英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

大雪を通り越して

2011-01-31 16:31:29 | 気象
 「大雪」を通り越して「豪雪」になってしまいました。(はっきりと定義されているわけではありませんが、最上級の言葉として「ドカ雪」があります)
 夕方からしんしんと降り続け、午後4時の積雪76cmから、今朝は116cmとなり、交通はマヒ状態でした。
 全国ニュースにもなりましたが、鉄道・バス前面運休、高速道路・国道通行止め(1100台が立ち往生)です。
 特に隣町の今庄は、昨日午後4時169cm→今朝7時236cmと、観測史上最高の積雪となったようです。
 福井市も117cmと25年ぶり(昭和62年)に積雪が1mを超えたとのこと。昭和61年は最深積雪が127cmでした。ちなみに豪雪(ドカ雪と表現された)だった昭和38年は213cm、昭和56年は194cmに達しています。(それぞれ「38(サンパチ)豪雪、56(ゴオロク)豪雪と呼ばれています)
 今回の雪は、北陸3県のうち特に福井県に集中して降ったのが、特徴です。(金沢市64cm、富山市77cm)
 今日は、時折日が差しています。昨晩がピークで、火曜日には寒気が北上し、冬型も緩むみたいです。

 昨晩、覚悟して寝ましたが、それでも今朝起きてみて、愕然としました。どこから手をつけていいのか分からない状態でした。

 6時半ごろの写真です。まだ暗いですね。昨日、雪かきしたのですが、新たに40~50cm積もっていました。

 車もご覧の通り。車の上にも、50cmほど積もっていました。

 これは昨日の写真です。

 赤いソリのようなものが、通称「ママさんダンプ」(正式名称は知りません)、強力な雪かきの道具です。
 これで、ボブスレーのように押して雪を書き上げながら運搬します。分かりにくいと思いますが、ママさんダンプの後ろに、滑り台のようなものが出来ています。雪を運んで、どんどん、それが高くなっていきます。
 今日はさらに高く、ヒマラヤ山脈のように、高さも幅も成長しました。

 朝からずっと雪かきの一日でした。
コメント (4)
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雪が……

2011-01-30 22:25:25 | 気象
 夕方から、雪が降り続けています。


 積雪は午後4時76cm→午後10時95cm…
 ちょっと、やばいかも……明日、起きるのが怖い。
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ドラマいろいろ

2011-01-28 21:52:05 | ドラマ・映画
 今期、『江 ~姫たちの戦国~』『LADY ~最後の犯罪プロファイル~』『CONTROL』と記事に書きましたが、『江 ~姫たちの戦国~』は離脱、『LADY ~最後の犯罪プロファイル~』は半離脱しています。
 『CONTROL』は、『ガリレオ』の二番煎じの感が抜けませんが、徐々にこなれていくような気がします。第3話は、犯人の動機と動機となった事故が無理やりだった気がしますが、なかなか良かったと思います。

 総じて、主人公が活躍しすぎて、他の刑事たちが何もしていないという批判がありますが、人気がある俳優を起用した場合は、はなからそういうドラマ作りが主眼なので、ある程度は仕方がないと思います。もちろん、立場を超えて活躍してしまうのは、やめて欲しいです。
 『LADY ~最後の犯罪プロファイル~』に関しては、そう感じる点が多いですし、ヒロインに魅力を感じません。そのうえ視聴率を得るため、犯罪自体を派手にするので、異常性が大きく陰鬱になります。木村多江もミスキャスト気味だし。
 あれ、もう離脱寸前ですね。

