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英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season19 第7話「同日同刻」

2020-11-28 18:17:27 | ドラマ・映画
 私は特命係が女性に翻弄されるストーリーは好きではない。(これは私が男性ということに起因しているのかもしれません。不快に感じる方もいるかもしれません)
 思い出すのは、Season9 第10話 「聖戦」
 3人の母性愛がテーマで、特に寿子(南果歩)のそれは執念とも言えるものだった。それを強調するあまり、この話の特命係は冴えず、寿子に後れを取らされていた。


 遠峰小夜子(西田尚美)は、母性とはかけ離れた存在で、人の心を操り、破滅していくのを楽しむ悪女
 刑事ドラマには悪人が不可欠で、被害者の中には殺されるべく殺されたという人や、殺人を楽しむサイコパスも多い。なので、ドラマを見てそういう悪人に怒りを感じるのはナンセンスで、《何を怒っているんだ》と時々自分が恥ずかしくなる時もある。
 それはともかく、私はこの小夜子に嫌悪感を感じてしまう。なので、小夜子に関して評価が厳しくなるのかもしれないが、登場人物の小夜子の評価(恐ろしい女)が高すぎるように感じる。
 真相を明かせないという脚本的制約もあり、さらに、拘置されている制約もあり、「小夜子が人の心の隙に入り込み、巧みに邪心を増幅させ悪事に手を染める」という具体的シーンがほとんどなく、後付けでこれは小夜子の誘導だったというドラマの作りになっている。なので、小夜子の巧妙さが絵空事のように思えてしまう。

 あと、これは非常に個人的な印象なのだが、『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』で、西田尚美さんが変な行動をして一人悦に入っているとぼけた女を演じることが多いので、ついその情景を思い浮かべてしまうことも、低評価につながるのかもしれない。
 

 さて、小夜子が過去に蒔いた種が発芽して事件が発生するという作りなので、時系列が分かりにくかったので、整理すると

①月刊プレスの編集者・白石佳奈子(魏涼子)が遠峰小夜子(西田尚美)の真珠の詐欺に遭う
 騙されたことよりも、つまらない夫と縁が切れたことに感謝。その後、遠峰小夜子特集に携わり、小夜子に心酔していく。

②妊婦、石段転落死事件
 2年前。
 井原俊樹(福井博章)が浮気した女と歩いているところを、妻が目撃し、慌てて駆け下りようとして、足を滑らせ転落死。
 出会い系サイトで知り合ったという女は、佳奈子で、転落直後の写真を撮り、「妊婦が何者かに突き落とされた」という記事をでっち上げた。

②′アポ電強盗殺人事件
 2年前。石段転落死事件と同日同時刻。
 須藤龍男(成田瑛基)は強盗の見張り役で、その最中、道路に飛び出そうとした少年を助ける。
 その少年を危うく轢きそうになったのが小夜子。

 龍男は警察やアポ電強盗の一味から逃れるため、石段転落事件の犯人は自分だと自供するが、小夜子が少年を助けたのがその男だと特命係に教え、真相を明らかにさせようとした。


偶然が多かった
・井原(転落死した妊婦の夫)が浮気したのが佳奈子(『プレス』の編集者)
・龍男(強盗の見張り役)は女性編集者の石段転落事件の記事を読んで、利用しようとした
・小夜子が、龍雄が少年を助けた時の当事者(少年を撥ねるところだった)

 小夜子の思惑通り運んだようだが、かなりの偶然が重なっていた。
 特に、佳奈子が出会い系サイトを介して井原と関係を持つのは、不自然。小夜子の指示で井原と関係を持ったのかと思ったが、妻の転落死は全くの偶発事故。
 転落事故を殺人事件の疑惑をでっちあげたのが、小夜子主導なのか、佳奈子の独断なのか、はっきり分からなかったが、転落死の原因を作った井原が嘘をつき、罪の意識に苛まれるのを楽しんで見ていただけ。
 強盗と転落事故がたまたま偶然に同時刻に起こり、たまたま見張り役が追及を逃れるために転落事故を利用して、それがありえないことを小夜子がたまたま知っていただけといのが真相。

 意味深な小夜子の助言と、あとは偶然の連続で、あたかも小夜子が凄い洗脳者であるかのように見せかけた脚本だった。


【その他の疑問点など】
・転落事故直後の写真に、撮影者の傘が移り込んでいたのに気づいた右京は凄いと思うが、普通は編集の段階でトリミングするのではないだろうか?
・佳奈子が小夜子を崇拝している様(さま)は熱演だったが、大仰すぎ

第1話第2話第3話第4話第5話第6話

 
【ストーリー】番組サイトより
“平成の毒婦”未決囚の遠峰小夜子が再来!
犯行を自供した男をかばう真意とは!?


