英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

社民党、連立離脱

2010-05-31 20:40:53 | 時事
 社民党が連立を離脱しました。
 「ようやく」とか「ついに」とかの修飾語は人それぞれでしょうけれど、私としては「ようやく」です。もっと早く切るべきでした。
 参議院でも安定多数を確保し、法案を通す目的で連立を組んだのですが、国民の支持を得ていない(党首が落選、議席を減らした)社民党や国民新党が政権を担うというのは非常に納得がいきませんでした。さらに、その2党に振り回されっぱなしで、政策的にも支持率もマイナスでした。
 民主党の迷走ぶりについては、過去に放電したので(興味のある方は「時事」のカテゴリーを御覧ください)、今回は普天間基地移設問題による福島相罷免についてのみ語らせていただきます。(基地移転場所についてのマニフェストや一連の経緯についても、今回の書きたいこととは違う問題なので)

 今回の罷免時期ですが、遅すぎた感がします。
 政府が結局、基本的に辺野古案でという方針を示しているにもかかわらず、福島相単独で沖縄に行き、独自で知事や市長と会い、「県外、国外移設が実現するよう内閣の一員として努力します」というような主旨の発言(約束)をしました。
 内閣の1大臣として、閣議で意見を言うのは構わないと思いますが、対外的な場で、政府(内閣)方針と反する発言をするのは、明らかにおかしいです。福島相は消費者・少子化担当なので、任務外ですし。
 そういった行動を首相は黙認せず、警告すべきだと思います。それで、さらに政府方針に反する行動をとるならば「罷免」という形が妥当です。

 今回、福島相の署名するかどうかを迫ったのは、福島相や社民党が「筋を通す」という信条を通させる機会を与えてしまいました。「署名するかどうか」と迫った時点で、社民党の立ち位置を「プラスマイナス ゼロ」に置いてしまいました。
 そうではなく、内閣の一員であるにもかかわらず、政府方針に反することをしたと指摘し(社民党の立ち位置はマイナス)、そこから社民党に選択させるという形を取るべきでした。

 その上、福島相を罷免しておいて、「連立を維持しましょう」という虫のいいことを言う。罷免の「決断」をしたというのに、「覚悟」はなかったのですね。
 八方美人的発言、カメレオン的発言を繰り返す首相。政治手腕どころか、人格を疑われてもしょうがないと思いました。
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アヤメ カキツバタ(杜若) ハナショウブ(花菖蒲) 

2010-05-30 20:52:59 | 歳時
 意識したわけではありませんが、また紛らわしい花です。

①花の特徴 (外側の花弁を「外花被片」、内側の直立した花弁を「内花被片」という)
・花の色  アヤメ    ……主に紫
      ノハナショウブ……主に赤紫
      カキツバタ  ……主に紫(青紫)

           ハナショウブはノハナショウブの園芸種
           園芸種のハナショウブがもっとも花の色や形に富んでいるが、
           最近はアヤメもカキツバタも品種が増えている           
・外花被片 アヤメ    ……長さ約6センチ、
               基部(根元)は黄色と白で、黄と紫の網目模様がある
      ノハナショウブ……長さ約7センチ、基部に黄色く細い斑紋がある 
      カキツバタ  ……径が10~12センチ(なぜか長さではなく「径」)
               基部に白い斑紋がある

           アヤメの名は「網目」→「綾(アヤ)目」→「アヤメ」という説も

・内花被片 カキツバタはやや細いという記述もあるが、素人目には区別がつかない
      
・花茎の高さ アヤメ   ……30~60センチ
       ノハナショウブ…40~100センチ
       カキツバタ ……50~80センチ

          ある程度の傾向はあるが、花茎の高さだけで区別はできない

・葉    アヤメ    ……葉脈ははっきりせず、のっぺりした感じ
      ノハナショウブ……真中の主脈がはっきり突出している(裏には2本)
      カキツバタ  ……細い葉脈が何本もある

・生育場所 アヤメ    ……乾いた草地
      ノハナショウブ……湿原や、水分の多い草地
      カキツバタ  ……浅い水中や湿原

・開花期  アヤメ    ……5月上旬~中旬
      ノハナショウブ……5月下旬~6月下旬
      カキツバタ  ……5月中旬~5月下旬

       アヤメ→カキツバタ→ノハナショウブという傾向だが、
       実際は咲く時期にもっと幅がありそうで、判別ポイントにはなりにくいかも

 もっと区別が難しいかと思いましたが、意外と特徴がはっきりしています。
 アヤメは外花被片の網目や生育場所が草地(湿地ではない)というのは、割と分かりやすいポイントです。
 ノハナショウブの葉の主脈も分かりやすいポイントのような気がします。


 ちなみに、菖蒲湯に使われるのはショウブ(サトイモ科)でアヤメ、ハナショウブ、カキツバタ(アヤメ科)とは全く別物です。紛らわしいですね。本来「菖蒲」はサトイモ科のショウブを指していたそうです。

