英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

こんなことって…あるんだ

2008-11-30 23:06:36 | スポーツ
 唐突ですが、私は不動裕理のファンです。

 2000年から2005年まで6年連続日本女子ゴルフツアーの賞金女王。ここ2年、トップは譲ってはいて、今年も最終戦を前にして5位で、今年の賞金女王の可能性はない。とは言え、今期4勝を上げ、全英女子オープンでは3位にはいるなど。日本女子ゴルフ界を牽引する存在であることに変わりはない。今期最多勝利数にもかかわらず、賞金ランクが5位に留まっているのは、大会の参加数が少ないため。
 私が彼女のファンなのは、ゴルフに対する彼女の真摯な姿勢と、どんなプレーをしてもその表情を崩さないクールさ。クールと言うより、真面目さゆえのポーカーフェイスだ。


 今日がツアーの最終戦の最終日。この大詰めで、劇的な幕切れが待っていた。

「こんなことって…あるんだ」
そんな感想を持ったが、そういえば、将棋界では3度あったっけ。
 昨年の名人戦第六局 森内名人×郷田九段
 昨年のNHK杯戦  羽生二冠×中川七段
 今期の名人戦    森内名人×羽生二冠(称号、段位は当時のもの)


 さて、最終戦を前にして、賞金女王争いは
1位 李知姫   117,862,786
2位 横峯さくら 101,702,169
3位 古閑美保   95,854,137
4位 福嶋晃子  89,710,696
5位 不動裕理  79,607,367
 で、賞金女王争いは上位3人に絞られていた。
 李知姫が優勝すれば、もちろん賞金女王。横峯は優勝しても李知姫が3位以上なら、古閑は優勝しても李知姫が8位以上なら、李知姫を逆転できない。

 3日目を終えた時点での成績は
1位 宋・ボベ  -5
2位 上田桃子  -4
3位 全 美貞  -3
3位 福嶋晃子  -3
3位 不動裕理  -3
6位 古閑美保  -3
6位 三塚優子  -3
 李知姫は +1で11位、横峯は 0で8位タイだった。横峯は逆転女王は厳しい状態だが、古閑が優勝して李知姫が9位以下というケースで逆転という可能性は少しある。

 テレビ中継が始まる。その時点では、
1位 全 美貞  -6  12H終了
2位 不動裕理  -5  12H
3位 三塚優子  -4  13H
4位 古閑美保  -3  13H
 李知姫と横峯はー1で10位タイ。最終組の宋と上田は伸びず、優勝争いから後退している。横峯の賞金女王は絶望的だ。
 最終組の1組前でプレーする全と不動はこの日ここまでノーボギー、特に、全はロングパットをバンバン沈め、14Hを終えて5つのバーディを奪い、-8までスコアを伸ばしていた。不動は-6。古閑は15番を終えて-4と3位タイに浮上していたが、トップとは4打差で逆転優勝には厳しい状況。

 プレーは進み、全・不動組は15H。全が5mのパットを沈めパーをセーブ(-8)。対する不動は、3m半のパーパットをはずしー5に後退、3打差となる。この時点で、完璧なプレーをする全の優勝は揺るがないとほとんどのものが思っていたはずだ。
 李は最終ホールボギーとし8位タイから10位に後退してホールアウト(通算-1)。

 全・不動組の16H(パー3)。このホールも全は完璧なショットでバーディチャンス。不動はグリーンに乗らず、ややピンチ。17Hの古閑は、4m半のバーディパットを沈め、気持ちを鼓舞するようにガッツポーズ(-5)。
 不動は見事なアプローチショットで寄せて、パーをセーブ(-5)。全は3m強のバーディパットを決められなかったものの、-8(8アンダー)。残り2ホールでの、3打差は大きい。

 全・不動組の17H(パー4)。全のティーショットが大きく左に曲がり、林の中へ。さすがに優勝を意識したのだろうか。全の第2打は、林から出しただけ。3打目もピンに寄らない。対する不動は、第2打をピンそば20センチにつけ、バーディ(-6)。全は8mのパーパットをはずし、ボギー(-7)。古閑は最終ホール、2m強のバーディーパットを沈め、再びガッツポーズ。
 完璧なプレーをしていた全が、17Hで初めてのボギー。不動、古閑のバーディによって、一気に1打差となり、勝負は分からなくなった。