 2年前に起きたアポ電強盗殺人の被疑者が、空き家の床下から白骨遺体で発見された。捜査一課は、当時、事件を解決できなかったことに忸怩たる思いもあり、共犯者との仲間割れの線で、全容解明に乗り出す。
 そんな中、2年前に妊婦が階段から転落死した事件について、別件で事情聴取を受けていた男が、自らの犯行を自供する。
 しかし、弁護士の連城(松尾諭)を通じて、“平成の毒婦”と呼ばれる未決囚の女・遠峰小夜子(西田尚美)から、拘置所に呼び出された右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、驚くべき証言を聞く。妊婦が死亡した同じ日の同じ時刻、まったく別の場所で問題の男を目撃したのだという。
 小夜子の“真意”をはかりかねつつも捜査を始めた右京と亘は、小夜子が男を目撃した場所と、2年前に起きたアポ電強盗殺人の事件現場が近接しているという事実を掴む。そこは同じ都内とはいえ、妊婦が転落死した場所と遠く離れているため、小夜子の証言が正しいとすれば、“同日同刻”に起きた妊婦の転落死に、問題の男が関与している可能性は、限りなくゼロに近づくのだが…!?

特命係VS人を操る女!!
2年前の出来事が意外な繋がりを見せる中、
予想だにしない驚きの事実が明らかになる!


ゲスト:西田尚美 松尾諭

脚本:山本むつみ
監督:橋本一
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新型コロナウイルス その78「“あきれてものが言えない”とはこの事だ……Go To キャンペーン」

2020-11-25 16:40:14 | 時事
“あきれてものが言えない”とはこの事だ(でも、言います)

(経済効果を考えたキャンペーンの功罪については、別の記事で述べます)
 本来ならば、Go To キャンペーンを開始した時点で、感染拡大が起きた際の停止条件、停止に伴う補償のなどの施策などを決定しておくべきだ。
 そもそも、「感染が収束してからGo To キャンペーンを開始する」と言っていたはずだが、感染拡大が始まっている中で開始してしまった。

 6月中旬は50人前後、6月下旬に100人を超え、7月中旬に300~400人、開始時の7月下旬には700人を超え、7月末から8月上旬は1500人を超える日が多くなった。その後、下降線をたどり9月から10月下旬は500~800人で落ち着いた。
 落ち着いたと言っても、500~800人という数値は第1波のピーク時並みの多さである。
 そして、10月末から増加傾向になり、11月に入ってからははっきり増加してきて、2500人を超えることになってしまった。


 さて、今回の措置であるが、
大阪市、札幌市のみキャンペーン対象から除外。しかも、当地を目的地(宿泊地)とする場合のみ。その他、いろいろ問題点がある。
1.来訪者のみの制限で、当地から他所への旅行はOK?
 これって、ある建物が有毒ガスが発生した時、「その建物は危険なので、入らないでください」と外部の人の入所停止して危険を回避させているものの、出口は開放して、有毒ガスの外部流出は防がないというようなものである(有毒ガスは発生させたまま)。効率が悪いことこの上ない。除外対象地域のキャンペーン利用者数は半減近くなると考えられるが、感染拡大抑制の効果としては半分の効果には程遠いであろう。
 大阪や札幌(その他多くの地域)は、既に感染が蔓延しており、その地域の人が各地に旅行した場合、感染が拡大する危険性はかなり高い。政府はそう考えていないらしいが、無症状の感染者の割合が低くないので、感染させるリスクはかなり高いはずだ。もちろん、旅行者が旅先やその途中で他人と接触する機会や、共有物を使用する機会も増え、感染してしまう可能性も増える。


2.当地に宿泊しなければ、当地を観光するのはOK?
 キャンペーン対象除外地域への配慮と考えられるが、キャンペーン部分停止(対象除外措置)の効果は半減してしまう

3.キャンペーン対象から除外するのは大阪市と札幌市だけ?
 東京、神奈川、愛知、埼玉、兵庫なども感染拡大している。さらに、静岡、茨木、沖縄、奈良、福岡、長野なども感染が増えてきており、その他、全国各地で増加傾向。
 少なくとも、東京、神奈川、愛知、埼玉、兵庫の都県、もしくはその都市部はキャンペーンを停止すべきである。

