英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

箏と琴

2023-06-16 16:55:01 | 芸能
 最近まで、「箏」と「琴」の違いが判らず、単に《“琴”の古い書体(漢字)が“箏”なのかな」と思っていました。
 実は、違っていました(正確ではなかった)

 本来(元来?)箏と琴は別の楽器。大雑把に言うと「支柱があるかないか」(支柱…“柱(じ)”というそうです)。←「部外者が大雑把に言うな」と叱らないでくださいね
 それと、弦の数ですが、箏は基本的に13本、琴は7本のモノが多いようです。
 一般的に《箏を琴と認識され、「琴」と表記されている》のですが、、現代でも箏と琴の両者は存在しており、しっかり区別すべきだと思います。

 まず、なぜ、混同されている現状になっているのか?ですが、ここからは私の推論なので、間違っていたら、ご指摘ください。

国語辞典(旺文社)によると
箏(そう)
……桐の胴に13本の弦を張った和楽器。こと。
琴(こと)
……① 邦楽の弦楽器。空洞の桐の台の上に糸を並べて張り、これをひき鳴らす。現在は13弦。
  ② もと、琴・箏・琵琶などの弦楽器の総称


【私の推論】(というほどではない)
《国語辞典には「箏」に「こと」という読みがなかった》⇒柱(支柱)がある弦楽器の名称の音「こと」に「琴」の字を当てはめた。
 それが、「箏」=「琴」と認識されてしまった。
 「箏」は常用漢字ではないということから、公文書などでは「箏」ではなく「琴」で表記したのかもしれない。

 現在のPCやスマホでは「こと」⇒「箏」と変換できる(賢い)

ちなみに、
「Wikipedia」では
「箏」
……一般的に、「箏(こと)」と呼ばれ、「琴(きん)」の字を当てることもあるが、「箏」と「琴」は別の楽器である。最大の違いは、箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節するのに対し、琴は柱が無く、弦を押さえる場所で音程を決める。ただし、箏の柱(箏の駒)は「琴柱」とするのが一般的で(商品名も琴柱)、箏の台は琴台(きんだい)という。

「琴」(きん/こと)
……日本の伝統楽器。日本で「こと」と呼ばれる楽器は、(1)琴(きん)、(2)箏(そう)、(3)和琴 (わごん)、(4)一絃琴(須磨琴)、(5)二絃琴(八雲琴)がある。
 (1)琴(きん)と(2)箏(そう)は混同されることがあるが、両者の違いは、(1)琴は弦を押さえる場所で音程を決めるが(和琴は柱を使う)、(2)箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節することである。いずれも、指にはめた爪(ピック)または指(あるいは手の爪)で弦を弾いて音を出す。


【私の疑問】
・現在では「箏」は「ソウ」の他に、「コト」と読むことも一般的になっているようだが、いつから、「箏」を「コト」とも読むようになったのか?
・柱のある13弦の楽器の名を「箏」と言ったが、「箏」という字は当初「こと」とは読まなかったのではないだろうか?
 「ソウ」を「コト」と言うようになったのは“いつから”で、”なぜ”なのだろうか?

【答え】
「コト」というのは絃楽器の総称をあらわす大和言葉で、「箏(そう)の“こと”」「琴(きん)の“こと”」とか言っていたそうで、それが変じて「コト」と呼ぶようになった。


 実は、上記の疑問(箏の読み方)に関して調べてみたら、金子さやか氏のブログに答えがありました。上記の答えも、兼子氏のブログを基に書きました。
 その上、私の推論と同じ主旨が、金子氏のブログではもっと詳細に明確に書かれていて、「ありゃ」と思いましたが、一応、自力で考えたので、記事としてアップします。
コメント (4)
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謎の呪文

2023-05-10 15:09:38 | 芸能
 trf を初めてテレビで観た時、衝撃だった。
(ちなみに、1992年9月結成、trfとして1993年2月にデビュー。1996年にTRFに改称。この記事を書くに当たり、小文字か大文字かどっちだったか悩んだが、改称していたんだ)