 実はその3つだけではなく、その他に『ホンボシ~心理特捜事件簿』『告発~国選弁護人』『フェイク~京都美術事件絵巻』も観ています。

★『ホンボシ~心理特捜事件簿』
 主人公・霧島(船越英一郎)は心理学者で特捜捜査支援班に所属している。船越さんらしいやたら前向きのキャラクタ-、心理学はもちろん、洞察力も鋭い。そのうえ、ずけずけ人の心に入り込む鬱陶しさも。人の家の冷蔵庫を勝手に開け、しかも、つまみ食いをする。関係者の生活や生活を知るのに有効なようだが、かなり迷惑。
 受け答えする時のしぐさから、嘘をついているとか、精神状態を見抜くのだが、『CONTROL』の南雲教授同様、証言が嘘かどうかがすぐわかってしまう点が、観ている分にはつまらない。
 また、「~のしぐさをする時は嘘をついている時」という理論に沿って演技しなければならない俳優さんが少し気の毒。
 敏腕デカの真田支援班班長(高島政宏)は、霧島を煙たがりながらも認めている。霧島に振り回されっ放しだが、ふたりのコンビは面白い。
 霧島が鬱陶しいが、気軽に楽しめる。
 第2話の犯人探し・息子のための母親の友達づきあいは興味深かった。被害者は、自分本位で他人を暴言で傷つけていた。性格自体が悪い上、我儘なので、思ったことをストレートに口にするので、酷いことを言ったという自覚もない。
 はっきり言って「毒を撒き散らす女」で、いない方が世の中のためになると思ってしまった。法を犯していないが、言葉という鋭利な刃物で人の心を突き刺している女と、その言葉で傷ついて殺人(傷害致死)してしまった女性(しかも息子のため)と、どちらが罪が重いのだろうかと、本筋と違うところで悩んでしまった。
 あと、遺体をわざわざマンションの屋上に運んだ理由が、受験にノイローゼ気味の息子が部屋の真上が殺人現場では、物音がうるさいからという理由は、そうだったのかと思ったが、拍子抜けだった。
 女性ひとりで、遺体を屋上に運ぶのは大変だし、人目につくと思うが……

★『告発~国選弁護人』 1話と2話は導入部でいまひとつだったが、3話は面白かった。
 ただ、弁護士が主人公の場合、警察の捜査は完了していて、それをひっくり返すことになるので、捜査がずさんだと『七人の女弁護士』のような茶番になってしまうが、3話を見る限り警察の捜査に違和感は感じない。被告が真犯人を庇っていたからかもしれない。これが、被告が無罪を主張している場合は、『七人の女弁護士』状態になる危険性が大きくなる。

★『フェイク~京都美術事件絵巻』
 第1話はドラマに浸れなかったが、2話以降はなじんできた。
 軽めの印象があるが、気軽に楽しめる。京都、骨董(美術品)、ミステリーがマッチしていて、良い。
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大雪一歩手前&2010~2011冬の傾向

2011-01-28 17:54:36 | 気象
 今朝の積雪が69cm(午後5時現在59cm)です。
 私の感覚では、積雪80cmを超えると「大雪」です。ただ、今年の冬は、ずっと冬型の気圧配置が崩れず、ずっと寒く、ずっと雪でした。幸い、一日にドカッと降ることはなく、多い日でも15センチ程度積み重ねる程度でした。雪が降っても、融けるほうが多い日もありました。60cm前後の積雪でも、2日間ぐらいで一気に積もったのでしたら、生活はかなり麻痺するので、これだけ雪の日が続いても積雪60cm前後というのは、運がいいのかもしれません。
 とは言え、一ヶ月雪の日が続き、しかも、寒いので、もううんざりです。屋根の雪も相当溜まっています。近隣の山あいの町では、20~30センチは多く、隣町の今庄では積雪140cmです。
 日曜から月曜にかけて、一級の寒気が南下してくるので、ボーダーライン(80㎝)を超える可能性がかなりあります。今年の場合、先ほども述べたように、徐々に増えていったので「80㎝=大雪」という感覚にはならないかもしれませんが、もっと降る可能性もあるので、たくさん降らないことを願うのみです。
 少し、話が横道にずれますが、一昨日の7時のニュースの気象情報のコーナーの時、武田アナウンサーと半井気象予報士の会話で
武田アナ「東京は時折、雨がぱらついているようですね」
半井予報士「はい、東日本の太平洋側も点点と小さな雨雲や雪雲が発生しています」
 って、そんなのどうでもいいじゃん!
 

