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英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

どうしたものか……映画『謎解きはディナーのあとで』

2025-03-31 10:32:39 | ドラマ・映画
映画『謎解きはディナーのあとで』(2013年)(作品紹介は:『映画.com』より)
 2011年本屋大賞1位に選ばれたベストセラー小説を、櫻井翔と北川景子の共演でドラマ化した「謎解きはディナーのあとで」の劇場版。
 シンガポール行きの豪華客船に乗ってクルーズに出かけた令嬢・宝生麗子と執事・影山。久々の休暇に心がはずむ麗子だったが、シンガポールへの寄贈品の警備にあたっていた麗子の上司・風祭警部も同じ客船に乗っていた。
 さらに船の中で殺人事件が発生し、犯人からの犯行声明が出される。乗客・乗員あわせて300人の中から、シンガポールに到着するまでの5日間で犯人を特定しなければならないが、なぜか今回は影山の推理も冴えない。
 そうした中、第2、第3の事件が発生してしまう。

 

 一昨日(3月29日)にフジテレビで放送された。録画して観始めたが……
 実は、連続ドラマの時も主要キャラの風祭警部が非常に苦手だった。『名探偵コナン』の毛利小五郎の5倍はポンコツなのに、本人は全くその自覚がない。テレビの時もストレスがたまったが、今回は映画、121分もある。
 さらに、アート作品“Kライオン”を狙っている泥棒?の高円寺・兄の竹中直人の怪演を見て、げんなりしてしまった。
 ストーリーは面白いのかもしれないが、ストレスを耐えながら観るほどのモノなのか……(誰か教えてください)

【視聴15分までの感想】
・アート作品“Kライオン”が、タイガーマスクの“虎の穴”にしか見えない
・宝生麗子は豪華客船にヘリコプターで駆けつけたが、どうやって降りたのだろう?ヘリポートが見えなかったが、見えなかっただけ?
・《皆、若いなあ》と思ったが、ドラマは2011年秋。そんなに経っていたのか?
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【歳時メモ】 梅満開 モクレンと早咲きの桜が咲き始める

2025-03-31 09:52:13 | 歳時メモ
「歳時メモ」と勝手に銘打っていますが、このカテゴリーの意味は、植物の様子や気候などをメモして、翌年以降に現記事を振り返ると、季節の進み具合が分かりやすいかなと思い、記事にしています。


 満開の梅をあちこちで見かけます。
 3,4日前から早咲きの桜(ソメイヨシノとは別種)も咲き始めました。
 日野川堤防の桜…帆山橋~万代橋~豊橋の桜はもう少しかかりそうですが、帆山橋~武生大橋の桜は先週土曜日(29日)には咲き始めていました。いつも書いている気がしますが、桜の種類が違うのか、土壌や日当たりのせいなのか、桜が若いせいなのかは分かりません。
 モクレンも4日ほど前から咲き始めました
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【アニメ所感】スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました(2021年4月~6月)【2025年1月~3月再放送】

2025-03-30 09:13:12 | アニメ
公式サイト Introduction】より
ごく普通のOL・相沢梓は働き過ぎが原因で過労死し、不老不死の魔女アズサとして異世界に転生した。
前世での反省から、辺境の高原でのんびりスローライフを始めた彼女。
スライムを倒して小銭を稼ぎ、魔女らしく薬を作って麓の村のお世話をする。
あとはとくに何もしない。そんな暮らしを続けるうち彼女は「高原の魔女さま」と親しまれるようになっていた――。

ところが300年後。
スライムを倒し続けた経験値で、いつの間にやらレベル99=世界最強となってしまっていたアズサ。
その噂は広まり、腕に自信のある冒険者はもちろん、決闘を挑んでくるドラゴン娘や、アズサを母と呼ぶ謎のモンスター娘まで押し掛けて来るようになってしまい――!?