 全・不動組、ティショット、ともにフェアウエーをキープ。第2打、先に売った不動がピンそば1mのスーパーショット。これで、全はグリーンに乗せればいいという状況ではなくなり、グッとプレッシャーが掛かった。
 全のセカンドショット。バンカーに入る。解説者によると、このバンカーショットは易しくないそうだ。全の第3打、まともに当たりすぎ、ホームラン。グリーンを大きく越える。全の第4打、これを入れないとボギーとなり、不動、古閑と並んでしまう。しかも、不動は絶好のバーディチャンス。非常に苦しい状況に追い込まれてしまった。
 全の第4打、ダフリ気味でショート。5mを残す。この時点で、-6となる。第5打、これもはずし、完全に優勝の可能性はなくなった。まったくラインが違い、全の動揺や落胆が窺えるパットだった。第6打をようやく沈め、ダブルボギー。5アンダー。一気に奈落の底に落ちてしまった。
 この後、不動のバーディパット。1mだ。これを沈めれば、優勝。しかし、これが右にスライス。バーディならず。これで、不動と古閑が並び、プレーオフ………と、誰もが思ったはず。と言うより、あのパットを不動がはずしたことが、信じられない。ざわめきが起こる。
 《不動が1mの優勝パットをはずした》→《信じられない》→《ということは、古閑とのプレーオフ?》
 全の信じられない乱れ、不動のまさかのミス、と、信じられない展開に、ギャラリーの思考がついていかない。
 そのざわめきの中、不動は表情を変えず、ラインを読み、パーパットに臨む。1m弱、真っ直ぐなライン。コン……不動のボールはカップの左ふちをなめただけに留まる。
 痛恨のボギー!不動も5アンダーとなり、この瞬間、古閑の逆転優勝。と同時に、逆転賞金女王が決まる。不動がはずしても、一瞬、何が起こったかわからなかった古閑。ようやく、事態を理解して、歓喜の表情に。

 『急転直下』という言葉が、ぴったり。まさに、大逆転の優勝。それが、賞金女王に直結するなんて、「こんなことってあるんだな」と。

 ただ、今回は、応援していた不動が、ああいう結末。最終日、快調なプレーを続ける全に、消沈することなくプレーをし続け、プレッシャーをかけ、ついに逆転優勝と思ったところから、奈落の底へ。さすがの不動も、はずした瞬間、「あ~あ」という表情を浮かべた。今年最後のツアーのプレーが痛恨のパット。悪い感触が、来年まで残るという最悪の結末だ(実際は、日韓対抗戦があるが)。トラウマにならないだろうか。
 不動にとって、不運だったことは、ピンそば1mに寄せてから、全の第2打から5打連続、全がプレーすることとなった事。しかも、ミス続きなので、時間もかかった。その間、全の転落ぶりを間近で見ることとなってしまった。優勝パットを控える不動にとっては、身体も硬くなり、気持ちも揺れていたのではないだろうか。
 不動の気持ちを思うと、今夜は寝れそうもない(うそです)。切ない。

 不動にとって、古閑は深い因縁がある。昨年の最終戦、つまり、この大会、不動は3日目を終えて、5打差のトップ独走状態だった。ところが、古閑が最終日、大爆発、5打差をもろともせず、一気に逆転してしまったのだ。
 私にとって、古閑はにっくき天敵となってしまった。でも、最後まであきらめず、不屈の闘志が今回の大逆転を呼んだ。天晴れだ。

 さて、実は、もうひとり、悲劇のヒロインがいた。
 李知姫。
 そう、最終ホール、全が崩れなかったら、不動がパットを決めていたら、賞金女王の称号は、彼女に輝いていたはずなのだ。しかも、彼女自身、最終ホール、ボギーにしさえしなければ7位タイとなっていたので、古河が優勝しても李の賞金女王だったのだ。悔やんでも悔やみきれない。


 古閑が歓喜するその脇で、不動と全が残念そうに、そして、仕方ないねという表情で、スコアカードに記入している姿が印象的だった。

 悔しいけれど、古閑さん、おめでとう!
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぞなぞ、募集

2008-11-29 21:15:32 | 趣味
 子ども会対抗球技大会の集計時間の場つなぎに、毎年なぞなぞ大会をしているのですが、ネタ切れです。

 対象は、小学生です。ちなみに、昨年の問題は

①買うと、なぜか女の子がついてくる電化製品ってな~んだ?
②小さい帽子をかぶる職業は?
③小声でぶつぶつ言いながら、焚き火をして何かを燃やしている人がいます。さて、何を燃やしているのでしょう?

