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英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

大外れの気象予報……台風12号(2025年8月)

2025-08-21 21:36:59 | 気象
 鬼の首を取ったかのように騒いでいるような気もするし、台風上陸に伴う水害、土砂災害に遭っている方々のことを思うと、予報がどうのこうのいうべきではないと思う。
 でも、あまりにも外れ方がひどい……《騒ぐことで、今後にそれを今後に活かす》などと、あらかじめ予防線を張っておきます。


 8月17日午後に沖縄の南方に熱帯低気圧が発生。
 当初、「台風にはなるが、その後はあまり発達せず、長崎県の五島列島付近で弱まって熱帯低気圧、さらに消滅する」と見られていた。


 その後、「あまり発達はせず、台風になることはない(熱帯低気圧のまま)」と変更。
 しかし、当初の予想以上に熱帯低気圧は北上せず、鹿児島の西方の海上に停滞。
 そうこうしているうちに、昨日あたりから、熱帯低気圧の雨雲が増え始め、徐々に渦を巻き始め、《なんだか台風みたいになってきたなあ》と。

 そして、昨夜か今朝になって……

 「台風が鹿児島に上陸するおそれ(見込み)」に。

 

 気象庁(予報官)曰く、「九州付近の海水温が高く、発達した」と。
 海水温が高いのは、気象庁は把握していたはず。
 熱帯低気圧の発達具合も進路予想も大きく外れた。

 AIを活用するのは良いが、それにすべてを任せているのだろうか……

 世間的には
「急に台風になって上陸」
 データ的にも
「台風になってから、上陸までの時間が非常に短い」
とか言われているが、その予兆は十二分にあったのである。


 気象予報の信頼性を低下させてしまう今回の一件だった。
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考えの方向がおかしい! 気象予報士

2025-07-15 19:20:11 | 気象
タイトルは「考えの方向がおかしい」という遠慮した表現にしたが、《頭おかしいんじゃないだろうか?》と昨日の『ニュースザウルス福井』の気象解説を見ていて思った。

 まず、昨日夕方時点の週間予報(気温は予想最高気温、予想最低気温)
15日(火)   36℃ 26℃ 曇り時々雨
16日(水)   35℃ 28℃ 曇り時々晴れ
17日(木)   34℃ 28℃ 曇り
18日(金)   35℃ 28℃ 曇り時々晴れ
19日(土)   36℃ 26℃ 晴れ時々曇り
20日(日)   37℃ 26℃ 晴れ時々曇り
15日(火)   37℃ 26℃ 晴れ時々曇り

 この週間予報を見ながら、次の言葉。(キャスターが時々合いの手を入れていますが、ほとんど、気象予報士が解説しており、それをつなげて記します)
「16日(水)から17日(木)湿った空気が流れ込みやすい。なので、雲が多い天気になりそう。
 18日(金)も曇りとなっているんですけれども、この辺りから太平洋高気圧が勢力を強めてくるんです。
 ということで、19日(土)以降は、晴れる見込みなんです。

 梅雨明け予報を、一度、大外ししているんですけれど、この辺り(18~19日)は怪しい感じがしますよね
 (週間予報の天気と気温を指示棒で示しながら)晴れて、そして暑くなる……ということで、北陸全体の予報を見てみましょう(週間予報図は省略します)。
 17日(木)まで雲の多い天気なんですけれども、18日(金)以降、晴れる所が多いですよね。

 太平洋高気圧の周期は10日ぐらいなんです。19日(土)から10日間ぐらい勢力が強くて、晴れの天気が続きそうなんです。
 ということで、梅雨明け濃厚。早くて18日(金)、遅くても19日(土)には梅雨明けの発表があるんではないかと見ています。
 乞うご期待!楽しみにしていてください。
 熱中症には注意してください」


 かなり以前に、名気象予報士の高田氏がいらっしゃったが、この方、《冬は西高東低の気圧配置であるべきだ》という気持ちが解説の端々に感じられた。
 今回は、少し趣は違うが、《北陸地方も他地域と同じようにもっと早く梅雨が開けているべきだった》とか《以前、かなり自信をもって梅雨明け予想をしたのに、未だに北陸は梅雨が明けていない》(関東甲信、東北もまだ)という焦りがあるのかもしれない。
 そもそも、私は“梅雨入り”、“梅雨明け”を発表することに意味(意義)を感じていない。
 実際、梅雨明けした他地域と同様に暑い日が続いている。九州から近畿の梅雨明けは6月27日、東海は7月4日だったが、福井市の6月27日以降の昨日までの総降水量は7.5ミリ。1ミリ以上の降水があったのは2日間。
 さらに、最高気温は……(各地域の梅雨明け前から暑かったので、6/16以降のデータを記します)
6/16 17  18  19  20  21 22  23  24  25  26  27 28  29  30 
34.5 32.7 34.5 30.8 34.4 34.0 33.6 28.3 29.3 32.7 29.9 26.7 28.9 33.1 35.5