(今回・2025年1月~3月に再放送)
 “最強魔女”の噂を聞き、ドラゴン娘、スライム聖霊、エルフ、魔族幹部、幽霊など押しかけてくるが、ひと騒動あった後、居ついてしまうというパターン。
 目指していた“辺境の高原でのんびりスローライフ”とは真逆のような気がするが、レベルMAXなので余裕で騒動を受け止める。
 “スローライフ”=“家族”という考えなのだろう。スライムの精霊の双子娘などは主人公・アズサを「お母さん」と呼び、アズサも同居人をひっくるめて“家族”と考える。各キャラは皆、個性的で魅力的。
 登場キャラが毎回、騒動を起こすが、ハチャメチャな展開は『うる星やつら』的。
 “うる星”以上に、“行き当たりばったり”、“出たとこ勝負”的で、物語当初とはキャラや設定も違ったものになってきている気もするが、細かいことは考えず、楽しむべきだろう。


 この春(2025年4月~)、パート2が始まる。

 
個人的嗜好得点……690点(1000点満点)
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【アニメ所感】サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話(2025年1月~3月)

2025-03-29 09:41:34 | アニメ
公式サイト Introduction】より
 異世界に君臨する魔王軍の四天王。 その最後の一席に選ばれたのは…… 冴えないサラリーマン、ウチムラデンノスケだった!
 魔王軍からヘッドハンティングを受けたウチムラに用意されていたのは、役員レベルの好待遇—— だが魔王軍の業務は、命がけの厳しいミッションの連続で…… 特別な能力は何も無いウチムラは、この異世界の難題にサラリーマンの経験と知恵で立ち向かっていく!
  すべての働く人たちに贈る異世界転職譚!



 “冴えないサラリーマン”という触れ込みだが、主人公・ウチムラデンノスケはサラリーマンとしては非常に有能。対処能力、交渉能力、経験も豊富で、不屈の闘志も持っている。
 しかし、《他人の功績は自分のモノ》《自分の失敗は、他人に押し付ける》という会社の風土で、不遇な扱いを受けていた(他の同期も同様な目に遭っている)。
 そんな中、海外の赴任先で事故に遭う。その時、何故かウチムラの能力・功績を知っていた魔王がスカウト。魔王軍の四天王というポストで迎え入れるという。

 ストーリー開始早々、
炎を司る四天王にして「豪『炎』の突撃士、ウルマンダー」  バ~ン!(効果音)
風を司る四天王にして「烈『嵐』の魔導士、シルフィード」  バ~ン!(効果音)
土を司る四天王にして「地『殻』の防壁士、ゲーノーム」   バ~ン!(効果音)
そして…
水を司る四天王にして「『海』外の駐在員、ウチムラデンノスケ」   バ~ン!(効果音)
 ……愕然とした表情、ゾンビのような陰影をつけた描写のウチムラ………


 これだけで、“掴み”は十分。
 ”海外”を“水”に関連付けて通り名として使用。こんなんでいいの?一人だけ「員」!

 ウチムラは外交、通商、産業、農林など多岐にわたる。サラリーマン時代の交渉力、企画力、分析力を駆使して、問題を解決していく。
 《初期戦略で成功の見込み》⇒《問題発生、頓挫》⇒《“居酒屋”でサラリーマン時代の回想が打開案を発想》⇒《打開策で解決》というのがパターン。
 この“居酒屋”が不思議な存在。ウチムラの妄想なのか、異次元空間の居酒屋にウチムラが引き込まれるのか?
 ウチムラが召喚された異世界に現実に存在しているのかとも思ったが、サラリーマン時代の同僚も登場しているのでそれはなさそう。

 私はアルコールに弱いので、自ら代金を払って居酒屋に行こうとは思わないし、そもそも、帰宅途中に同僚と、或いは一人で居酒屋に寄るという経験はない。
 なので、よく分からないが、こういう気分転換や同僚との会話の中で打開策や発想転換のヒントが得られるのは大いにあるだろう。
 ただし、面白くなく役にも立たない上司や先輩の説教に長々と付き合わされることもあるんだろうなあ。
 現代では、そういう居酒屋場面は少ないのかも。

 正直言って、視聴の流れを分断されるので、居酒屋シーンは歓迎しないのだが、このアニメの主題の柱がサラリーマンなので必須なのだろう。
 不満なのは、物語中盤ごろから、問題発生のピンチ度が高くなり、絶体絶命に陥るが、実は、解決策は打ってあって大逆転と展開になったこと。
 “後出しジャンケン”で、あのピンチに陥った危機感溢れる表情は盛り上げるためのウチムラの演出?……