【5月18日撮影】

 この時は、深く考えずアヤメだと思って撮りました。
 葉脈は分かりませんが、外花被片に白い斑紋があるので、カキツバタと考えるのが妥当です。山ベタに咲いていました。


 これは「キショウブ」(アヤメ科)です。ノハナショウブの黄色いモノという位置づけでなく、「ノハナショウブ」とは独立しています。
 ウィキペディアには「ハナショウブには黄色系の花がないため、その貴重性から重宝された」とあるので、やはり両種は別種で並列の関係にあると考えられます。

【5月22日撮影】

 民家の花壇のようなところで咲いていました。
 外花被片に網目のようなものがあったので、アヤメだと思って撮りました。この時は、葉にも注目したのですが、筋のようなものがあったので、自信はありません。

 前の写真の近くの空き地に咲いていました。
 これは網目がはっきりしているので、アヤメだと思います。
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『タイムマシン』

2010-05-29 19:31:25 | ドラマ・映画
 録画しっ放しにしておいた『タイムマシン』(2002年・アメリカ)を観ました。テレビで放送されたのは、2008年の3月で、もう2年以上前です。

 ストーリーは、主人公の物理学者アレクサンダーはプロポーズした直後に恋人を強盗に襲われ失ってしまう。通常なら、嘆き悲しんだり、復讐に走るかするのだが、「タイムマシンは可能である」というテーマを研究していた彼は、タイムマシンで過去を変える(恋人を助ける)ことを考える。
 4年後、タイムマシンを完成させた彼は、彼女を救うため、殺された当日にタイムトラベルをする。デートの待ち合わせ時刻より、早めに待ち合わせ場所に行き、強盗にあった場所に行かないことに成功する。危険を回避できたと思った直後、彼女は馬車に轢かれてしまう。
 過去を変えることはできないのか…。その答えを求めて、科学の進んだ未来へタイムトラベルする……


 ここまで、ストーリーのほぼ半分。

 いやあ、面白かったですよ(ここまでは)。登場人物も魅力的だし、映像は奇麗。タイムトラベルのSFXも見事です。

 後半は、サイエンス・フィクション(SF)ではなく、サイエンス・ファンタジーになってしまいました。賛否両論あると思いますが、たぶん圧倒的に「否」の方が多数だと思います。
 それでも、後半部分で「過去を変えられない理由」が語られていたのが救いです。

 私としては、過去を改変しようと何度もトライして、絶望し……というストーリーを期待していたので、残念でした。(未来に答えを求めたのは、原作通りだったようでした。その後の設定はやや違っていたようですし、結末も違うそうです)

 後半のストーリーはともかく、先述しましたが、映像は美しく、SFXも見事でした。登場人物も魅力的で、特に恋人のエマは魅力的で、彼女が命を失ったことは、主人公同様、すごく悲しみを覚えました。
 残念な部分も多かったのですが、後半もサイエンスファンタジーと割り切れば、それなりに楽しめるモノでした。


 さて、この放送を録画したのは、2年以上前です。私は録画したモノを保存する場合は、ほとんどCMをカットします。また、観る場合もCMは早送り、あるいはスキップすることが多いです。
 このDVDの場合は普通に録画していて、CMチャプターもないので、CMは早送りしました。早送りなので、CMの内容は分かります。

 目を引いたのは、「FRISK」のCM。精神を落ち着かせる効果のあるドロップ?なのですが、聴診器で心音を聴こうとする内科医だが、何故か聴こえない。落ち着くため、FRISKを口に放り込んで、再度聴診器を当てる。ふと、鏡に目をやると、自分の耳に聴診器が入っていなかった……。よくできたCMで、好きでした。

 「ヘルシア」 気合を入れるため仕事前に飲むというシチュエーションで、「高濃度茶カテキンがあなたの力に」とい主旨で、「体脂肪が気になる方に」という触れ込みです。
 このCMに出演していたのが香川照之なのですが、今よりスマートに見えます。


 他には映画のCM。『フレフレ少女』(新垣結衣主演・2008年10月公開)『相棒 -劇場版-』(同年5月公開)のCMが連続して流れました。あと『銀幕版スシ王子!』と『ポストマン』も。
 懐かしいですね。『相棒』以外は観ていませんが、2年前にタイムスリップしてしまいました。
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第68期 名人戦 感想

2010-05-28 21:09:31 | 将棋
 本当は「総括」と銘打って、力を込めて描きたかったのですが、第3局で力を使い果たしてしまったので、「感想」としておきます。そもそも、第3局にしても、BS中継のファンファーレにいちゃもんをつけたくて書き始めたのですが……なぜか「その7」まで……。