 確か、何かの音楽番組で『BOY MEETS GIRL』と『survival dAnce 〜no no cry more〜』、2曲続けて聴いた。
 甘酸っぱい青春を思い出させるメロディ。YŪKI(現名称:YU-KI)の透明感があり硬質の高い声、ステージ全体に拡張するダンス。非常に個性的なDJ KOO。
 『BOY MEETS GIRL』で一瞬で魅せられ、『survival dAnce 〜no no cry more〜』の出だしで、《おお、この曲もいい!》と。
 (『survival dAnce』は出だしはすごく好きなのだが、サビの繰り返しが少し単調になるのは残念)
 後に聴いた『寒い夜だから…』『CRAZY GONNA CRAZY』『masquerade』も良い

 この当時、ダウンタウンの松本にDJ KOOは「どこの部族の酋長ですか?」とからかわれていた……(「酋長」には“未開の”という意味が含まれていて、厳密には侮蔑的な語と捉えられ、現在では「首長」、「部族長」が使用されているらしい)

 最近、ベストアルバムの『WORKS -THE BEST OF TRF-』(2枚組)を購入。
 『BOY MEETS GIRL』が好きなので、DISC2ばかり聴いている。『survival dAnce 〜no no cry more〜』と『寒い夜だから…』はDISC1に収録されている。2枚セットできるカーオーディオが欲しいなあ。(CDは時代遅れ?)
 知らない曲も収録されているが、『BRAVE STORY』は名曲、『BRAND NEW TOMORROW』も好みだ。
 CDで聴いてみて感じたが、ラップと言えばいいのだろうか、“応援的掛け声”?が非常に良い!

 ……で、表題の『謎の呪文』である。
 “TRF” “呪文”でピンとくる方も多いと思うが、そう、『BOY MEETS GIRL』の冒頭やサビに挿入されている呪文のような、あれ……
「おーいじーにょーつーりまーいなーーい しにょーつーぅ」

 何語? 何て言っているんだろう?……呪文?
 私と同じ疑問を持つ人が多いようで、知恵袋で何人も訊いていた。
 中でも言葉を忠実に?再現して尋ねていたのが
「昔から疑問に思っていましたが、trfのboy meets girlのイントロで女の人の声で「おーいじーにょーつーりまーいなーーい しにょーつーぅ」みたいなのありますよね?何て言ってるんですか?」(2013年)

 それらの質問の回答で、おそらく正解だろうと言われてるのが
《boy meets girl という音声を逆回転させて再生している》(ユーキの声)というモノ。


 そうだったのか!なるほど!
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失礼な宮根キャスター、ミヤネ屋

2022-02-07 15:05:46 | 芸能
 本日(2月7日)の3時過ぎ、『情報ライブ ミヤネ屋』で、前日(2月6日)陵侑選手が金メダルを獲得したジャンプ男子個人ノーマルヒル決勝について、船木和喜氏が解説をしていたが、その解説の最中、フィギュアスケートの羽生結弦選手が公式練習を始め、その中継映像が入ってきたなるや、船木氏の解説をぶっ切って、村上佳菜子氏と話を始めた。船木氏の言葉のセンテンス(文)の途中、まさに、ぶつ切りだった。
 公式練習の映像とともに村上氏と宮根キャスターの会話は3~4分。その間、船木氏は放置、置き去り状態だった。
 で、公式練習の中継が終わって、一言、船木氏に詫びたが、やや低音で抑揚のない全く形式的な語調だった。


失礼だなぁ~~!
 
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2021NHK紅白歌合戦

2021-12-31 23:13:29 | 芸能
やはり年末は忙しくて、記事が書けずにいました。
大晦日になってしまい、何か」書かねば……今年一年の感想などを書くのが常道だと思いますが、ちょうど、紅白歌合戦をしていたので、その感想を書くことにしました。(紅白をじっくり見るのは久しぶり)