7/1  2  3   4  5   6  7  8   9  10  11  12 13  14  15
35.2 34.0 35.4 35.1 31.0 31.8 32.9 32.9 35.3 33.6 33.0 31.7 36.4 35.5 33.5

 福井市の最高気温の平年値は6月中旬で26℃ぐらいで、徐々に上がって6月末で28℃、7月15日で30℃くらいになる。
 今年はほぼ毎日真夏日(30℃以上)で、33℃以上に火はザラにあり、猛暑日も7日も記録している。平年値と比べると4~8℃くらい高い日がほとんどである。
 33℃以上の日が盛夏の気温だとすると、6月中旬からずっと盛夏だった。

 要するに、今更、梅雨明けもないのである!
 しかも、この一か月の暑さにウンザリしているのに、35℃以上の日が続く週間予報を見ながら、
「梅雨明けを、乞うご期待!楽しみにしてください」もクソもないのである。


 《頭おかしいんじゃないだろうか?》
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夏至に関する思い出など

2025-06-21 10:14:41 | 気象
本日(6月21日)は夏至。

【ここからしばらくは蘊蓄が続くので、読み飛ばしてください。書きたいことは、もっと後です】
夏至……二十四気の一つ。太陽が最も北に寄り、北半球では昼が一番長い日。六月二十二日ごろ。(旺文社「国語辞典」より、今だと“二十四節季”と言うことの方が多い)

図は『中学受験ナビ』(株式会社マイナビ)
 「最も北に寄る」というのは、太陽が最も北寄りの軌道をたどるということ。(図の赤の軌道)
 日の出から日の入りまでの軌道が最も長い(地上から沈んでいる軌道が最も短くなる)。つまり、昼が長い。
 さらに、北寄りの軌道ということは、最も太陽の角度が高くなる。

 つまり、太陽光線が垂直に近い(日差しが強い)ので、地面が受けるエネルギーも大きい。
 太陽光を受ける時間が長いので、受けるエネルギーも大きくなる。

 で、疑問に思ったのは、《じゃあ、なぜ、夏至の頃が一番暑くならないのか?》

 確か、教科書や先生の説明では……分かりやすくするため、一日の気温変化に置き換えていた。
 日が昇ってから、地面は太陽エネルギーを受け始め、太陽が高くなるにつれエネルギーも増えていく。
 受けるエネルギーは、正午を頂点とする山の曲線になる。
 それとは別に、地面は空気中に熱を放出している。放出熱はほぼ一定(実際は雲の有無によって違うが、晴れが続いたと仮定して、放出熱は一定)
 日の出直後は、日光を浴びても角度が低いのでエネルギー量は少ない(もう一つの要素として、地平線近くの時は、太陽光線が空気の層を通る距離が長いので、地面が受けるエネルギーも少ない)
 なので、日の出後もしばらくは、「太陽熱<地面の放出熱」と言う状態になり、気温はしばらく下がる。
 その後、太陽からの熱エネルギー量が地面の放出熱を上回り、気温は上昇する。
 正午までは太陽高度が高くなるので、受ける太陽エネルギーは増える。一方、地面放出熱は一定なので、気温の上がり方も大きくなる。
 正午が受けるエネルギー量は最大で、その後は減少するが、暫くは、「太陽熱>地面の放出熱」状態なので、気温は上がる。
 この不等式が逆転するのは、午後2時過ぎで、気温は午後2時ごろをピークに下がり始める。

 この1日の気温変化と同様なことが、1年周期でも起こる……という説明だったと思う。
 太陽エネルギーの総量として、北半球は3月ぐらいから増えていくので、平均気温は少しずつ夏に向かって高くなっていく。

 実際は、太陽エネルギーだけでなく、気流の流れ(暖気の流入)、海流、などにも影響を受ける。
 実際、最近の1か月早い猛暑状況は、暖気の流入(北上)の影響が大きい。【蘊蓄 終】