 面白くて、難しい(賞品の予算があまりない)なぞなぞ、ご存知でしたら、教えてください。
コメント (20)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深浦王位・山崎七段の将棋漫才

2008-11-27 21:52:26 | 将棋
 絶妙でした。相当突っ込んだ将棋の解説もありがたかったですが、その合間の、掛け合いが絶妙で、場内大爆笑。

深浦「渡辺竜王の強さについては(山崎君、どう思うの?)」
山崎「強さ?もう身にしみてわかっております」
深浦「対戦成績はどうなんですか?」
山崎「……えぐりますね」
《爆笑》
山崎「……とにかく、ここ何年か勝ってないので…」
深浦「あっ、そうですか?」
山崎「(王位は)知っているのに…、ええと、2勝5敗か2勝4敗か、勝ってないので、数えなくなりました」
深浦「どういった展開(将棋内容)ですか」
山崎「最初の頃は斬り合いでしたが、最近は、固め合って、一方的に殴られる将棋が多いです」
深浦「固め合って(念を押す)」
山崎「固め合って、攻めがこっちにはなくて、向こうからだけ攻められて、ひたすら耐えてるんですけど、徐々にガードが開けられて…」
深浦「それ、やられっぱなしということですか」
《爆笑》

山崎「じゃあ、深浦先生は、渡辺竜王との対戦成績は?」
深浦「え、はは、私のほうが今のところ勝ち越しています」
山崎「えっ、何勝ぐらい?」
深浦「何勝ですかね、ええと、分からないですけど、10局やったら私の方が…7局か8局は勝って…」
山崎「えっ!……はあ~(感嘆し拍手のポーズを取りながら)拍手はしづらいですが………あ、それが言いたくて、ただ、僕に対戦成績を」
《大爆笑》
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残…念 竜王戦第四局③

2008-11-27 21:16:39 | 将棋
 う~ん、残念。
 終盤は、羽生名人に勝ちがあったと思います。


 第1図は、渡辺竜王が△8九飛と反撃に出たところ。後手玉単騎で敵陣に突入、周りを先手駒に囲まれ、先手の持ち駒も金2枚に桂歩、風前の灯。秒読みの中、自玉を放置して飛車を打ち込んだのだ。
 「え?、大丈夫なの?」
 いかにも危なそうな後手玉だが、詰みはない。▲3八金△3六玉▲4六金△2六玉(第2図)で打ち歩詰めになり、逃れている。


 実戦もそう進んだ。しかし、▲3八金△3六玉の時、▲5五金(参考図)と包囲網を固める手はなかったのだろうか?

 △9九飛成には▲9八桂で耐える。どうなんだろう?中継サイトでも、その手を挙げている。
 今、改めて考えると、参考図以下、△9九飛成▲9八桂に△3五桂と頑張る手がありそう。以下、▲3七歩△2五玉▲3六金△2四玉と押し戻し、▲4一飛成と仕切り直してどうか?

 それにしても、大熱戦だった。羽生名人が勝ち切れなかったと言うより、時間に追われながらも、最後に渡辺竜王が怪力を発揮して、羽生名人をうっちゃったと言いたい。2年前の佐藤棋王との竜王戦、秒読みの中、絶妙手を放って勝利した第三局を髣髴させる渡辺竜王の底力を讃えよう。負け惜しみではなく…いや、半分は負け惜しみ。残念。


 おっと、忘れてはならないのは、BS中継の深浦王位と山崎七段の解説漫才?漫才解説?
 おもしろかった!
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竜王戦第四局② 外れてしまいました

2008-11-27 15:39:30 | 将棋
 封じ手は△7六歩。
 見事に外れてしまいました。昨日、自信満々に△9五歩と予想した深浦王位もバツが悪そうでした。

 局面は金銀が集結した先手の羽生陣に対し、後手の渡辺竜王陣は裸状態の玉。その代わり、角金交換の渡辺竜王の駒得。中継サイトでは、ハッキリとした形勢判断はされていない。
 これを書いているうちに、局面は進む。7筋に圧倒的厚みを築く羽生名人に対し、飛車を4筋に展開して成り込みを図る渡辺竜王。
 これを受けずに▲7四歩と桂取りと同時にと金作りを見る羽生名人。また、大局観(構想力)の勝負となってきた。
 指し手が早い。一本道ということもあるが、既に勝負を見切っているのかもしれない。羽生名人がいいように思える。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竜王戦第四局