 まず、4局を簡単に振り返ってみます。

 第1局は、横歩取り8五飛戦法。羽生名人もよく指すのだが、三浦八段の得意戦法、研究を受けて立った感じ。
 将棋は三浦八段の研究が生き、三浦八段優勢で進む。しかし、羽生も独特の勝負手で三浦八段を楽にさせない。それでも、終盤に入るころには、「三浦勝勢」という声も上がっていた。しかし、局面はそれほど単純ではなく、微差だったようだ。
 精読の二日間の後の時間切迫の三浦八段が勝ち切るのは容易ではなく、足取りの鈍った三浦八段を、最後の直線で羽生名人が抜き去った。

 第2局も先後は違うが、横歩取り8五飛戦法。後手の三浦八段が温めていた構想で挑むが、羽生名人の指し手がそれを上回り、快勝。
 羽生名人の快勝であったが、羽生名人だから快勝になったので、並の棋士なら勝ち切るのは容易でないように思う。
 終盤の▲5三歩が羽生名人ならでは柔らかい手で、一見ふんわりとして厳しさに欠けるように見えるが、含みが多く形を決めないだけに受けにくく、攻めてくる手に対しては、カウンターになる絶妙手で、羽生名人しか指せない手だと言えよう。
 また、封じ手の最強の踏み込み、玉の安全を確保しつつ8八の角も働かせる9八への玉捌きも見事だった。「羽生の名局」と言ってよいだろう。

 第3局も横歩取り戦法。8四飛型だが、8五飛戦法から派生した変化。
 三浦八段主導の変化で、「三枚換えの駒得対駒の働きの優位さ」の戦いとなった。先手の三浦八段の飛車を捕獲できるか、それを振りほどいて飛車を捌けるか、あるいは、飛車を取らせる間に、後手玉に食らいつけるかの、大局観と細かい読みが必要とされる将棋となった。
 羽生名人優勢の将棋と見られたが、中盤から三浦八段が力を発揮し始め、「逆転したのでは」という声がささやかれる。しかし、窮地に陥ったかに思われた局面で、そんな声を打ち消すような名人の△6五桂。相手の剣先を首の皮一枚切らせるかわりに、上段の構え(△6五桂打)から相手を袈裟がけに切り下ろす。まさに、達人の間合い。
 ところが、最後の最後に、三浦八段の剣先を受ける手を間違え、三浦八段に勝ちへの道が開ける。
 ゴールへの道が三本ほど見える。ここで、必殺モードに入っていた三浦八段は、回り道を選ばず、足場の悪い最短距離を目指してしまった。
 最後の最後(投了図の局面)でも、羽生名人はミスを犯したが、三浦八段には足を動かすエネルギーは残っていなかった。

 第4局は、後手三浦八段の変則矢倉。
 先手に飛先を切らせる代わりに、銀冠から金銀を盛り上がる。圧迫感が大きく、先手がやや指しにくい感じ。じっとしていては、中押し負けの恐れのある羽生名人は、△7五歩から強引に動き、三浦八段もそれを真っ向から受けて立つ。駒の取りがいくつも交錯する複雑な局面を羽生名人が読み勝ち優勢に。
 三浦八段も△2三角という渾身の勝負手を放ち、難解な終盤戦に。
 終盤、羽生名人が攻めを誤り、三浦八段が手厚い形勢に。
 ところが、羽生名人が妖しい勝負手連続して放ち、揺さぶられた三浦八段は受け手を誤り、逆転。三浦八段、無念の投了となった。
 終盤、接近戦の中、相手の死角を衝くような羽生名人のフック(▲1七桂、▲3三歩、▲2五桂、▲4四金、▲4四角)が印象に残った。


 個人的には、4連勝の防衛だし、将棋の内容も面白かった。
 また、誠実な三浦八段も魅力いっぱいで、特に前のめりの対局姿勢は心に迫るモノがあった。
 第2局を除いて接戦で、三浦八段が後一歩、いや、半歩足りないだけだった。
 しかし、私にはその半歩が、ものすごく大きい半歩、いや、もしかすると、半歩に見えたのが実は二歩も三歩も差があったのかもしれない。(羽生びいきの欲目かも)
 その根拠の一つに、羽生名人が三浦八段の土俵で戦ったということが挙げられるが、それよりも強く感じたのは、最終盤の指し脚の差。

 羽生名人もここ数年、たまに終盤の足取りに乱れを見せるようになった。今期の名人戦も、その傾向が少々見られた。
 ただ、今期に関して考察すると、三浦八段の土俵で戦ったうえで、三浦八段の研究を上回ろうという姿勢だった。読みの方向性(大局観)は普段通りだったかもしれないが、読みの射程距離をいつもより伸ばしたのではないだろうか。多少のぐらつきは許容範囲だろう。