 そう言えば、以前、6月辺りから滅茶苦茶暑くて、盛夏の頃には、夜になっても地面の火照りが治まらず、連日、夜の9時過ぎでも30℃あったこともあったなあ(夜回りが、無茶苦茶暑かった)

 で、ここからが本題(“本題”というほどの事は語りませんが)。
 小学1、2年生の頃は、情報源の多くはテレビだった。新聞は4コマ漫画とテレビ番組欄、あとはスポーツ面ぐらい。本はほとんど読まず、教科書くらい。
 テレビだと当然、映像と音。言葉は聴こえる音(おん、おと)…漢字ではなく、ひらがなやカタカナということになる。(ある程度、漢字を知ると、漢字で聴こえてくるのかも)
 ニュースを観ていると、時候的なことも時々聞こえてくる。24節季とか祝日の名称とか…「今日は“とうじ”です」「”げし”です」「“しゅうぶん”の日の今日は…」

 ”しゅうぶんの日”は祝日なので知っていたが、“とうじ”?”げし”?…《何だ?それ?》となる。
 祝日として休みなのは知っていたが、“シュンブン(春分)”、“シュウブン(秋分)”の区別は付けず、「しゅうぶんの日」と思っていたし、「新聞の日」だと思っていた時もあった。

 で、今日は「夏至」。これは“ゲシ”と読む(呼ぶ)が、なぜ、「ゲ」と発音するのか?
 「夏季休暇」だったら「かき」と読む。
 「夏」を「げ」と読むのは、私は夏至しか知らな…あ、「半夏生(はんげしょう)」があった。
 調べてみたら、他には、「解夏(げげ)」、それと「夏安居(げあんご)」関連の仏教用語。夏安吾とは「僧が、夏 (げ) の期間、外出せずに一所にこもって修行をすること。夏籠もり。夏行 (げぎょう)」

 「夏」を「げ」と読むのは“呉音”。
 “呉音”……「日本漢字音の一種。六朝(りくちょう)時代の中国の呉の地方の音が伝わり、仏教語に多く用いる」
 六朝時代は、中国の歴史において、後漢の滅亡から隋の統一までの約370年間(222年~589年)を言うらしい。
 呉音に対して”漢音”があり、「隋・唐以後、宋以前に長安地方で使われた音にもとづき、遣唐使・留学生などによってわが国に持ち込まれた」とされているとのこと。

 で、今日は夏至……二度目(笑)
 今朝6時の時点で25℃以上あり、日差しはあり、南風……今日は特に熱くなりそうだ(10時前で31℃を超えている)
 ……そう言えば、「“呉服”と“着物”はどう違うんだ?」
 暑さにウンザリする気分の中。あれこれ考える気にならないが……
 大雑把に言うと同義語。
 本来は、中国(呉)から伝わった織物の総称で、伝わった当時は貧富の差がなく使用されたが、裕福者たちは肌触りや見栄えの良い“絹織物”を着用するようになったという。
 その意味からいうと、「呉服」は高級な着物と言えるかもしれない……
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春も秋に続いて、梅雨もなくなった昨今……

2025-06-16 17:06:26 | 気象
ついこの前、「梅雨入りした」と聞いたと思ったが、「梅雨明けしたの?」と気象庁に尋ねたくなる今日の現状。
……暑い!
しかも、この暑さは当分続くようだ。


……6月10日(火)、気象庁は関東甲信地方と北陸地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表。
関東地方は平年より3日遅く、北陸地方は1日早い、昨年よりは関東地方では11日、北陸地方で12日早い梅雨入り。

 九州、四国、中国、東海などは、一足早く梅雨入りしていた。
 最近は梅雨入り“宣言”ではなく、“梅雨入りしたとみられる”と訂正することを見込んで、遠慮がちに発表している。
 北陸に関しては、10日に梅雨入りが発表されるかは微妙で、「当日の雨の降り方によって発表があるかもしれない」と斎藤気象予報士が解説していた。
 福井市の10日の降水量は24.5mm。未明からずっと降り続けたので、“梅雨入り”発表は仕方がないかなと思ったが、発表するのは新潟気象台で、新潟は2mmだった。よく発表したなあと思った。
 例年、梅雨明けに関しては、梅雨前線が新潟を超えるほど北上しないので、福井は梅雨のままが多いのだが……
 梅雨入り後の福井市は、11日11mm、12日13日は晴れ、14日18.5mm、15日21mm。このデータだけ見ると“梅雨入り”は妥当だったという気もする。(新潟市は14日52.5mm、15日11mmだったので、まずまず?)