 さて、しつこく「ずっと雪」とこぼしていますが、週間天気予報が分かりやすいので、ちょっと見てみましょう。




 これは予報ですので、実際は多少晴れ間があったり、みぞれ混じりの日もありました。しかし、今年に入って(昨年のクリスマスから)、ずっと、こんな予報(ずう~っと雪マーク)で、こんな天気でした。(ま、基本的に日本海側の冬は、雪模様の日が続くのですが、それでも、月に3~4日は晴れる日があります)
 で、週末から月曜に掛けてかなりの雪が予想されている訳ですが、そのあと寒さが緩んでくるので、ほっとしています。(今度の雪で、「ほっ」とできない状況になるかもしれませんが)

 気温の方も、調べてみましょう。(データは福井市)
 1月の一日の平均気温の平年値は3.1℃、最高気温の平年値は6.5℃、最低気温の平年値は0.3℃です。
 今年1月27日までの一日の平均気温の平均は1.1℃、最高気温の平均は3.9℃、最低気温の平均は-0.9℃、それぞれ大きく下がっています。
 ちなみに、暖冬と予想されていたにもかかわらず、かなり寒く感じた昨冬は、それぞれ、3.0℃、6.3℃、0.5℃で1月は平年並みだったようです。
 昨年の暖冬予報の根拠は夏のエルニーニョ現象だったのですが、それにもかかわらず、寒気が南下しやすい気流だったと説明していました。(参照『気象庁さん、暖冬って言ってたよね②』
 今回(昨年晩秋)の長期予報では「ラニーニャ現象による偏西風の蛇行により寒気が流れ込みやすい状況が続き、厳冬になる」というもので、的中しました。ただ、昨冬の状況を考えると、エルニーニョ、ラニーニャ現象が冬の厳しさの第一要因とは考えにくいです。
 「じゃあ、その他の要因は何か?」と聞かれると困りますが、気象庁さんはエルニーニョ、ラニーニャ現象以外の要因も考えるべきだと思います。

 今、ニュースを見ていたら「日曜日から月曜日にかけて降る雪の量は、多いところでは、福井県の平野部の多いところでは、70cmと予想されています」……だそうです。 「多いところでは」ってどこ?
 平均、何cmぐらい降るの?
 いつも思うのですが、「多いところでは」という表現は、予報とは言えません。
コメント (4)
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卓球 平成22年度全日本選手権(2011年1月)②

2011-01-26 23:15:54 | スポーツ
★女子ダブルス
 ダブルスはふたりで戦う分、個性がなくなると思い、今まで深く見たことはありませんでした。
 しかし、それは大間違いで、実にチームプレイや戦略が深いものだと、今回気づきました。
 決勝は、藤井寛子・若宮三紗子ペア×阿部恵・小野思保ペア。藤井・若宮ペアは前回覇者、阿部・小野ペアは全日本社会人の優勝ペアで、準々決勝では平野早矢香・石川佳純ペア(前々回優勝ペア)に競り勝っている。準決勝でも照井萌美・中島未早希ペア(早大)逆転勝ち。ゲームの後半、試合の後半になるほど力を発揮するように感じた。
 決勝戦も第1、第2ゲームを藤井・若宮ペアに連取された。第1ゲームは0-4、2-6とリードされ、7-7と追いつくが、結局9-11で落とす。第2ゲームも0-5、2-8とリードされ追い上げたものの、9-11と落とす。
 第3ゲームは、逆に5-0とリードを奪い11-5とゲームを取る。準々決勝、準決勝同様に、徐々にペースを上げてきている。
 圧巻だったのは第4ゲーム。3-3から阿部・小野ペアが3点連取し6-3、更に7-4とリード、このままこのゲームはいくかと思われたが、藤井・若宮ペアも立て直し7-7と反撃。さらに1点ずつ取り8-8。
 ダブルスは4球目までの駆け引きが凄い。まずサーブ開始前にお互いのチームがサインをやり取りする。サーブ(レシーブ)の回転の種類を知らせたり、逆に3球目攻撃するのでどこそこのポイントに返球が来るようなサーブを要求したりするそうだ。もちろん、相手の得意のサーブや、レシーブのパターンを考えて作戦を練る。
 シングルスの場合は、サービス側が有利だが、ダブルスはコート半面にサーブ有効面が限られるので、レシーバーも的を絞りやすいのだ。だから、半端なサーブだとレシーブが厳しいところをつけるので3球目が甘くなり、4球目で決められてしまうことも多い。逆に、レシーブが甘いと、3球攻撃で決められてしまう。
 4球目までのウエイトが高く、故に、相手のサーブ(レシーブ)を読み合い、その緊迫感が凄い。
 卓球のダブルスは交互に打たなければならない、しかも卓球台は狭いので、プレーするエリアもせまく、制約を受けるので、そのコンビネーションが難しいと思われるが、パートナーが打つ間に態勢を立て直す余裕があるので、シングルスの時よりギリギリのプレーができる。なので、本当にギリギリの攻防が続くのだ。
 ここまで見ていると、藤井はオールラウンド、若宮はバックハンドの技術が凄い(強力なスマッシュ、あるいは一瞬にして多彩な回転を使い分けるなど)。
 阿部は守備力が強く、特に相手の強打に合わせるカウンターが素晴らしい。小野は阿部が作るチャンスボールを持ち前の強力なフォアハンドで決める。

