英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『JIN-仁-』 修正加筆あり

2011-06-30 20:40:00 | ドラマ・映画
 実は、第4話(恵姫のこぶの治療の話)からしか見ていません。前シリーズは最終回の2、3回前の1話しか見ていません。なので、レビューを書くのは、おこがましいのですが……

 面白かったです。1話1話見ごたえがあるのですが、面白いのであっという間に終わってしまうという感覚でした。
 南方仁、坂本竜馬、咲を中心に絡みあう人間模様。仁に感化され、また、仁も影響を受け成長していく。仁と咲はどうなるのか?竜馬暗殺を防げるのか?仁は何故、何のためにタイムスリップしたのか?歴史は変えられるのか?歴史の修正力は?
 竜馬が死に、最終回の見どころは、仁はどうなるのか?……咲くと結ばれるのか?それとも現代に帰れるのか?……さらに、タイムスリップにまつわる謎が解き明かされるのか?そして、キズを負い、緑膿菌に感染した咲を救うことができるのか?

 と、力説してしまいました。たぶん、この記事を読まれる方は、今更私が興奮してまくしたてなくても、状況は充分に承知しており、盛り上がりも最高潮だったのではないでしょうか?
 私をよく知る方は、私が記事に取り上げるのは、「ケチをつけるに違いない」と予想していることと思います。
 ……半分当たりです(笑)。いえ、半分ではなく四分の一当たりです。結末も満足していますし、大いに感動しました。
 じゃあ、四分の一のケチの部分は何なのか。タイムスリップに関する部分に、疑問と言うか、不満が残りました。あ、もちろん、ドラマとしては満足していています。以下は、SF的に不満な点を書いてみたくなったわけです。
 なので、以下はSF的に私が不満と感じたことに、興味がある方だけ、お読みください。それで、「それは違うよ」と、私の疑問を解消してくださるコメント、或いは、「そうだ。確かに変だ」と同意してくれるコメント、などくださるとうれしいです。が、「相変わらず、バカでしょーもないイチャモンを言っている」と笑ってくださってもかまいません。

【疑問・不満点】
①パラレルワールドを使って、事象の説明をつけた。
 パラレルワールドはタイムスリップで起こるパラドックスを解決するのに便利です。今回もパラレルワールドの存在を使って、事象の説明をつけていました。確か、仁もそのタイムパラドックスの説明を受けて、「もともと違う世界にタイムスリップしたのだから、何もしていなかった(歴史を変えていなかった)ことになるのでは」と理解?していました。
 確かに、これを使うと、多少の無理な展開をしても矛盾を起こさず話を収めることができます。
 しかし、このドラマの場合、「歴史の修正力」が肝(キモ)なのではなかったのでしょうか。パラレルワールドが無数に存在するのなら、仁の言うように「歴史を変えていなかったことになる」ので、何をしても良いことになります。
 自分の出生に関与する(彼女が生き続けると現代の仁が生まれなくなる)少女を助けようとして、存在が消えかかってしまったという話は面白かったのですが、仁が実際には別の世界にタイムスリップしたのなら、少女を助けることも有りになります。
 いろいろ歴史の修正力が働きましたが、それも無意味になってしまわないのでしょうか?
 そもそも、「脳腫瘍の手術を受けたのも仁、執刀したのも仁で、仁が二人いるのがおかしい」という法則から、パラレルワールド説を採用したのですが、仁がだぶって存在しても良いと思うのですが、どうなのでしょう?
 製作サイドは多少の歴史の改変と現代の未来(みき)の存在の改変をしたので、パラレルワールドを利用した方が収まりをつけやすいと考えたのかもしれませんが、唯一の世界の中で話を収めるべきだったと思います。パラレルワールドを利用したため、却って、矛盾点を感じました。

【修正加筆部分】
 仁はパラレルワールド説に一応納得していたが、それを確かめるために、文献を調べ、さらに橘家の会った場所に向かい、咲の手紙を読む。
 この手紙は、仁と咲が深い関わりがあったことを示していた。この深い関わり自体は、パラレルワールド説を否定する根拠にはならないが、歴史の修勢力が働き幕末時の仁の痕跡を消し去ったことを示しており、そのことが、唯一世界説、つまり、仁が出会った咲たちは、タイムスリップ以前の世界の直接の過去の人たちであることを示唆していたのではないだろうか。
 パラレルワールド説は偽の結論で、実際は同じ世界だった。歴史の修正力が働き仁の痕跡が消された。しかし、それにも負けない咲の思いが残り、仁も修正力に負けず、仁の行為が歴史に影響を及ぼしたと考えられる。【修正部分ここまで】