 三浦八段の研究や読みの量は、凄いと想像できる。
 ただ、研究はともかく、その自分の読みを信用しきれていないのではないだろうか。だから、普通の棋士が考えないであろう変化まで読んでしまう。相手の手番でも、あれやこれや読みを巡らす。さらに、研究手順との照合も綿密に行う。
 名人戦のヒノキ舞台、初めての二日制と、マイナス要素もあった。
 2日目夜戦に入ると、スタミナが切れてしまっていたように思える。
 練習までした封じ手を結局一度もしなかった。用意周到な三浦八段らしい準備とも思えるが、私には封じ手するのを恐れていたように思える。封じ手をした場合、その手に対しいろいろ心配や後悔をしてしまう。そういう状態になってしまうのを恐れていたと。
 封じ手の練習をしたのは、封じ手をするためではなく、万が一封じ手を余儀なくされた場合に、戸惑わないようにしたかっただけではないのか。始めから封じ手はしないつもりだように感じる。
 第4局の封じ手前の指し手の早さに、その意が強くなった。
 三浦八段は余裕がなかった。1局の将棋に関すれば、封じ手をしない方が三浦八段にとってはプラスだったかもしれないが、ともかく、1度は封じ手を経験するべきだった。そのぐらいの余裕がないと、名人にはなれない。

 羽生名人が、勝敗だけにこだわるのなら、研究を外したり(最近は相手の研究を外して勝てるほど甘くないが)、封じ手番を巡る駆け引きをしたり、終盤戦で勝ちを急がず息長く指したり(相手の息切れを待つ)と、勝負にこだわる指し方もできた。(自分の将棋を崩してしまう可能性もある)
 勝負の正道を歩く羽生名人だが、今回は特にそんな気がした。

 今回、残念ながら三浦八段はストレートで敗退したが、この経験はきっと生きてくるはず。活かすはず。
 今後、三浦八段の将棋が変貌する可能性は大きい。
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『絶対零度~未解決事件特命捜査~』 第7話

2010-05-27 10:55:15 | ドラマ・映画
 今回の長島室長訓示
「目に見えるモノだけじゃなく、その奥にあるモノを捉まえないといけない。そうしないと、被害者の死の真相に近づくことはできない」


 この訓示のごとく、再々捜査によって、被害者・桝山の周辺の新たな事実が浮かび上がる。が、それが、事件とどういう関係があるのかは不明。
 一見、何の関係もなさそうな事象が、最後に1点に終結していく……そういう展開、好きです。

  ・大人気キャラクター「ユメちゃん」の権利を持つ会社の買収
  ・急性骨髄性白血病で骨髄バンク登録後わ3ヶ月でドナーが現れ手術を受けている
  ・会社は友人・真野誠一と立ち上げたが一部上場後真野を追い出していた
  ・殺される2週間前に真野の移動パン屋に桝山が訪れていた
  ・凶器のナイフを含め、社長室の古美術品が贋作
  ・桝山のPCに残る1000万円の投函事件
  ・容疑者・木戸が努めていた警備会社の不審な点

 真相は、資金繰りが苦しいころ暴力団に取り込まれ、古美術の贋作で裏金を捻出させられていた桝山だったが、骨髄提供者とその娘の無償の行為に改心し、暴力団と手を切ろうとしたが、見張り役の暴力団の準構成員の木戸(警備会社は暴力団の息がかかっていた)に始末された。桝山は真野に謝りたかった。


 と、ストーリーや解明過程など面白かったです。が、これが再々捜査であることが非常に気になります。

 特命捜査対策室が再捜査し、木戸を逮捕し起訴したにもかかわらず、被害者と容疑者の交友関係?(バーで飲んでいた)を見落とし、弁護士に不当な取調べだったのではと追及された。
 再々捜査によって浮かび上がる被害者周辺の新事実。再捜査のとき何をしていたのでしょうか?容疑者のアリバイや凶器や指紋などを調べたのだと思われますが、動機や凶器以外ほとんどドラマでは語られていません。
 再々捜査に当たっても、警備会社以外は被害者周辺ばかり調べています。確かに再捜査の時に被害者周辺を見逃していたという反省点からのことでしょうが、やはり、まず、容疑者の犯行の裏づけを取るため、もう一度、容疑者ののアリバイ、動機、交友関係を洗い出すのが先決だと思います。

 あと、気になる点としては、真野が真相を知って「再びあの頃のように戻るのは不可能だ」と、現実を突きつけなくても良いのではないか、「そうか、俺のパンを食ってくれたのか」ぐらいの方がすっきりしたような気がします。(「あの時の笑った顔は一生忘れられない」という言葉もピンと来ませんでした)

 それにしても「大和会」ですか……確か、ドラマのスポンサーに……
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白い花の正体 その3

2010-05-26 16:18:43 | 歳時
 先日『白い花の正体2』で、ハルジオンとヒメジョオンの違いについて取り上げました。

 違いをまとめると

①茎を折って中が空洞であればハルジオンで、髄が詰まっていればヒメジオン

②つぼみが垂れていれば、ハルジオン。ハルジオンのつぼみは、はっきりと下向きにたれているそうです。しかし、ヒメジョオンもつぼみの状態によっては垂れているものがあるようで、つぼみだけでは判別の決め手にはならないようです。