4.遅すぎる対応
 冒頭に述べたが、対応が遅すぎる。
 傷は浅いうちに治療した方が、ダメージは少ないし、治癒も早い。治療費も少なくて済む。
 例えば、キャンセル料云々についても、早めに停止しておけば、その補填料も少なくて済む。

 感染状況に注視して、感染拡大の傾向が顕著になり始めた10月末から、キャンペーンを停止する場合の範囲や時期などを検討しておかなけれならない。
 「Go To トラベルキャンペーンと感染拡大の因果関係を示す証拠がない」とキャンペーン停止の声を跳ねのけていただけ。仮に、停止の必要はないと判断をしたとしても、さらに感染が拡大した場合に、どのような範囲ややり方で停止をするかは決めておくべきである。
 分科会や対策専門家会議はいったい何を話し合っていたのだろうか?

 話がキャンペーンと離れるが、都のモニタリング会議も同様なことが言える。

5.キャンセル料も税金で?
 旅行会社などに国が旅行代金の35%の範囲で保証するとのこと。
 観光業界のことを考えると、仕方がないと思うが、政府の見極めの失敗の後始末に税金を使うのは納得できない。
 全額とは言わないが、自民党も負担すべきだ。
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相棒 season19 第6話「三文芝居」

2020-11-23 13:25:45 | ドラマ・映画
困った……放映を見た後、忙しくて全くレビュー記事が書けず、今日に至ってしまった。視聴の記憶も薄れてきている。
(仕事が忙しかったこともあるが、感染拡大を傍観していただけの政府や分科会への怒りの記事を優先した因もある。
 Go To キャンペーンの見直しの方針を表明した際の、政府の悪びれない態度や、緩慢な施策に憤りを感じて、レビューを書く気が起きない…)



派遣社員(契約社員?)山田みなみ・源氏名/レイナ(柳ゆり菜)を庇おうとした松野(橋本じゅん)の三文芝居…………
…………事件の目撃を語り(←事実ではある)、自分に疑いを向けさせ、捜査が進み疑惑が強まったところで自供、証拠のノートパソコンも自供通り発見され、捜査一課に容疑を確定させるという筋書きは巧妙。


 脚本としても、「過失致死なので、救急車を呼んで出頭すればよかった」という考えは当然成り立つが、被害者のノートパソコンにはレイナの映像があり、それが明るみに出るとみなみの正社員の道も閉ざされてしまうという状況というのもよく練られている。
 特命係に被害者の職場を案内するみなみが、偶然、源氏名を呼ばれて、反応してしまうというさり気ない?伏線も良かった。
 橋本じゅんの演技も味があった。

 今シリーズでは、今話が一番面白かった。


【些細な疑問や不満など】(記憶が薄いので、間違っているかもしれません)
①芹沢が、相変わらず出雲麗音(篠原ゆき子)に意地悪(この演出、必要?)
②以前、がさ入れの際、役に立たなかった麗音が、今回は強かった
③出張風俗に送迎ドライバーが付くものなのか?だとすると、風俗嬢ごとに車とドライバーが必要になるが…
④松野が詐欺グループに加担した過去があるが、人を騙す詐欺行為をする人物には思えない。詐欺の被害者が自殺して、改心したという経緯で、現在の松野に繋がっているという見立てはできるが……
⑤上記で挙げた職場で偶然、源氏名を呼ばれたシーンだが、少人数の小部屋ならともかく、あの大人数の場で姓ではなく名前を呼ぶものなのか?
⑥冒頭に登場した警らの警官、何か関係があるのかと思ったが、何もなかった(笑)

第1話第2話第3話第4話第5話


【ストーリー】番組サイトより
怪しげな通報者の証言は芝居か真実か!?
芸達者な元役者の男が特命係を翻弄する!