②ホスミシンの発見場所の矛盾
 咲の兄の恭太郎が、林の中でガラス瓶に入ったホスミシンを拾い、それを使って咲が回復したが、そのホスミシンは前シリーズで幕末にタイムスリップした仁が偶然持っていたものなのか、最終回で仁を突き飛ばした仁が落としたモノが時空を超えて届いたものだったのか?
 前者だとすると、発見場所がおかしい。小瓶が無事で、中身も変質していないとは考えにくい。後者だとすると、パラレルワールド説の場合、タイムスリップした仁も、ホスミシンも更に別のパラレルワールド(ドラマの説明ではではCの世界)に飛ばされたはずである。第一、無数のパラレルワールドで仁が決まった時にタイムスリップし、決まった過去に到着するという説明はかなり無理がある。やはり、唯一の世界という設定の方がしっくり説明がつくと思う。(唯一世界説を採ったとしても、発見場所がおかしい)

 とにかく、唯一世界説を採り、仁がタイムスリップしたのは「咲を助けるため」という結論(私の願望)に導きたい。

③中途半端な歴史の修正力
 仁の存在した痕跡が消え、仁とかかわった者たちの記憶も消える。それだけ強力な歴史の修正力だが、相当異質な存在の10円硬貨の存在を許し、咲が書いた手紙も消さないのは中途半端。仁と竜馬が一緒に撮った写真から仁の姿だけ消すのは、かなり強力だと思われるが。
 せめて、咲が仁を思い出すきっかけは、その時代に存在する「揚げ出し豆腐」のほうがよかったのではないだろうか?

④仁のナビゲーター役、謎の材料にされてしまった坂本竜馬
 すごく魅力的な竜馬だったが、死後、胎児様奇形腫として存在し、仁に咲を助ける案内役になってしまった。
 また、仁に「あん世界に戻るぜよ」という台詞を言わせ、謎を深める出しに使われてしまったのは、少々残念。

⑤竜馬の延命の意味
 仁の努力により、竜馬の死が多少遅らせることができたのには、何か意味があったのだろうか?


 いろいろ、イチャモンをつけましたが、非常に面白かったです。特に、竜馬が仁に感化され、芯から日本を救おうとした点、東修介が竜馬に斬りつけた真の理由、また、咲の兄、恭太郎の苦悩など、本当に素晴らしかったです。
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梅雨明け?

2011-06-29 15:21:04 | 気象
 暑いです。
 福井は今月21日から真夏日(最高気温が30℃以上)が続いていますが、今日は夏が来たかのような青い空とモクモク雲と日差しです。
 昨日までは、日照時間は1~2時間程度の曇りがちで、時折にわか雨も降る毎日。南の暖かい空気が流れ込み、それがフェーン現象と相まう蒸し暑い状況でした。
 勢力を増しつつあった太平洋高気圧が、今日更にパワーアップしたため真夏の陽気になったようです。気圧配置も、ここ数日は梅雨末期、今日は梅雨明け状態です。
 本州上は湿った空気が蔓延しているため、今日の日差しで各地で夕立が発生するかもしれません。
 天気の神様が、ひと月勘違いしたような天候ですが、来週に入ると太平洋高気圧も一旦衰え、梅雨空に戻るみたいです。
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歳時メモ ダントツ…ヒメジョオン

2011-06-25 18:51:13 | 歳時メモ
ヒメジョオンが依然、最盛期。個体数、分布域、共にダントツ。
タチアオイも最盛期。アジサイは咲いているが、まだつぼみのモノもかなり。
オオキンケイギクはそろそろ終わり、代わりにハルシャギクが咲き始める。
ヤナギハナガサも見かけられるようになった。
イモカタバミは、けっこうあちこちに生育している。
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名人戦第6局 その6 「香打ちの明暗」