・LISAの『明け星』はとても好きな歌なので、最初に聴けて嬉しかった。ちょっと力み過ぎのような気がした
・相変わらず、郷ひろみは若いなあ。『2億4千万の瞳』は盛り上がる。オープニングには絶好だ
・審査委員長?の三谷幸喜さんが、かまいたちの山内に見えた
・純烈の“純烈マジックコミュニケーション”て、手品をするのかと思ったら、マジックハンドで握手かぁ(笑)
 でも、観客や審査員と握手したマジックハンドを即座に消毒する図は失礼だなあ(次の人と握手するので、仕方がないんだけど)
 『君がそばにいるから』の「愛は♪」(愛は♪←コーラス)、「奇跡♪」(奇跡♪)の部分は『雨の西麻布』(とんねるず)を思い出した
・天童よしみと大阪桐蔭高校の吹奏楽は、意外とマッチしていた。吹奏楽の演奏に負けない天童さんは凄い
・KAT‐TUNが初出場だったのは意外
・まふまふの『命に嫌われている』は初めて聴いたが、心に響いた
・水森かおりの『いい日旅立ち』は良かった。
 ただ……演歌ぽくなっていたなぁ。水森さんは歌唱力があり、過去にカバーした『Gメン75』のエンディング曲の『面影』は出来だった。
 水森さんに限らず、山口百恵さんの曲を他の人が歌うと違和感を感じることが多い。
 それはなぜか?……思うに、多くの歌手は《百恵さんの曲を歌う》という行為をしていると思うが、百恵さんの場合、曲と一体化して、山口百恵の世界を押し出している。聴いている人は、彼女の描く世界に包まれている……そんな気がする。

・ドラゴンクエスト楽曲(すぎやまこういち)……良かった
・『鬼滅の刃』の『炎』も聴けて嬉しかった。煉獄さんのシーンでジーンとした(彼の死を思い出してしまった)
・『エヴァンゲリオン笑劇場』も面白かった。“カラフル”がテーマとは言え、高橋洋子さんの衣装は……
・三山ひろしさんの“けん玉世界記録挑戦”は面白いが、誰も歌を聴いていないのでは?
・『望郷じょんから』…やはり、細川たかしの歌声はいい。(登場シーンは、一瞬、出川哲郎かと思った)
・『夜桜お七』(坂本冬美)の最新映像技術との融合は素晴らしかった。見事だった。
・東京事変の紙吹雪は北島三郎をもしのぐ量だった。(後始末が大変)
・石川さゆり(『津軽海峡冬景色』)も紙吹雪だったが、バックの映像で色を付けた」(水墨画調だったが)
・MISIAの声量、音程(音域)、情感……随一の歌唱だった

歌い終わった後に司会者が「ありがとうございましたあ!」という声掛けは要らない(大泉さんに限らず)
声を掛けるのなら、声を張り上げずに普通に、曲の余韻が消えた跡にしてほしい




では、来年もよろしくお願いします。
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sumikaの『本音』と田所あずさの『ヤサシイセカイ』…… (サビが)似ている

2021-01-11 17:26:55 | 芸能
第99回全国高校サッカー選手権大会応援歌・sumikaの『本音』
『神たちに拾われた男』OP主題歌・田所あずさの『ヤサシイセカイ』


 両曲ともいい歌だが、サビの部分が非常に似ている。
 作為的な原因ではなく、“事故”のようなものなのだろう。



 それはともかく、白熱の決勝戦だった。すごい試合だった。
 青森山田は現チームで47戦全勝(練習試合を含む、公式戦は39戦全勝)、チーム力(ポテンシャル)では参加チームの中でトップ。しかも、一段上の力があった。
 もちろん、山梨学院も好チームで、素晴らしい内容で決勝に勝ち上がってきている。

 先制したのは山梨学院(前半11分)。
 しかし、後半12分、18分と立て続けにゴールネットを揺らされ逆転。
 このまま、あるいは、追加点を上げられて、青森山田が勝つかと思われたが、後半33分、一瞬のスキをついて得点を挙げ追いつく。
 その後は、互いに絶好機を逃すなどして延長戦に。
 延長戦も互いに譲らず、終了。
 青森山田は、得点した2点以外に、あと一歩で得点できそうなシーンが何度もあったが、ゴールキーパー熊倉のファインセーブなど山梨学院のチーム一丸となった守備に、ゴールを阻まれた。
 
 決着はPK戦となった。
 PK戦になれば、好GKを擁する山梨学院が有利に思えたが、青森山田のキーパーも好GK。とにかく、勝負はわからない。
 結局、熊倉が中学時代のチームメイトの安斎をファインセーブするなどした山梨学院が、4-2でPK戦を制し優勝。
 (安斎もこの試合で得点を上げるなど今大会5得点、青森山田を引っ張る好選手)