 ウチムラの職務上、戦闘に絡むことはほとんどない。終盤に、“厄災”と称して国が魔物?たちに総攻撃に遭い、大きな戦闘になる。その時、ウチムラが軍師兼総大将で戦術を練ったり群を鼓舞するなど大奮闘し勝利する。しかし、安堵した直後、更なる強大な敵が出現!……「どうしたらいいんだあ~」となったが、魔王が敵を一蹴して終了。
 ……だったら、魔王が最初から……まあ、「それを言っちゃあお終いよ」か。

 ウチムラの外交、通商策はご都合主義なところも多かったが、ウチムラのキャラは好感が持て、他の四天王もいい奴ばかり。
 特に、ウルマンダーの純情ぶりが本当に面白かった。ウチムラへの恋心が溢れているのに、ウチムラはそれに全く気付かない。ウルマンダーの空回りぶりが楽しかった。



個人的嗜好得点……712点(1000点満点)
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【アニメ所感】 不遇職【鑑定士】が実は最強だった(2025年1月~3月)

2025-03-28 10:17:05 | アニメ
公式サイト Introduction】より
【鑑定】することしかできない最弱職で不遇職の【鑑定士】アイン。
仲間からは『ゴミ拾い』呼ばわりされ、ひどい扱いを受け、そんな自分が好きになれず、卑屈な日々を送っていた。
そんなアインの運命は【世界樹】の精霊ユーリとその守り手で賢者であるウルスラと出会ったことで、大きく変わっていく。

ユーリから【精霊の義眼】をもらい、それを使いこなすためにウルスラから特訓を受け、
どんどん力をつけていくアインは、「世界樹の他の姉妹達に会いたい」というユーリの願いを叶えるために、旅を始めることになる。
持ち前の優しさと、新たに加わった勇気を胸に様々な出来事を乗り越えていくのだった。



 主人公・アインは生まれながらの能力が最低ランクで、「鑑定士」として生きていくしかない。パーティでは召使みたいな扱いを受けていた。
 ある時、ダンジョン探索中パーティが絶体絶命に陥り、仲間はアインを囮にして逃亡。追い詰められたアインは、モンスターに殺されることよりましと、断崖から飛び降りることを選択。
 ……気が付くと、世界樹の聖霊ユーリに介抱されていて……以下、上記のあらすじ参照。

 ストーリー冒頭は、アインの不遇な状況描写が続き、陰鬱な視聴。
 そこで世界樹聖霊と賢者(聖霊の守護者)と出会い、「聖霊の義眼」能力と賢者・ウルスラの過酷な特訓を受けて強くなる。
 と、ここまでが第1話~第2話。

 世界に散らばった精霊たち(ユーリの姉妹たち)を探し姉妹の再会に協力するという旅(冒険)ストーリーだが……アインに与えられた聖霊の義眼は倒した相手を鑑定するとそのスキルを自分のモノにできるという優れもの!
 その上、出会った他の精霊の義眼(スキル)も与えられ、あっと言う間に無敵状態。
 しかも、アインは優しくて誠実なので他の精霊もすんなり受け入れてくれる。

 多少の障害物はあるが、サクサク進行していき、精霊たちとのハーレム状態。
 物語後半に魔族が登場し、多少盛り上がりを見せるが、先兵的な相手だったので、ほぼ難なく撃退。
 本格的、魔族の攻撃を匂わせたところで終了。(出会えていない精霊もいる)
 最初が不遇だったが、ものすごく都合の良い最強レベルアップストーリーだった。

 「不遇職【鑑定士】が実は最強だった」というタイトルも正確な表現ではない。
 《不遇職の鑑定士・アインが幸運と誠実さで最強になった》というのが正しい。
 

個人的嗜好得点……545点(1000点満点)
 主題歌(オープニング)が良い。
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「真摯に受け止めたい」というのは? 斎藤兵庫県知事の会見

2025-03-27 11:40:52 | 時事
NHK NWES WEB 『兵庫県 斎藤知事 パワハラ認め謝罪 県の対応は「適切だった」』
兵庫県の斎藤知事は、内部告発文書をめぐり、第三者委員会が認定したパワハラ行為を認め、職員に謝罪しました。一方、告発者さがしを行ったことなど、県の対応が違法だと指摘されたことについては、対応は適切だったという考えを重ねて示しました。

 1時間を超える記者会見を全部見ていない。(ニュースや報道番組で流されたハイライト映像だけ)
 なので、斎藤知事の伝えたいことをきっちり把握していないという懸念もあるが、できるだけダメージを回避するための岸田前総理をはじめとする政治家の会見テクニックを駆使していたように感じた。