 第4ゲーム8-8、ここからが凄かった。阿部のサーブに対する藤井の返球がやや浮いたところを、小野がフォアの強打。これを若宮がバックでカウンター。コーナーに見事に炸裂し、9-8。
 続く阿部のサーブを藤井がストレートに返球。これを小野が回り込んで思い切りフォアで振り抜く。若宮がバックで合わせるがネット。9-9。
 藤井のサービスを小野が前に落とすが深くなる。これを若宮がサイドに流す。阿部はコートの外に身体を振られながらも、逆クロスに返球。これを身体を思い切り開いて藤井が強打。これを小野がネットに掛ける。9-10。マッチポイント(チャンピオンシップポイント)。
 藤井のサーブに、小野がコート中央に返球。これを若宮が思い切りフォアで強打。これを読んでいたのだろうか、阿部はラケット面を合わせ被せるようにカウンター。強打の倍返しになり、藤井返せず。10-10、デュース。
 小野のサーブを、若宮がバックで小さくカット。これを阿部がクロスに返すと見せかけて、ストレート(若宮側)に流す。やや逆を突かれた藤井返せず、11-10、阿部・小野ペア、ゲームポイント。
 若宮のサービスを阿部が深く返す。やや窮屈になりながらも藤井がコーナーぎりぎりに返球。逆クロスに返したものの、やや浮き気味になった球を若宮がストレートに強打。クロスに返すと読んだ阿部は逆を突かれたものの、バックで何とか合わせ返球。凄い守備力だ。しかし、さすがにやや球が浮いた。これをすかさず藤井が強打。小野、これを返せず。11-11、デュース。
 阿部のサーブを藤井が前に落とす。小野が身体を伸ばして返球。これを若宮が強打。だが、小野の返球に回転が掛かっていたのか、やや緩くなったところを、思い切り阿部が強打。これを藤井がラケットを合わせる。この時藤井は身体をそらせながらドライブを掛ける。これを小野が返せず。12-11、藤井・若宮ペア、再び、マッチポイント。
 藤井のサーブを小野が短く突っつく。若宮も突っつき返した球を阿部が救いあげるように若宮側のコーナーに流す。これを藤井が横っ跳びに返球。これを小野がバックで逆クロスに返すがやや甘くなる。これを待ち構えていたかのように若宮がフォアの強打。しかし、ネット。12-12。三度デュース。(解説者は、3球目の若宮が攻めずにつないで、阿部に攻められたと指摘)
 小野サーブ、藤井レシーブ。3球目、阿部がバックでブロックの構えからバックの強打。これを藤井返せずネット。13-12、阿部・小野ペア、ゲームポイント。
 若宮のサーブ。阿部の返球がやや浮いたところを藤井がバックの強打。これを小野が身体を伸ばして合わせる。小野がこれをネットに掛ける。14-12、2度マッチポイントを握られた阿部・小野ペアが踏ん張って、2-2のタイに持ち込んだ。