③草丈は、ハルジオンが30~90センチ(30~80センチ)、ヒメジョオンが30~130センチ(50~100センチ)で、ヒメジョオンの方がやや高い。(カッコ内はウィキペディア解説)

④根元の葉はハルジオンは残っていて、ヒメジョオンは枯れている

⑤葉の付き方は、ハルジオンは葉の付け根が茎を抱くように付き、ヒメジョオンは茎を抱かない

⑥ハルジオンはほとんど枝分かれせず、先端で別れるのに対して、ヒメジョオンは中ほどから分かれる

⑦咲く時期は、ハルジオンが4~7月、ヒメジョオンが6~10月。文献によっては若干の違いはあるが、ハルジオンの方が咲く時期は早い

⑧ハルジオンは、頭花(花全体を指す)の舌状花(花びらのように見える部分で、これがひとつの花である)の数が多く(細い)、密に見える。ヒメジョオンは、ハルジオンに比べると舌状花の数が少ない

⑨花の数や、色・1輪1輪の大きさについては、諸説あるので判断基準にはならないかもしれないが、ハルジオンの花の色は、白から淡紅色まであるが、どちらかというと、ピンクのような淡紅色の方が多く見られ、ヒメジョオンは花の色は白が多く、時に淡紫色やピンク色を帯びる。
 大きさや数については、ハルジオンの方が若干大きくて数が多いという表記も見られる。

以上は、ポケット図鑑『日本の野草・雑草』(成美堂出版・解説日野東氏、写真平野隆久氏)、ウィキペディア、ブログ『プロジェクト・農』さんの 「何が違う? ハルジオン、ヒメジョオン」 、『スケッチブック』さんの「ハルジオンとヒメジョオンの見分け方」を参考にしています。

 いろいろ。両種の違いは分かりましたが、①以外は判別の決め手にはならないようです。専門家ならともかく、「茎を抱くように葉が付いている」と言われても、実際に「これとこれでは、こう違う」と言われないと分かりません。実際の状態を見ると、「茎を抱いているようないないような、どっちなんだ?」となるばかりです。

 何度も足を運んで、それぞれのポイントをチェックしたのですが、分かりません。確かに上記の特徴があるのですが、それがハルジオンだったり、ヒメジョオンだったりで、判別できません。
 やっぱり、茎を切って調べるしかないのでしょうか?私の興味だけで、ちょん切るのは、せっかく咲いている花に申し訳ないです。

 で、もう一度、調べました。と、あることに気づきました。


 葉っぱが……ちがう!
 葉の付き方ばかりに注目しましたが、葉の形そのものが違うのです。


 個体差かとも思いましたが、別物と考える方が妥当のような気がします。
 『スケッチブック』さんの「ハルジオンとヒメジョオンの見分け方」にも葉の写真が載っていて、それと同じような感じです。
 と言うことは……この空き地には、ハルジオンとヒメジョオンが混在していたのではないでしょうか。

 ちなみに、左側の葉は、道路寄りの所に咲いていました。


 右側の葉は、空き地の中央付近に見られました。


 両種とも、点在している程度です。
 今後、余裕があれば、経過を追っていこうと思います。
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白い花の正体2

2010-05-24 17:48:11 | 歳時

 先日『白い花の正体』で取り上げた花ですが、正体は「フランスギク」でした。マーガレットとそっくりですが、葉の形が違い、「野の花」で寒さにも強いので自生できるそうです。マーガレットは園芸種で、寒さによわく日本の冬を越せないので自生できないそうです。

 この記事を書いたあと、意識して改めて道端を見ると、すごく多いです。去年もよく見かけたと思うのですが、私の感覚では、さくねんの3~5倍見かけるような気がします。


 で、私が最初、このフランスギクを「ヒメジョオンかハルジオンの大きく育ったもの」と勘違いしましたが、そのヒメジオンやハルジオンをあまり見かけません。
 私の感覚では、先のフランスギクは道端でよく見かけ、ヒメジョオンやハルジオンは野原や川沿いや山間部の原野でよく見かけるような気がします。

 例の空き地ではどうだったかというと、昨年はもっとよく見えたような記憶があります。単に時期が違うだけで、これから伸びて咲いてくるのかもしれません。
 これからのことはともかく、現時点ではどうなのか、探してみました。

………ありました。いました。

 先のフランスギクと比べて花はずっと小さく、1枚1枚の花弁も細いです。
 あと、フランスギクは1輪咲きなのに対して、ヒメジョオン、ハルジオンは複数の花を咲かせます。

 で、写真の花がヒメジョオンかハルジオンかなのですが、花だけ見ても区別がつきません。
 一番簡単な見分け方は、茎を折って中が空洞であればハルジオンで、髄が詰まっていればヒメジオンだそうです。
 でも、心やさしい私は、そんなことはできません。