 マンションの敷地内で電子部品メーカーに勤める派遣社員の男性が死亡する事件が発生。
 通報者は、出張風俗店のドライバーで、たまたまマンションに店の女性を送り届けたという松野(橋本じゅん)と名乗る男性。松野によると、被害者と首筋にドクロのタトゥーがある金髪の男が揉めていて、「鈴木」と呼ばれた金髪の男が鞄を奪って逃げ去るのを目撃したという。捜査一課は、被害者の勤務先をかんがみて“機密情報”に絡んだ殺人事件とにらんで捜査を進める。
 いっぽう、独自の捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、松野の目撃証言に不審なものを感じ、関係者に事情を聞く。すると問題の夜、松野が仕事を休んでいたことが判明。亘が厳しく追及するが、元劇団員だという松野は、突然シェイクスピアの芝居を演じ始めるなどして煙に巻く。
 そんな中、一課はドクロのタトゥーがある半グレ上がりの鈴木という男を逮捕。男は、被害者から闇金の借金を回収していたことを認めるが…!?

無関係を装う通報者に驚くべき過去が…
逮捕された半グレ男との意外な接点とは!?
特命係が現代社会の悲しい歪みを目撃する!


ゲスト:橋本じゅん

脚本:瀧本智行
監督:権野元
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新型コロナウイルス その77「遅すぎる分科会の“Go To キャンペーン”運用見直しの提言」

2020-11-21 17:06:26 | 時事
 緊急事態宣言をして、経済活動や人の移動を極力抑えて、やっと、感染を沈静化し、マスクや消毒など個々が感染防止に努めて、通常の生活に戻した。
 感染対策を講じながら、経済活動を再開したが、人の移動や接触機会が増えたことによって、感染の再拡大が顕著になっていたにもかかわらず、7月22日、税金を投入して「旅行(観光)しよう」「飲食しよう」と音頭を取った(「Go To キャンペーンは感染が収まっていることが条件だったはず)。詳しい状況は「その53」(7月22日記事)参照。




 7月以降、第2波と見られる感染拡大が起こった。その波は8月上旬をピークに減少に転じ、9月、10月は1日の感染者数は500人前後で推移した。
 グラフの波型を見ると、感染は落ち着いたかのように見えるが、5月、6月は1日の感染者数が50人前後だったのに比べると、10倍の高いレベルでの横ばい状態であった。
 
 感染が沈静化している状況でも、疑問を感じるGo To キャンペーンだったが、感染の拡大傾向が見え始めたにもかかわらず(東京は200人前後で横ばい状態)、除外していた東京都も10月1日からキャンペーンに加えてしまった。

………全国の1日の新規感染者数は2,000人を超え、東京都の新規感染者数も500にんを超えてしまった。

 靭帯を痛めているのに、ずっと試合に出続けているようなものだ。
 欠場して治療するのが当たり前だと思うのだが、政府は「感染拡大防止と経済活動の両立」ともっともらしい名目を立てて「Go To キャンペーン」を継続すると言っている。
 昨夜・11月21日夜、政府の分科会で「感染が急増している地域では、政府の需要喚起策「Go Toキャンペーン」の運用の見直しなど、これまでより強い対策を政府に求める」と提言。政府も運用見直しを早急に検討すると言及した。……本日(21日)の対策会議で感染拡大地域での一時停止などを決定したとのこと


 分科会も政府も分析・対応が遅すぎる。
 《この3連休が終わるまで》時間稼ぎをしていたのではないかと、憶測してしまう。


 もちろん、感染急拡大の原因すべてがGo To キャンペーンに因るものではない(イベントの制限の緩和や気の緩みなどの別要素)が、要因となっていると考えられる。
 政府は「Go Toトラベル」を利用した人は、ことし7月の開始から10月15日までに少なくとも、延べ3138万人に上り、その一方で、利用者のうち、新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、9日までで131人になると説明していたが陽性反応者の「Go Toトラベル利用者」「利用者でなくても、近親者に利用者がいる」などを聞き取って、その割合を示してほしいものだ。
 それと、観点が少し逸れるが、感染者の職業や職種(仕事の内容)の割合も調べてほしい(公表すると、偏見や差別が生じるかもしれないが)。


 政府は「感染予防をしっかり行えば、旅行の感染のリスクは少ない」と言い張っているが、Go To キャンペーンが人の移動や接触機会を増やしており、感染拡大を助長している。
 旅行をする場合と旅行をしない場合の感染のリスクは、「人の多い空間」「他人とモノを共用する使用機会」などが格段に増える。旅行をした分だけ感染リスクは増えるのである。もちろん、感染予防に細心の注意を払えば、リスクは減少できるが、それでも「旅行しない」場合に比べて、感染リスクは大きい。
 現に、福井県に於いてであるが、ある日の新規感染者5人の内4人が県外からの移動者や他県に滞在後に発症している。