 政治家は 「真摯に受け止める」という言葉の意味を理解せず、単なる釈明・謝罪・その場しのぎとして使うことが多い(理解はしているのだろうが、わざとかも)
 「真摯」という意味は、「真面目」「熱心」「ひたむき」。
 だから、「真摯に受け止める」というのは《“真面目に一生懸命受け止め”、対応する、改善する》という意志表明で、単なる謝罪やその場しのぎの言葉ではない。

今回の会見で斉藤知事はパワハラ認定について
「『パワハラに該当するという指摘』は私自身も真摯(しんし)に受け止めたいと考えている。不快な思いや負担に思われた職員に対しては、改めておわびと謝罪を申し上げたい」
「10件のパワハラを認めるのか記者団に問われると「第三者委員会としてパワハラに該当するという指摘を受けたので、パワハラの認定については認めていきたい

 「真摯に受け止める」という政治家テクニック使用し、さらに、“受け止めたい”“認めていきたい”という表現を用いている。これを厳密に解釈すると、《これから受け止めます》…つまり、会見の時点では《パワハラの指摘を受け止めて(認めて)もいない》ことになる。


内部告発文書への県の対応について
告発文書をめぐる県の対応が違法と指摘されたことについては「公益通報の論点は、司法の専門家でも意見が分かれている。後から見ればさまざまな課題は指摘されているが、当時の判断としてはやむをえない適切な対応だった」
 第三者委員会の結論を無視!
 《”公益通報の論点は、司法の専門家でも意見が分かれている”ので違法とは限らない》という理屈。
 《司法の専門家でも意見が分かれている》という事例を10ぐらい挙げて、説明してほしい。
 それに、1件1件の事例ごとに細かな状況が異なり、今回の第三者委員会は、《県弁護士会から推薦を受けた藤本久俊委員長ら3人が「委員」として判断を担い、さらに調査の実務を補佐するため、追加で3人の弁護士が「調査員」としてサポートに回った》という。《日本弁護士連合会の「地方公共団体における第三者調査委員会調査等指針」にのっとって設置。関係者との血縁関係や関係企業との取引、県との顧問契約などの利害関係がないことを条件に県弁護士会に委員の推薦を依頼した》という表記もあり、専門家が今回の事案について綿密に調査、評議して出した結論を認めないというのは、如何なものだろうか?


 よく政治家が《法的には問題ない》と言って有耶無耶にしてしまうのと同じ匂いがする。
【思い当たる事例】
・某総理の商品券配布は法的にも常識的にもアウトだろう
・岸田総理大臣(当時)「企業・団体献金は長年の議論を経て、政党あるいは政治資金団体に対してのみ認められているが、昭和45年の最高裁判決で会社にも政治資金の寄付の自由は認められている。政党が受け取りを行うこと自体が不適切なものとは考えていない」(この最高裁判決を盾にして献金の正当性を主張し続けていた)
コメント (2)
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嗚呼、高安

2025-03-26 14:37:11 | スポーツ
まず、高安ファンとして言わせていただくと……
「琴櫻、もっと頑張ってほしかった」
本人も懸命だったとは思う。
「美ノ海、余計なことを!」
当然、自身の勝ち星を上げるためなので、文句は言えないし、いい相撲だったと思う。
「あの場面で変化するの?」
高安の千秋楽の相手候補で有力力士は他にもいたけれど、相撲協会も敢えて天敵をぶつけるんだなぁ。
阿炎も迷いがあったのかもしれない。中途半端な躱し技(変化)だった。
 なぜ天敵なのかは後述