2011-06-25 00:58:25 | 将棋

 森内九段が△8三香と詰めろをかけた局面。
 当初、この詰めろが受けにくく、「羽生名人、危うし」の声もささやかれていた。
 実際は、▲7八桂でまだまだ難解。また、▲9五桂という奇手も考えられていた。△9五同歩とさせておけば、後で9五に銀が打てない仕掛けだが、出入り桂1枚は後に響いてくる恐れもある。なので、▲7八桂は順当…などと考えていたが、その前の△8三香が問題だった。
 と言っても「羽生名人、危うし」の声が上がるくらいなので、△8三香が問題の一手だと、露ほども思わなかった。それが実戦が進むにつれて、「8三ではなく、8四から打つべきだったのでは?」という声が聞こえ出した。
 △8三香以下▲7八金△6九銀の詰めろに、それを逃れる▲7四金。この手自体は他の変化でも出てきたが、詰めろを受けながら金取りをかわす手なので、それなりの手ではあるが、いまひとつ敵陣に響きが小さいので、攻防の一着とまではいかなかった。しかし、この局面は8三に香があるので事情が違っている。
 8三の香は飛車が直下に控えているのでタダでは取られない。しかし、それでも△2二金に▲8三金(第10図)

と切り込む手が成立してしまった。△8三同飛に▲5六角が飛車金両取り!。急所の駒への両取り、これが入って、形勢は傾いた。以下、△7八銀不成▲同飛△9五桂▲9六玉△8二飛▲6七角△1二金に▲8八香で自陣の嫌みがなくなり、形勢がはっきりした。

 もし第9図の△8三香で8四から香を打っておけば、第10図の▲8三金はなかった。▲8四金と香を取る手が飛車当たりになっていないので手が抜ける。また、△8四同飛と相手をしても、▲5六角が両取りにならない。
 局後の検討では、8四から香を打っておけば、難解ながらも後手に分があったようである。

 駒を打つのは難しい。絶好の地点がある時は駒を打つ手がしなるが、どこに打っても将来マイナスになる可能性がある場合、非常に悩ましい。敵陣に飛車を打つ場合も、下手に打つと王手飛車取りなど両取りが掛かってしまう。
 香打ちは「香は下段から」という格言があるので、普通はそれに従えばよい(下段から打った方が香の利きが多いし、歩の連打で取られてしまう可能性も低い)。しかし、場合によっては、それが当てはまらないことがある。

 本譜と似た形、下段からの方が良いと、何も考えずに△8三香と打った。しかし、▲7一角と打たれ、あれ?と。2七香成としても根本の飛車が取られては攻めにならない。なので、飛車を逃げる羽目になるが、これでは打った香が全くの無駄駒。8四から香を打っておけば、▲7一角にも△8三角で何ともない。
 かと言って、飛車の上に香を打つ場合、いつも8四香の方がいいとも限らない、仮に7四に先手の銀があれば、△8四香だと8三に駒を打たれる余地があるし、8三に香を打てば、後手から8四に駒を打つ余地もある。
 対局者はこれらを総合的に判断して打つ位置を決めるのであるが、本局の場合、8三と8四でこれだけ大きな差が出るとは、さすがの森内九段も思わなかったであろう。
 第6局は、大激戦の末、羽生名人が勝利し、これで羽生名人から見て3連敗後3連勝。他の棋戦でも勝ちまくり8連勝中の羽生名人、逆に森内九段は名人戦の3連敗を含む5連敗中。勝負の流れは圧倒的に羽生名人だったが、森内九段がその流れを打ち破って、名人位に復位。おめでとうございます。
 羽生名人、羽生ファンは非常に残念。かなり痛い敗戦だが、今後も棋聖戦の防衛、王位戦挑戦、竜王挑戦本戦トーナメント、王座戦防衛、そしてA級順位戦と重要な勝負が続く。できればすべて勝って、さらに、棋王位、王将位も奪取して、2度目の七冠を達成して欲しい。

 ん?棋聖戦第2局って、今日(25日)じゃん。
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名人戦第6局 その5 「羽生名人の底力」