 更に、“Go To イート”の開始は、感染拡大に拍車をかけた。
 政府や分科会、あるいは専門家が「飲食の感染リスクは高く、十分な注意や対策が必要」と言及しているのに、その一方で「キャンペーンは継続する」という矛盾した施策。「会食は4人以内で」という急遽の制限を付けたが、現場は混乱しなかったのだろうか。

 確かに、新型コロナウイルスで観光や飲食業界は多大なダメージを受け、その需要喚起の意義は大きい。
 しかし、その運用方法や運用判断に問題があったと思えてしまう。
 余力があれば、それについて書きたいのですが、書けないかもしれません。
【覚え書きとして】
・運用時期の妥当性……本記事
・対象(一部の物だけ利用……コロナ禍で困窮している人は、旅行する金も時間も余力もない)
・悪用対策の杜撰さ
・感染経路(感染した場所)の4割以上が家庭内  感染経路不明が6割
・まだ他にあったと思いますが、思い出せない……
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新型コロナウイルス その76「《基本は重症患者をいかにして抑えるか》……開き直りか?小池都知事」

2020-11-19 22:02:47 | 時事
昨日(11月18日)の小池都知事の会見で、(新規感染者が最多になったことに関連して)
実は、過去最多がもう一つあります。検査数です。
 8600ぐらいは行っております…(中略)…キャパシィティとすれば、すでに25000は出来てますし、間もなく、40,000ぐらいは行きます。
 よって、検査によって、無症状の人も陽性がわかってくるという話になりますので、陽性者数はこれから増えると思いますが、《基本は重症者数をいかにして抑えるか》、これは前からお伝えしている通りです。
 昨日と比べまして、重症者の方が3人減って39人。
 医療現場の方に感謝申し上げるのと、早期にご回復されるよう祈っております」

 確かに、検査数を増やすことによって、感染者を確定し、二次感染を防ぐという意義はあるが、検査数のキャパが増えていると誇らしげに語られると、ムッとしてしまう。
 それに、《基本は重症者数をいかにして抑えるか》と言うのはどうかと思う。
 新型コロナウイルス感染に対する治療法などが進歩しており、感染を必要以上に恐れることはないのかもしれないが、「感染→重症化」しないという保証はないし、無症状者や軽症者から感染するリスクは感染拡大により高まる。
 また、感染すると軽症でも入院や自宅療養。濃厚接触者も自宅待機となる。これは、当事者にとって大問題である。

 なので、《基本は新規感染をいかに防ぐか》であろう。
 小池都知事の言葉は、“開き直り”、あるいは、Go To キャンペーンの停止や飲食店などの規制措置などの施策などからの“論点ずらし”としか思えない。

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新型コロナウイルス その75「消極的とい言か、やる気が感じられないと言うか…」

2020-11-19 17:47:42 | 時事
 政府や都の感染対策には、残念を通り越して、腹立たしさを感じる。
 《経済を回さなければならない》という事情はあるが、感染拡大……下手をすると「感染爆発」になってしまっては、経済どころではなくなってしまう。
 《感染防止と経済の回復を両立させる》と言っているが、一旦、経済回復にブレーキを掛けた方が良い。11月に入って新規感染者の増加が顕著になっていたので、それを察知して、(三浦氏が何を言っても)迅速に対応すべき。少なくともGo To キャンペーンは停止すべきだった(実際、開始してしまったキャンペーンを停止するのは難しいが)
 (その辺りの天秤具合や、各種キャンペーンの拙さについては、後日詳しく書きたい。本日は目についた事柄のみ)

おざなりの感染予防策
「“Go To イート”は4人以下に制限」という方策を打ち出した。「5人はダメで、4人はOKなのか?」という疑問は多くの人が持つだろう。《急遽》、しかも、《思い付き》という感が否めなく、それで、この感染急拡大が抑えられるとは思えない。しかも、現場も混乱するだろうなあ。
“Go To トラベル”に関しては、「バス内での飲食は禁止」……おしゃべりもあまりできないし、食べて気分を盛り上げることもできない……
 バス内での飲食禁止が、どれだけ感染予防になるのか分からない。それなら、キャンペーンを停止すべきだろう。
 Go To キャンペーンは少なくとも新規感染者が50人以上の都道府県は停止にすべきだ。
 北海道はすすきの地区の飲食店に時短営業の要請や、札幌市と道内の他地域の不要不急の往来自粛を要請しているが、政府はGo To キャンペーンを停止しないという。大きな矛盾だ。
 「(北海道をGo To キャンペーンの対象から外さないことは)“感染拡大している北海道に行く”ことを奨励しているのか?」と言うような質問に対して、西村大臣は「それは当事者(”国民”という表現だったかも)が判断することだ」という、責任放棄するような答えをしていた