 しかし、10日頃当たりの2週間気温予報では、「16日から32~33℃の日が続く」予報がされていた。
 最初の頃は、高温予想の期間も雨マークが出ていたが、少し前から晴れマークが出現。しかも、気温予報が35~36℃が続くところが続出。

 現状の週間予報、2週間予報を見る限り、「7月20頃辺りに梅雨明けして、猛暑が続く」という状況と同じである。
 梅雨入りに関しては、大雨のところも多かったので、“梅雨入り”発表は間違いではないとも考えられる。
 しかし、今後、猛暑日(ほぼ猛暑日)が当分続くという状況は、“梅雨入り”、“梅雨明け”云々は置いておいて、夏だよね。

 《春と秋が非常に短い》というのが昨今の状況だが、梅雨までなくなった!……梅雨入りしたと思ったら、梅雨明け?
 暖房、冷房費がかさみ、厳しい我が家の家計。この暑さ……身体にも、財布にも良くない……

   ……ガザ地区、ウクライナ侵攻、イスラエル・イランの戦争状況などを思うと、暑さを嘆く程度で済むことを感謝しなければならないかも


【今日の福井】
 朝は涼しかったが、7時半ごろから、蒸し蒸しする空気が福井に侵入。さらに、予報より早めに晴れ始め、気温がぐんぐん上昇!

 福井市の最高気温は34.5℃(予想最高気温は32℃)。
 西条市(愛媛)36.5℃、綾川町(香川)、美馬市(徳島)徳島市(徳島)で36.2℃、熊野市(三重)36.1℃、延岡市(宮崎)36.0℃と36℃以上を記録。
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3月の雪(2025年3月19日)

2025-03-20 10:07:25 | 気象
「3月半ばを過ぎたというのに 」(2025年3月17日記事)
「寒気の濃淡があるようで、一時的に雲の発達に反映されるようです」(2025年3月17日記事その2)
「大暴れ低気圧?」(2025年3月18日)
の続きです。
 前記事で“大暴れ低気圧?”と称しましたが、その低気圧は拡散し消滅しました。でも、寒気は消滅したわけでなく、列島を覆い、各地で降雪があったようです


 一昨日(3月18日)は、低気圧の狭間の高圧帯になり晴れて、南風で暖かかったです。で夜10時辺りから寒気が到達したようです。
 夜間は1~2℃前後で推移し、夜明けごろから3℃ぐらいまで上昇したのですが、8時30分頃には0.8℃まで急降下。寒気が雪雲を引き連れたのか、雪もけっこう降りました。


 都心でも同様な景色になったようで、画像のインパクトは少ないですね。

 アメダスデータでは降雪1cm、積雪1cmとなっていますが、実際は総降雪5cmぐらいあったように思います。(降っても積もらない性質の雪と、地面も前日温められていたのか、瞬間的に積雪3cmぐらいになったぐらいでした)
 お昼ごろには雨に変わり、日中は気温も5~6℃台まで上がりましたが、寒かったです(昨日の最高気温は6.7℃…平年の2月5日相当)


 3月の雪はあまりないのですが、「非常に珍しい」というほどではありません
 ただし、中旬以降の雪、しかも、積雪はかなり珍しい</span>と思います。

 3月、4月の雪については、過去に書いたものがあります。
―――以下引用―――
「【歳時メモ】 4月の雪」(2019年4月2日記事)

 頼みもしないのに、真冬並みの寒気が到来し、滞在。
 特に、昨日今日は寒く、昨日の最高気温は7.3℃(2月中旬並)、今日の午前中は雪が降るという真冬の様相です。

 福井の平野部の雪はかなり稀で、10年に一度ぐらいの頻度でしょうか。(福井市では、4月の降雪は18年ぶりだそうです)
 ちなみに、3月上旬の降雪は珍しくなく(積雪は珍しい)、3月下旬の降雪もたまにあります。

【当ブログの「春の雪」関連の記事】
2019年4月2日記事「【歳時メモ】 4月の雪」
2011年3月17日記事「3月の雪」 この年の3月は8日(8度)も降雪があったようです
2010年3月20日記事「春の雪」
2010年3月10日記事「3月の雪」 この記事に春の雪のデータ(2010年以前)がまとめてあります
2009年3月26日記事「春の雪」
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大暴れ低気圧?(2025年3月18日) 【追記あり】