 今場所の高安は動きもよく、精神的充実も感じた(場所前の大相撲トーナメントでも優勝していた)。
 それでも、《10番ぐらいは勝てるかも》
 8日目に横綱・豊昇龍、9日目には琴櫻、10日目には大の里の両大関を撃破するなど快進撃!して、《これは、もしかすると》と期待を抱かせた。
 しかし、《やはり、“高安だから”…》と期待の気持ちを抑えた。
 そして、快進撃の直後の11日目の対霧島戦では硬さが目立ち、敗れる。“かちあげ”か“もろ手突き”の選択は難しいが、とにかくぶちかましての突っ張りが霧島相手には有効だろう。
 四つ相撲を狙ったが、まわしを取れず突き合いに移行。少し失敗しているように思えたが、前への圧力は高安が優位。しかし、実力者の霧島は高安の攻めを受け止めながらも、左手を高安の脇の下あたりにあてがい、突き上げる。これで、高安の身体が左に逸れ浮き上がり、一気に寄りたてられてしまった。
 《ああ、やはり高安か…》
 ところが、ここから立て直す。12日目王鵬戦、13日若元春戦は快勝。
 特に、若元春に対しての細かく回転の良い突っ張りで若元春に何もさせなかった。
 これまでも時折、突っ張りを見せていたが、会心の突っ張りだった。《こんなに突っ張りが上手だったんだ!》
 おまけに、13日目に大の里が王鵬に敗れたので、単独トップに。

 14日目、高安が勝って、大の里が敗れると優勝が決定する。
 これまで、千秋楽に何度も苦杯を喫しているので、できれば14日に決まって欲しかった。
 ところが、14日目の美ノ海戦は、激しく突き立てるものの、状態の力みが目立ち、足もドタバタ。美ノ海に身体を低くして堪えられ、反撃に食らい、敗れる。

 千秋楽は中途半端な変わり身の阿炎に乗じ、まわしを掴み、上手出し投げで勝利。
 琴櫻が大の里に勝ってくれることに期待したが、大の里が強かった。
 優勝決定戦は……大の里が強かった
 高安の立ち合いのぶつかりも強烈だったが、それを受け止め前進。高安も望む差し身になったが、大の里の寄りの圧力に後退。それでも、土俵際で下手投げを放つ。かなり強力で、大の里もぐらついたが、慌てず高安の身体の方に重心を移して対応。さらに苦しくなった高安、捨て身の投げを放つが、土俵から飛び出す事しかできなかった。


 高安は今回で9回目の“優勝次点”。優勝次点というのは準優勝とほぼ同義で、平たく言えば“2位”。(優勝者と相星で優勝決定戦で敗れた場合も、優勝者と勝ち星の差が3つあっても2番目の成績であれば“優勝次点”。2位が複数いても“優勝次点”扱い)
 優勝に近くない優勝次点もあったが、惜しい優勝次点も多い。
 特に惜しかったのは……
2022年3月場所の若隆景との優勝決定戦。土俵際まで追いつめ、誰もが《高安、初優勝!》と思った瞬間に、若隆景がグニャリ?ヒラリ?クネッと身体を捻らせ、驚異の粘り腰で大逆転!
2022年11月場所、14日目終了時点で12勝2敗と単独トップに立ったが、千秋楽、本割で阿炎に敗れて、阿炎、貴景勝との巴戦の優勝決定戦に持ち込まれてしまった。決定戦での阿炎との一番では、頭部を阿炎の胸付近に激しくぶつけ、意識がもうろうとなり一人で立ち上がれなかった。阿炎が優勝
 この他にも、2021年3月場所の10日目時点で9勝1敗で後続と2差の単独トップなど、優勝が見える位置になることが多々あった。
 12勝3敗が8回。1回ぐらいモノにしてもいいように思うが、13勝できなかったのが弱点か?
 大関時代の2018年は12勝3回、11勝1回と強かった。
 ケガ(大怪我)が多く、休場も多い。その度に復活してきた。

 今回は非常に残念だったが、これまで何度も《もう優勝のチャンスはないかも》と思ってきた。まだ、チャンスはあると思う。
 今場所を観ていると、今が一番強い気もする。
 
 