 レベルの高い内容の好ゲームで、両チームとも優勝させたかった。
コメント (4)
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論点のすり替え 【宮迫・田村亮 謝罪会見】

2019-07-22 19:18:16 | 芸能
 参議院選挙の結果は、私にとっては最悪ではなかったが、訳の分からない政党が1議席を獲得したおかげで、気分は最悪である。
 彼(党首)の政見放送を聞いたが、胸がムカムカしてしまった(自分勝手な論理で業務妨害や名誉棄損になるような言葉を並べ立てていた)。
 そんな彼が国会議員になり、多額の税金が浪費されると思う無念で仕方がない。彼の主張を認め、票を投じた国民が多数いたことに、落胆してしまった。

 さて、そんな暗い気持ちでテレビを付けたら、選挙結果ではなく「宮迫・田村亮 謝罪会見」についてのレポートや論議がなされていた。たまたまチャンネルが日本テレビで、同時刻、選挙について論じていた局の方が多かったようだ(一応、他局を一通りチェックはしたが、詳細にチェックする気力はなかったので、放送に費やした2つの話題の割合は把握していません)。
 私自身、吉本興業の芸人さんたちの闇営業(“裏営業”の方が妥当な表現だと思う)と反社会的集団からのギャラの受け取り問題については、ほとんど興味はなかったが、一応、テレビをつけていると情報が入ってきてしまう。
 土曜日の会見も30分ほどに集約されたものをワイドショーで観てしまった。

 2時間半の記者会見の全容を見ていないので、間違った解釈をしているかもしれないが……ご容赦ください。
 中途半端な情報で曖昧な記事を書くのは良くないというお叱りは甘受します。しかし、今朝のワイドショーが、土曜日の会見で感じた≪論点のすり替え≫にうまく乗せられてしまっていたので、つい記事を書き始めてしまいました。現在午後5時半、今日の午後に吉本興業の社長の記者会見が行われ、宮迫・田村亮の処分撤回と、これまでの経緯と反省の言葉が述べられたようだが、詳しく把握していませんし、本記事ではそれについては語りませんので、それもご容赦ください。


(土曜日の会見について論理立てて述べる気力がないので、疑問点を箇条書きにします)
①宮迫氏は百万円をどのような経緯で受け取ったのかが曖昧
 5年前のことなのである程度記憶があいまいなのは仕方がないが、百万円もの大金なので、もう少し具体的な説明があっても良い。
 “お車代”とか“忘年会の費用にあてた”とかで曖昧に済まそうとしている。
 私が知りたかったのは、
「受け取った記憶があるのか?」
「受け取った記憶がなくても、受け取った事実を示す証拠や証言があるのか?」(“宮迫氏が忘年会費用を払って、そのお釣りを受け取った”という田村亮氏から指摘を受けたらしい)
「百万円という金額について、大金だとは思わなかったのか?」(闇営業で日常茶飯事状態だった?)
「出演したイベントの雰囲気はどうだったのか?反社会的集団だとは思わなかったか?」(土曜の会見で言及があったかもしれません)
「問題が発覚した時、“知らぬふり”でやり過ごそうという(積極的)意思があったのか?」



②「引退してでも“謝罪会見”を行いたい」という会社への要望したが、その気持ちは嘘なのか?
 会社側との話し合いやその後のやり取りで、宮迫氏は≪引退はせずに謝罪会見を開かせてもらえる≫という感触を得たようだが、両者の意向の行き違いがあった。
 その経緯を説明する中で、徐々に会社側のパワハラ告発会見の様相になっていった



 確かに、今回の件に対する吉本興業の対応は拙く、また、宮迫・田村亮らとの話し合いの中で、パワハラ(パワハラまがい)があったかもしれない。
 しかし、パワハラまがいのことは世の中に氾濫している(ないに越したことはない)。
 実際、自殺まで追いやられてしまう例も多く、パワハラ撲滅の思想は支持したい。しかし、パワハラではないのに“パワハラだ”と訴える若い人も多いようだ。新人歓迎会に誘うと「それは強制ですか?」と問われたり、業務中の普通の指示やアドバイスでも“パワハラ”と思われてしまうことが多いというボヤキもよく聞く。

