英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『臨場』第3話

2009-04-30 19:30:53 | ドラマ・映画
「お前は父親なんかじゃない。とっとと失せろ」

 人を殺した息子をかばった深見(河西健司)に対して、倉石検視官(内野聖陽)が浴びせた言葉。

 これに小坂検視補助官(松下由樹)が
「血液型が違ったから離婚(親子の縁を切る)して、DNAが一致したから父親に戻ろうとする。親子の絆って、そんないい加減なものじゃない」

 さらに、佐倉刑事(小野武彦)が
「血のつながりじゃない。一緒に、泣いたり、笑ったりした時間が、親子ってもんを作っていく。だがな、お前にそれがあったか?」
 ダメを押す。

 情けない父親とか追いつめられる役をやらせたら、日本一ですね。河西さん。

 O型(亜型A型…本来はA型だが塩基が一分欠けてO型と判断される)とB型の夫婦からA型の子どもが生まれることが稀にある。

 血液型の常識を覆す事例に15年間翻弄された深見の胸に、小坂の言葉が突き刺さる。
 確かに、そうなんです。今回はこれに尽きます。でも、実際に自分がそういう(深見の)立場になったら、どうなんでしょう?自信ありません。

 検視についても、「科学的物証や自白よりも自分の判断を信じる」というのが主題だったと思います。

 それにしても、倉石検視官、勿体つけすぎ!誤解されまくりますよ。

 「くらいしけんしかん」…最初は「暗い試験士官」と変換されました。


【補足】
 突込みどころは少ないです。
①亜型A型の率が、1%に満たないと言っていましたが、具体的にはどのくらいなんでしょう?
 仮に0.1%だとすると、1000人に1人。これってけっこう多いような気がします。
 それに、輸血はどうなるのでしょう?

②検視員が少なくない。3人の他に現場には来ていますが、部屋には3人しかいない。
 それに、検視官てひとりだけ?

③トマトをつぶさずに持ち運ぶのは大変だよ。

④野球経験者って、とっさにどちらの手でキャッチするのかな?利き腕?それとも、グローブをはめる手?
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『バリスティック』

2009-04-29 20:01:33 | ドラマ・映画
 爆破シーンや銃撃シーン、カーチェイスやアクションだけの映画。ストーリーや設定は不可解、不条理そのもので、バイオレンスを演出させるためだけのもの、いや、何の必然性もなく、銃撃シーンや、爆破シーンが起こり、謎の女シーバー(途中から主人公の協力者となる)は、単なる破壊魔としか思えない。
 金と物質の浪費としか思えない映画だが、そういうシーンが好きな人ならOKなのかもしれない。
 私にとっては、時間の浪費だった。

(日曜洋画劇場、4月26日放送、2002年アメリカ)
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『ハンチョウ 神南署安積班』 第3話

2009-04-29 13:34:01 | ドラマ・映画
 直球ど真ん中の人情話でした。
 私は好きですね。

 罪を犯してしまった岩城(徳井優)が、手術を受ける妻を励ましにやってきて、その気持ちを信じる安積。警察を信じない岩城も、その安積に心をほぐす。岩城一家の心の絆。ジーンとしちゃいました。単純です。

 一応、気になった点を。

①出来過ぎた会話
 安積が岩城の妻を見舞いに来て、小学生の岩城の娘(村真彩)に花束を渡そうとする。
「刑事さんて、親切なんですね」
「そうかな」
「あの人を捕まえるためですか」
「はは……、これで犯人が捕まれば楽でいいなあ」
「…………ごめんなさい。ひねくれたこと言って」

 いやあ、とても小学生には思えない会話です。

②情けない地域課の中園(堤大二郎)
 嫌なやつでしたね。自分をかばった黒木(賀集利樹)が撃たれて初めて反省って。もう少し自主的に反省させてあげて欲しかったです。
 それにしても、俳優名を見て、堤大二郎と気づきました。『BOSS』の野村宏伸といい、ちょっとショックでした。
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『BOSS』第2話