 第5ゲーム、試合の流れをつかんだ阿部・小野ペアが一気に5-1とリード。しかし、ここで藤井・若宮ペア、開き直り、思い切り良い攻めを連発し、2-5.
 しかし、次の3球目小野の返球がネットイン、6-2となり、やはり流れは阿部・小野ペアか。
 ここで、藤井がサーブを変える。これを小野がネット。続く藤井のサーブに対し、小野のレシーブが甘くなり、3球目を強打され6-4。
 開き直った藤井・若宮に対し、勝利を意識し始めた阿部・小野の動きが固くなり、失点を重ねる。一気に流れは藤井・若宮に傾き、10-7と藤井・若宮がマッチポイント。
 結局、11-9で藤井・若宮がこのゲームを取り、連破を果たした。
 いや、凄いせめぎ合いでした。終盤、端折りましたが、最終ゲーム10-7と追い込まれ、そこから若宮の強打をさらに強打で返した阿部のプレーはこの試合最高の技でした。

 試合終了直後、感極まって涙を流した若宮、インタビューで「何度も諦めかけた」と答える藤井の声が詰まっていました。いあや、ギリギリの精神状態だったんですね。
 凄い試合でした。
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4桂詰 解答

2011-01-25 14:59:18 | 詰将棋
1月21日『中田章道七段作 4桂詰』の解答です。


 初形をよく見ると、玉は意外と狭いです。
 取り敢えず、▲2三香と打ってみます。逃げる場所がないので合駒するしかありません。こういう合駒を考える場合、はじめから読みきるのではなく、適当に合駒をしてみて、先に進めるほうがいいです。
 普通は歩の合駒ですが、この場合二歩になってしまうので香でも合をしてみます。実践の場合は、歩や金が最善の場合が多いのですが、詰将棋の場合は、合駒は取られる(交換になる)ことが多いので、前に利きのない(詰まされにくい)桂や角が最善となることが多いようです。
 とにかく、何か2二に合駒をしたとして、▲2二同香成△同玉▲3四桂と玉を攻めます。一見、3三の飛車が浮いているようですが、4五の桂の紐がついているので大丈夫です。よって、△2一玉(途中図)と逃げるしかありません。

 さて、この途中図は桂合(最善)をしたとして進めています。なので、攻め方の持ち駒は桂となっています。もし、合駒が香だったら▲2二香の1手詰です。銀、金、飛も同様です。角の場合は▲4三角で詰みます。
 で桂が最善の合駒だったと分かります。(桂でも詰みますが、容易に詰みませんね)
 ちなみに、初形で2五に玉方の歩がない場合は、2手目に歩合が可能となり、途中図での攻め方の持ち駒は歩で、▲2二歩は打ち歩詰めとなってしまいます。さらに、2手目歩合以下▲2二同香成△同玉の時、▲2三歩と打つのは、△1三玉でも△2三同馬でも△2一玉でも詰みません。関係ないような2五の歩が実はとても重要なのでした。

 途中図で桂しか持っていないのでは、行き詰まったように見えますが、重要に見える飛車をズバッと▲3一飛成と捨てるのが決め手です。△3一同馬は▲3三桂(3三桂打も可)の一手詰。なので△3一同玉としますが、▲4三桂△2一玉▲3三桂不成まで、4桂で見事に詰み上がりました。(11手詰)
 
 ヒントの「4桂の詰め上がり」は、2手目桂合が最善であることを、ほのめかしています。
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連絡 コメント投稿の際、URLが貼れない件

2011-01-25 11:06:28 | その他
 「将棋を知らない母」さんへ

コメント投稿の際、URLが貼れない件ですが、goo事務局へ問い合わせしたところ、次のような回答をもらいました。

===============================
日頃ポータルサイトgooをご利用いただきありがとうございます。

お問い合わせいただきました件ですが、
誠に恐れ入りますが、詳細を確認したく存じますので、
コメント投稿を行われた方から、直接事務局宛( info@goo.ne.jp )に
コメント投稿時に記載されたURLをお知らせいただくよう
お伝えいただけますでしょうか。