 そこで、この写真です。

 えっ?「ピントがぼけているだけで、これが何なんだ?」
 では、

 白く囲んだ部分、そう、つぼみです。このつぼみが垂れていれば、ハルジオンだそうです。
 なので、この白い花の正体は「ハルジオン」と考えられます。まだ、咲き始めで、ほとんど咲いていないので、断定できませんが。

 あと、両種の違いとして
・草丈は、ハルジオンが30~90センチ、ヒメジョオンが30~130センチ
・咲く時期は、ハルジオンが4~7月、ヒメジョオンが6~10月
(以上は『日本の野草・雑草』より)


で、さらに『ウィキペディア(Wikipedia)』の「見分け方」の項では、上記以外に

 「ヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしている。これに対して、ハルジオンは、背は低く、花は大きくて少なく、根本に葉がある」
 (ちなみに、「ウィキペディア」では、ハルジオンは30~80センチ、ヒメジョオンは50~100センチとしている)

 あと、「ハルジオン」が正しく、「ハルジョオン」はまちがい。「ヒメジョオン」が正しく、「ヒメジオン」はまちがいだそうです。私、しっかり、間違えていました。(ヒメジオンと)


 昨年も取り上げた記憶があるので、さかのぼってみました。
ヒメジョオン




 6月18日にアップしています。しっかり「ひめじおん」というタイトルになっていました。(恥ずかしいので訂正しました)
 とすると、これからどんどん咲き出すと考えられますが、どうでしょうか?
 「ヒメジョオン」と断定していますが、この時は「ハルジオン」は眼中になかったようで、どちらかわかりません。

 ハルジオンは「春紫 (苑)」と書きます。「春に咲く、キク科のシオン(紫 )」という意味だそうです。ヒメジョオンは「姫女 (苑)」と書きます。「姫」は「小さい」、「女 」は「中国産の野草」を表すそうです。
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『チェイス~国税査察官』 【補足】 歌織について

2010-05-23 20:55:43 | ドラマ・映画
 きこりさんのブログ『トリ猫家族』「チェイス 国税査察官」 最終回 カリブの黒い薔薇を読んでいて思い浮かんだことがあったので、補足します。

 きこりさんがおっしゃるように「悪女になったり聖母になったり心配症の女になったり・・・ずっとブレ続けるキャラ」で、私も前記事で書いたように、非常にストレスがたまるキャラでした。
 で、特に、最終話ではとにかく語りました。動きました。

 そして、これもきこりさんが指摘していましたが、

【以下引用】~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「11年前の村雲は、すでにトップディーラーでしたが、面白みのない普通の『優等生タイプ』の青年だったそうな・・
 それが、偶然TVで母親の映像を目にして以来、変わってしまった。
その後、会社を辞め、姿を消したんだってよ・・・

 で、その後、第一回の状況で再会した訳だ。
何か、つながんないな~( ・_・;)?
 再会した時の様子だと、昔っから謎に包まれた男で、そこに惚れ込んでた歌織が、ずっと心の中で村雲を求めてたみたいに見えたけど・・・
過去に付き合ってた時には、それほど魅かれる相手ではなかったんだよね~?
変貌した村雲を見ても、何の違和感も感じてないみたいだったけど・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~【引用 終】

 そうなんです。
 11年前の村雲のイメージの話、何か違和感を感じたのですが、これだったんですね。


 あと、あのビデオを観ただけで、ピンと来るのも凄いです。



 で、きこりさんに同感しているうちに、歌織のキャラの破綻したわけが、なんとなく見えてきました。

 いろいろ話を膨らませ過ぎて、6回では収まらなくなってしまった。そこで、歌織に村雲の心情を語らせ、春馬にも歌織が村雨の心情を伝えさせ春馬を動かせ、無理やり収束させたのではないだろうか。
 そんな気がします。
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『チェイス~国税査察官』 第6話(最終話)

2010-05-23 15:55:38 | ドラマ・映画
 「最終回でこけるのでは?」という不安がありましたが、やはり、つまずき、よろけ、膝をつき、なんとかゴールしたという感じです。

 いろいろぶれるものが多く、観ている私もその揺れで、視点が定まりません。感想をまとめようにも、何から書けばいいのやらという状態です。

 一応のポイントを列挙すると
①村雲の混沌とした人生観(登場人物や視点によってその捉え方は様々)
②揺れる歌織のキャラクター
③誘拐事件の真相と村雲の母親


①村雲の混沌とした人生観
 1歌織が捉える村雲
・復讐を遂げた村雲だが、心が晴れていない

・息子を抱こうとしない村雲に疑念を感じる

・誘拐事件の真相を知り、復讐しても村雲の心が晴れない理由を知る。村雲の心を支配する真の因は別(誘拐の真相)にあった

・11年前の村雲は、面白味のない優等生タイプだった

・母親に褒められたいという意識が汲み取れた

・復讐なんて感覚、村雲は一度も持ったことがない

・怒りや憎しみで行動していたのではなく、褒められたかっただけ

 2春馬が捉える村雲
・村雲は復讐のために生きてきた

歌織から村雲の話を聞き
・何もかもわかった上で、檜山家を陥れた。それは、褒められたかったからなのか。

・母親に絶望している

 3檜山息子が捉える村雲
・飛行機が墜落した時、笑っていた村雲に脅威を感じていた

 4村雲の矛盾した行動
・村雲自身、母の生存を知っていて、さらに、誘拐事件の真相にも気づいている。それなのに、母親に会いに行かないのは、母に捨てられたことを再認識してしまうのではないかという怖れなのか

