

 組織に所属しているという自覚を全く持たないでいる!
 お前のその言動が、職務を真摯に全うし、指示に全力で従おうとする周囲の人間に対して、どのような影響を及ぼすのか、考えようともしていない!
 お前のやっていることは、捜査ではなく、単なる我儘に過ぎない!
(以下も、怒りの言葉が続く……)



犯人逮捕が第一だと思うが、組織人としての石松の怒りももっともで、
≪よく言った!もっと言ってやれ!≫(もっと早く言えと思ったが)
と思ってしまうことに、このドラマの致命的な欠点である。
福家の行動があまりにも身勝手であり、少しも共感できないのである。


真犯人逮捕が第一は言うまでもないが、捜査会議で進言しろ、説明しろ、説得しろ!
単独行動で連絡なし、事後報告など、許されない。

石松が激怒中の福家の表情も理解不能。
驚愕の表情であるが、それが自分の身勝手さを恥じたものか?
≪真犯人逮捕が第一なのに、この人、何を言っているの?≫
というものか、判別できない。演技力不足?



さて、
柳田に公衆電話からの着信。その相手は?

 
【ストーリー】番組サイトより
 城北大学の近辺で、黒ずくめの服装で被害者を襲う強盗事件が多発。大学でも学生や教授に貼り紙をして事件に対する注意を喚起していた。
 そんなある日、同大法科学科特任教授の柳田嘉文(古谷一行)は、元教え子で同じ大学の講師、池内国雄(みのすけ)の研究室を訪ねる。柳田は、池内に弱みを握られ、警察庁科学警察研究所への推薦を頼まれていた。約束通り推薦したことを伝える柳田。しかし、池内は今後も柳田を利用するため、柳田の弱みの証拠のディスクを返さなかった。その夜、柳田は黒ずくめの衣装で池内を待ち伏せ、殺害してしまう。
 池内の死体は、数時間後に発見され警察の捜査が始まる。陣頭指揮に立つ石松和夫(稲垣吾郎)たちは、これまでに発生した一連の強盗事件容疑者による犯行と目星をつけた。しかも、これまでは出なかった死亡事件がついに発生してしまった。警察の威信にも関わる事件だ。しかし、福家警部補(檀れい)は現場周辺の聞き込みをという石松の指示に従わずどこかへ向かってしまう。
 福家は城北大学にある池内の研究室へ。そこに、柳田がやって来る。福家は池内の所持品のキーリングに自宅とシールが貼られた1本だけがあったことに疑問を持っていた。つまり、同じような鍵が犯人に盗られていたら? それが職場のものだとしたら? と、思い当たったのだ。それを柳田に話すが、何も盗られた様子はないと言う。だが、福家は何者かが寸前に部屋に入った痕跡に気づく。実は直前まで柳田が証拠を隠滅していたのだった。
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LPSA新体制

2014-02-27 10:48:56 | 将棋
日本女子プロ将棋協会(LPSA)の総会が2月25日に開かれ、新体制(新役員)が決定した(選任された)。

 代表理事は中倉宏美氏。過去にNHK杯将棋トーナメントの司会を務めている(姉の彰子氏も司会を務めている)。
 新代表の挨拶によると、これまで各方面の方々に迷惑を掛けたことを詫び、
「今後は、より一層、ファンの皆さまの声を大切に、LPSAの活動に共感し応援していただけるような団体を目指し、スポンサーさま、日本将棋連盟さまと、心新たに良好な関係を築けるよう努力していきたいと考えています」とのこと。

 1月下旬に、「中井女流六段、LPSA退会、代表理事・石橋女流四段も引退・退会」「多田佳子女流四段もLPSA退会」と相次いで、3名の女流棋士がLPSAを去った。さらに離反者が現れるかと思ったが、その後離反者は現れず、総会に至った。
 これまでの所業が、前代表の石橋氏のワンマン振りで行われてきたのか、他に賛同者がいたのかは不明である(多田氏の退会時の文書によると石橋氏寄りのものであったが、積極的に賛同していたかは不明)。内心、新体制に不満を抱えている者もいるかもしれないし、逆に、今まで石橋氏を支持していたものの、内心では抵抗があった者もいるであろう。
 そう言う思惑とは別に、LPSAに籍を置くよりも、フリー棋士や連盟に戻る(可能かどうかは不明)棋士も現れるかとも思ったが、さしたる実績や実力がなければ、それも難し解のかもしれない。

 とにかく、前代表の行為を止めなかったのは会員全員の責任である。
 まず、スポンサーや連盟に謝罪するのが先決であろう。
 個人的には、石橋氏の「退会・引退」扱いを、「除籍」に改めるべきだと考える。

コメント (6)
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「あれでしょう?」(中田七段作詰将棋)のヒントなど