お手数ではございますが、よろしくお願いいたします。
今後もポータルサイトgooをご愛顧いただきますよう、よろしくお願いいたします。

===============================

本当に将棋を知らない母さんにとって、「恐れ入る」内容ですね(笑)。

たぶん、OS(Windows等)やそのバージョンや設定が原因とか、
ブログ運営サイト(gooや楽天やAmebaなど)間の相性とかの絡みもあって、
こういう回答になったのだと思います。

まあ、URLを貼っていただくのに、そこまでご面倒をおかけするのも本当に恐縮で、こういう回答だったということだけご報告させていただきます。
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卓球 平成22年度全日本選手権(2011年1月18日~23日)①

2011-01-24 23:17:31 | スポーツ
 女子シングルスでは17歳の石川佳純が初優勝するなど、若い力が目立った大会だった。(男子シングルスで5連覇(男子では最長)の水谷隼も21歳と若い)【敬称略・ごめんなさい】
 今回の中継は、5回戦や準々決勝も中継してくれたので嬉しかった。

★女子シングルス
 準決勝の石川佳純×福原愛がひとつの山場だった。世界ランクは8位(福原)、11位(石川)と日本選手では上位のふたり。日本人3番手(17位)で過去5度優勝の平野早矢香は藤井寛子に準々決勝で0-4と敗れている。
 福原は日本選手権は相性が悪いのか、優勝はおろか、決勝にも進んだことがない。思い入れが強く、余分な力が入ってしまうのかもしれない。しかし、今大会は準々決勝まで1ゲームも落としていない。
 第1ゲームは11-7で石川、第2ゲームは12-10で福原。しかし、第3、第4ゲームは11-3、11-4とほぼ一方的に石川がゲームを奪う。
 第5ゲームも序盤から石川が5-1、7-3、9-5とリード、しかし、福原も意地を見せ、9-9と追いつく。
 福原のサーブ、今までと立ち位置を変えての投げ上げサーブ、リターンを狙い澄ましたようにバックハンドで石川のフォア側サイドのギリギリに流し込む。しかし、石川はこれに素早く反応し、振られながらも振りぬきクロスに返球。福原もストレートに突っ込み返すが、これにバックハンドで逆クロスに切り返され、返すフォアがアウト。
 続くマッチポイントも3球目の強打に懸けた福原がネットに掛けゲームセット。
 この試合に限っては、全体的に石川のサーブが強く、主導権を握っていた。あと、鋭い反応速度による守備力でラリーも優勢に進めていた。その上、両者のフォアハンドの決定力も石川が上回っていた。
 決勝は準々決勝で平野を4-0、準決勝で藤沼亜衣を4-1で破った藤井寛子(世界ランク61位)×石川。藤井は2度決勝に進んでいるが、2度とも平野に敗れている。また、昨年はベスト16で藤沼に敗れているて、宿敵を連破しての決勝進出。
 第1ゲーム、序盤藤井がペースをつかみ、5-1、9-6とリードする。しかし、石川は速いサーブを軸に反撃し、9-9と追いつく。ここから2ポイントは激しいラリーをたがいに取り合い10-10(コースだけでなく球種も変化させる高レベルのラリー)。ここで、石川が速い厳しいサーブをクロスへ、これを藤井がミス。続くセットポイントも3球攻撃を仕掛けた藤井がミス。12-10で石川。
 続くゲームも11-9、11-7、11-9と石川が競り勝ち、4-0で初優勝。結果的に、リードを守り切れなかった第1セットが藤井にとっては痛かった。
 石川は多彩なサーブを有効に使い分け主導権を取り、ラリーも素早い反応で優位に進めた。時折見せる強力なスマッシュも光った(一撃必殺という感じだった)。これは、持ち前のものかもしれないが、私には大会を通じて感じた彼女の「一歩も引かない強い心」の為せる技に思えた。
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『LADY ~最後の犯罪プロファイル~』 第2話、第3話