・歌織と別れる時、光の手を握ったのは、どういう心境だったのか?最後だから握っただけだったのか、光を愛おしく感じ歌織と共に生きていく意思からなのか

・光の手を握ったものの、歌織に去られた村雲は、5000億を奪い返した。結局、生き方を変えないつもりだったのか。

・春馬が来ることを予期していたが、それなら、さっさと証拠を隠し逃走すればいいはず。春馬を待ち伏せていたのは、決着をつけたかったのか?
 春馬にとって村雲は決着をつけたい相手であっても、村雲にとっての春馬はその他大勢の存在のような気がするが、そこまでこだわるのは、真っ直ぐに生きてきた春馬をまぶしく思い、自分の住む闇の世界に引きずり込みたかったからなのだろう

・絶望していない、誰も恨んでいないと言い切る。幸せに生きている自分を想像し、希望を持ってしまう。人が狂わすのはそういう希望なんだという。正直、よくわからない理屈です。

②揺れる歌織のキャラクター
多くを語らず、自らの心の内を明かすことが少なかったので、何を考えているのかつかめないキャラだった。私(視聴者)が、表向きの彼女の行動をそのまま捉えているからなのかもしれないが、彼女のキャラや行動は毎回パターンが変わり、一貫性が全くないように感じた。
 最終回では、まず、息子の光を脱税の道具にするかのように扱う村雲を責める。
 このこと自体は母親として当然の感情だが、村雲に加担して檜山の息子と結婚し出産した子ども・光を利用して資産を奪った事を考えると、全く言葉に重みを感じることはできない。
 まあ、その後に続く言葉から、「復讐は終わったはずなのに、まだ村雲は生き方を変えない。このままでは、村雲と光は檜山と村雲の関係の二の舞になってしまう」と、我が子を愛しての言葉だったとは理解できる。
 つまり、資産を奪うところまでは村雲に協力して、復讐を遂げさせた後は村雲に普通の人生を歩んでほしいという村雲への愛があったということ。
 しかし、それなら、確かに「彼を救いたい」という言葉を発してはいるものの、そういう彼女の心情を汲み取るにはそういったシーンがあまりに少なかったように思う。
 最終回だけやたら語るキャラに変貌していた。

 檜山に財産を返し、それがもとで、村雲が詐欺罪で捉えられることを予測し、「そうでもならないと村雲は止まらない」と村雲に言い放つ歌織。
 そして、「はじめから、やり直すきっかけは目の前にあったのよ。希望はすぐ目の前にあったのよ」と光を村雲に見せる。村雲も初めて光の手を握る。
 この場面、「おお、そうだよな」と素直に共感!

 しかし、「この手がもう少し大きくなったら、素敵なお父さんだったと伝えておくわ」
って、おい、過去形かよ!
 「ごめんね」という言葉を残し、去っていく歌織。薄情なのね。

③誘拐事件の真相と村雲の母親
 誘拐を陰で糸を引いていたのが母親。恥ずかしながら、明かされるまで、気がつかなかった。
 怖い母親。誘拐のネタにするだけでなく、腕まで切り落とさせるなんて、鬼。


 最後まで、息子を拒んだ。そこまで拒絶するのは、なぜか?
 今の生活を乱されたくないため?いや、もともと檜山を憎んでいて、村雲は憎しみの対象でしかなかった。そのあたり、もっと、描いてほしかった。
 過去を後悔していて、息子に会わす顔がない。薔薇のカラクリ(隠し口座が記されていた)に気づいて、それを受け取ることはできなかったと考えることもできるが、そうではないだろう。

まとめ(特に村雲について)
 村雲は「絶望していない、恨んでいない、希望が狂わせた」と言ったが、「幸せになっている自分(希望)」と「影の世界で生きる自分(絶望)」との落差で復讐に至った。だから、その行動は単純に復讐と言ってしまえばいいのではないか。
 もちろん復讐だけでなく、自分の人生の根底にあるのは母親への思慕だった。母に褒められたい、愛されたい、その一心だった。
 しかし、子どものころから母から自分は憎しみの対象でしかないことを感じていた。最後まで、母に愛されたかった。しかし、拒まれるのが怖くて会うことができなかった。すごく悲しい人生だった。(光を抱くことができないのも、拒まれるのが怖かったからだろう)