2011-06-23 18:52:42 | 将棋
 この記事を浮かれながら書いていることを願いましたが、叶わず、テンション落ちまくりです。

 片上六段に「はああああ…」を連発させた一着の▲6八銀打。
 通常、守りの補強は玉に近づけて打った方が、その利きが効率よく働く。それに相手に駒を打たれる余地を与えない。この一着の場合も7八でなく6八に打ったので、打った銀が8七に利かない。さらに6九にも利いていないので6九から角を打たれる筋が決め手となってしまう可能性もある。そして何より、7八にも空間があるので玉の腹から駒を打たれてしびれてしまう危険も大きい。
 6八から銀を打つ利点は7九、5七、5九に利いているという点。しかし、あまり急所に利いているとは思えない。7七に利いているので、△7七金▲7七同銀とする場合は7八に打っても6八に打っても同じであるので、結果的には同じになる可能性も大きいが、6八に銀を打つのはあまりにスカスカな気がして、非常に危うく感じる。
 では何故?……それは、この6八に銀を置いておけば(銀でなくても良い)、先手の攻めの急所となる▲2四桂が可能になるからである。後手から△7九角と王手桂取りに打たれる手をなくしているのだ。(△7七金には▲7七玉や▲7七同桂とする)
 あと、現在は6七に後手の金があるので逃げられないが、7八に玉の逃げる余地も作っている。
 直観的に相当危険な匂いがするが、そのリスクを見切った▲6八銀打であった。メリットの▲2四桂を可能にした攻防の一着、名人の底力、勝着と言って良いだろう。

 このあと阿久津七段と飯島七段の解説。飯島七段は腰が低く、要点を整理した分かりやすい説明をするので、有能な塾の講師や営業マンのようです。
 対する阿久津七段は才気にあふれている印象がある。大局観も優れていて指し手の方向が狂わないので、解説者としての信用も高い。(森下九段に声が良く似ていると思います)
 解説は▲6八銀打の利点を述べ、それに対して後手は△6八同金とすると▲6八同銀で、▲6八銀打の利点(▲2四桂と打つ筋が残る)がもろに出てしまい、よくない。
 なので、△7七金とこちらの銀を取るのではないかと。これに対し、▲7七同銀は▲7七銀と打つのと同じになるので、▲7七同玉だろうと。
 ただ、阿久津七段は▲7七同桂(参考4図)もあるのではと。

 これに対し飯島七段は、その手には△6九角と打たれ次の△9九銀からの詰みが受けにくいと(▲7八角なら△9九銀▲8七玉に△6四歩と金を取られ終わってしまう)
 このあとの、お二人のやり取りが面白かった。
阿久津「じゃあ(△6九角に)▲8五桂と(逃げ道を)広げたとしても、△6四歩と金を取られるのが大きい」
飯島「ええ△7八金からの詰めろになりますから」
阿久津「で、▲5九金(参考5図)と受けたりしたらどうなるんでしょうか?」

飯島「あっ、ここで▲5九金ですか…なるほどぉ……ほぉ~」
阿久津「ま、ここで、いきなり難しい変化を振ってみるんですけど」
飯島「ははは、……や…どうしよう………奥深い手ですね(困ったなあ)」
阿久津「ま、△7八金と王手して、一見、詰みの形に見えるんですが、▲8七玉と逃げて、(開き王手には)金で角を取れるし、現時点で6九の角と2三の金取りが残っているので」
飯島「これも当たっていて、あれも当たっていて…どうしましょうか?」
阿久津「△6九角と打たれた局面は自信はないんですけど、調べ出すといろいろ難しい変化がいろいろ出てくる…」
飯島「ということは、あれ?…先手がいけるという……」
阿久津「(参考図5図より△7八金▲8七玉)△9九銀(参考6図)とかで受けが難しそうな」(軽く銀を9九に置く)

飯島「(覗きこんで)す、凄いですね、瞬時に見えますね……必至でしたか、実は」
阿久津「▲6九金なら△8八銀成で詰ましてしまおうという手なんですが……いろいろ難解な変化がありますね。△9九銀には▲7九銀(参考7図)と引く手とか…」

飯島「あ、なるほど…」
阿久津「△8八銀成を防いでて、△7九同金ならそこで▲6九金と時間差で角を取ろうと」
飯島「手の見え方が違いますね、まったくもう…」(苦笑い)
 阿久津七段にやられっ放しの飯島七段でしたが、ふたりの実力に開きがあるわけでなく、瞬発力に差があるかもしれないが、総合力ではほぼ互角であろう。

 実際はいろいろ複雑な変化がありそうで、▲7七同桂よりは▲7七同玉のほうが良いような見解であった。(▲7七同玉△1三金▲6三金で先手が残していそうと)

 というような詳細な解説だったが、実戦は▲6八銀打(第8図・再掲載)

に、夕食(軽食)休憩後、△9九角▲8七玉△7七角成▲同銀△8三香(第9図)