 加藤官房長官はGo To トラベルについて、東京発着の旅行を対象から除外する考えがあるか問われたのに対して
「Go To トラベル事業から除外してほしいといった要望も受けていない」とコメント
していたが、そりゃ関係者は除外を要望しないだろう。それに、要望があったから動くのではなく、政府や関係省庁が判断を下すことである。

政府や東京都は、とにかく“感染拡大”を認めたくない
 少し前に、会見で西村大臣が「これが第3波に当たるのかは分からないが、大きな波が来ている」というような主旨の発言をしていた。(第2波の時も、同様なコメントをしていたように思う)
 「その74」で書いたが、とにかく、国民や事業者任せの感染拡大防止。
 そして、緊急事態宣言などの措置の決定も他所任せ。政府(総理)は「専門家がその状況でない」と言うし、分科会は「ステージ3と判断されたら、キャンペーンは停止すべきだ」と言う。そのステージ3の判断は、いったい誰がするのだろうか?

 都も、数日前から感染拡大が顕著で、明らかに「ステージ4」が下される状況なのに、定時(週1回)のモニタリング会議を待って、判断を下した。
 緊急招集をかけて、迅速に判断を検討・協議すべきだろう。

 これも「その74」で書いたが、
「感染の再拡大に警戒が必要であると思われる」
       ↓
「感染が拡大しつつあると思われる」


 表現が多少変化しただけ。《だから、何なんだ!》と言いたい。
 “感染が拡大しつつあると思われる”……《思うだけか!》
 「思われる」という表現を使って、事実や判断をぼかす必要があるのだろうか?
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相棒 season19 第5話「天上の棲家」

2020-11-14 11:18:47 | ドラマ・映画
想像通りの真相で、視聴後に「やっぱり」と思った方が多かったのではないだろうか。
そして、「普通」「平凡」の他に不満を感じた話だった。

冨士眞奈美さんは何かに固執する人間を演じるのに秀でた女優で、今話も存在感を示したが……


貴代(冨士眞奈美)についての考察
1.逆効果な行為
①24年前の貴代の収賄疑惑の渦中にあった夫の自殺。実は貴代が殺害。
②達也の秘書・木田(伊藤正之)に指示して、達也の収賄情報を日刊紙にリークさせる
③さらに木田に、達也や木田自身への嫌がらせ(自作自演)を指示
④収賄について白を切る達也に対し、木田を使い「家族へ危害を加える」と脅迫し、自白を強要
⑤脅迫を逆用し、世間に“悲劇の主人公”の印象をアピールした達也に対し、決定的な動画を公開し追い詰め、それを苦に自殺に見せかけて殺害

 ①は夫の収賄疑惑をあやふやにした
 ②③④は達也に収賄の落とし前をつけさせようとした。政治家としての筋を通させようとしたのか、白河家と対立する派閥にすり寄ろうとした達也を許せなかったのか?
 収賄を認めても、それを挽回できると考えたのか?筋を通して、政界の名家としてのプライドを守ろうとしたのか?……収賄を認めるのは、ダメージは相当大きいはずだが。
 ⑤自殺で白河家への世間の風当たりは弱まるが、やはり、ダメージは大きいはず

 《政界の名家としての白河家を守ろうとした》と考えるのが自然なのだろうが、逆効果にしかなっていない。結局、殺人が明らかになり、自らとどめを刺してしまった…
 どうせなら、《収賄に手を染めた夫や婿が許せず、手を下した》とした方が良かったように思う。いや、《達也が嫌いだった》の方が良いかも。


 貴代が固執した白河家だが、後継ぎがあの“食いしん坊”では……

2.冨士眞奈実さんについて
 個性的な女優だが、今回は彼女の役どころというかキャラがあっていないように思えた。
 白河家が政界の名家という感じはしなかった。

右京へ一言
 24年前の収賄、そして自殺(殺人)……しっかり解決しておけよ!
 今回、推理らしい推理はしなかったし

第1話第2話第3話第4話


【ストーリー】番組サイトより
収賄疑惑の国会議員を脅かす告発者の影
鍵は右京と因縁を持つ政治家一族の“女帝”!?