2025-03-18 20:08:33 | 気象
「3月半ばを過ぎたというのに 」(2025年3月17日記事)
「寒気の濃淡があるようで、一時的に雲の発達に反映されるようです」(2025年3月17日記事その2)
の続きです。

 気象に関する記事は、“記録的意味合いまた”は“愚痴・不満的意味合い”ですが、今回は前者です。
 気象衛星画像の低気圧の雲の渦が、美しかったので記事で残したくなりました。(もう趣味ですね。まあ、ブログ自体も趣味ですが)
 上記の記事の続編としての意義もあるように思えました。


 西から、寒気を伴った低気圧が東進してきています。

 気象庁サイトの天気図(2025年3月18日・15時)です。
 アクセスしたのが午後7時30分。直近の天気図が4時間以上前って、遅くないですか?予想天気図も2つしかないのも不満。

 と文句を書いたあと、アクセスしたら18時の天気図がアップされていました。


 今日の福井県は、この東進してくる低気圧と、北海道に風雪をもたらした低気圧の間の相対的な高圧帯になり、天気が良かったです。時計の反対回りに渦を巻く低気圧の前面にもなり、南寄りの風で12℃ぐらいまで上がりました。

 昨日の記事の補足になりますが、昨日は午前8時ごろにかけて、気温が急下降したのですが、その後、気温が急上昇し、8℃まで上がり、その後はジグザクに変化しました。

 現在は、低気圧の前面部(東側)の雨雲が掛かり始め、雨が降り出しました。


 レーダー雲画像、衛星画像ともに午後7時30分のモノで、隠岐の島付近の低気圧を中心に、雲が渦を巻いています。
 低気圧は寒気を引き連れているようなので、通過後、気温が下がり、更に東進した後は冬型の気圧配置の北西風になり、さらにそれが北方の寒気も呼び込むと見込まれます。冬の天気になりそうです。
 現在の暖気と、“低気圧の寒気”&“北方からの寒気”⇒いわゆる“大気が不安定”&“筋状の雪雲”の共演にならないか心配です。
 気温の下がり方具合では、雪が積もる可能性もあります。「平野部でも2~3cmの降雪」の予報も出ています。……それくらいで済めばいいのですが……


【追記】
 現在、9時30分ですが、レーダー画像を見ると、隠岐の島付近にあった雲の渦の中心が、もっと西の島根県と山口県の県境付近の沖にワープしました。
 もともと、渦が2つあったのですが、渦の主体が西の渦に移行したように思えます。あるいは、渦自体が拡散するのかも?
 レーダー画像や衛星画像を見ると、低気圧(渦の中心)は東進せず中国地方を南下し、瀬戸内海に向かうベクトルが強いです。
 寒気自体も、大気の不安定さにより拡散されてしまう可能性もあります。寒いことには変わりありませんが。
 気温は、午後8時から急降下。福井市の20時の気温は7.3℃でしたが、21時4.3℃、22時には2.7℃に下がりました。福井市だけでなく、県内は同様な傾向があるようです。嶺南地方では、0~1℃ぐらいまで下がっています。福井県だけでなく、近隣の県も同様です。
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寒気の濃淡があるようで、一時的に雲の発達に反映されるようです

2025-03-17 13:42:38 | 気象
前記事の追記で、気温の乱高下があると書きましたが、さらに補足です。


 寒気の予想図ではその温度帯は均一(平坦)に見えますが、けっこう、ムラ(濃淡)があります。
 大雪の最中でも、局所的に寒気の弱い部分があり、一時的に雪が収まります。晴れ間が出ることもあります。

 今回、上図のようにジェットコースター並みに気温が変化しました。
 気温が極小値の午前8時ごろに雨が雪になったのですが、それから、気温が上昇。
 それと共に、雲も衰退していきました。





 一時的に寒気が引いた部分になっただけで、また寒気が強まったり、弱まったりがしばらく続きそうです。
 北海道では、低気圧の発達により北西風が半端ではないようです。
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3月半ばを過ぎたというのに 【追記あり】