2008-11-27 00:23:20 | 将棋
 3連敗と追い込まれた渡辺竜王の反撃が期待される第四局。

 写真は封じ手直前。対局開始から、昼食休憩を含めて、9時間経過したところ。美しく荘厳な対局姿ですね。


 過去三局は、羽生名人の卓越した大局観が、渡辺竜王を凌駕した感があり、羽生名人の竜王位奪取は間違いないと見られている。しかし、4連覇の渡辺竜王もこのまま終わるはずがなく、第四局は大熱戦が展開されるのではという期待感がある。また、第四局で終わってしまうのはもったいないと思う将棋ファンも多いはず。
 私としては、一局でも早く竜王位奪取を決めていただきたいし、4-0と圧倒してほしいという思いがあります。
 でも、この先手番を落とし、次の後手番なので連敗も考えられる。3連勝後の2連敗となると、流れは非常に悪く、渡辺竜王は逆に勢いに乗ってしまう。だから、この第四局で、是が非でも決めてほしいというのが本音です。



 図は、1日目終了、封じ手の局面です。
 先手の羽生陣は固く、後手の渡辺陣は思い切り構成の構え。先手の6七の銀は、3九にいた銀が→3八→2七→3六→4五→5六→6七と移動してきました。通常より3手余分に掛かっています。利点かどうか分かりませんが、3~5筋の歩が突いてありません。
 「突かないで固める」という羽生名人の意図があったと考えられます。そういえば、名人戦の第三局、先手の森安名人の銀が同じような動きをしました。羽生王座・王将が大苦戦に陥り、執念のがんばりを見せて、大逆転した将棋です。その時、羽生名人に感じるところがあったのかもしれません。
 ただ、先手としては消極的な指し方なので不満です。攻める権利は、後手の渡辺竜王が持っており、明日は攻めまくり、そのまま攻め倒してしまう可能性もあります。

 封じ手は、「後手は攻めるしかなく、△9五歩と端を突き捨てておくのは損のないところ。その後の展開を、今夜じっくり考えるのでは」というのは、深浦王位。私も同感です。
 さて、どうなるのでしょう。明日が楽しみです。ちょっと、不安ですが。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自由の裏側にあるもの

2008-11-24 21:07:09 | 時事
 公園にある施設(滑り台やブランコ)は、普通、自由に使っていいということになっています。しかし、それを壊すのが目的と思えるほどの乱暴な使い方や、危険を伴う使い方をしてはいけないの言うまでもないことです。

 工作室の入口に「中にある備品は、ご自由にお使いください」と書いてあるとします(実際には注意事項があると思いますが)。
 自由と言っても、ハサミで人を傷つけたり、備品を持ち帰ったりしてはいけないのは、当然のことです。

 自由と言っても無秩序ではなく、自由を認めるということは、その社会のルール(常識や秩序など)を守ると言う前提が伴っているのです。


 今、巷では、事務次官殺人事件の話題で持ちきりです。報道番組では、容疑者の生い立ちや普段の生活、犯行の手口など、詳細に報じられています。この事件に限らず、無差別殺人などが起こる度に、同じような報道が成されています。
 私はこれらの報道の仕方に大きな疑問を感じています。確かに、世間の関心は高く、事件の詳細を求めているかもしれません。視聴率の絡みも大きいでしょう(NHKも負けずに報道していますが)。でも、容疑者にヒーロー並み、いえ、それ以上にスポットライトが当てられています。ノーベル賞受賞者やオリンピック金メダリストを凌ぐ注目のされ方です。
 もともと、こういった犯人は、世間や社会に認められず、恨み、自暴自棄になって、世間に復讐心のようなものを持って、事件を起こします。だから、こういった報道のされ方は、犯人を満足させるものなのではないでしょうか。また、こういった状況を見て、同じような考えを持つ甘えた輩が、同じような事件を起こすのではないでしょうか?
 直接の関連はありませんが、報道番組やワイドショーで「万引き特集」をすると、翌日、万引きが増えるそうです。書店組合がテレビ局にそういうのはやめるように請願しても、まったく受け付けないそうです。

 よく「報道の自由」や「表現の自由」という権利を振りかざします。しかし、自由には責任が伴うのです。報道が社会にどのような影響をもたらすか、それを考えて欲しいです。
コメント (10)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私事とSeijiさんとかっつん②