 右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、収賄疑惑が持たれた衆議院議員の白河達也(湯江タケユキ)が、自宅にゴミをまかれた“嫌がらせ”の捜査を押しつけられる。
 白河家は、大臣を輩出した政治家一族で、長年実権を握っているのは、達也の義理の母・貴代(冨士眞奈美)だった。貴代には、24年前、夫が収賄疑惑のさなかに自ら命を絶った過去があり、当時二課だった右京が、捜査を担当していたという因縁が。
 そんな中、達也の息子が誘拐されかける事件が発生。“告発者X”を名乗る人物から、達也宛に『会見を開き、罪を告白しなければ、家族を殺す』という脅迫文がもたらされた。Xとは、収賄疑惑を報じた日刊誌の情報源で、取材したのは、特命係と繋がりのある元検事の黒崎(内田裕也)だった。黒崎いわく、達也は白河家の婿という窮屈な立場を飛び出し、対立派閥に入るため、金が必要だったのではないかという。
 その後、Xの要求通り、会見を開いた達也だったが、衆人環視の中で予想外の発言を始める。

収賄疑惑で追い詰められた国会議員がまさかの反撃
背景には二課時代に右京が捜査した事件の呪縛が!?
24年の時を経て驚きの真実が解き明かされる!


ゲスト:冨士眞奈美 湯江タケユキ 内田裕也

脚本:斉藤陽子
監督:権野元
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新型コロナウイルス その74「政府や分科会は人任せ」

2020-11-13 10:55:29 | 時事
11月12日の新規感染者数は1661人
全国各地で過去最多、あるいはそれに匹敵する数の新規感染者が確認されている。


西村経済再生大臣
「”夏の流行に匹敵する大きな流行が来つつある”という強い危機感を持っている」

・プロ野球など大規模イベント開催制限を来年2月末まで継続
・初詣の参拝者にマスク着用を促し、飲食や食べ歩きを控えて持ち帰りを推奨
・外国人への支援策として、多言語での情報提供、相談窓口の体制強化を確認し、専門家と関係省庁によるチームの設置

「最大限の警戒」を呼び掛けたうえ、現時点で緊急事態宣言を出す状況にはないとしながらも、感染増や病床不足が一層進めば、新型コロナ対策の特措法に基づく休業要請などが必要になると指摘。

田村厚生労働大臣
「ここでしっかりと対応しないと大変な状況が訪れないとも限らない
 今、国民・事業者に“できることは何なのか”ということを一つ一つやっていただいて爆発的な感染拡大を防いでいく、これが一番重要なところに来ておるのかなあと」


尾身分科会会長
「緊急事態宣言なんて出したくない(出してほしくない)というのが、おそらく多くの国民の願いでしょうから、それを回避するためには今が非常に重要な時期だ」

 上記の方たちから受ける印象は、《かなり危うい状況になってきており、今、しっかり感染予防をしないと、大変なことになる(緊急事態宣言が出されることになる》という、他人(国民や各事業所・企業)任せの態度・姿勢。
 こんな事態になったのは、政府や分科会が感染を拡大させるようなGo To キャンペーンを認め、税金を使って行ったからではないのか!

 加藤官房長官によると「Go Toトラベルを利用した人は、先月15日時点で、延べ3000万人余りに上る一方で、このうち、新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、9日までで131人」【NHK NEWS WEB】と説明していたが、この数値は確認や検証作業の深さによって変わると私は考えている(Go Toキャンペーンに関する詳しい推論は後日)。

 尾身会長に関しては
『感染者が急増する状況を示す「ステージ3」に当たると判断すれば「『Go To』キャンペーンは当然停止だ」として、経済社会活動全般を制限するよう政府に求める意向を表明』
という記事もある。
 珍しく良いこと言うなあと思ったが、“「ステージ3」に当たると判断すれば”という言い回しが曲者。
「ステージ」の判断の指標を分科会が示しているが、どの機関(誰)がその判断をするのか、今一つ、分からない。
 普通に考えれば、分科会が判断するのだが、尾身会長の口ぶりはいつも自分(分科会)が主体に判断するのではないような口調である。