2009-04-29 11:47:49 | ドラマ・映画
 第2話をようやく見ました。

 大澤絵里子(天海祐希)、かっこいいですね。男前です。木村拓哉主演のドラマと同じで、主演がかっこよさを見せるためのドラマのつくりです。
 そして、B級映画のように面白く見せるためのストーリーで突っ込みどころ満載。さらに、『世にも奇妙な物語』風の演出。

 ただ、それらを打ち消すほどの天海佑希のかっこよさです。(吹き飛ばすほど出ないのが残念です。あまりにも、突っ込みどころが多過ぎ)
 この点が、脚本がお粗末なだけのイライラするだけの『天地人』との違いです。『キイナ』と同じく、許せる突込み処です。もう少し、減らしてほしいのですが。


 一応、感じたことを記しておきます。

①消防無線を盗聴したとは言え、いち早く現場に着いたとしても、通報されたのだから、通報者や関係者が現場にいるはず。一件目は部屋の中でしょ。家宅侵入だし、通報者がいるはず。

②3件目の事件は、「図書館に行く」(夜に?)と言って家を出て、なぜ、あんな場所で自殺?わざわざあんなやり方で?動機は?

③殺人鬼のあの扮装、まさに『世にも奇妙な物語』ですね(笑)。面白そうでいいですけれど。

④総動員して包囲網や捕獲体制を整えた割には、途中から特別犯罪対策室(大澤班)の連中しかいなくなった。
 大澤班が、それぞれ犯人と格闘?するのが見せ場だったのでしょう。岩井(ケンドーコバヤシ)に投げたナイフが鉄骨に刺さるのは凄い!
 しかも、投げつけたはずのナイフをダミーの死体が握っているし。

⑤犯人と遭遇した天海祐樹の懐中電灯の持ち方がかっこいい。実用的には思えないけれど。

⑥「今日はもう帰れ。一人付ける」という言葉に、「他の班の指図は受けない」と拒否したが、警官に送ってもらって帰っている。

⑦小屋の死体がダミーであるのが判明したあと、木元(戸田恵梨香)が現場を歩いていたが、その後ろでひとりの警官が何かを必死で探しているが、この意味は?

⑧タクシーなの?

⑨怪盗キッドみたいじゃん。一瞬で、フードの装束に着替えるなんて。衣装を持っているようには見えなかったし、下に着込んでいたの?
 もし、それは演出で、トイレで必死に着替えていた途中、天海さんにドアを開けられたら、かっこ悪いぞ。

⑩気がついていた割には、苦戦しましたね。

⑪最初の射撃訓練で、部下の顔が浮かんだら、それを撃ち抜くほうが異常でしょう。

⑫第2話のタイトル『知りたい…好奇心という罪』が、ピンと来ない。
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『天地人』第17回 景勝頑張る

2009-04-28 21:45:57 | ドラマ・映画
 今回も突っ込みどころ満載でした。
 しかし、まず、特筆すべきは景勝の頑張りであろう。

★景勝の頑張り
 兼続に直江家を継ぐよう命じたり、上杉の「義」を貫くため、武田に援軍を送ったり、そして何と言っても、菊姫を抱擁したシーン。口が重く、奥手の景勝だが、良く頑張ったぞ!
 このあたりについては、くうふうさんの『見取り八段・実0段』【天地人】第十七回で、見事に語られています。

 さて、景勝の奮闘に関わらず、突っ込みどころがたくさん。

①「快く思わない」程度で?
「兼続の出世を快く思わない毛利秀広(長谷川公彦)は、信綱(山下真司)、山崎専柳斎(石井洋祐)と口論になり、二人をきり殺してしまう」これは、番組ホームページからの引用ですが、「快く思わない」程度で、弾みとは言え、殺人ですか?
 だいたい、毛利秀広って誰?。今まで、兼続とひと悶着あったのなら多少は納得できるのですが。

②早くも再婚? 脚本家の苦心、 哀れ、信綱!
 まだ喪に服しているのに再婚話ですか。早いですよね。
 兼続の出世に不満を持つのは、家柄のせいではないのかと考え、兼続に名門の直江家を継がせようとする。つまり、信綱の死のいきさつは兼続に直江家を継がせるための名目だったのですね。
 もちろん、お船の夫である信綱は、兼続が直江家を継ぐのに絶対的な障害だったので、信綱殺害事件は一石二鳥だったのです。信綱が哀れです。

 兼続は家督という重大な問題なのに、父、惣右衛門(高嶋政伸)に相談しなくて良いのでしょうか?