2008-11-23 12:46:35 | 日記
 昨晩は、バタンキューでした。

 一昨日、記事をアップしたあと、gooあしあとを覗くと、Seijiさんの画像(アイコン)が若い女性からキョロちゃん?(チョコボールのキャラクター)に変更されていました。
 ええっ!気に障ったの?でも、Seijiさんのブログから窺える性格は、そんな肝っ玉の小さいお方ではないはず。と、気を揉んでいたのですが、しばらくすると、元の画像に戻っていました。う~ん、からかわれたのかなあ。

 さて、最初にかっつんのブログで『島人ぬ宝』を読み、感じることがあったので、コメントしました。「職人VS商人」のやりとりですが、もちろんこれは大げさな表現で、討論と言うより会話でした。
 初めての書き込みで、しかも批判めいた(そんなつもりはなかったんですよ)書き込みに対して、かっつんは丁寧に事情を説明してくれました。私、でしゃばりな性格が災い(幸い?)して、けっこういろんなサイトに書き込みます。それに対するレスも頂きます。その対応の仕方は色々です。自分の主張と違う意見は、まったく受けつけず、持論を展開するだけの人。簡単な社交辞令だけの人。コメントを受け止めてしっかり返してくれる人。その返し方もいろいろで、3割~7割ぐらいの満足度の方が多いです。(10割の方もいらっしゃいますよ)

 かっつんの場合、そのどれでもありませんでした。私のコメントを真正面から受け止め、じっくり熟成させ、返してくれました。それが10割以上の返し方なのです。いえ、10割以上と言う表現は的確でありませんね。とにかく、何か違ったものを感じました。

 で、かっつんのブログを探検しました。
 う~ん、深いです。身の回りの出来事や現状に対することや、体験や出会った人についてなど、かなり赤裸々に、感じたことや思い、それを発展させた説法(説法と言うと大げさですが、うまい言葉が思い浮かびません。語彙力不足を許してたもう)など、とにかく、心に響くのです。
 ときどき、社会の出来事に対しても、突っ込んでいます。これも、共感するものばかり。

 でも、このブログの魅力はこれだけではありません。それはコメント欄。
 私に対するレスがそうであったように、各コメントを真正面で受け止め、熟成して返すのです。コメント者は、かっつんがぐっと接近してきて、間近で話しかけられるような感覚を受けるのではないでしょうか。相当突っ込んで返してきます。
 それが少しも、うっとおしくないのです。暑苦しくないのです。心地よいのですね。あったかいん(暖かい)です。
 コメント者も、かっつんを信頼していて、身を寄せて話しかける人が多いです。

 おっと、褒めすぎちまったぜ。どう、照れくさいでしょう!

 あ、それから、私の呼び方ですけど、「英さん」でいいです。人を「かっつん」と呼び捨てにして、自分は「さん」付けかいという突っ込みはしないでください。「英」一文字だと、文にするときつい気がするんです。あ、「英」の読み方ですが、「ひで」ではなく「えい」です。どちらで読んでくださっても構わないのですが、私の中では「えい」です。だから、一文字だと強く感じるのかもしれません。
「えい」一文字だと、気合を込められているような気がして(笑)怒られているような気もします。

 理屈っぽく、わがままで、強情で、暑苦しい男ですが、今後ともよろしくお願いします。
コメント (7)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私事とSeijiさんとかっつん

2008-11-21 13:21:01 | 日記
 このブログを始めてもう少しで2ヶ月になります。ほやほやの新人です。でも、ネット暦は意外に?古く、8年以上になります。2000年から2006年ぐらいまでは、ある分野で暗躍しておりました。でしゃばりな性格なのでネットを始めてすぐに、あれこれ口を出す(コメントする)ようになり、そのうち共同運営させてもらうようになったというわけです。
 かなりのめり込んだのですが、さすがに4年目ぐらいから磨耗してきて、今では幽霊部員です。そのうち、第一の趣味であった将棋のネット中継や応援サイトやブログが充実してきたので、そちらの方に足が向くようになりました。そして、昨年4月に、魔人ブウさんが主催する将棋SNSの参加させていただきました。そのころから、将棋関係のあちこちにしゃしゃり出るようになり、nanaponさんやshogitygooさんやSNSのメンバーさんたちと仲良くさせてもらうようになりました。