 そんな攻め筋があったのか?
 実際に第9図の局面でのネット解説は
「△8六香▲同銀△同飛▲同玉△8二香以下の詰めろになっている。果たして寄っているのか。控室では「受けが難しい」と、棋士たちが顔色を変えている」
 しかも、当時はもっと大勢が決したというように(具体的表現は忘れました)書かれていたので、絶望感を抱きながらネット中継を見ていた記憶があります。
 しかし、実は、この△8三香が失着だった。
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しばらくは元気ないかも

2011-06-22 21:41:50 | 将棋
 負けてしまいました。
 3連敗から3連勝の逆襲が水の泡となってしまいましたが、0-4で敗れるのよりははるかにいいです。
 しかし、棋聖戦第1局の勝利、王位戦のリーグ最終局、同率再戦、挑戦者決定戦、竜王挑戦本戦トーナメント入りの一戦、すべての勝ち星を返上しても良いので、この一局の勝利は欲しかったです。
 昨期の竜王戦挑戦失敗、そして名人位失冠と非常に残念ですが、先に記した棋聖戦、王位戦のタイトル戦、それに竜王挑戦や王座防衛に目標を切り替えていただきたいです。
 私自身も、今後しばらく元気がないかもしれませんが、幸い羽生将棋を見る機会は今後も目白押しです。それで、表現は悪いですが、憂さ晴らし(と言っても私は他力で、偉そうなことは言えません)させて欲しいです。


 第7局は、ずっと苦しかったように思います。「苦しい」というのは、難解の中で正着を見つける苦しさと、悪い将棋を何とか凌ぐ苦しさと2種類ありますが、本局は後者です。
 特に2日目の午後角捨ての75手目▲4四角(ほぼノータイムの30秒)を食らってクラクラ(決まったかに見えたが、まだまだ難しかった)、踏みとどまるも81手目▲1六飛!後手の飛車を捕えようとする手で、後手の飛車と角のどちらかが助からなくなり、ついに93手目に飛車を取られてしまう。
 それでも、決め手を与えず踏みとどまる。しかし…▲4四角のハンマーパンチを食らって5時間弱後、刀折れ矢尽きるように投了……。

 現棋界の2大タイトルの保持者、その棋戦だけ強いのが納得のいかないところがあります。
 とにかく、巻き返しに期待します。
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名人戦第7局 第1日

2011-06-21 23:05:00 | 将棋
 いよいよ始まりました。3連敗後の3連勝、勝負の流れや現在の調子から見ると、羽生名人有利ですが、大一番にはそういったモノは関係ない気がします。

 振り駒はと金が3枚、≪後手かぁ≫。いや、先手で矢倉戦になっても、また森内ワールドで戦うことを考えると、後手も悪くはない。
 予想通り、横歩取り戦。この戦型は将棋の神様同士が指すと、先手が勝つような気がする。研究もかなり深いところまで進められており、先手が良くなる変化が多い。しかし、変化は多岐にわたるので、後手にも勝機がある。なにより、研究から離れ未知の局面に入ると、大局観と読みの深さ正確さの勝負となる。
 先手は新山崎流で一般的には先手良しと言われている変化に進む。過去には▲羽生-△深浦戦があり、先手の羽生名人が勝っている。敢えて、その変化に誘導するからには、羽生名人には成算があるのだろう。

 羽生名人が△6四歩と桂取りに歩を突いたところで、森内九段が手を封じた。1時間59分の大長考。
 勝ちを見極める長考だったのか、一応の成算を立てて封じ手を決定しておいて、その手を今晩掘り下げたかったのか?(有力な封じ手候補が2つあるので、封じた方が掘り下げやすくなる)それとも、迷いに迷った時間だったのか?
 さて、封じ手候補手は①▲8二歩、②▲5三桂左成、③▲8四歩。

 ①▲8二歩。この手が生じるので△6四歩は突きにくいと言われていた。それを敢えて突くというからには、羽生名人は対策が用意されているはず。
 BS中継解説や、ネット中継解説では、「▲8二歩△6五歩▲8一歩成に、△8四飛は▲8六歩△8一飛は▲3五桂が厳しく先手よし」と言われているが、▲8一歩成に△9五桂が勝負手。先手としては、指せそうな気がするが、対応が悩ましいのではないか。後手としては△8四飛の時、▲8五歩△同飛▲8六歩と連打の歩で先手を取られ、△8一飛に▲3五桂が心配。
 ▲8二歩△6五歩▲8一歩成に控室の研究は△3三桂とするのではないかと言われている。