2014-02-26 20:02:14 | 詰将棋
先日、「あれでしょう? ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2013年7月号」をご紹介しましたが(タイトルは私が勝手に付けています)、今日はそのヒント(初手の紛れ)です。


 詰将棋を解き慣れた方なら、初形から詰め上がりがピンとくるかもしれませんね。
 それはさておき、実戦的には▲4三角と打ちたくなります。実際、かなり有効です。


 これに対し普通は駒を打って合駒をします(駒の利きは多い方がいい)。何を打っても同じですが、一番守備力のある金を打ってみます。

 これには▲2三龍が決定打になります。


 4三の角が4一の角と3二の金の守備を釘づけにして、龍を取ることができません(3二に合駒を打たずに4一の角を移動させる△3二角も同様)。2二に合駒をするしかありませんが、▲1三桂や▲3三桂不成や▲3三桂打で詰みます。
 それから、2二に合駒を打たず、1一の金を動かして△2二金上がるとするのは、1一に玉の逃げ道を作って良さそうですが、▲2二同桂成(同龍)で詰みます。

 ところが、参考図1で△3二歩と移動合をすると

3一に抜け道ができ、詰みません。(あと1枚、桂、銀、金、飛車のどれかがあれば詰むのですが)
 
 なかなか有力な▲4三角でしたが、あと一歩詰まず。


 それから、出題記事のコメントと重複しますが、
私の好み(傾向)として、合駒問題はあまり取り上げません。確かに、歩~飛車まで合駒を考えるのも、詰将棋の醍醐味で、意外な駒が最善だったという作品も素晴らしいと思います。
 ただ、私も、正直考えるのも億劫ですし、解説するのも大変です。それと、短手数の詰将棋の場合、合駒をさせて、それを取るというのは、あまり爽快感がないので、邪道かもしれませんが、深く考えなくて良いです。
 それと、合駒をさせて、封鎖するのも実戦で詰ます場合は効果的なのですが、詰将棋ではあまり面白くないので、本手順になることはありません。
 逆に近づけて角を打つのが正解ということも多いです。


 ヒントとしては弱いですが、初手▲4三角は除外できたということで。
 今後、ヒントを追加する予定ですが、まず、挑戦してください。
コメント (7)
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黄砂?浮遊粒子状物質? その2

2014-02-26 11:53:20 | 気象
今日も黄砂が酷いです。

 午前9時の西方の様子です。
 1~1.5km付近の山は見えますが、4~5km付近の山は見えません。

 これは↑午前11時のものです。
 かなり治まってきていて、霞みながらも確認できるようになっています。

で、南方の風景は


 そして南東です。

 麓付近(約3km付近)は見えますが、その奥の山の本体(約5km)は微かに見えるだけです。
 同じ方角の近辺を拡大すると


 西方の様子より霞み方が酷いのですが、実際にそうなのか、日差しの加減かは分かりません。

 で、こちらが桜でよく登場する山です。

 北西約2kmの距離です。

 黄砂か浮遊粒子状物質かは分かりませんが、視界は5kmと推測されます。
 これを解消しろとは言いませんが、「福井県 大気汚染総合情報」を公開している「福井県衛生環境研究センター」は何の所感も出さず、気象庁や福井気象台は感知すらしていません。
 「税金の無駄遣い」とは安易に言いたくありませんが、どうなっているんでしょう?
 ただ、ここで文句を言っているだけでは仕方がないので、福井県庁の環境政策課に問い合わせのメールを送りました。
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白い青空……黄砂? 浮遊粒子状物質、オキシダント値が急上昇 ~他国機の侵入を警戒する前に~

2014-02-25 22:03:41 | 気象
 日曜日(23日)辺りから寒気も緩み、今日は久しぶりに最高気温が10℃を超え、福井県の各地は3月上旬から3月下旬並みの陽気になった。福井市では11.8℃、2月3日以来22日ぶりの10℃超えである。そう言えば、1月下旬から2月初旬にかけては非常に暖かかった。2月1日と3日は15℃を超えていた。
 太宰府天満宮でも、15℃の暖かさで梅の花が満開となったそうだ。明日はもっと気温が上がるが(福井市では15℃)、日曜日辺りから寒気が南下して寒くなるとのこと。
 今日は気温は上がったが、一昨日(8時間)昨日(10.5時間)と日照時間も多かったが、今日は2.5時間とほとんど陽が射さなかった。……と言うより、≪2時間以上も日差しがあったのだろうか?≫という感覚であった。我が町と福井市は20kmほど離れているので、その差によるものかもしれないが、そうではないように思う。