 何が言いたいかというと……
 例えば激安商品があったとして、その激安価格に至るには、社員の努力や仕入れ先への強力な協力要請があるはずだ。しかし、通常、そんなことを想像して商品を購入しないし、そんな内情も知りたいという人は少ないであろう。

 芸能界(ワイドショー関係者)にとっては、吉元興業の社長と芸人のパワハラ問題に関心が高いのかもしれないが、私は①の疑問の周辺が知りたい。ついでに、②引退してでも謝罪会見の覚悟の真偽も訊きたい。

(午後6時を過ぎても吉本興業社長の記者会見は続いているようです)

 この件に関して、私のリサーチ不足です。その状態のまま記事アップしてしまったことをご容赦ください。(まあ、どの記事でもそうかもしれませんね)
 

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『又吉直樹のヘウレーカ!』 「僕等はなぜ“絵”を描くのか?」 (~チンパンジーは絵を描くか?~)

2019-03-14 21:01:54 | 芸能
番組の最初から観ていたわけではなく、録画したドラマを見終えて、再生を停止した時に偶然放送されていたのがこの番組(こういうパターンで、この『ヘウレーカ』を視聴しています)。

実は、このレビュー記事を書いている動機は、もちろん、内容が面白かったからなのですが、再放送が今夜日付が変わった午前0:30(NHK Eテレ)からあるので、視聴をお薦めしたいからなのです。特に、絵を描く趣味がある人にお薦めです。

内容を書いてしまうと、番組の面白さが減少してしまうので、多くを語りませんが……
≪“想像する”能力は人間特有のモノ≫
≪絵を描くには、“あるモノ”が大きく関わっている≫
≪“あるモノ”は表現の上で大いに役に立つが、それによって損なわれるモノもある≫

といった内容です。

もしかしたら、絵を描いている方は、≪そんなことは充分承知している≫かもしれません。
 
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メダリスト オン アイス ~非常に残念なフジテレビの演出~

2017-12-27 21:08:51 | 芸能
胸が締め付けられるような熾烈な競い合いの“全日本フィギュア”だったが、そのエキシビションの“メダリスト オン アイス”でのフジテレビの演出は、その感動をぶち壊すようなものだった。

 “メダリスト オン アイス”の直後の『民衆の敵』の出演者の篠原涼子さん、田中圭さん、鳥越壮真くんらをゲストに呼び、何度も番宣をさせていた。ラストもドラマへのカウントダウンで終わり、エキシビションの余韻も何もないという終わり方だった。
 それに、本田望結さんに会場進行などを担わせたのも、≪なんだかなぁ~≫という感じだった。
 本田真凜選手の妹さんで、タレント(女優)で、自身もフィギュアスケーターで、うってつけの人選と考えたのかもしれないが、五輪出場の夢破れた姉の真凜さんのことを思うと、望結さんもつらいだろうし、選手たちも真凜選手のことが頭に浮かんでしまう。
 また、進行の一部を担わせるのは、まだ“荷が重い”ように感じた。

 その他いろいろ余分な演出があり、実際に演技したらしい三原舞依選手の演技は紹介されなかった(他に同様な扱いを受けた選手がいたかは不明)。録画したのをつい先ほど観終えたが、非常に残念な思いでいっぱいだ。BSフジでもオンエアされたようだが、同じ内容だったのだろうか?もし、BSの方はオーソドックスな演出構成だったとしたら、(地上波を録画したのは)大失敗だったなあ……
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『プレバト!!』、夏井いつき先生に物申す!