2025-03-17 09:34:25 | 気象

 3月半ばを過ぎたというのに、強い冬型の気圧配置になっています。
 基本的に低気圧が列島を通過、または日本列島太平洋岸付近を通ったのち北上すれば、西高東低の気圧配置になるので、珍しいことではありません。
 ただ、今回は寒気の強さは真冬並み(1月中旬~2月上旬)で、規模も割と大きいです。


 寒さは、早朝時点ではそれほどではなかったのですが(6時で4.6℃)、8時過ぎごろから下降し始め(9時 2.0℃)、雪も混じるようになりました。
 気温が急下降しましたが、既に、昨日(16日)でも最高気温が8.0℃(平年の2月18日相当)、15日(土)は7.2℃(2月11日相当)で、ほぼ1カ月前の寒さでした。更に寒くなる……


 大野では、5時から9時までで10cm積雪が増えています。

 この寒気は、20日(木)まで居座るようで、憂鬱です。 


 ちなみに、最高気温はその日の0時~24時までが対象なので、今日の日中に2~4℃ぐらいで推移しても、午前0時35分に記録した6.7℃が今日の最高気温になります。

【追記】

 記事アップ後、気温が乱高下しています。
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ここ数日は暖かいが、週末~来週は“寒の戻り”が… 【追記あり】

2025-03-11 11:16:02 | 気象
 日曜日(9日)に、ようやく寒気が去り、よく晴れて日照時間も久々に10時間を超えた。最高気温も11.3℃まで上がった。
 でも、午後は北風が強く吹き、外にいると気温程は暖かく感じなかった。
 昨日も朝は-0.9℃と冷え込んだ。でも、よく晴れ、暖気も北上してきたので14.4℃まで上昇し、ようやく春を感じることができた。

 これから数日も暖かくなるらしい。
 最高気温は、今日(11日)…13℃、12日…19℃、13日…15℃、14日…13℃と暖かいらしい。(今朝5時発表)

 ところで、《2月末~3月第1週》辺りの気象情報で「気温も上がり、“3月下旬の春の陽気”になります」と表現する。
 では、3月下旬の気温はというと……
福井の平年値
 3月20日……最高気温13.0度 最低気温3.1℃
 3月25日……最高気温13.7度 最低気温3.8℃
 3月31日……最高気温15.0度 最低気温4.7℃
東京の平年値
 3月20日……最高気温14.9度 最低気温5.5℃
 3月25日……最高気温15.4度 最低気温6.1℃
 3月31日……最高気温16.5度 最低気温7.0℃

 仕事柄、日中は屋外に出ることが多い。3、4年前までは、頻繁に(1日2,3回ほど計2時間弱)いちご(猫)の散歩に付き合っていたので、余計、気温を実感していた。
 で、私の感覚的には、15℃より低くなると“《ちょっと寒い》、12℃~9℃《寒い》、8~6℃《かなり寒い》、5℃以下《早く家に戻りたい》。
 暖かさを感じるのは21℃辺りからか、18℃くらいまで上がると暖かくは感じなくても寒さのストレスを感じなくなる…
………かなり感覚的な感想で、数値(気温)もいい加減です。
 それと、屋内にいても、家が鉄骨かつ断熱材も充分でないので、寒い。
 そもそも、桜の時期(福井では3月末~4月8日頃)は、花見をするには寒い日が多い。

 で、何が言いたいかというと……《“3月下旬”の気温は「暖かくない」》ということだ。最高気温でさえ私の希望気温に達していない。
 まあ、「3月下旬の気温」というよりは、「暖かさ」「陽気」を使用した方が感覚的に分かりやすいからということもあるかもしれない。
 あ、でも、昨日(10日)のNHK『おはよう日本』7時台の近藤気象予報士の屋外からの実況では「日中は14℃まで上がり、“春の陽気”です」とはっきり述べていたので、私が極端な寒がりなのかもしれない。


 ところで、昨夜の段階の予報では、今日の降水確率は20%、天気マークは「晴れ(太陽)に雲が少しかかるマーク」、“午前中は晴れ主体”で予想最高気温は15℃だった。
 上空の気温の解説では、「昨日18時ごろは弱い寒気も掛かっていなかったが、深夜から復活して今日の正午辺りはそれがとどまり、夕方になって暖気が流入してくる」という。
 この寒気予想は細かい時間ごとのスライド情報で示され、上記のカギ括弧ないの表現は、気象予報士も同様なことを述べていた。しかし、そのニュアンスは《明日は暖かくなります》に主点が置かれていた。

 実際は、午前中(現在)、暑い雲に覆われ、日照時間はゼロ、降水量も0.5mm×3時間。
 今朝5時発表の予想最高気温は13℃となっているが、昨夜の予報では15℃だった。こっそり修正してある。

 ……ああ!そうだった!
 本記事の主題は“寒の戻り”だった。

 明日(12日)は19℃(平年の4月19日相当)まで上がるが、13日から14日にかけて寒気が南下してくる。この時の寒気の南下はそれほどではなく、最高気温の数値は13~14℃となっている(実際はもう少し低いかもしれない)。
 しかし、17日から19日にかけては、かなり強い寒気が南下してくる。


 3月14日頃と3月17日頃に低気圧が北日本を通過・発達し冬型の強い気圧配置になり、寒気を引き込む。

 3月18日の上空の寒気(特に上空5000m)は、真冬にやってきて雪を積もらせるような寒気と同等の強さ。まだ、1週間後なので寒気の強さも南下具合も緩くなる可能性もある。(19日以降の寒気はまだ未発表)

 大雪になるような規模ではないが、「春が来た」と喜ぶのは早いようだ。

【追記】
 寒気の予想が、昨日時点より南下も強さも若干緩めになっていた。
 寒気のピークは19日夜の見込み。
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予想最高気温のズレが許容範囲外

2025-03-04 16:33:55 | 気象
「今日(2025年3月3日)は、真冬の寒さ 関東でも降雪か」(昨日・3日記事)の続きです。

 下図は2月25日5時発表の2週間気温予報(“2週間気温予報”の1週間分と“週間予報”の気温予報は同じ)。ただし、個人的感触だが、2週間目の予報はけっこう適当。当てにならない。

 2月25日は当日ということで、空欄となっている(午前5時発表なので、当日の予報を入れればいいのにと思っている)。25日の実際の気温は、最高気温は8.3℃、最低気温は0.6℃。
 図の左部分の過去の実況は、予報発表当日より前の1週間の気温データです。平年より、かなり寒かったことが分かる。

 さて、寒波終盤の22日頃には「寒波は24日(連休最終日)で終息(収束?)。その後は春の暖かさになります」と言われていた。
 実際、西日本のかなりの地域で、《寒波が引き始めた25日から、寒気が駐在していた時より3~6℃最高気温が高くなっていた。
 中部、東日本は寒気が若干残っていたようで、名古屋や東京は25日は2~3℃上昇にとどまっていたが、その後、暖かさを増していった
 で、福井は、上図の予報によると、25日は8.3℃と前日より5.4℃高くなっており、予報通りではあった。でも、3℃前後だった24日までが非常に寒かったので+5.4℃だったが、まだ平年より1℃低い。寒さが嫌いな私は、もっと気温が上がって欲しかった。それでも、《このあと順調に上がっていくのなら、いいか》と思った。しかし、福井の26日以降の気温上昇はやや物足りない。特に、26日は北陸の寒気の抜け具合が良くなく、26日は8℃のまま、27日でようやく11℃となっていた。
 ……実際は、26日の最高気温は6.9℃。、27日は11.9℃。27日はいいとして、26日の6.9℃は《なんだよぉ》と言いたくなる寒さ。
 まあ、予想最高気温8℃だったので、誤差の範囲であろう。
 28日の予想最高気温14℃(25日予報)に対して、実際は11.5℃。…《ム?》とするほどではないが《ん?》と眉間に少しシワが寄りそうな外れ方。
 3月1日は17.9℃とようやく暖かさを実感。天気も良かった(2週間予報では16℃)
 ところが、2日(一昨日)の最高気温は9.2℃。予想最高気温15℃と比べて約6℃も低い。最高気温9.2℃というのは平年の2月24~25日に相当。確か、「4月下旬の暖かさ」と言っていたような……
 実際、日本各地で4月下旬~5月上旬の暖かさだった。

 《2月25日発表の予報なのである程度外れるのは仕方がない》とも言えるが、実は、3月1日時点の予報でも2日の予想最高気温は13℃となっていた。前日の予報だというのに!
 3月2日の最高気温は9.2℃、3日は6.6℃だった。寒い!……春の陽気を感じたのは、3月1日の1日だけだったような気がする。
 

 参考までに、2月27日と3月3日発表の「2週間気温予報」と2月28日の「週間予報」の載せておきます。
 

 

 
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