 ②▲5三桂左成。毎日新聞副立会人・中田宏樹八段の説。
 以下△5三同銀▲同桂成△同角が2六の飛車当たりになるが、▲4五銀と強く攻め合う。以下△3五飛か△3二飛か△5六桂か。△5六桂は▲同歩なら△2六角▲3四銀△5七桂と斬り合う(この変化は先手勝ちと言われている)。
 私の予想は、△5三同銀▲同桂成△同角▲4五銀に△3二飛とかわし、▲3六飛に△同飛▲同銀△8二飛▲8六歩△9五桂▲7七金△6五桂▲7八金△8六飛。

 ③▲8四歩(これも中田八段が指摘)
 この手の狙いは、以下△6五歩に▲8三歩成としておけば△8四飛がなく、機を見て▲7二とを狙う。プロとしては選びにくい順らしいが、有力のように思える。

 BSの解説を見る限り、先手が良さそう。
 しかし、この変化に誘導した羽生名人を信じたい。

 いよいよ、明日決着。
 全国50万人の羽生ファン(数は適当です)、そして、全世界15人の英ファンのみなさま(数はけっこうシリアス)、羽生名人の勝利を祈ってください!
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名人戦第6局 その4 「一歩も引かぬ攻防」

2011-06-20 21:05:28 | 将棋
 いよいよ、明日から最終局です。「それまでに」と思ったのですが、終わりません…。


 第5図は、先手の羽生名人が歩を払いながら金を5六に出たところ。中央に厚みを加えつつ、飛車の活用も見た手ですが、ちょっと一息ついた感もあります。
 ネット中継によると、ここで△1九角成が有力と見られていて、「△1九角成以下、▲5三歩△同銀▲3三歩△同金寄▲同成香△同金▲3五歩△同歩▲3四歩が厳しい攻めなのだが、最後の▲3四歩が厳しいが、この▲3四歩で歩切となり難解」とありますが、森内九段は△9五桂。後手としても待望の反撃と言えますし、桂はもう一枚あるので、かなりの厳しさがあります。
 なので、先手としても▲9六歩(後手の攻めにプレッシャーを与えながら受ける。以下△8七桂打▲8八玉△9九角▲9七玉△7三桂▲7五歩△7九桂成▲同金△7五角▲7六銀打が一例、後手は角を渡すと自玉に詰みが生じるのが弱点)や▲9六銀(先手の攻めが細くなってしまう)と守りに手がいきそうですが、ぐいと▲6五金(第6図)。

 控室が予想もしなかった手ですが、直前の▲5六金を継承している。6四の角は先手にとっては脅威かつ、欲しい駒なので、指されてみれば納得。角を逃げてくれれば、そこで▲9六歩と突く方が良いという考え。
 しかし、森内九段も一歩も引かない△8七桂打。▲8七同金△同桂不成▲8八玉に△6七金(第7図)が強烈。

 当初の研究では、一旦△2二歩と2三を守る手が研究されていたが、それは先手が勝ちそう。△6七金は受けずに、厳しく攻めることで先手に攻めさせないという手。△9九角▲87玉△7七角成▲同桂△8六飛までの詰めろ。
 これに対し▲6四金が詰めろ逃れ(根本の角を外す)の詰めろ(▲3二成香以下)。ところが▲6四金には△2三金が更に詰めろ逃れの詰めろ(香が二枚になったので、△9九角▲87玉△7七角成▲同桂△8六飛▲同玉△8二香▲8五歩△9五銀▲8七玉△8六香まで)なので、▲2三同銀成とする余裕がない。
 なので、△2三金には当たりの金を逃げつつ詰めろを外す▲7四金があるが、これでは後手が勝ちそうというのが、△6七金(第7図)直前のBS中継の解説だった。
 お互い一歩も引かない手が続くが、この突っ張り合いは後手が勝ちそう。しかし、実戦も△6七金▲6四金△2三金と進む。
 この辺り、雲行きが怪しくなってきたBS中継の解説通り進む。私も弱いながら手を模索するが、光明が見えてこない。こんなことなら▲6五金では▲9六歩だったんじゃあ、強気過ぎだよ…なんて後悔モードに。
 中継の解説も▲7四金では良くなさそうなので、▲7八銀を調べている。片上大輔六段と阿部健治郎四段のお二人の解説はなかなか分かりやすかった。片上六段は状況整理と説明が上手く、阿部四段は冷静に手順を組み立てていく。
 ▲7八銀に△7七金▲同銀と進むと△6七銀と打っても7七に利かないので詰めろにならず、後手も手を戻すことになる。△2二金だと▲1四角で先手が良いが、△2二金ではなくその角打ちを消す△1三金が好手。ここでの先手の手を模索するが、なかなか浮かばない。
 と、解説が一段落したところで、羽生名人の手が動いて▲6八銀打(第8図)