 私の勘ぐり過ぎかもしれないが、尾身会長は国民と政府の両方に忖度して、うまく立ち回っているように思える。

 一方、本日(11月13日)、菅総理
 「緊急事態宣言やGoToキャンペーンの見直しについては専門家も現時点においてそのような状況にはないという認識を示していることは承知をしております」
 今の時点での緊急事態宣言の発表やGoToトラベルの見直しについては否定的な考えを示している。


 総理は、専門家の判断に沿って政策の方向を決めると考えているようだ。
 お互い、政府も専門家も判断を他方に押し付けている。

 昨日、過去最多の新規感染者が確認されているというのに……




東京都のモニタリング会議
「感染の再拡大に警戒が必要であると思われる」
       ↓
「感染が拡大しつつあると思われる」


 表現が多少変化しただけ。《だから、何なんだ!》と言いたい。
 “感染が拡大しつつあると思われる”……《思うだけか!》


 小池都知事は2日前(3日前かも)、「新規感染者の増加は、積極的にPCR検査を行った結果」と言っていたが、「東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト」の「都内の最新感染動向」のページによると、7月後半からずっと検査数は6000件前後で推移している。私の利き間違い?勘違いか?


政府の分科会では、感染者の差別への対策をまとめた作業チームの報告もされた
「感染した人への差別で深刻な人権侵害が起き、感染対策などにも影響が出ている」
・感染対応に当たる病院関係者・介護従事者の子どもへのいじめ、保育所の預かり拒否
・クラスターが発生の学校生徒の写真のSNSでの拡散
・感染を理由にした雇い止め

 確かに、あってはならないことで、しっかり対策・施策・注意をしないといけない案件である。
 ただ、このタイミングで報告は、感染拡大状況から目をそらす目的なのでは、と勘ぐってしまう。
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竜王戦第4局延期、羽生九段入院

2020-11-11 17:06:26 | 将棋
第33期竜王戦七番勝負第4局延期のお知らせ将棋連盟HP
 羽生九段は、11月7日(土)、8日(日)に行われた京都市の仁和寺での第3局を終え、東京都内の自宅に帰った11月9日(月)夜、38.9度の発熱があったため、病院で診察を受けました。10日(火)、11日(水)も診察・治療を受けましたが、熱が下がりきらず、入院することになりました。これを受け、読売新聞社と日本将棋連盟は、規定に基づき竜王戦委員会を開き、対局の延期を決め、豊島将之竜王にも了解を得ました。
 羽生九段の発熱の原因は特定に至っておりませんが、新型コロナウイルスのPCR検査、インフルエンザの検査とも陰性だったとのことです。
【上記見出し記事より引用】

 精神的、あるいは精神的疲労によるものなのか?
 ご回復を切に願います。
コメント (6)
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新型コロナウイルス その73「相変わらず、おざなりな政府や分科会の方針・施策」

2020-11-11 11:02:28 | 時事
11月9日、政府の分科会の緊急提言・尾身氏
「何もしないままにいくと、急激な感染増加に至る可能性が十分ある」
「外国人のコミュニティー・大学生など早期に見つけにくいクラスターが多くなっている。
 各国大使館や大学などと協力して、啓発や情報の共有を進める」

11月10日、政府の対策本部・菅総理
「最大限の警戒感をもって対処する必要があり、全力で取り組むよう」指示
「これまでの感染拡大への対応で得られた科学的知見を生かしつつ、引き続き感染拡大の防止と社会経済活動の両立に向け、対策に全力で当たっていただきたい」

ちなみに、北海道のGo To トラベルからの除外は現時点では考えていないそうだ。



相変わらず、おざなりの対応の分科会や対策本部。
政策に影響を与えそうな事項については言及しない。
感染者増大とGo To トラベルの因果関係をしっかり検証してほしい

…………と思ったら、10日に加藤官房長官

「Go Toトラベル」を利用した人は、ことし7月の開始から先月15日までに少なくとも、延べ3138万人に上り、その一方で、利用者のうち、新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、9日までで131人になると説明した。NHK NEWS WEB

 ほ、本当なのだろうか?
 最近は、感染の経路不明の数値が報道されない。
 東京都のデータは特設サイトで提示されており、7月以降は50%~60%で推移している。東京都だけで推測するのは早計かもしれないが、感染経路不明者の中にGo To トラベルが起因している人が多数いるのではないだろうか?
 感染者にGo To トラベルの利用・不利用を聞き取り、その割合を算出すれば、ある程度、類推できるのではないだろうか?
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