 朝は確かに雲が覆っていたが、午後からは晴れていたように思う。
「白い青空」……黄砂?遠くの山が霞んで見える。霞(黄砂)で日光が実に弱々しかったのだ。
 夕方、じっくりニュースを見る余裕がなかったが、「黄砂」のニュースはなかったように思う。しかし、相当なレベルでの霞み方だった。
 「福井県 大気汚染総合情報」によると、

と、午前8時と比べ、夕方(午後6時前後)には浮遊粒子状物質が4.5倍、オキシダントが3.5倍に増えている。我が町の観測点は観測要素が少なく、福井市のものと比較しにくいが、

となっている。
 分かりにくいが、浮遊粒子状物質と微小粒子状物質の値が我が町ほどではないが相当の割合で増加している。

浮遊粒子状物質………物の燃焼や地表から舞い上がりなどにより大気中に発生する浮遊する粉じんのうち、粒径が10μm以下の粒子状物質

微小粒子状物質………物の燃焼や地表から舞い上がりなどにより大気中に発生する浮遊する粉じんのうち、粒径が2.5μm以下の粒子状物質。「PM2.5」のこと。


 上記の値と黄砂の関連はよく分からない。

 とにかく、今日の現象が黄砂であれ、PM2.5であれ、「ありがたくない現象」である。
 某国が防空識別圏を主張しているが、他国機の侵入をあれこれ言う前に、自国の空の管理をしっかりしていただきたいものである。
コメント (6)
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あれでしょう? ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2013年7月号

2014-02-24 20:46:06 | 詰将棋
「さくさくっと ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2013年7月号」
「さくさく2 ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2013年7月号」
「魅力で釘づけ ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2013年7月号」
「Y攻撃 ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2013年7月号」
「布団 ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2013年7月号」
 に続いて、第6問です。



変なタイトルですが、気にしないでください。(中田先生、ごめんなさい)
○印が付けてあります。(主観です)

 解答はこちらです。
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『軍師官兵衛』 第8話「秀吉という男」

2014-02-23 21:32:44 | ドラマ・映画
非常に物足りない信長への謁見
 播磨の情勢と播磨(小寺家)の重要性を説くが、内容はナレーションが語るような説明。
 織田家重臣を唸らせるような鋭い分析や兵法でもなく、心を動かすようなものでもなかった。

 官兵衛の手勢が兵500と聞き、
丹羽長秀が「なるほど、それは少なくてお困りであろう。信長さまに泣きつく訳だ」
と揶揄したとき、当たり前の兵法を説くのではなく、
「我々が織田家についてあげるのです」
ぐらいの豪胆さ、そして、官兵衛らの価値と有能さを示し納得させるような明晰さを見せてほしかった。
 それなら、信長が名刀・圧切(へしきり)・を授けるシーンも緊迫感が出たはず。
「そちが申したことは、この信長と考えていたことと同じだ。面白かったぞ」
という信長の台詞……説明的で蛇足だ

さらに、お濃による信長へのインタビューはさらに親切
 信長の考えや、重臣たちの動きや心の内を説明してくれる。
 

個々のエピソードは面白かったが、練り込み不足もあり、並べただけという感も大きい。
☆「(私を女だから弱いなどと)戦場で敵を舐めて掛かると、命を落としますよ」
 光姫から又兵衛への教えで、薙刀捌きも見事で、説得力もあった。
 しかし、
 又兵衛の不満は、「弱い松寿丸(小さいから弱いが、実際に又兵衛より弱いのも事実で、見くびったわけではない)と稽古しても、自分の稽古にはならない」というもので、光姫の説教は答えになっていない。

☆命の使い道
 狼藉を働いた若者を、見せしめに首を刎ねようとする秀吉に
「若くて頑健、勿体ない。昼間働かせて、夜は牢に入れればよい。
 人間生きていれば、使い道もある。“命の使い道”でございます
 なるほどとも思うが、この男が逃げ出してまた狼藉を働く、あるいはサボってばかりで無駄飯を食らうという恐れも大きい。せめて、この男の前では、そんな台詞を吐いてはいけない。「生きていれば、いいこともあるぞ」と改心させる方が効果的。

☆官兵衛、トンチ問答
 「わしらは岐阜におった」ことにすると念を押す秀吉、「本当のことを言え」と責めるおねとの板挟みの官兵衛
 「どこにもおりませぬ」と分かったような、分からないような答えで切り抜ける

☆職隆、裏ルートで政職を調略
 ≪毛利につく≫と心変わりした政職の気配を察知。
 光姫→お紺ルートで政職を調略。
 まあ、これはこれでいいと思うが、実際問題、既に信長に謁見した後では、毛利について毛利が勝ったとしても、その前に信長は小寺家(御着城)を真っ先に滅ぼすであろう。
 このことを政職に理解させるのが大切である。