「……はああああぁぁぁぁぁぁぁ…………ぎ、銀ですか…はああああぁぁぁこっちの方がいいんですか…………いや、まあ、当たらないかなとは思ったんですけど(笑)当たらないもんですね、しかし、はああぁ…こっちですか…………6八銀打ちで…こっちの方が得なんですか、はああああああ…」
 片上六段「はああああ…」を連発。
 私も、画面を見て、すぐに羽生名人が何を指したか、何を打ったかが把握できなかった。




 以下、次回に続きます。


 ここで、少し局面を戻して▲6五金(第6図)。

 参考までに局後の感想戦での変化手順を紹介しておきます。

ここで△1九角成は、以下▲9六歩△8七桂打▲8八玉△9九角▲9七玉△8五歩▲8八銀△3三金寄▲同成香△同銀▲9九銀△同桂成▲7一角が示された。後手にとって有力な変化だったようだ。「角逃げないといけなかったですかね」(森内
 
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ヒメジョオン2011

2011-06-20 10:54:02 | 歳時
 ヒメジョオンが最盛期です。野原、河原、道端、いろいろなところで咲いています。ハルジオン、フランスギク、オオキンケイギクもかなり繁殖していますが、やはり、その多さは他を圧しています。(この4種、時期は微妙にずれますが、発育の土壌や日照条件が似ているのでしょうか、ほぼ同じ場所に生育しています)
【6月4日撮影】

 いつもの空き地です。まだ、咲き初めで、白い花が浮き上がるように広がっています。

【6月16日撮影】

 白い部分が濃く厚くなっています。
 一輪一輪の花も可憐なのですが、白い花が絨毯のように浮かぶように群生している様子が好きなので、今回はそんな写真ばかりをご紹介します。正直言うと、似たり寄ったりですが、白い花が中空にあわ立つように浮かんでいる様が素敵なのですが、うまく捉え切れていないのが残念です。


 実は、この翌日、この空き地の管理者が草を刈ってしまいました(年3~4回刈ります)。「草を刈ってしまいました」という表現は、残念な意がこもっていて、管理者には申し訳ないです。あれだけ咲いていた花が刈られていくのを見ると悲しいです。いろいろな野草の植生が見られて面白いのですが、仕方ありません。また、2ヶ月すると、特に夏季はグングン育ちますが。

【6月16日撮影】

 写真上部に咲いているのは、ヒメジョオンです。
 でも、この写真の撮った意図は分かりませんよね。写真をクリックして大きい画面で見ても、よくわかりません。でも、下半分に3つほどピンクの小さい円形を見つけられるでしょうか?
 実はヒルガオなんです。テーマは「ヒルガオとヒメジョオン」(まんまのタイトル)なのですが、思いっきり失敗しています。人が捉える画(感覚)と機械のそれとの違いなんでしょうね。


【6月14日撮影】

 実は、デジタルカメラに残っていた映像をみて、最初、なぜ撮ったのか分かりませんでした。
 肉眼では薄く紫がかっていて綺麗だと感じたのを思い出しました。写真では白く見えますね。やはり肉眼とレンズの違いなのでしょうか。
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シャガ再び、ノアザミ 【6月4日撮影】

2011-06-19 16:02:04 | 歳時
 5月25日記事『シャガ(射干、著莪)とキンポウゲ(ウマノアシガタ)』の場所を再び通りました(6月4日)。
 シャガはまだ咲いていました。

 あまり日が当たらない所に、咲いているのですが、やや暗い緑色にシャガのまばゆい白さが際立っています。通常モードで撮っているのですが、シャガが輝いて見えます。



 今度は、やはりこの時ご紹介したキンポウゲが群生していた付近まで移動しました(約100m里寄り)。

 ノアザミです。芯の強さを感じさせる花ですね。
 前回と10日しか経っていませんが、群生していたキンポウゲはほとんど見かけられませんでした。
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