 子どもの頃の回想シーンで、母親の肌の露出が多いのが気になった。もしかしたら、母親以外の別な感情があり、それを母親が感じて拒んでいたとも考えられるが、考え過ぎだろう。


その他の疑問点・突っ込み
・最終回お決まりの「火を放つ・爆発・ライバルの死」の演出が、このドラマでも登場。村雲の死はともかく、「火を放つ・爆発」はいらない。もっと、母親の心情を描いてほしかった
・警察署長(平田満)が豪邸に住んでいる訳は?なぜ、村雲の母親と結婚しているのか? 
・密閉された金庫かと思ったら、簡単に外に逃げられるのね。引田天功みたい
・春馬もあっという間に手や足の縄をといてしまうし
・階段が二つある不思議な地下室の造りだ
・村雲が逃げた車はしょぼかった
・「村雨を1発殴るだけ」と言っていたが、5、6発殴っていた
・赤いタオルのようなものがフロントガラスに張り付いたシーンはホラー映画のようだった
・「泣いた赤鬼」の話は、場面にあっていない
コメント (6)
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白い花の正体(写真を1枚追加)

2010-05-22 17:13:05 | 歳時

 今までにも、数回登場している近所の野原(空地)です。
 管理者の手配で、業者さんが年に3、4回、刈りに来ますが、それでも伸び放題。冬の枯れている(休眠)状態から、3月ぐらいからグングン伸び始めます。今春は寒かったので、生育?は悪いです。

 今は、若葉の明るい草色が目に優しいです。人にもよるというか、通常の方は、花壇とか庭のように雑草をきちんと刈って、秩序の保たれた状態の方が好きだと思いますが、私は、このように放ったらかしの状態が好きです。
 自然の草木が生存競争や共生をしながらひしめき合って、花を咲かして実を結ぶ。そんなさまを見るのがとても好きです。
 このまま放っておくと、草丈が1mはゆうに超えます。そんな状態もいろいろ楽しめるのですが、80センチぐらいのところで、刈られてしまいます。

 3、4月は、スギナやヨモギが主流で、目立つ花としてはタンポポぐらいです。
 5月になると、白い花がちらほら。

ん?向こうに白いものが…



 もっと、近づいてみましょう。
 

 まだ、よくわかりませんね。

 もっと近づいて




 道路際にも咲いていいました。



 さて、何の花かわかりますか?

 じつは私、野原に咲く白い小菊のような花と言えば、ヒメジョオンかハルジオンと思い込んでいました。
 この写真の花は、街や里の道路際でよく見かけます。で、「今年のヒメジョオン(ハルジオン)は大きめだなあ」と思っていました。

 でも、よく見ると、花が大きいだけでなく、花弁のつき方が違います。1枚1枚がヒメジョオン(ハルジオン)とより広く、枚数が少ないんです。
 で、図鑑の白い花(春~夏)のページをめくると、マーガレットにそっくりです。

 私のマーガレットのイメージは、もう少し大きめで、花壇に咲いているというものだったので、端からマーガレットは除外していました。
 では、マーガレットで決まりかというと、何か引っかかるものがあります。そう「花壇」のイメージ…マーガレットは園芸種では……

 で、「マーガレット」でネット検索すると、このこのページに到達しました。

 ここに、2種のそっくりな花が紹介されています。
 違うのは………葉っぱ。



 その花の名は「フランスギク」。
 フランスギクの葉はヘラ状で突起は有るが、マーガレットのように羽状の切れ込みはないとのことです。マーガレットの葉は、ヨモギの葉に似ているようです。

 この花は「野の花で、あちこちに自生している。ヨ-ロッパ原産で江戸末期観賞用に持ち込まれ、寒さに強く日本の冬を越せる事とその強い繁殖力で野生化し、現代では暑い地方を除いて日本中に広がっている」そうです。

 マーガレットは「カナリア半島原産で明治時代渡来し、日本名はモクシュンギク(木春菊)と呼ばれ、羽状に裂ける葉の形が春菊に似て、茎が木質化するのでこの名がある。
原産地からも分かるように暖地の花で、日本の冬を越す事はできず、野生化することはない」そうです。
 フランスで改良が進み、「ピンクや黄色の花もあり、八重のものも有る」そうです。

 ただ、上記の「カナリア半島」ま「イベリア半島(スペインやポルトガルのある半島)」だと思います。イベリア半島の南方にカナリア諸島はあります。


 しかも、ややこしいことに「フランスギクもかってはマーガレットと呼ばれたいきさつもあって話が複雑」
 さらに、紛らわしいことに「色とりどりに改良されたものが「マーガレット」として名が定着し、本来の白いマーガレットが「フランスギク」と呼ばれるようになった」そうです。


 で、私が思いこんでいたヒメジョオンやハルジオンは……次回に。
コメント (2)
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