Wikipediaより抜粋引用
2011年9月場所
……初日からの8連勝で中日に勝ち越しを決め、勝てば敢闘賞受賞が決定していた千秋楽の舛ノ山戦に敗れて三賞受賞はならなかったものの、10勝5敗という好成績を挙げた。
2013年1月場所
……6日目から9連勝して10日目に勝ち越しを決め、12勝3敗の好成績を挙げて自身初となる敢闘賞を受賞した
2014年7月場所
……三役以上との対戦が大関・琴奨菊ただ1人に留まった有利もあって優勝争いに最後まで加わるも、千秋楽の取組を終えて11勝4敗に終わる
2015年11月場所
……場所前に稽古ができなかったと本人が語っていたが、9日目に勝ち越す(8勝1敗)など好調であった。しかし10日目以降は13日目以外白星を挙げられず、終盤の失速により9勝6敗にとどまった
2016年7月場所
……再小結で11勝4敗
2016年9月場所
……新関脇に昇進。一時は優勝争いするなど好調だったが終盤3連敗してしまい10勝5敗で場所を終えた
2017年1月場所
……再び東小結で白鵬、鶴竜の横綱2人と照ノ富士、豪栄道、琴奨菊の大関3人を倒す活躍を見せる。最終的には11勝、自身4度目の敢闘賞を受賞
2017年3月場所
……関脇復帰。初日から同部屋の横綱・稀勢の里と共に10連勝。しかし11日目から3連敗。それでもこの場所は12勝3敗で殊勲賞を獲得
2017年5月場所
……11勝4敗で終え、(3場所合計で)34勝を記録し、大関昇進
2017年7月場所
……10日目に勝ち越しを決め(8勝2敗)順調であったが、11日目から14日目まで黒星続きと途端に崩れた。千秋楽の豪栄道戦では勝って連敗を4で止めたが、9勝6敗とやや振るわなかった
2018年1月場所
……7日目まで4勝3敗と前半もたついたものの、残りを全て勝って12勝3敗と自身初となる大関での二桁白星を果たすと同時に2差だが優勝次点を記録
2018年3月場所
……初日から連敗してしまうもその後12日目まで連勝し、2敗で優勝争い。しかし12日目に千代丸に敗れ連勝がストップ。その後は再び連勝し、千秋楽は取り直しとなった一番で横綱・鶴竜を倒し、12勝3敗で2場所連続の優勝次点を記録した
2018年9月場所
……初日から7連勝。8日目に正代に敗れて初黒星も、9日目に勝ち越し。10日目には同じ1敗の豪栄道に勝利(9勝1敗)したものの、翌日全勝の白鵬に敗れて2敗に後退。その後11勝まで星を伸ばしたが14日目、千秋楽と連敗して優勝とはならなかった(11勝4敗)
2018年11月場所
……7日目までに2敗を喫するもその後は順調に星を伸ばしていき、10日目に勝ち越し、12日目に二桁勝利を挙げる。14日目には1敗の貴景勝に逆転で勝利し2敗で並ぶ(12勝2敗)。千秋楽、貴景勝が既に13勝目を挙げ、自身が勝利すれば決定戦となったが、長い相撲の末にすくい投げで御嶽海に敗れてまたしても優勝を逃してしまう。それでも自身最多タイの12勝3敗で場所を終えた。
2019年3月場所
……3日目に黒星も、安定した相撲内容で、9日目に勝ち越し(8勝1敗)。その後、横綱・鶴竜からしか白星を挙げれず失速したものの、2場所ぶりの二桁白星となる10勝5敗で場所を終えた
2019年7月場所
……2日目に早々黒星も、その後6連勝。だが8日目の玉鷲戦で押し倒し、7勝目を挙げた際に玉鷲の小手投げで左肘を負傷、腕を庇いながら土俵を下りた。10日目の明生戦は、左を殆ど使わずに右腕から攻め続け、寄り切って8勝2敗と勝ち越した。しかし、左肘の怪我は思わしくなく、11日目の横綱・白鵬戦は「左肘関節内側側副靱帯断裂で約1カ月の休養、加療を要する見込み」で途中休場。これにより、昭和以降では初めて4大関が全員休場するという異常事態となる(角番の貴景勝は初日から全休で翌場所関脇陥落、栃ノ心と豪栄道は途中休場)
2019年11月場所
……7日目終了時点で3勝4敗の黒星先行と精彩を欠いていた。そして中日(8日目)には、支度部屋での準備運動中に腰痛の悪化(ぎっくり腰)を訴えて突如休場を発表し、宝富士戦は不戦敗となった。その後も再出場せず、9月場所も全休しており、2場所連続負け越しとなり、大関陥落が決定
2021年3月場所
……初日は敗れるも、その後9連勝し、10日目時点で後続と2差をつけていた(9勝1敗)。しかし、11日目には不調の大関・正代に敗れ、2敗に後退。さらに13日目以降は3連敗を喫し、最終的には10勝5敗で場所を終えた
2022年3月場所
……絶好調で中日勝ち越しを決めた(8勝0敗)12勝3敗で若隆景との優勝決定戦に進出するも、敗れて初優勝を逃した
2022年9月場所
……13日目終了時点では2敗で単独トップの玉鷲を北勝富士と共に1差の3敗で追う立場となった(10勝3敗)。千秋楽は2敗の玉鷲と3敗の自身との直接対決となったが、敗れて玉鷲が優勝。この年2度目の優勝次点を記録したが、本人は「いつもと変わらず準備して、しっかりいい相撲をとろうといきました。精いっぱい相撲をとった。玉鷲関が強かったです。完敗です」と玉鷲との対決を振り返り「弱いから負けた。まだまだ稽古が足りなかったということです」と反省。「もう悔いはない。優勝できなかったが、自分の中で(優勝との)距離感は縮まっている。何度でも挑戦したい。この気持ちを忘れず鍛えます」と誓った
2022年11月場所
……終始優勝争いに加わり、14日目終了時点で12勝2敗と単独トップに立つ千秋楽は本割で阿炎に敗れて12勝3敗で終わり、貴景勝も交えて巴戦となった優勝決定戦でも敗退し、阿炎に優勝をさらわれた決定戦での阿炎との一番では、頭部を阿炎の胸付近に激しくぶつけ、意識がもうろうとなり一人で立ち上がれなかった。決定戦後「稽古が足りない。もう1回鍛えます。必ず上を目指します」と翌2023年に向けての意気込みを語った
2023年9月場所
……千秋楽を首位に1差の4敗で迎え、千秋楽で5敗となり優勝を逃したが優勝次点
2025年3月場所
……中日に新横綱の豊昇龍を破る金星を含む12勝3敗の快進撃で、千秋楽まで優勝を争う活躍を見せたが、優勝決定戦で大の里に敗れ優勝はならなかった
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【歳時メモ】 梅と燕(2025年03月下旬)

