私には理解不能な展開となってしまったので、整理します。
【参照】
女流名人位戦その1
女流名人戦(先手清水女流六段×里見女流名人)で▲7六歩△3四歩に▲6八玉とした手に対し、その手の意味と、その後の進展について論評しました。
女流名人位戦その1
女流名人位戦その2
女流名人位戦その3
女流名人位戦その4
▲6八玉のの意味を簡単に説明すると、後手が△5四歩とゴキゲン中飛車を目指せば、角交換から馬を作れば先手が指せるのではないかと考え、後手のゴキゲン中飛車を牽制した手である。ただ、後手がゴキゲン中飛車にせず、居飛車できた場合、▲6八玉はやや損な手になってしまう。
ここで、
加藤流矢倉命さんが登場。
加藤流矢倉命さんの主張は
①▲6八玉は「悪手」、「ない手」、「一時しのぎにもならない手」など、低レベルの手と糾弾。『相手』を見て自らの指し手を変えるのではなく、『相手の指し手』を見て自らの指し手を決めるべきだ。
②▲6八玉ではなく▲2六歩と堂々とゴキゲン中飛車を破る方法を確立すべき
これに対する私の考え
①▲6八玉は相手を見て指す手で本筋ではなく積極的には肯定できない(加藤流矢倉命さんとほぼ同意見)。しかし、勝負を争う以上、相手を見て指し手を変えるのはある程度仕方がない。正道ではないが、居飛車で来られた場合のリスクを覚悟した勝負手と見ることもできる。
②加藤流矢倉命さんとほぼ同意見。
『谷川九段「居飛車で来られると苦労するはず。実戦的には有効だが、相手を見ながら指し手を変えるというのはどうか?リスクのある手なので3手目に▲2六歩と突いてゴキゲン中飛車対策を考えた方がよい」を支持派です』と何度も同意している。
で、
③記事「その1」~「その4」でその後の展開
▲6八玉に対しかまわず△5四歩とゴキゲン中飛車を目指した。これに対し、角交換して馬作りを目指すかと思われた清水女流だが、角交換せず決戦を避けた。この清水女流の指し方に対し、私は批判的に思っていて、コメントレスの際、「へなちょこ」と本音を露呈。▲6八玉は良く言えば「揺さぶり」、悪く言えば「ハッタリ」である。「へなちょこ」という表現は適当ではなく、「軟弱」ぐらいに留めておくべきだったかもしれない。
しかし、最強を争うタイトル戦という舞台を考えると、「へなちょこ」というのが一番しっくりくるような気がする。この「へなちょこ的」清水女流の指し手が、この一連の記事を書くそもそもの動機だった。
これに関しては、
加藤流矢倉命さんは、もともと▲6八玉は「ない手」なのだから、4手目の△5四歩の善悪なんてどうでもよいという主旨を繰り返す。
さて、この辺りのやり取りの中で、私が感じていたことを指摘した。
④加藤流矢倉命さんの自論を展開する際、渡辺竜王や清水女流などに対し、礼を失した表現
「清水氏があまりにも弱すぎた」
「4手目に8四歩を指せない里見氏のレベルも低けりゃ、その8四歩を指されたら先手が指しにくいことを把握していながら未だに未練がましく3手目6八玉にしがみついている清水氏のレベルも低いんですから(笑)。共にレベルの低い者同士の対局」
⑤書き込みの際の加藤流矢倉命さんの言い回しに「上から目線」を感じる
相手を刺激するだけかもしれないと思ったが、礼を失した発言をそのままにしておくのは容認できなかった。
予想通り氏は反撃してきた。
「私はそういったものを、受け流したり、受け止めたりするほど度量が大きくありません。それに、ああいう発言を容認すると思われるのも面白くありません。
せっかく、書き込んでいただいたのに、こういうレスの内容になってしまい申し訳ありません」
に対し
「申し訳ないと思われるのなら、改めたらどうですか?
私はあくまでも真実を述べているのであって、それに対して不快感を持たれたのであれば、英さん自身がその程度の人間だということですわ。
これだけ熱く語ってくれる人間がいることをありがたく思えないんですかね」
もう漫才の域である。
さらに……(長くなるので割愛)
⑥矛盾する氏の発言
【以下は私のコメントです】
「>現代の振り飛車党というのは、例えば藤井猛氏や鈴木大介氏のように『振り飛車しか指さないと思われていた人達が居飛車も指せる』ようになってきているんでしょ?
この現象は、振り飛車党が「振り飛車だけ指すのでは苦しい」という考え方もできます。
>一刻も早く3手目6八玉のことは忘れて、2六歩からの土台のしっかりしたゴキゲン中飛車対策が絶対必要だと言ってるんです
私は何度も、「▲2六歩としてゴキゲン中飛車対策を考えた方がいい」という谷川九段の考えを支持すると言っています。
それに、▲6八玉を推奨しているわけではありません。この▲6八玉の意味を言及しただけです。それに指すのは個人の自由だと思います。
あなたの他人の意見を受け付けない態度、礼を失した態度を改めない限り、議論するのは不可能だと思います
【以上、私のコメント】
これに対し
氏のコメント
「だ・か・ら、返信は無くてもかまいませんって言ってるでしょうが(笑)。」
となると、
氏は他人のブログに自分の主張を押しつけ、反論するなと言っていることになる。
⑦さらに混迷する展開 「通りすがりの者」さん登場
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「確かに加藤流矢倉命さんのコメントは辛いものがありますがね、英さんももっと謙虚な姿勢で耳を傾けるべきだと思うんですね。
加藤流矢倉命さんの言葉を冷静に聞くならば、何も間違ったことは言っとらんですよ。
少なくとも悪気はないはずですから。」
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少なくとも、私は加藤流矢倉命さんの力説する②は同意しているし、①に関しても真っ向から反対していない(半分は同方向)。
それに悪気がなくったって、礼を失してはいけないと思う。
⑧通りすがりの者さんに関する疑問
・最初のコメントとその後のコメントの語調が違うのは何故?
・通りすがりの者さんは加藤流矢倉命さんの考えていることを把握しているのだろうか?
通りすがりの者さん
「孤軍奮闘が痛々しいぐらいじゃ。まぁ、一休みしたらいかがかな?私がバトンタッチしてもいいんじゃぞ。
加藤流矢倉命さん
「ありがとうございます。まぁ、おまかせします」
非常に疑問の残る会話である。
だいたい通りすがりの者さんの目的が不可思議。加藤流矢倉命さんを支持するとだけ表明しているだけで、何を主張したいのだろうか?
加藤流矢倉命さんを支持したいのなら、氏とバトンタッチしたらどうやって支持すればいいのだろうか。
そもそも、加藤流矢倉命さんの主張していることには同意しているのに、今後なにをコメントするのだろう。
今後、これ以上レスをしていても全く意義を感じないので、「同様なコメントだったら削除する」と言ったら、
「英さん、その態度がいかんのじゃ。
そんな器の小さいことではブログを開く人間として間違っておる!
コメントが辛口なのは、裏を返せばそれだけ情熱が素晴らしいことを意味しておるんじゃ。
英さんも、そういうことの理解できる人間に成長せねばな」
これ以上、非生産的作業をしなければならないのでしょうか?
もう理解不能な展開です。