 とにかく、夫婦となった二人を会わせない等、兼続がお船と夫婦になったことに対して、如何に後ろ指を指させないかで、脚本家は苦心したのでしょう。が、やはり、無理がありますね。

③主人公には不適格?
 それに、兼続もお船も躊躇し迷うシーンはありますが、二人の気持ちは見えません。そう、これが一番の問題点です。
 何かとこの二人、出しゃばって、二人が顔を合わすシーンは多いのですが、互いにどう思っているのかはほとんど表現されていません。一箇所、お船が兼続に「もっと早くしっかりしてくれていたら、直江家を継ぐことになったのに」という意味のことを言ったことがあったのみです。
 いったい、お互いにどう思っていたのでしょうか?兼続にとっては、お船は単なる相談相手、お船のほうは、ある程度意識していた節がありますが、二人が気持ちは意識的にぼやかしてあるような気がします。
 それはそうです。二人に恋愛感情があったのなら、不貞となってしまいますから。

 そもそも。兼続はNHKの大河ドラマの主人公には向いていないのではないか。御館の乱にしても、兼続の地位が低いので、「でしゃばり」に思えてしまいましたし。

④「義を失ってしまう」って、既にないんじゃないの?
 武田に援軍を送る景勝の決断に「上杉の義を失ってしまうところであった」と上田衆は気勢を上げるが、そんなものはもう残っていないだろっ!

⑤戦は春日山城で起こっているんだ?
 兵を鍛えたり、忍者が報告したりと相変わらず、周囲の戦の様子が分かりません。台詞やナレーションや地図で窮地に追い込まれたと言われても、ピンと来ません。

 北条を食い止めるため、決死の覚悟で上田庄に戻った栗林(平泉成)と深沢(鈴木正幸)は、いったいどうなってしまったんでしょうか?
 桑取の連中は、兵糧を運んだだけだったのでしょうか?

⑥初音はサウジアラビア?
 あ、もう、親父ギャグで茶化すしかないですね。初音はイラン!
 初音が出れば出るほど、ドラマが薄っぺらに感じてしまいます。

最初、武田に援軍を送らなかった理由は?
 雪で不可能?上杉に援軍を送る余裕がない?援軍を送る気がない(他の重臣たちを説得する気はない)
 もう少し、その理由をはっきりさせてほしかったです。

⑧戦略的にどうなんでしょう?
 結局、武田はあっという間に滅んでしまいました。
 上杉にとっては、武田は織田への防波堤になったはず。もっと早く、援軍を送って、武田を助けるべきではなかったのでしょうか?
 確かに、援軍を出すほどの余裕はなかったでしょう。しかし、まず、北の新発田と和睦して、織田との戦いに専念する。
 武田に援軍を送れなかったと同様に北条方面からの進軍は困難だったはず。
 そこで、主力を魚津方面に投入して、織田勢を押し返し、その一方で、武田に援軍を送る振りとか、そういう情報を流して、織田を牽制する。

 なんてのはどうなんでしょう?
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高速道路1000円と渋滞

2009-04-26 15:52:50 | 日記
 高速道路の料金が1000円になりました。(厳密に言えば、休日のETC搭載車に限る)
 それに対する問題点等はnausicaaさんの『建築家のひとりごと』というブログで『「高速道路1000円」は、ほんとうに喜ばしいか?』に的確に述べられています。ほんと、同感です。