2025-03-25 15:48:39 | 歳時メモ
「歳時メモ」と勝手に銘打っていますが、このカテゴリーの意味は、植物の様子や気候などをメモして、翌年以降に現記事を振り返ると、季節の進み具合が分かりやすいかなと思い、記事にしています。


 3月下旬になり、ようやく春の陽気…と言うより“初夏の陽気”ですが、暖かくなりました。(週末は冬の寒さになりますが)


 2月、3月が寒かったので、各地の梅の開花も例年よりかなりゆっくりです。半月遅れ…ひと月遅れのところも多いようです。
 福井の梅も、ひと月遅れのような気がします。
 私が気が付かなかっただけかもしれませんが、ここ2,3日であちこちで梅が咲いているのを見かけました。樹全体で一気に開花したという感じです。


 昨日、飛んでいるのを見かけました。
 燕に関しては、気を付けて観ていなかったので、今年の飛来がいつもより遅いのかは、わかりません。
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近況・心境吐露

2025-03-24 14:50:10 | 将棋
 春到来の3月~4月は、冬(雪、寒さ)が苦手な私にとっては、嬉しい季節……のはず。
 しかし、年度替わりで慌ただしく、何かと雑用(家、寺、町内)が山積みとなる。
 以前は、PTA、町内、地区など色々あったので大変だった。特にPTAは役員をお願いするのに、四苦八苦。……誰もなりたがらない。(頼んでいる幹部たちは、役員としての業務はもっと大変だけど、それを言っても始まらないし……)
 4月末の総会が終わるとホッとしていた。
 現在のPTAは衰退(消滅)しつつある。まあ、これはこれで良いような気もする。
 

 差し迫った案件は、自動販売機(飲料水)設置、タイヤ交換(5台)、トイレ便座破損、エアコン故障など。
 タイヤ交換は仕事用2台は自力。家族の3台は各自ガソリンスタンドに任せることにして、車に詰め込むだけ。……タイヤ交換については終了。
 トイレ便座交換も、メーカーに来てもらって交換終了。
 雑用の多くは大した手間はかからないが、多く重なるとけっこう煩わしい。

 以前、今クールはアニメ視聴数が多くて困っていると書いたが、結局、内容に不満があるモノも最後まで付き合ってしまった。
 マラソン、駅伝も何かとあり、ほぼ、毎週、視聴していた気がする。
 駅伝は、正月の箱根やニューイヤー駅伝の他に、都道府県対抗(男女)、エキスポ(実業団vs大学)、春の高校伊那駅伝、マラソンは大阪国際女子、別大マラソン、延岡西日本、大阪マラソン、東京マラソン、名古屋ウィメンズ……
 その他、スポーツ中継が盛りだくさん。
 