2011-01-22 16:11:18 | ドラマ・映画
 第1話はもちろん、第2話もひどいなあと思っていたら、第3話はもっとひどかったです。第2話がまともに思えてしまいました。かなり忘れてしまいましたが、第2話から簡単に。
★第2話 「赤い死者を吊るす殺人者…」
①主人公・香月(北川景子)に魅力を感じない。自分勝手で気が強く、自慢くさい……。まあ、ヒロインにはよくあるタイプですが、今作の場合、好感が持てない。
(『警視庁継続捜査班』の貴志真奈美(木村佳乃 )もひどかったが、なぜか笑えた)
②被害者の髪型やサイズの合わない下着などに関する考察は評価できる
③あれだけ写真を撮っていたら、いくら犯人が女性でも目立ってしまい、目撃情報がないというのはおかしい
④いつ第三者が来るか分からない状況で、あれだけの装飾(死体を着替えさせたり、写真を貼り付ける)する余裕はないだろう
⑤犯行現場の写真やダッフルコートなどの遺留品、また、ストーカー行為の嫌がらせの写真やプレゼントのなどかなりの数の手がかりがある。そこからから犯人にたどり着けないのは、変。
⑥犯人は何着ダッフルコートを持っていたのか?
⑦犯人の動機が理解できない(これは、殺人と言う行為が異常なので、理解できないのは仕方がないのかも)
⑧「美人プロファイラー」と言われて、にやける北川景子は評価できる(笑)

★第3話「純愛・・・天才VS美しき吸血鬼」
 無理やり「吸血鬼モノ」にした時点で、終わっています。興味を引くようなタイトルで視聴率を稼ごうとする…『キイナ -不可能犯罪捜査官-』を思い出したしました。
 まあ、題材が奇をてらっても、内容が良ければかまわないのですが、まったく中身がありませんでした。他の方も仰っていますが、プロファイルとは名ばかりで、妄想としか呼べないものでした。

①捜査会議でCPSのメンバーに、かわるがわる薀蓄(うんちく)を語られたら、そら、捜査班はムカつくだろう。小学生の発表会みたいなの、何とかならないかな
②「復活の儀式」と断定(推定)していたが、「教会が見える」「歯」「遺体を丁寧に扱う」「血」……これらで思いつくのもすごいが、断定してしまうと言うのはすごい。
「プロファイル」というより、何らかの「SPEC」なのかもしれない
③終盤のプロファイルなども、プロファイリングの結果を伝えているだけで、何の根拠も示さない。猶予のない状態だし、いちいち論拠を述べていたら、スピード感に欠けてしまうからかもしれないが、「プロファイル」が売りのこのドラマ、その辺をおろそかにしてはいけないのではないだろうか。視聴者としても、根拠が知りたい。
④お約束の六芒星。これだけ頻繁に使われているネタを使う勇気に拍手
⑤捜査班ではないけれど、霊柩車を襲って遺体を奪った犯人を早く捕まえれば、今回の連続殺人は起こらなかった
⑥逃げたのに、逆方向から被害者を襲う犯人、テレポーテーションのSPEC?
⑦逮捕現場にまで、しゃしゃり出て、見せ場を作る。「(犯人を)助けに来た」「遺体を治療する」など、よく分からない説得がだらだら続くのも勘弁してほしい
 それに、犯人の動機がまったく理解できない。ごまかしのような説得よりも、罪もない若い女性の命を絶ったこと罪の大きさを知らしめてほしい

 ヒロインの妄想で真相を解明し、逮捕までしてしまうという独壇場でした。
 もう見ないかも…
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中田章道七段作 4桂詰

2011-01-21 18:35:15 | 詰将棋

 1月20日掲載(中日新聞系地方紙)、11手詰め。
 ヒント「4桂の詰め上がり」 5分で二段、10分で1級

 現在、「5分間チャレンジ」は3勝1敗(経緯は『中田章道七段作・15手詰(1月18日))です。
 以下はネタばれになりますが、「4桂の詰め上がり」というのは大きなヒントです。合駒が○○ということですね。あと、よく見ると玉は意外と狭いです。
コメント (4)
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