 それはさておき、ゴールデンウイークはいつもに増しての渋滞が予想されます。私自身はほとんど休みはないのですが、妻や子供たちは休みなので、後半の1、2日は家庭サービスに努めます。
 でも、本音を言うと、混む(疲れる)と分かっていて、時間とお金と体力を浪費しに行くのはナンセンスです。
 お金はかかるがJRを利用して渋滞を避ける方法もありますが、例え渋滞を避けられたとしても、その目的地(行楽地)が、例年より混雑するという状況は変わらないです。どうせなら、JR料金を下げて欲しいです。

 行楽地に行かないで済む方法、妻を納得させる理由を目下考慮中です。何かないでしょうか?
 将棋なら、渋滞とお金は無縁なので理想的なのですが、妻が……
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『将棋世界4月号』 きしろ杯争奪関西女流メイショウ戦

2009-04-26 14:38:26 | 将棋
 里見倉敷藤花×岩根女流初段(現二段)の決勝戦。
 タイトルホルダーの里見さんとマイナビ女子オープンの女王位挑戦者の岩根さんの対局なので、白熱の好勝負が予想されたが、残念な内容だった。

 第1図は里見倉敷藤花が持駒の銀を3四に打ったところ。

 この銀打ちが問題の一着だった。以下、△4五桂▲同銀△同飛と進んだが、これでは先手の持駒の銀+歩と後手の桂馬の交換となり、駒の損得と効率の両面で先手の損はかなり大きい。
 持駒の銀を打って桂と交換…「プロにはない手」だ。

 この後は岩根女流の充実ぶりを示す指し手が見られただけであった。


 第1図の▲3四銀では、▲4四歩と指し、△4四同飛なら▲6五歩(第2図)と勝負すべきだった(と思う…自信はない)。
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冬の嵐?

2009-04-26 11:41:54 | 気象
 雨が降り続き、北風が吹き荒れ、冬の嵐状態です。
 12月中旬か2月下旬の天気です。
 気温は10℃前後ですが、一度春を経験したうえに、冷たい北風が吹き付けるので、気分的には真冬です。

 3月末から4月初旬にかけての低音と雪も珍しいですが、それよりも、4月下旬のこの天気も珍しいです。来年またこういう天気になったときに参考になるかもしれないので、こうしてブログに残しておきます。公開しなくてもいいような気もしますが、せっかくですので。

 11時10分のレーダー降雨図です。

 北日本の雨雲は低気圧の本体に伴うもの。北陸から山陰にかけての雲は北西の風によって発生する雨雲です。関東地方の雨雲は既に抜けています。

 拡大図です。

 分かりにくいですが、北西から南東に筋状に雲が連なっています。まだ、低気圧が太平洋に抜けてないので完全な西高東低の気圧配置になっていないので、くもの列がハッキリしません。

 12時30分のものです。

 筋状の雲は低気圧が離れても、等圧線が南北に並んだ状態はなかなか解消されないので、次から次へと発生しなかなか天気が回復しません。

 日照図です。

 関東地方や太平洋岸の一部でよく晴れています。

 午前10時の気温です。

 日差しのある関東地方や太平洋岸の気温は20度を超えています。

 気象衛星による雲の映像です。

 東北地方の日本海遠沖に低気圧があります。

 天気図です。

 気象庁のホームページにしては、しょぼすぎます。

 天気分布予報です。

 明日午前3時~6時の予報ですが、日本海側の雨雲は取れないようです。

【補足】
今夜6時40分の画像です。

 風はだいぶ弱まりましたが、この時期にしては綺麗に筋状の雲になっています。
 筋状と言っても、実際は筋ではなく、粒が連なったものです。全体的にはうろこ雲をスケールを大きくしたものです。

【補足2】
 翌日(27日月曜日)は結局、夕方まで雨が残りました。昼間の気温は6℃で真冬並み、近辺では一瞬あられも降りました。さらに火曜の朝は3℃でした。
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今期刑事ドラマ『臨場』他