☆黒田家(黒田二十四騎)の結束
 これも良いのだが、官兵衛、善助、太兵衛、九郎右衛門との繋がりが描き切れていないので、説得力に掛け、ただイベントを消化した感が強い。
 秀吉は、本当に太兵衛が欲しかったのだろうか?
 家臣を所望された官兵衛の反応を見たかったのか、家臣にどれだけ慕われているのかを測りたかったのか……
 この辺りを、深く描いてこその『秀吉と官兵衛の出会い』であるはずだ。



物足りない……
 


【ストーリー】番組サイトより
 小寺の使者として岐阜城を訪れ、信長(江口洋介)に謁見した官兵衛(岡田准一)。明智光秀(春風亭小朝)ら織田家重臣たちが居並ぶ緊張と、信長の鋭い視線にさらされるなか、必死の思いで播磨攻略法を説く。
 その弁舌を気に入った信長は官兵衛に「圧切(へしきり)」という名刀を授け、播磨攻めの総大将として秀吉(竹中直人)を紹介する。気さくな秀吉は官兵衛を自身の居城・長浜城に連れていき、妻・おね(黒木瞳)や石田三成(田中圭)ら家臣と引き合わせる。
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「布団」(中田七段作詰将棋)の解答

2014-02-22 22:19:45 | 詰将棋
「布団 ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2013年7月号」の解答です。



 初手の私の第一感は▲1六飛でした。玉と守備方の飛車(龍)がこういう位置関係だと、この中間に香車や飛車を打って同飛(龍)と呼んで玉の行動範囲を狭める手筋を使いたくなります。
 本作の場合は、呼び込んだ龍が強力なのと、攻め駒が不足なのとで、うまくいきません。

 初手は▲2五金


 守備金を呼び寄せて損のようですが、その効果は後で現れます。
 この手に対し、△2五同歩もありますが、▲3二馬左で早詰になります。


 なので、途中図1(▲2五金)では、△2五同金と取ります。


 これに対し、▲1五飛が鮮烈!


 焦点の飛車捨てですが、△1五同玉には▲2五馬で駒余りの詰み。

 初手の金捨てにより、金を呼び寄せておいた効果です。
 そこで▲1五飛には△1五同飛(金)と取りますが、▲3二馬左で詰みです。

 金捨て、飛車捨ての連続捨て駒で逃げ道を塞いで、下から2枚の馬で仕留める作品でした。
            詰手順:▲2五金△同金▲1五飛△同飛(金)▲3二馬左まで5手詰

 ちなみに、先に飛車から捨てると(初手▲1五飛だと)

 △1五同飛だと、▲2五金以下正解手順と同じになりますが、△1五同玉と応じられると、▲2五金と打っても△1六玉と脱出されてしまいます。
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ソチ五輪雑感③「これが浅田真央です」……フィギュアスケート女子シングルフリー

2014-02-21 22:39:27 | スポーツ
「これが浅田…真央です」
浅田真央の演技終了直後、
実況の鳥海貴樹アナウンサーが、声を詰まらせながら言った。

 そうなんだ。これが浅田真央だ!
 浅田真央が目指した最高の演技!
 ファンが見たかった浅田真央の最高の演技だ!



 顔を上向きにしてフィニッシュを決めた浅田真央、その顔がくしゃくしゃに歪む。
 結果(成績)としては残念な思いがあるとは思うが、
≪やり切った、出し尽くした≫という思いからの喜びの表情。
 ああ、この顔が見たかったんだ!

 前日のショートプログラムの信じられない失敗演技(16位)。
 落胆……茫然……そんな彼女の姿が辛い。
 浅田真央のファン全て、彼女が金メダルを取って、彼女の喜び笑顔が見たい。
 とにかく、浅田真央に金メダルを取ってほしいと、願った。
 彼女の失意の気持ち思い、気持ちが沈んだ一日。
(何やら、元総理大臣が心無い、失言、暴言を吐いていたが……)

 金メダルどころか、銅メダルも絶望な状況。
 メダルは無理でも、オリンピックで「浅田真央が一番だ」と全ての人がが思うようなフリー演技をして欲しい。皆が願ったはずだ。


 バンクーバー五輪から4年の努力がショートプログラムのたった2分50秒で水泡と化してしまった。
 その夜は辛かったに違いない。

 私が言うのもおこがましいけれど
≪今までやってきたことのすべてを、フリー演技で出すしかない≫
と、心に決めたのであろう。

 そして、最高の演技

 本当に良かった。結果(成績)は6位と望んだものではなかったけれど、
「これが浅田真央だ!ソチ五輪で最高の演技だ!」



 しかし、そんな気持ちに水を差す、その後の大インフレの得点のオンパレード。
 (≪書かなくてもいいか≫とも思うけれど)それについては「雑感④」で書く予定です。
コメント (8)
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