2017-11-19 15:08:53 | 芸能
(9月7日に放送されていたらしいです。今更と思われるかもしれませんが、田舎なの今頃放映されます)

 息子が観ているのでたまに観るが、楽しく見ている息子の脇で、なんやかんやと“いちゃもん”をつけまくっている。
 そのいちゃもんをつけることが多いのが、俳句の夏井いつき先生に対して。

 芸能人が読んだ俳句を遠慮なく一刀両断に切る様は、痛快なのかもしれないが、夏井先生の感性だけでそこまで断言、評定していいのだろうか?
 今までも、番組を観るたび、ブログに書こうとしたが、私は素人なので、まったく的外れなことを思っている可能性も大きい。なので、沈黙していた(根性なし)。
 もちろん、≪なるほど!≫と感心することも多い。

 今回、目にしたのは、ベテラン女優の松原智恵子さんの句。

「落日に 人生の秋 重ねみる」
 ……夕日と人生の後期にいる自分とを重ねて観てしまうが、この綺麗に輝く夕日のように自分も輝いて終わりたい……という心情を詠んだ句である。

夏井先生の評定
・夕日を見ることで自分の人生を顧みるのは凡人的発想。
・「人生の秋」と表現すると、「秋」は人生の後半という比喩としての使われ方なので、季語の鮮度は落ちる。


①この季語の鮮度低下を修正するには、語順を変える。「秋」と「人生」を離せば、「秋」は純然たる季語になる
②俳句を詠むこと自体、「重ねみる」行為なので、その当然のことに5文字を使ってしまうのは勿体ない

 「季語としての鮮度」のこと、さらに①②の改良点や指摘は、なるほどと思った。
 しかし

【添削の結果】
「秋の落日に 静かな 余生いま」
 これだと……沈みゆく夕日に静かな(何の起伏もない)残りの人生が重なって観えてしまう……

これは酷い!
まったく別の句になってしまっている!


1.松原さんは「落日」と表現してはいたが、彼女の説明では「綺麗な夕日」を観て詠んだと言っていたのに、「落日」の終焉のイメージを強調
2.「綺麗に輝いて終わりたい」と願いを込めたのに、「静かな余生」に差し替え


 自分を謙遜して「余生」と表現することは多いが、人に対して「余生」と言うのは「あなたは年寄りです」と言っているに等しい!さらに「静かな」を加えているので、「静かに暮らしなさい」と。
 季節や自然美や感情を表現する技能はあっても、人を思いやる気持ちが乏しいようだ。



 あと、いつも気になるのは
五・七・五の「韻律」の無視が多いこと。
確かに、韻律に拘り過ぎるのは良くないし、韻律に囚われず表現を重視する考え方もあるが、あまりにも無視が多い。
コメント (2)
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新・情報7daysニュースキャスター(TBS)での あやふやな解説

2017-07-09 09:16:59 | 芸能
 昨夜(7月8日)の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS)をたまたま見ていたら、将棋が語源の一般用語について、北野たけし氏が解説をしていた。
◆「必死」……将棋用語としては「必至」が正しいとされている
 まず、「詰めろ」を次に玉を詰ます手であると説明した後、「必死」はどう対策を取っても詰みが逃れられない、「必ずそうなってしまう」状態と説明していた。
 「ひっし」の説明としては、ほぼ的確であったが、「必死」ではなく「必至」が正しいはず。
 子どもの頃に読んだ将棋の入門書には「“必至”(“必死”とも書く)」と記述されていた。

 で、この記事を書くに当たって、国語辞典(旺文社)を引いてみた。
「必至」……必ずそうなり、避けることのできないこと。必然。
 思っていた通りの意味だが、「将棋用語」という記述はなかった。
 そこで、念のため「必死」を引いてみた。
「必死」……
①必ず死ぬこと。
②死を覚悟して行うこと。死にものぐるい。決死。「――の努力をする」
③将棋で、次の手で必ず詰めになるような形。「――をかける」

 え~!こっち?(辞典が“1985年重版”となっていて、現状には則していないことも生じてきているのだろう……きっと)

◆「結局」
 将棋の終局が語源という主旨の説明をしていたが、その際、「将棋を打ち終える」という表現をしていた。
 しかし、正しくは「将棋を指し終える」である。

 ちなみに、辞典では
1.[名詞]終わり。最後。
2.(副詞)つまり。終わりに。
【語源】囲碁を打ち終えることから出た語

となっている。

 北野氏は用意されていた説明ボードを見ながら解説しており、あやふやな説明が北野氏に起因したものなのか、説明ボードを用意したスタッフが原因なのかは不明。
 この件について、TBSに問い合わせのメールを送ったが、おそらく返事はないであろう。


 
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