2009-04-25 02:24:59 | ドラマ・映画
 今期は刑事(推理)ドラマが多いですね。
 『ハンチョウ 神南署安積班』『BOSS』『臨場』『名探偵の掟』『探偵Xからの挑戦状!』…

★『ハンチョウ 神南署安積班』
 人情派のドラマと言えばいいのでしょうか。事件の裏にある事件関係者の心情にスポットを当てています。捜査班の形態は違いますが、『はぐれ刑事純情派』系ですね。はぐれ刑事はあまり好きではなかったのですが(ちょっと説教くさい)、『ハンチョウ』は好きです。
 班長の安積(佐々木蔵之介)のキャラクターや存在意義を疑問視する声も聞かれますが、私は好きです。

★『BOSS』(缶コーヒーを思い出しちゃいました)
 魅力爆発の大澤絵里子(天海祐希)に、参事官補佐の野立(竹野内豊)のおとぼけも面白いです。その他の脇役陣も個性的で、どんでん返しの決着も爽快感があります。離婚弁護士みたいです。
 2回目をまだ見ていませんが、大澤の有能さで事件解決というのはなんだか面白くないですね。見せ掛けでなく本当に窮地に追い込まれるシーンも見たいです。

★『名探偵の掟』
 探偵モノのドラマにある暗黙裡のお約束。これをおちょくるというか、突っ込みを入れながら、事件を解決していきます。
 「刑事は見当はずれな推理をして、名探偵を引き立てる」
 「美女は犯人である可能性(確率)が高い(だから、刑事は疑ってはならない)
 あと、密室殺人はトリックの王道と讃え、そのトリックのパターンを解説してくれます。

 名探偵お決まりの犯人指名シーンで新米刑事に、事件関係者を集めさせたのですが、連続殺人で皆が死んでしまい、2人しか居なくて、やる気が萎える探偵(松田翔太)の顔や、無理やりかき集めるという辺りは笑いました。
 とにかく、名探偵ドラマをおちょくっている感じが好きです。

★『探偵Xからの挑戦状!』
 ケータイ小説とテレビ番組を連動させた全く新しいスタイルのミステリー番組ですが、やはり30分では無理があるようです。ケータイ小説とのコラボレーションを強調するために、ナビゲーターとして谷村美月と竹中直人が登場しますが、ドラマの臨場感をなくすだけのように感じます。
 30分で手軽に観れるのが長所。
 第一話は過去に取り上げました。

★『臨場』 第2話『赤い名刺』
 第一話は観ませんでした。
 いろいろ語りたいことが多いドラマです。

 まず、推理(捜査)の要素
①「死体が泣いている」…被害者のゆかり(小嶺麗奈)が睡眠薬を飲んだ疑い
②暗闇なのにしっかりした足跡
③(婚約)指輪の後
④被害者ゆかりの手のひらに繊維片が付着していなかった
⑤遺体の衣服に付着した白い粉…コーンスターチ…使い捨ての手袋を嵌めやすくするためのパウダー
⑥被害者ゆかりの胎内に宿っていた退治のDNA
⑦ゆかりと検視官心得の一ノ瀬(渡辺大)に共通する人物

そして、犯人を浮かび上がらせる決め手となった
⑧ドアの開け方

 普段、意識していなかったのですが、外に開くのが一般的なのですね。確かにうちの玄関や店舗の玄関は外開きです。ん?トイレは違うなあ。実際はどうなのでしょう。玄関に限ると、圧倒的に外開きが多いような気がします。
 
☆突っ込みどころ
1.ドアの開け方で犯人が絞られるというのは見え見えでした。

2.一ノ瀬が「自殺」と結論づけたのは、事件に関わっていたこと、うかつに名刺を渡したことが露見せずに済むと考えたからなのか、一ノ瀬の未熟さからの判断ミスなのかが良く分からない

3.検視補助官の留美(松下由樹)がうっとおしい
 一ノ瀬を注意・激励する役と、ドラマの詳細を説明・進行させる役も担っているが、ゆかりの部屋から一ノ瀬の指紋が出ていることを知っていて、わざわざ「恋人は居るのか」と遠まわしにネチネチと質問する。
 中盤でも、一ノ瀬を叱るシーンがあるが、これも、一ノ瀬の心情を語らせられている。不自然に糾弾するし、とにかく、くどく感じる。それに、やたら、一ノ瀬を挑発する。
 松下由樹の台詞回しもおかしい。

 「警察官になってどれくらいになる?答えて何年?」 
 「答えて」「何年」が切れずに発せられているので、「かれこれ○年」というように聞こえた。

 「現場をおざなりにしてきたんじゃないの」が「現場をおさなりに」と聞こえた。

4.ドラマなので仕方ないのですが、偶然が重なりすぎ。
 被害者の元恋人と現恋人が、二人とも捜査する立場。しかも、一ノ瀬は、ゆかりが殺される直前(前夜?)に出会う。

☆面白い点
 「飴玉でもしゃぶってろ(待ってろ)」という倉石検視官(内野聖陽)の言葉に、立原捜査一課管理官(高嶋政伸)の部下が立原に飴、しかも、ペロペロキャンディを差し出す。《持ってるのか!》《しかも、その部下を殴ったのに、後でしっかり咥えている!》
  笑わせてくれます。


☆このドラマの裏?のテーマ
 表向きは一ノ瀬の成長だと思いますが、真のテーマは被害者のいじらしさでしょう。

 父親が工場経営に失敗して、首吊り自殺をした。その発見者がまだ幼いゆかりだった。
 その前日、何もしてやれない父が、必要のなくなった名刺で手製のトランプを作ってくれた。
 ゆかりは名刺に強い思いを抱いている。だから一ノ瀬の名刺を返さなかった。


 ゆかりは本当に一ノ瀬が好きだった。彼女が大切にしていた一ノ瀬の名刺は、役職や名前が分からないようにハートマークで塗りつぶされていた。だから、副題が『赤い名刺』なのか。いじらしいなあ。
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草なぎ剛

2009-04-24 17:20:42 | 時事
 異論はあると思いますが、気の毒だと思います。

 何か嫌なことがあって、酒を飲みすぎて、泥酔状態になってしまった。
 運が悪いことに、その状態で1人きりになってしまった。
 公園という認識があったかは分かりませんが、全裸になった。暑かったのか、やけくそだったのでしょうか?

 ここで、スヤスヤ寝てしまえば、通報されずに済んだかもしれません。まあ、その醜態をカメラに撮られて、ネット上にばら撒かれる可能性もあったので、その意味では、運がよかったのかもしれません。
 
 泥酔して全裸になる酔っ払いが、世間にどれだけの割合で出現するかは知りませんが、相当運が悪いように思います。普通の人なら、「はた迷惑な酔っ払い」で済んだでしょうに。
 逮捕される時に暴れたのは、人気タレントというおごりがあったかもしれませんが、泥酔状態ならありがちな行動のような気がします。
 トランクスさえ脱がなければ、公然わいせつ罪にならなかったのではないでしょうか。むちゃくちゃ高価なトランクスになってしまいました。


 鳩山総務相は「最低な人間」と糾弾しましたが、《言い過ぎでは》と思っていたら、発言を撤回しました。「最低な人間」と大臣の立場で公言する方が、罪が大きいと思います。
 実際は、撤回というよりは訂正ですね。「最低な人間」という発言は撤回しましたが、「最低な行為」と改めています。
 あの程度で「最低の行為」?
 殺人は?覚せい剤密売は?誘拐は?放火は?児童虐待は?……思慮が浅いと言うか、総務大臣の言動とは思えません。日本、大丈夫なのでしょうか?

 公然わいせつ罪にしても、意図的に下半身を露出させてその状況を楽しむというのではなく、泥酔で正気を失っての失態です。「最低」なのでしょうか?
 少なくとも、点数稼ぎのために目先だけの政策で税金を無駄使いしたり、私利私欲のために、不必要な公共事業を決定する方が、性質が悪いです。
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