 ブログは、ここ数日を除いて記事数自体はそれほど減ってはいないが、気象関係と『相棒』記事がほとんど。
 気象関係は、ストレス発散と記録の意味合いが強。それに、即時性がないと意味はないし、今後へのデータとしては詳しい方が役に立つので、記事の本数も増えた。『相棒』は義務?というか、惰性で。
 で、他の事象は後回しになり、フラストレーションがたまりつつある(モヤモヤ程度)。(《是が非でもかかねば》というほどのモノはない)
 それでも、通常ならば、取りあえず捌かないと“にっちもさっちも”行かない状態になる。
 ところで、“にっちもさっちも”を変換したら「二進も三進も」となる。初めて知った……なるほどと思った。

 実は、先ほど述べた雑用の他に、ずっと先送りしていた案件が3つほどあり、そろそろ、《対応しないといけないなあ》という圧迫が大きくなりつつある。
 そういう状況なので、記事を書こうと思っても、今一つ、筆が進まない。
 書き始めると、《こんなことしていて良いのか》と思ってしまう。

 昨夜、就寝の際、いろいろ考えて、10分ほど暗い気持ちになった。(「10分だけか!」と突っ込むところです)
 でも、寝床でいろいろ考えるのは無駄。《まあ、何とかなるさ》と開き直り、快眠。

 取りあえず、気の向いた記事から、雑務は期限と手間(段取り)を考慮しつつ、気分が乗るモノから少しずつ対処していこうと思う。
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3月の雪(2025年3月19日)

2025-03-20 10:07:25 | 気象
「3月半ばを過ぎたというのに 」(2025年3月17日記事)
「寒気の濃淡があるようで、一時的に雲の発達に反映されるようです」(2025年3月17日記事その2)
「大暴れ低気圧?」(2025年3月18日)
の続きです。
 前記事で“大暴れ低気圧?”と称しましたが、その低気圧は拡散し消滅しました。でも、寒気は消滅したわけでなく、列島を覆い、各地で降雪があったようです


 一昨日(3月18日)は、低気圧の狭間の高圧帯になり晴れて、南風で暖かかったです。で夜10時辺りから寒気が到達したようです。
 夜間は1~2℃前後で推移し、夜明けごろから3℃ぐらいまで上昇したのですが、8時30分頃には0.8℃まで急降下。寒気が雪雲を引き連れたのか、雪もけっこう降りました。


 都心でも同様な景色になったようで、画像のインパクトは少ないですね。

 アメダスデータでは降雪1cm、積雪1cmとなっていますが、実際は総降雪5cmぐらいあったように思います。(降っても積もらない性質の雪と、地面も前日温められていたのか、瞬間的に積雪3cmぐらいになったぐらいでした)
 お昼ごろには雨に変わり、日中は気温も5~6℃台まで上がりましたが、寒かったです(昨日の最高気温は6.7℃…平年の2月5日相当)


 3月の雪はあまりないのですが、「非常に珍しい」というほどではありません
 ただし、中旬以降の雪、しかも、積雪はかなり珍しい</span>と思います。

 3月、4月の雪については、過去に書いたものがあります。
―――以下引用―――
「【歳時メモ】 4月の雪」(2019年4月2日記事)

 頼みもしないのに、真冬並みの寒気が到来し、滞在。
 特に、昨日今日は寒く、昨日の最高気温は7.3℃(2月中旬並)、今日の午前中は雪が降るという真冬の様相です。

 福井の平野部の雪はかなり稀で、10年に一度ぐらいの頻度でしょうか。(福井市では、4月の降雪は18年ぶりだそうです)
 ちなみに、3月上旬の降雪は珍しくなく(積雪は珍しい)、3月下旬の降雪もたまにあります。

【当ブログの「春の雪」関連の記事】
2019年4月2日記事「【歳時メモ】 4月の雪」
2011年3月17日記事「3月の雪」 この年の3月は8日(8度)も降雪があったようです
2010年3月20日記事「春の雪」
2010年3月10日記事「3月の雪」 この記事に春の雪のデータ(2010年以前)がまとめてあります
2009年3月26日記事「春の雪」
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