 で、今回そのnanaponさんにそそのかされ、Danchoさんに励まされて、ブログ開始となったわけです。
 もともと、自分の考えを整理したり、自分の中にあるわだかまりを吐き出すために書いていたわけです。また、SNSの半閉鎖空間なので、書きやすかったということもありました。そんな訳で、ブログ開設にはためらいがありました。
 でも、nanaponさんが「あなたの記事は素晴らしいから、もっとたくさんの人に読んでもらうべきだ」(←かなり脚色が入っています)と言うのです。すっかりいい気分になって、試しにやってみようとなったわけです。なので、《それなら、ブログを始めたら、アクセスがジャンジャン来て、コメントもバンバン来るかも》なんて2%ほど期待していました。2%ほどですよ。
 結果は、まあ、あまり変わらなかったです(笑)。それはそれでいいんですよ、ほんとに。
 感じたのは、SNSもいいんだけど、ブログにはそれとは違った可能性があるということ。システム的にも色々出来そうです。トラックバックなんて便利ですよね。

 とにかく、最初のひと月は今までとはそれほど変わりませんでした。ところが、ここ数日、様相が少し変わってきました。きっかけは、『gooあしあと』。ここに登録した方同士で、訪問した足跡が残るというシステムです。私がブログを始めた時、のぞいてみようと思った方が何人かいらっしゃったようです。でも、将棋でやたら細かいことを書いていましたから、一度きりで終わってしまいました。ま、べつにそれはいいんです。気に留めず、そのままこちらもチェックすることはありませんでした。
 ある時、その足跡ランキングをチェックしたところ、見覚えのある画像があったんです。『今日の献立 男の気まま料理』というブログ名、画像が若いお姉さんで炒め物をひっくり返すヘラのようなものを持っているイラストです。Seijiさんとおっしゃるようです。
 男ですし料理ですし、私とは全く接点がなさそうです。でも、1週間で1000を超えるあしあとです。アクセス数ならもっともっと多いはずです。何かあるんじゃないか?面白いことが……

「ポチッとな」

 見ると、料理の画像とレシピなど。期待に反していました。がっかりです。でも、せっかくだからとスクロールさせていくと、野鳥の画像が……今まで鶯だと思っていたのが、実はメジロだった。軽いショックを受けながら、なおもスクロール。………すると、なにやら得体の知れない画像が。
 ばか殿のような、顔を白く塗った不審人物があちこちに出没し、宇宙人に追いかけられたり、天才画伯が書いた不思議な絵がアップされてたり、ガソリンスタンドでトイレに行った彼女を、給油後出発して、助手席に話しかけるまで置き去りにしたことに気づかなかった話など、とにかくおバカなんです。それが、ブログのために三脚を設置して走るところを取ったりするなど、その光景を想像するだけで幸せな気分になるのです。
   『今日の献立 男の気まま料理』

 Seijiさん、勝手に紹介してしまいごめんなさい。私自身、何のコメントも残さず、ギャハハと笑うだけのゲストで、紹介するだけの親交も何にもありません。もし、迷惑だったり、お気に障る表現がありましたら、遠慮なしに怒ってください。

 これに気をよくして、Seijiさんのところのあしあとの見覚えのある画像を中心にクリックしていきました。それでたどり着いたのが、
  かっつんの『木工挽物という仕事』
というブログです。本人が、さん付けしないで呼んでくれると嬉しいとおっしゃっているので、遠慮なく呼ばせていただきます。

 ようやく、かっつん登場です。ネット暦が長い割には、文章が洗練されず、回りくどい文章です。「人の名前を勝手にタイトルに挙げといて、待ちくたびれて(読みくたびれて)しまったぞ」なんて、言わないで。

 「お待たせしました」と言いたいところですが、長くなったので今回はここまでです。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストーブ

2008-11-20 23:54:22 | 日記
 妻が「寒いでしょう。これ使えばいいよ」と電気ストーブを持ってきてくれた。書斎(物置のようなもの)には、冷暖房のエアコンがあるが、暖まるのは天井だけ。
 おお、やさしいなあ!持ってきた電気ストーブは、寝室にあったやつだ。妻は寝る前に、寝室で録画しておいたドラマ(『渡る世間は鬼ばかり』など)を観る。ストーブは要らないのかなと、一瞬思ったが、好意に甘えることにした。


 インターネットやDVDを観て寝室に入った私の瞳に映ったのは、煌々と輝いている新品のカーボン(ハロゲン)ヒーター(扇風機みたいなやつね)だった。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする